( ^ω^)ブーンで学ぶ世界史

9: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:01:50.42 ID:74AxXOvw0
昔々、一万年と二千年前ほどではないけれど、ある穀物の生産が始まった。



    ⌒⌒⌒  。 _,,..,,,,_       ⌒⌒⌒       
           ./ ,' 3  `ヽーっ        
         ⌒l   ⊃ ⌒_つ ⌒⌒ 。       ⌒⌒⌒
⌒         `'ー---‐'''''"   


そう、麦だ。



10: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:02:21.90 ID:74AxXOvw0
       +  ______
        / //    /|
        | ̄/  ̄ ̄,:|//!
        |/_,,..,,,,_ ./ .!/|
        | ./ ,' 3/`ヽ::|っ.!  +
        | l /⊃ ⌒.|つ|
        |/ー---‐'''''"|/  カキーン
          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

イモや豆とは違って、麦は保存も簡単だったから、どんどん蓄えられていった。


最初に農耕が盛んになったのは、今のシリアやイラクに広がってた『肥沃の三日月地帯』である。



12: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:02:56.65 ID:74AxXOvw0
      ∧_∧  ズルズル…
     (´・ω・)o,..,,,,_
      /  つ/ ,' 3  `ヽーっ )))
      し―-,l   ⊃ ⌒_つ )))
          `'ー---‐'''''"
      ∧_∧ ムシャムシャ
     (´・ω・)o,..,,,,_
      /つi'" ,' 3  `ヽーっ
      し-,l   ⊃ ⌒_つ
        `'ー---‐'''''"
          :∧_∧:
         :(;゙゚'ω゚'): ピクピク
         :/ つとl:
         :しー-J :
         . . .   . .
        :<⌒ヽ--つ: バタンッ!
        .<__つ_つ
         . . .   . .
        :<⌒ヽ--つ: )) クルッ
        .<__つ_つ
          _,,..,,,,_
         ./ ,' 3  `ヽーっ
         l   ⊃ ⌒_つ
          `'ー---‐'''''"


そして、その貯まった麦を食べてだんだん人口は増加していった。



14: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:03:32.14 ID:74AxXOvw0
さらに、最初は蒔いて放置するだけだったのだが、水を撒いたりすることにより収穫量がうpする事が発覚。
人類は集まり、指導者と共に『都市』を成立させたのであった。


/ ,' 3「皆で集まれば作業も楽じゃからのう」


そして、その指導者は王様として君臨する。こうして『都市国家』が出来上がるのだ。





今回は四大文明のうち、二つの文明を見てみよう。
『メソポタミア文明』と『エジプト文明』の二つだ。

まずはメソポタミア文明からです。



15: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:04:10.38 ID:74AxXOvw0
『メソポタミア』とは、ギリシャ語で「川の間の土地」という意味だ。
つまり、今のイラクを流れている『チグリス川』と『ユーフラテス川』の間の地域の事を指す。

ここでの主人公は『シュメール人』だ。



/ ,' 3「儂がメソポタミアを開拓したんじゃよ」



シュメール人達は多くの都市国家を作り、高度な文明を発達させていた。



16: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:04:41.24 ID:74AxXOvw0
例えば……………


/ ,' 3「一週間が七日なのも、円の一周が360度なのも、みんな儂が決めた事じゃ。
    他にも、皆の知っておる『ギルガメシュ叙事詩』なんかも儂が作ったものだゾイ」



月の満ち欠けで暦を決めた『太陰暦』も、特徴的な『楔形文字』も、全てシュメール人の考案した物だ。



17: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:05:31.48 ID:74AxXOvw0
シュメール人達は、『ウル』『ウルク』『ラガシュ』『ニップール』など、
多くの都市国家に分かれて生活していた。

彼等が繁栄したのは、紀元前4千年紀。
今から5000年以上も前の話である。


時には互いに戦争をしたりする間柄だったのだが……………




ある時、そいつはやって来た。



19: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:06:19.81 ID:74AxXOvw0
(=゚ω゚)ノ「ぃょぅ! おいらも混ぜてくれょぅ!」

/ ,' 3「何じゃ? 御前さんは」

(=゚ω゚)ノ「そんな事どうでもいいんだょぅ。ただおいらの命令に従うだけでいいんだょぅ」



セム系の民族『アッカド人』である。



20: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:06:59.12 ID:74AxXOvw0
(=゚ω゚)ノ「という訳でおいらがここの支配者になるんだょぅ」


