( ^ω^)ブーン系小説・短レス祭典!のようです('A`)
- 188: 1レス行くよー :2008/02/01(金) 21:18:53.08 ID:keVJWcu20
- ( ^ω^)「ドクオ、パンはパンでも食べれないパンは何だお?」
('A`)「食べれないパンか…………」
〜 〜 〜
俺が小学校の頃、毎年夏休みに一週間ほど遊びに行ってた所がある。
それは隣県の田舎町にある、俺のお婆ちゃんの家だ。
山でカブトムシを取り、澄んだ小川でサワガニを捕まえる。
知らない奴らと一緒に、空き地で鬼ごっこなどもした。
普段都会暮らしの俺にとっては、毎日が新鮮に感じた。
お婆ちゃんは3時のおやつに、毎年ある物を作ってくれた。
それは自家製の焼きたて食パンである。
それも作りたてのバターと甘い蜂蜜、朝に搾られた牛乳付きだ。
遊び疲れた体で家に帰ったときに、台所から漂ってくるパンのいい香り。
バターと蜂蜜をつけて、噛み締めたときのあの味。
何年経った今でも、鮮明に思い出せる。
そんなお婆ちゃんだが、中一の冬に亡くなった。
〜 〜 〜
(;A;)「お婆ちゃんのパンの味、一生忘れないぜ……」
( ;ω;)「おっおっ、それは反則だお……」
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