( ^ω^)ブーン系小説・短レス祭典!のようです('A`)

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。あと812,425秒 :2008/02/01(金) 20:25:33.53 ID:78KcO8fg0
ゆっびきりげんまん。
うっそついたら、はりせんぼんのーます。
ゆびきった。

(*゚ー゚)「昔ね、誰かと約束したんだ」
('、`*川「え? どんな約束?」

私は読んでいた本を閉じ、話し始める。そんな話にさえ興味を持つ友達のペニサスは私の返答を待つ。
ペニサスは広辞苑を読んでいたのか。まぁ確かに広辞苑は楽しみの一つに部類されるな。
私は図書室の天井を見ながら答えた。

(*゚ー゚)「失礼な話だとは解っているのだが何も覚えていないの」

残っているのは、『何か』を約束した事実と、あの歌だけ。人生四年も生きていればあの歌に出会える。
ん〜? 忘れちゃったなぁ。声も音階も歌詞も覚えているのにな。脳はあの歌だけを繰り返す。壊れたレコードのように繰り返す。

ゆっびきりげんまん。
うっそついたら、はりせんぼんのーます。
ゆびきった。

(*゚ー゚)「あ」
('、`*川「何? どうしたの?」
(*゚ー゚)「いや。思い出したのよ」

うっそついたら、ね?
彼女の異様な微笑みが脳裏に浮かんだ。長い髪の毛に幼い笑顔。
彼女は覚えているのだろうか。黄色い帽子に赤いランドセルが蘇る。
そうだ。私は。

(*゚ー゚)「一緒に地獄に堕ちよって約束したの」



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