らき☆すたでSAWのゲームが行われるようです

114: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 03:17:27.77 ID:TsySYMjTO
みゆきはゆたかの方を見向きもせずに、淡々とテープを拾い上げると、それを再生した。


「やあ、皆…ゲームをしよう。
いま死にひんしているこの可愛らしい少女は実に無垢でいい子だ…。
だが、その天使の命もお前ら次第だ。今彼女が閉じ込められている珍妙な装置はアイアンメイデンという拷問用具だ。蓋を見ればわかると思うが、閉じれば彼女は死ぬ。
今彼女が口に加えている紐は蓋に連動している。彼女が力尽き、口から離してしまうと、蓋が閉じる仕組みだ。




117: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 03:25:41.67 ID:TsySYMjTO
「このテープを再生したきっかり2分後に、彼女に取り付けられたローターのスイッチが強になり、彼女を強烈な快感が襲うだろう。
そうなれば口から紐が離れるのも時間の問題だ。
それまでに彼女の前に置かれている水槽に8リットル以上の液体を入れろ。
勿論ここに水は…ない。前の部屋に戻って水を汲んだり、無理矢理助け出そうなんて不正をしても駄目だ。私はお前らを監視している…。では、ゲーム開始。」



122: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 03:31:35.52 ID:TsySYMjTO
こなたは改めて水槽を見た。

水槽の真ん前にはご丁寧にも強化ガラスで囲われたカメラが設置されていた。


「どうしよう…八リットルの水なんて無いよ…このままじゃ、ゆーちゃんが…。」


「液体って…おしっこ…とか…?」

つかさが不安そうにモジモジと手を擦り合わせながら言った。

液体と言ったらそれしかない…後は吐冩物か…血……。



127: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 03:38:21.63 ID:TsySYMjTO
「おしっこを…貯めなきゃ…」
こなたがスカートに手をいれて、パンツを脱ぎ始めた。

アニメに触発されたのだろうか、白と緑の縞パンが足を滑り落ちた。


「わ…私がやるわ…」


かがみが相変わらず頬を染めながら、パンティーを脱ぎ、スカート一枚になった。


そして水槽の上を跨ぎ、屈んだ。



135: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 03:44:31.53 ID:TsySYMjTO
「クッ……。」


カメラを前に恥辱に顔を歪ませながら、かがみは水槽に向かって放尿した。

チョロチョロと、恥ずかしい音を立てて、尿が徐々に水槽に貯まっていく…。


全てを出しきり、かがみは恥ずかしそうに、水槽から離れると、今度はこなたが水槽に跨り、排尿を始めた。


黄色い液体がしぶきを飛ばしながら水槽に貯まっていく。

「つかさとみゆき…あんたたちも…。」



141: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 03:49:37.75 ID:TsySYMjTO
「あ……うん……。」


つかさが躊躇いがちに熊さんがプリントされてるパンツを脱ぐと、排尿するこなたの隣へと恥ずかしげに歩いて行った。


チョロッ…チョロッ…と残尿を出しきり、こなたが水槽を離れた。

間ぱついれずにつかさが水槽に跨る。

しかし、なかなか出ない。


「お姉ちゃぁん…出ない…。」



146: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 03:55:36.52 ID:TsySYMjTO
「つかさ…早く…!」


かがみがつかさの頭を撫でながら言った。


「そんな事言ったって…出ないよぉ…。」

つかさが再び泣き出した。


パンツを脱ぎ終えたみゆきがため息をつくと、つかさに近づき、おもむろにつかさの股間に手を伸ばした。


「やっ…ゆきちゃん…止めっ!」

つかさのクリトリスを摘みあげ、尿道に無理矢理小指をねじ込んだ。


「あああああっ!!」


つかさは悲鳴を上げた。



151: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 04:03:46.99 ID:TsySYMjTO
悲鳴を上げているつかさの尿道が無理矢理押し広げられ、つかさの尿道から血の混じった尿がほとばしった。


「あああああ…お姉ちゃぁん!」

つかさは泣きながら放尿した。


「ちょっとあんた!何してんのよ!」

かがみが怒りに声をあらげた。


つかさが出し終わると、今度はみゆきが怒鳴るかがみを無視して水槽に跨り、躊躇いもなく放尿した。


水槽から離れたつかさはその場にへたり込み、股間を押さえて泣きじゃくった。



157: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 04:11:21.63 ID:TsySYMjTO
みゆきが出し終えたが、まだ八リットルには及ばないようだ。

