( ^ω^)ブーン系小説・短レス祭典!のようです('A`)
- 420: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 :2008/02/02(土) 00:58:00.17 ID:I/NiFPWy0
- 勝手ながらお題を出しておこうか?
@妄想
A手紙
B日本刀
C怪
- 437: >>420お題全部「怪のようです」 :2008/02/02(土) 01:30:25.98 ID:i//Ye5Nj0
- ショボン。今までありがとう。僕はもう駄目だお。
見るんじゃなかった。あんな手紙、見ちゃいけなかったんだお。
あいつが、ついに僕のすぐそばまでやってきたんだお。
夜が来る度に一歩ずつ近づいてくる、あの化け物が、ついに僕の目の前までやってきたんだお。
朽ち果てた甲冑の隙間からぼろぼろと蛆虫を零して、がらんどうの眼窩から濁った目玉をぶらさげて。
こうしてショボン宛に最期のメールを書いている僕の背後で、奴はゆっくりと日本刀を振り上げているんだお。
あの刀が振りおろされる時、それが僕の人生の終わりだお。
こんなコトを書いても、ショボンが信じてくれるかどうかは分からないけど、でもせめて警こk
(´・ω・`) 「……とは言ってもさ、やっぱり気になるんだよね」
書きかけのメールを受け取った三日後、僕はブーンの住んでいる部屋を訪れた。
駅から遠く離れたそのアパートは、昼だというのに湿っているような、陰鬱な空気を纏っているように感じる。
何百年も前、ここは戦場だった。ブーンがそう言っていたのを、かすかに覚えている。
(´・ω・`) 「あれから、大学にも全然顔出さないし。ブーン、本当に大丈夫かな」
「402号室 内藤」。そう殴り書かれたボール紙の貼り付けられた共同ポストを見て、僕は一人ごちた。
何の気なしにそこに手を伸ばして。
僕は、そこに、
見てはならないものを、この世にあるべからざるものを、見た。
その日から僕は、重い、朽ち果てた甲冑が、一歩一歩、近づいてくる夢を見ている。今も。
これは、決して妄想なんかじゃない。だから。知らせなければ。一人でも多くの人に。
この手紙を受け取ったあなたに警告する。決して
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