       ....zzz
  _,,..,,,,_
/ ,' 3  `ヽーっ
l   ⊃ ⌒_つ
`'ー---‐'''''"



(=゚ω゚)ノ「なんか寝てるみたいだからおいらが全部取り仕切るょぅ」


突如メソポタミアに現れたアッカド人は、都市国家だったシュメール人達を従えてしまった。
そして、都市だけではなく周りの土地も支配する『領域国家』となったのだ。



21: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:07:51.79 ID:74AxXOvw0
(=゚ω゚)ノ「とりあえず河の上流までを支配下に置くんだょぅ」


アッカド人は着々と領土を拡大させていった。
そして『サルゴン1世』が王の時、地中海まで到達する程の広大な領土を手に入れたのであった。



これほど強大な国家を建設したアッカド人。
しかし、文化面ではやはりシュメール人に勝てなかったのだろうか。

結局シュメール人をリスペクトし、文化にインスパイヤされただけに止まったようだ。



22: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:08:27.95 ID:74AxXOvw0
だが、紀元前3千年紀に栄えたアッカド人達も滅びてしまう。


   ∩___∩
   | ノ      ヽ/⌒) あばばばばばば
  /⌒) (゚)   (゚) | .|
 / /   ( _●_)  ミ/    ∩―−、
.(  ヽ  |∪|  /    / (゚) 、_ `ヽ
 \    ヽノ /      /  ( ●  (゚) |つ
  /      /      | /(入__ノ   ミ   あばばっあびゃばびゃばば
 |       /       、 (_/    ノ
 |  /\ \       \___ ノ゙ ─ー
 | /    )  )       \       _
 ∪    (  \        \     \
       \_)




東の方にあったザグロス山脈から、野蛮人が押し寄せてきたのだ。



23: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:08:59.99 ID:74AxXOvw0
(;゚ω゚)ノ「こ……………これは一旦消えるんだょぅ……………………」


セム系のアッカド人は、メソポタミアから消えた。
そして後には例のシュメール人達が残ったのだ。


/ ,' 3「ふわぁ〜、ん? いつのまにか消えてしまったみたいだのう」



24: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:09:32.85 ID:74AxXOvw0
/ ,' 3「仕様がないのう。また儂が行くゾイ」


復活した彼等は以前の『都市国家』とは違い、『ウル』を中心としてまとまった。
こうして成立したのが『ウル第三王朝』だ。







だがやっぱり長続きしないんだよなwww



25: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:10:34.35 ID:74AxXOvw0
(=゚ω゚)ノ「ぃょぅ!」

/ ,' 3「また来たのか。忙しない奴じゃのう……………」

(=゚ω゚)ノ「今度は違う役なんだょぅ」



今度は同じセム系でも、『アムル人』という民族がやって来たのだ。
彼らはシュメール人を駆逐し、新たな王国を建てたのである。

アムル人達はバビロンという都市を中心としていたので、『古バビロニア王国』と呼ばれている。



27: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:11:16.17 ID:74AxXOvw0
(=゚ω゚)ノ「おいらは古代メソポタミア文化を発展させたんだょぅ」


例えば、『ハンムラビ王』がそれまでの法律をまとめて『ハンムラビ法典』を作ったりしていた。
彼らの最盛期は紀元前2千年紀の最初の方だ。



だが紀元前2千年紀も半ばとなると、新たな強敵が出現するのである。



28: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:12:01.79 ID:74AxXOvw0
     て
(=゚ω゚)ノ そ               ・・・・・ ν(・ω・ν)...