他に何か…液体を入れるしか…。


みゆきが出し終えて、水槽から離れた直後、既定の時間に達し、ローターのスイッチが強へと入れ変わった。

ひわいな音が更に大きくなる。


「ングッ…ンンンンンッ…ッ!」

ゆたかの顔が快感に歪み、口元が危うくなる。


「ゆーちゃん!ゆーちゃん!」


こなたが涙に濡れた目でゆたかを見つめた。



161: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 04:19:41.16 ID:TsySYMjTO
「まだ液体が必要な様ですね…。」


みゆきが淡々とそういうと、今度はこなたに近づいていった。

みゆきはこなたの腕を掴むと水槽の前に引きずっていった。


「離して!離せっ!」

こなたが必死で抵抗する。


「液体…血が必要ですよね。」


みゆきがこなたの腕を引っ張りながら呟く。


ゆたかはその様子を快感に顔を歪ませて見ていた。



172: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 04:28:46.96 ID:TsySYMjTO
みゆきはこなたを水槽のまえに膝間つかせると、アホ毛を引っ張って喉を露にした。


「みゆき!止めて!」


かがみが止めに入るが、みゆきがみさおから奪ったナイフをつきつけられ、黙り込む。


「血が必要ですよね…だから絞り取るしかない…。」


「みゆきさん…私…し…死にたくない…。」


こなたが震える声で命乞いをした。

そしてゆたかと目が合う。

ゆたかの目に涙が貯まっている



180: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 04:37:08.63 ID:TsySYMjTO
みゆきがナイフを喉に当て、今まさに真一文字にこなたの喉を切り裂こうとしていた。


ゆたかと目があったこなたは、もう諦めていた。

ゆーちゃんが助かるなら仕方ないよね…。でも…死ぬのは悲しいな…。

こなたは、無理矢理口を歪ませて笑顔を見せた。いや…笑顔などという生温いものではなく、死の恐怖に怯えて尚、ゆたかを激励するせめてもの餞。


ゆたかはそれに答えて笑顔を作り、そして紐を離した。



197: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 04:45:08.78 ID:TsySYMjTO
その瞬間、肉を叩いたような鈍い音が響き、蓋が完全に閉じた。

中にゆたかを残して…。


「ゆーちゃん!ゆーちゃん!」


みゆきの手から離れたこなたがアイアンメイデンに飛び付き、蓋を開けようと躍起になったが、固く閉ざされた蓋は二度と開かなかった。


中からは無情にもローターの機械音だけが響いていた。


こなたを助けるためにゆたかは自分の命を投げ捨てたのだ…。

かがみがみゆきに近付くと、思い切り頬を張り上げた。

「ヒトデナシ…人殺し!」

「ああでもしないと、助けられませんよ。」

頬を押さえながらしたり顔でそういうと、みゆきはさっさと部屋を出ていった。



219: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 04:55:46.50 ID:TsySYMjTO
「こなた…行こ…いつまでも悲しんでいられないでしょ…ね。」

かがみがアイアンメイデンに取り付いて泣きじゃくるこなたの肩に手を置いて慰めた。


「ゆーちゃんが…死んじゃった…あたしのせいで…死んじゃったんだ…アタシが…アタシが血を注いでればゆーちゃんは助かったかも知れないのに…。」


「馬鹿!こなたの馬鹿!ゆたかちゃんはアンタを守るために死んだのよ!なのにアンタはそれを反故にする気!?」


「…かがみん…。」


「アンタは私が守る…。絶対に死なせるもんか!」


かがみはこなたの肩に手を回すと、抱擁した。



243: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 05:07:39.38 ID:TsySYMjTO
かがみは痛みにすすり泣くつかさをおんぶしながら、みゆきの後に付いていった。


みゆきは相変わらず無言のまま通路を歩いて行った。


「かがみん…ありがとう…。」

こなたが後ろをチョコチョコと歩きながら呟いた。


「当たり前でしょ…友達なんだから…。」

かがみが息を切らせながら言った。

つかさは相変わらず泣いていた



27: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 20:14:38.19 ID:TsySYMjTO
「また…つきましたよ。次はここです。」


みゆきが鉄の扉を前にして呟いた。

かがみはつかさをおぶりながら、みゆきの眼前まで近付くと、うるんだ目でみゆきを睨みながら言った。


「あんた…次につかさやこなたに何かしたら許さないからね。」

みゆきはかがみを馬鹿にしたように一瞥すると、躊躇いも無く扉を押し開けた。



29: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 20:17:28.58 ID:TsySYMjTO
そこではやはり例外なく、次の犠牲者が死のゲームを待っていた。
決して避けられない死のゲームを…。

