( ^ω^)ブーン系小説・短レス祭典!のようです('A`)

425: 手紙 ◆OIRbYXcYV2 :2008/02/02(土) 01:16:10.62 ID:oYvxjPZZ0
さっきから便箋用紙を汚しては消し、汚しては消しで、なかなか筆が進まない。
恋文なんていうものは結局、自分の心中を伝えるだけで役割は果たされるのに、
それがなかなか難しい。

悩んで、ペンを齧り齧り考えているうちに、僕はだんだん嫌になってしまった。
難しく考えるほど、晦渋な文章になるのだから、もう好きなことをそのまま書いてしまおう。

そう思うと、ペンを握る手に自然と力が入り始めた。

('A`)「えーと、俺は別にあんたのことは好きでもない。
あんたは学校じゃマドンナとか言われているみたいだが、
あんたの太ももは太すぎるから気に入らない。
ちょっと容姿がいいからって、いい気になるな。
結局、一番魅力がある女は幼女だ。
わかったか、バーカ」

最後の一文を書き終えると、僕はペンを置き、便背を丁寧に三つ折りにする。
そして、畳の床の上に寝っ転がると、大きく息をついた。

('A`)「まったく、ブーンの奴俺にラブレターの代筆なんか頼みやがって・・・」

この内容のまま、ブーンの思う人に渡せば、おそらくブーンは振られてしまうだろう。
しかし、構うものか。
むしろ、振られてしまったほうが、ブーンの為になるだろう。
僕は、再度息をついた。

そして、振られて泣くブーンへの言い訳と、慰めの言葉を考え、吟味し始めた。



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