(=゚ω゚)ノ「おや……………アイツは誰なんだょぅ?」

ν(・ω・ν)「ふおーーーーーう!! あちょ!!」

(;゚ω゚)ノ「うわあーーーーーーーーー!!」


北から押し寄せて来たのは、印欧系の『ヒッタイト』だ。
紀元前2千年紀半ばに、印欧系諸民族の大移動が始まったのだ。



30: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:13:03.21 ID:74AxXOvw0
(;゚ω゚)ノ「コイツラの武器、おいらのより強いみたいだょぅ……………」

ν(・ω・ν)「某は鉄を扱う者でござる。いざ、尋常に勝負」



(;゚ω゚)ノ「これは勝てないょぅ。もう一回消えるんだょぅ……………」


ヒッタイトは新たな金属『鉄』を使い、青銅しか持っていないアムル人を滅ぼしてしまったのだ。
アムル人がいなくなったメソポタミアには、『ミタンニ』や『カッシート』と言った国が新たに成立した。




そして、何故か滅ぼすだけで終えたヒッタイトは、今のトルコ辺りに国を作っていましたとさ。

******************************************************************************************************************



36: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:15:36.98 ID:74AxXOvw0
さて、一旦メソポタミアは終わりにしてエジプトを見てみよう。

  _、_
( ,_ノ` )「フ……………俺の出番って訳だな」


エジプト人はメソポタミアとは違い、ハム系の民族だ。
37: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:16:54.81 ID:74AxXOvw0
エジプトを流れる『ナイル川』が、麦を作る重要な水源だ。

  _、_
( ,_ノ` )「毎年決まった時期に増水する都合の良い河だ。だから俺はその時を知る事にしたのさ」


暇人だった(?)エジプト人は、シュメール人とは違い太陽を見て暦を決めた。
今人類が使っているのと同じ『太陽暦』だ。


そして紀元前4千年紀(シュメール人と同じ時期)に、エジプト人達も都市国家を作っていた。
もちろん有名な象形文字『ヒエログリフ』も使っていた。



39: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:17:27.93 ID:74AxXOvw0
時は流れ……………


エジプトも紀元前3千年紀には、やっぱりメソポタミアと同じく『領域国家』となっていた。
この時の名前は『古王国』と言う。ピラミッドとかを造ってた時代だ。

首都はナイルの河口に近い『メンフィス』で、他の時代とは少し違う。



40: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:18:16.51 ID:74AxXOvw0
更に時は流れ……………

紀元前2千年紀に入ったエジプトでは、『古王国』から『中王国』となっていた。
首都はナイル川の、より上流に位置する『テーベ』だ。





 エジプトは異民族の侵入がほとんど無いから話が作り辛いwww
 砂漠に囲まれて地理的に攻められにくいってのもあるしなwwwww





だが。



41: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:19:01.43 ID:74AxXOvw0
  _、_
( ,_ノ` )「いつもと変わらぬ今日を送る、退屈だが素晴らしい人生だな…………………………ん?」

(=゚ω゚)ノ「ぃょぅ!」
  _、_
( ,_ノ` )「なんだ、ここはガキが来る様な所じゃあな―――」



(=゚ω゚)ノ「そんな事どうでもいいんだょぅ。逆らうならぶっ殺すょぅ」

  _、_
(;,_ノ` )・・・・・


突如として現れた謎の民族『ヒクソス』だ。(実際はセム系かどうかもわからないらしいけど)
コイツラは馬や戦車を駆使して、一気にエジプトの支配者となってしまった。



42: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:19:50.74 ID:74AxXOvw0
面白いのは、印欧系諸民族が押し寄せてメソポタミアが混乱しているのとちょうど同じ時期だということだ。
もしかしたらメソポタミアから弾き出された民族が、『ヒクソス』なのかもしれない。

  _、_
( ; Д`) .・;'∴ブハッ

 _、 _
( д` ; )「いけねえ、俺とした事が……………」


そして、『ヒクソス』をようやく追い出したエジプトは、新しく『新王国』を造ったのであった。



44: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:20:25.33 ID:74AxXOvw0
『新王国』について少しばかり。

首都は中王国と変わらず『テーベ』だが、『アメンホテプ4世』の時に遷都している。
この王様が曲者なのだが……………


・『アメンホテプ4世』=『イクナートン』
・首都は一時的に『テル=エル=アマルナ』に
・『アモン神』から『アトン神』に鞍替え
・デフォルメされてない『アマルナ美術』の発達。正直キモイ。


ぶっちゃけあんまり重要じゃないのでこれくらいで終わりwww



45: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:21:09.91 ID:74AxXOvw0
  _、_
( ,_ノ` )「俺もそろそろ本気を出す時が来たようだな。
      手始めに他の民族を征服してやるとしよう」