「そんな…まさか……」


一足先に部屋へと足を踏み入れたみゆきが、眼前に広がる光景に初めて絶句し、恐怖した。


みゆきの目の前には、ぐったりした様子の岩崎みなみが腕を鎖で吊されていたからだ。

まだ膨らんでもいない、小柄な乳房に、牛の搾乳器を大きくしたような、ガラス製のおぞましい器具が取り付けられ、その先端から伸びたチューブがみなみの後ろに設置された機械へと繋がっていた。



32: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 20:20:50.06 ID:TsySYMjTO
何かの拷問用具だという事は明らかだった。


「ああっ…ああっ…!」


みゆきが半狂乱になりながら、みなみへと駆け寄り、助け出そうとするが、かがみに腕を捕まれて止められた。


「よく見なさい…あの子の足元の水溜まり…電気が流れてる…下手に動けば感電死するわよ…。」

吊されたみなみのすぐ下には確かに、足首程の深さの水溜まりがあり、電極が触れてる部分から時折スパークが上がっている。
生憎ゴム製の長靴は誰も持ち合わせてはいない。

「助けてあげて下さい!誰か!助けてあげて!」

みゆきが今までの態度とは考えられない程に取り乱し、しきりにかがみの腕を取り、助けを乞う。
無理もない…今まで、姉妹のように接して来ていたのだ…。



33: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 20:23:48.43 ID:TsySYMjTO
かがみはそれを振り払うと、例の如く床に落ちていたテープを拾い上げ、レコーダーにセットした。


あの耳障りなしわがれ声がスピーカーから響く。



36: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 20:26:43.22 ID:TsySYMjTO
「やあ、諸君。ゲームも佳境に入って来たが、順調に助けて来れたかな?
さて、ゲームをしよう。今、お前らの目の前に吊されている娘が見えるだろうか…。彼女に取り付けられた、器具は吸引器…真空の力を利用する事で肉を吸引し、脂肪を集め、豊胸に使ういわば美容器具だ。だが今回は…すこし改造させてもらった…。
このテープが終わると同時に機械が作動し、彼女の肉と脂肪が吸引され、しまいには肋骨や内臓までもを粉々に砕いて吸引する事だろう。
だが助ける方法はある。
…部屋の隅に布がかけられた、とある物が見えるだろ?
その布を取ってみてほしい。」



38: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 20:29:57.17 ID:TsySYMjTO
四人が一斉に布がかけられた、とある物の方を向いた。
今まで気付かなかったが、ゆっくりと呼吸をするように、かすかに揺れていた。


かがみが恐る恐る近付くと、一気に布を引き剥がした。



そこには小早川ゆたかや岩崎みなみと同じクラスの田村ひよりが椅子の手すりに腕を固定され、猿轡を噛まされた状態で座っていた。

椅子の下から伸びた鉄製の筒が、スカートの中まで伸び、そこから血が滴っている。

ひよりは苦痛に顔を歪ませながらこちらに顔を向け、しきりに助けを求めた。



42: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 20:35:04.25 ID:TsySYMjTO
「お気づきだろうか…彼女の膣に挿入されているのはショットガンの銃身だ…このテープが終わった2分後には彼女の胎内でこれが炸裂し、内臓をズタズタにしてしまうだろう…。その前にどちらか一方を殺せ。そうすれば機械は止まる。
ゲームを成すための銃はひより君の膝の上に置かせてもらった………だが慎重に選べ…二人にはそれぞれ違うヒントを吹き込んでおいた……どちらを助けるかによってお前らの生死は決定する…。何もしなければ勿論二人は死ぬだろう。…ではゲーム開始。」



46: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 20:40:39.51 ID:TsySYMjTO
テープが終わると同時に、みなみに取り付けられた機械が不快なモーター音を立てて吸引を開始し、ひよりのショットガンに、鋭い金属音とともに散弾が装填された。


ひよりが短い悲鳴を上げて、体をこわばらせ、今まで意識を失っていたみなみが苦痛の絶叫を上げた。

狂乱状態のみゆきが、なりふり構わずひよりの膝に飛び付くと、置かれてあったリボルバー式の拳銃を手に取った。
弾倉には、弾が一発だけ込められていた。



48: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 20:43:40.16 ID:TsySYMjTO
みゆきはすぐさま撃鉄を上げると、ひよりに銃口を向けた。

ひよりがうめき声を上げながら首を横に振った。


「待って!撃たないで!他に助ける方法が…あるはずよ…。」


かがみがみゆきの後ろで声を張り上げた。


そうしている間にも、みなみの胸の肉は吸引され、痛々しい青紫色に変色してきていた。

みゆきは涙をながしながら、ひよりに銃口を向け続けた…。



52: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 20:50:41.56 ID:TsySYMjTO
みなみの胸の肉が裂け、血が吹き出し始めた。
みなみの絶叫はさらにおおきい物になる。

