( ^ω^)ブーン系小説・短レス祭典!のようです('A`)

292: お題:電話 :2008/02/01(金) 22:30:39.53 ID:8cjbQ3Rj0
(::::::::)『フヒヒ……フヒヒヒヒ。き、今日のおぱんてぃはな、何色なんだい? フヒヒ……』

 ――またか、と嘆息して私は無言で電話を切る

川 ゚ -゚)=3「やれやれ、漸く親元から離れられたと思ったらコレか」

 躾に厳しい父、作法に厳しい母。特に身嗜みに五月蝿い父から開放され
 一人暮らしを満喫していた私に訪れた不幸は、上京してから僅か三日後の事だった

 その日から飽くる事無く続く変質者と思しき者の愚劣で低俗な質疑
 最初の数度は都会の不透明な恐怖に駆られもしたが、今では最早茶飯事である

 さりとて、半年も続けば今度は何故このような目に、という苛立ちが首をもたげ
 私は一つ、意趣返しも含めた応答をしてやろうと思い至った

(::::::::)『フヒヒヒ……き、今日のおぱんてぃは何色なのかな? かな?』
川 ゚ -゚)】「ぱんつはいてない」

 日々、他者の下着に執着する低劣な輩だ。ならばこちらから興味を削いでやれば良い
 電話のたびに妄想を膨らませ、手淫に耽っているであろうこの屑を落胆させるべく一言

(::::::::)『…………』
川 ゚ー゚)】「ニヤリ」

 ――――――――でも

(´゚ω゚`)『衣服の乱れは風紀の乱れぇ!!! 風紀の乱れは人生の乱れぇ!!! さぁ、家に帰ってもらうぞ、クゥゥゥゥゥゥ!!!!1』
Σ川;゚ -゚)】「お、親父殿!!??」

 それがいけなかった…………



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