『新王国』は、今までのエジプトとは違った。
ヒクソスから学んだ戦法を武器に、今のシリアやスーダン辺りまで進出して行ったのだ。



そうすればもちろん他の民族とも戦う事となる。



46: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:21:42.31 ID:74AxXOvw0
  _、_
(;,_ノ` )                 ν(・ω・ν)


エジプトのライバルは、未知の金属「鉄」を所持した『ヒッタイト』だった。



  _、_
( ,_ノ` )y━・~~~「コイツは厄介な敵になりそうだ……………」



48: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:22:25.54 ID:74AxXOvw0
事実、エジプトとヒッタイトは何度も戦争を起こしている。
特に『カデシュの戦い』の後には、世界初の講和条約を結び停戦していたりする。


しかし。
犬猿の仲であった二国であったが、ある時その対立はなくなってしまう。



時に前12世紀……………



49: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:22:57.66 ID:74AxXOvw0
                      ''';;';';;'';;;,.,    ブーン・・・
                       ''';;';'';';''';;'';;;,.,   ブーン・・・
                        ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
                        ;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
             rっ        vymyvwymyvymyvy、
             ||       mVvvMvyvmVvvmvyvmVvv、  
             |/⌒ヽ /^ヽ (^^) /^ヽ (^^) /^ヽ(^^)/^ヽ
             (^ω^ )(ω^ )/⌒ヽ(^ω^)/⌒ヽ^ω^)  ( ^ω)-っ
       /⌒ \   |   _二二二つω^ )(\ ( ^ω^ )二⊃ /⌒ヽr 
   ⊂二(^ω^ )二ノ   /( ^ω^ )  ⊂二\\_/⌒ヽ二二( ^ω^)二⊃
       ヽ    | (´ ._ノ ヽ   /⌒ヽつ  \( ^ω^)  |    /
        ソ  ) \\⊂二二二( ^ω^ )二二二⊃ ⊂_) ( ヽノ
       ( < \  レ’\\   ヽ   /   i ) ノ     ノ>ノ 
        \|\|      レ  (⌒) |   /ノ ̄     レレ
                      ⌒| / 

「海から来ますた」 「海から来ますた」 「海から来ますた」 「海から来ますた」 「海から来ますた」



51: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:24:21.77 ID:74AxXOvw0
( ^ω^)「Sonic Boon!!」

突如『海の民』が来寇。地中海沿岸の都市を荒らしまわったのだ。


その混乱の中で、

       ν(・ω・ν)
         ↓
        ◎  ◎
     ◎        ◎

    ◎            ◎

   ◎            ◎

     ◎        ◎     ティウンティウンティウンティウン
        ◎  ◎

ヒッタイトは滅亡。



52: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:24:54.35 ID:74AxXOvw0
  _、_
( ; Д`) .・;'∴グワァ


エジプト新王国も滅亡寸前まで追い詰められた。
なお、この後のエジプトは黒人国家の『クシュ王国』が侵入するなどの被害を受けている。



( ^ω^)「フヒヒwwwwwwwwwサーセンwwwwwwwwwwwww」


前12世紀は、東地中海一帯で大混乱が起こっていたのだ。



54: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:27:38.51 ID:74AxXOvw0

******************************************************************************************************************





55: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:28:50.36 ID:74AxXOvw0
エジプトや小アジアで大混乱が起こっている中、エジプトとヒッタイトという大国が弱った隙を突いた民族がいた。



( ´_ゝ`)从'ー'从(´<_` )「セム系三バカ登場!!」



『フェニキア人』『ヘブライ人』『アラム人』の三民族だ。

ヘブライ人はいつかまとめてやりたいなwwww
まずはフェニキア人とアラム人から見てみよう。



56: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:29:31.80 ID:74AxXOvw0
( ´_ゝ`)「海の民に襲われてエジプトも弱体化しているようだ」

(´<_` )「とりえの無い俺らでも活躍できそうだな」


(#´_ゝ`)「とりえの無い俺ら、か。ほう……………」


(´<_`;)「スマン、間違いだ。『とりえの無い俺でも活躍できそうだな』」

( ´_ゝ`)「……………そのようだな、弟者よ」

(´<_`;)・・・・・

( ´_ゝ`)・・・・・


 (´<_` )o0(まあどちらにしろ大した活躍はできないのだが)