ひよりと三人はその様子を怯えた目で見つめるしかなかった。

「私…知ってるんです……何が正しくて、何が間違ってるか…。」

みゆきが突然口を開いて幾分か落ち着いた様子で言葉を発した。
だが銃口はひよりに向けられたままだ。


「私には…彼女にあわせる顔なんてない…それに…もう助からない…知ってるんです…。」



60: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 20:58:35.52 ID:TsySYMjTO
ひよりに挿入されたショットガンのタイマーが無情にも、カチカチと時を刻み続けた。

もう時間は20秒を切っていた。


「私は罪を清算する為なら、何だってやります…殺されてしまっても…仕方ありません。」


ひよりと三人はみゆきの言葉をただ黙ってきいていた。


「だから……だから!」


みゆきが急に銃口を、ひよりから離すと、怒鳴りながら、銃を別の方向へと向けた。

「だから…こんな事はもうたくさん!」


みゆきはそう叫ぶと引金を引いた。

狭い室内に銃声が響き渡った。



66: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 21:06:14.10 ID:TsySYMjTO
銃から放たれた銃弾は、目にも止まらぬ早さで空気を切り、そしてみなみの額に命中した。


みなみの後ろの壁に、彼女の脳味噌が芸術を描いた。

彼女は一瞬痙攣すると、だらりと脱力し、動かなくなった。


それと同時にひよりを拘束していた器具が外れた。

ひよりは苦痛に顔を歪ませながら、膣の奥深く…子宮口まで到達していた銃口を無理矢理抜き取り、椅子から転がるように崩れた。

助かった事への安心感からか、はたまたみなみが死んだ事への悲しみなのか…ひよりは猿轡をしながら号泣していた。



71: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 21:12:39.43 ID:TsySYMjTO
「みゆき…あんた……。」


かがみがみゆきに何と声をかければ良いのか分からなかった…。

みゆきは相変わらず下を向いて、おし黙っていた。


こなたが、ひよりにかけよると猿轡を解いてやった…。


「ひよりん…大丈夫…?」

こなたはひよりに肩を貸してやり、汚い床から立たせてやった。


「先輩……死んじゃいますよ…」


ひよりがむせび泣きながら言った。



77: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 21:22:07.40 ID:TsySYMjTO
「死ぬって…何が…?」

手をモジモジさせながらつかさが不安げに尋ねた。


「ジグソウからの伝言で、先輩達には作用の遅い毒が注射されてるんす…このままだと先輩方は確実に死んでしまいます…。」


「そんな……なんで…。」


「その毒を中和する解毒剤の有りかを知ってるのは…ゆたかちゃんだったんです…だから先輩方がゆたかちゃんを助けて…解毒剤をてにしてるものとばかり…思っていました…。」

「お姉ちゃぁん…私達しんじゃうの…?」

つかさが再び泣き言を言い始めた。


かがみも相当参ってる様子で、額に手を当てて、壁に寄りかかっていた。



89: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 21:32:46.86 ID:TsySYMjTO
「かがみ…どうしよう…ゆーちゃん死んじゃったんだよ…かがみん…どうしよう。」


こなたが壁に寄りかかるかがみの肩を掴み、不安げな表情を浮かべながら尋ねた。

「……分からない…どうしていいかなんて…分からない…」


かがみがぼそりと呟いた。


「かがみん…私死にたくなよ…かがみん…どうしよう…。」


「うるさい……うるさいわね!!なんでいつも私なのよ!私だって辛いのに…なんで…なんで…寄ってたかって…私…悪くないのに…。」


今まで気丈に振る舞っていたかがみがついに両手で顔を押さえて泣き出した。



102: ◆g4b7GjYsgg :2007/12/24(月) 21:46:47.25 ID:TsySYMjTO
「お姉ちゃん…」

つかさは泣き崩れるかがみをただジッと見つめていた。


誰も何も言わなかった…。

聞こえるのは、かがみのすすり泣く泣き声と、みなみの額から垂れる血が、ポツポツと水面を叩く音だけ…。


「ごめん…かがみん…本当に…ごめんなさい…。」


こなたがかがみに手を差し延べた。
しかしかがみはそれを振り払うと、手の甲で涙を拭いながら部屋を出ていってしまった…。


何かが徐々に壊れていった…それは強くて、信じられない程に脆い物だった。



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