( ´_ゝ`)「何か言ったか?」

(´<_`;)「いや、なんでもない……………」



59: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:30:12.79 ID:74AxXOvw0
( ´_ゝ`)「して、これからどうしようか」

(´<_` )「兄者がしたいようにすれば良いだろう」



( ´_ゝ`)・・・・・



( ´_ゝ`)「だったらこのままメソポタミア全てを征服してやろ―――」

(´<_` )「いや、それは流石に無理だ」

( ´_ゝ`)・・・・・

(´<_` )・・・・・



(;´_ゝ`)「ぬぅぅ……………」



62: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:32:10.23 ID:74AxXOvw0
(´<_` )「兄者、この世界はゲームじゃない。俺らの身の丈にあったことしかできないようだ」

( ´_ゝ`)「身の丈にあった事だと………?」

(´<_` )「そうだ。俺らの立ち位置を考えてみればわかるだろう」


( ´_ゝ`)「んじゃエジプト全土の制圧―――」

(´<_`#)「それも違う」



( ´_ゝ`)・・・・・



63: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:32:42.13 ID:74AxXOvw0
( ´_ゝ`)「そんなに怒ると体に悪いぞ。それと一体何が違うと言うのだ」

(´<_`;)「何が違うかって……………さっき話したばかりだろう」

( ´_ゝ`)「だからアレだろう? 俺らの立ち位置を考えて世界征服をだな……………」


(´<_`;)・・・・・

( ´_ゝ`)・・・・・



(´<_`#)「駄目だ。やはり兄者には任せておけん」



64: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:33:14.77 ID:74AxXOvw0
(#´_ゝ`)「ほう、この兄を超えようと言うのか。弟者よ」

(´<_`#)「兄者はしばらく黙っていてくれ。
       こんなくだらない寸劇に既に4レスも使ってしまったのだ。読者もそろそろ飽きてしまうだろう」


(;´_ゝ`)・・・・・


(´<_`#)「よく聞いてくれ。俺らがやる事は『商売』だ」



68: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:33:58.39 ID:74AxXOvw0
(;´_ゝ`)「何っ!」

(´<_`#)「世界征服でも、コントを繰り広げることでもない。
       貿易をして金持ちから金をふんだくるんだよ」

( ´_ゝ`)「なるほど……………」


(´<_` )「それに今なら俺らの邪魔をするような国も存在しな―――」

( ´_ゝ`)「要するに、強い奴が弱ってるうちに金をせびり取る訳だな?」


(´<_`;)・・・・・

( ´_ゝ`)・・・・・


(´<_`;)「流石だな兄者、察しが早い……………」



69: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:34:37.60 ID:74AxXOvw0
( ´_ゝ`)「そんな事に気が付く俺らって流石だよな」

(´<_`#)「ちょ、俺らって………最初に考案したのは俺だろう」


( ´_ゝ`)「流石だよな、俺ら」


( ´_ゝ`)・・・・・

(´<_`;)・・・・・



70: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:35:33.57 ID:74AxXOvw0
弱小民族にとって、強国が弱っている今がチャンス!


( ´_ゝ`)「という訳で俺は海担当な」

(´<_`;)「わかった。じゃあ俺は陸担当だな」


こうして、フェニキア人は地中海へ。アラム人は西アジアへ繰り出していったのであった。



そして。



71: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:36:06.87 ID:74AxXOvw0
(;´_ゝ`)「商売するためには文字が必要じゃないか……………」

(´<_` )「確かに。全てを頭で記憶しておく訳にもいかないからな。
       それに契約書なども書いておかなければマズイに違いない」



(;´_ゝ`)「文字文字茂爾文字門司……………」



(´<_` )「兄者よ、熟考中に悪いが。
       エジプトからパクれば良いんじゃないか?」

(;´_ゝ`)「あっ………なるほど……………」

(´<_` )「無い知恵を絞っても何も出てこないぞ」


( ´_ゝ`)・・・・・

(´<_` )・・・・・



73: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:36:42.82 ID:74AxXOvw0
( ´_ゝ`)「ふむ。じゃあ俺の作った『フェニキア文字』はどうだ?」

(´<_`;)「なっ、仕事速いな……………」

( ´_ゝ`)「知恵を絞ったからな」

(´<_` )「兄者に知恵があったとは驚きだ」




( ´_ゝ`)「地中海に沈めるぞ」

(´<_` )「砂漠に置いてくぞ」




( ´_ゝ`)・・・・・

(´<_` )・・・・・



75: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:37:14.52 ID:74AxXOvw0
( ´_ゝ`)「して。お前はどうなのだ、弟者よ。
      まさかまだ作っていないと言う事はないだろうな?」

(´<_` )「俺は『アラム文字』を作ってみたぞ」


( ´_ゝ`)チッ



(´<_` )・・・・・

( ´_ゝ`)・・・・・



78: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:38:58.82 ID:74AxXOvw0
( ´_ゝ`)「文字を持つなんて流石だよな、弟者よ」

(´<_` )「パクリだけどな……………」


パクリ? でもそんなの関係ねぇwwwww

『フェニキア文字』は、現在の『アルファベット』の元に。
『アラム文字』は、現在の『アラビア文字』の元になっている。




海を砂漠を駆けずり回り、貿易ルートを開拓していった彼らだが…………



79: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:39:49.69 ID:74AxXOvw0
ところが、ある強国が現れてしまう。


( ´_ゝ`)「植民都市を作りまくってみたんだが」

(´<_` )「流石だな兄…………………ん?」



(=゚ω゚)ノ「ぃょーぅ!! 貴様ら雑魚を掃除するために来たんだょぅ!!」




混乱していたメソポタミアをまとめ上げたセム系の『アッシリア』だ。



81: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:40:21.71 ID:74AxXOvw0
(=゚ω゚)ノ「まずはお前からなんだょぅ!」

(´<_`;)「うわらばっ!!」



(;´_ゝ`)「弟者ーーーーーーーー!!!」



アッシリアの一撃でスタイリッシュにぶっ殺される『アラム人』であった。
完全に滅亡したわけじゃないけどね。



82: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:40:54.15 ID:74AxXOvw0
(#´_ゝ`)「てめえ、よくも弟者を! オラ完璧に怒ったぞーーーーーーーーー!!11!!」

(=゚ω゚)ノ「戦闘力は……たったの5なのかょぅ………………ゴミ以下だょぅ!!」



(;´_ゝ`)「あべしっ!!」



そして同じくスタイリッシュにぶっ殺される『フェニキア人』であったが……………



83: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:41:26.17 ID:74AxXOvw0
(;´_ゝ`)「植民都市に逃げるんだ……………」

(=゚ω゚)ノ「ちっ、逃げられたんだょぅ」


地中海に交易路を広げていたフェニキア人は、うまく逃げ延びたのである。
これが後の『カルタゴ』になるのだが、それはまた別のお話。



84: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:42:06.52 ID:74AxXOvw0
さて、ハヤテのごとく現れた『アッシリア』であったのだが……………


首都『ニネヴェ』に巨大な図書館まで造った民族の没落は、意外にもすぐだった。
征服した民族を散り散りに移住させたので周りから嫌われてしまい、一気に滅ぼされてしまったのだ。



その後、オリエントには4つの勢力が分立する事となる。



86: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:42:41.88 ID:74AxXOvw0
  _、_
(;,_ノ` )「一応復活したみたいだな……………」

(=゚ω゚)ノ「今度は『カルデア人』役なんだょぅ」


エジプトは復活、メソポタミアには『新バビロニア王国』が成立した。
残りはトルコ辺りに『リディア』、イラン辺りに『メディア』であった。

リディアは世界初の鋳造貨幣を造ったことで有名だから、覚えておいても良いかもしれない。



88: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:43:18.66 ID:74AxXOvw0
『エジプト』『新バビロニア』『リディア』『メディア』の四カ国。


これらは互いに争ったりしていたのだが……………


ある民族が前550年に現れ、全てを滅ぼしてしまう。
ちなみにアッシリアが滅びたのが前7世紀末であるから、大体60年くらいしか存続しなかった。



90: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:43:53.09 ID:74AxXOvw0
さて、そのある民族とは?



从*゚∀从「ヒャッハーーーー!!! あたいの出番だァァーーーーーYEAAAAAAAAAA!!!」



無駄にテンションの高い『ペルシア人』だ。
居住地は現在のイランで、『アケメネス朝ペルシア』という国を作ったのである。



91: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:44:26.77 ID:74AxXOvw0
从#゚Д从「メディア? リディア? てめえら似たような名前使ってんじゃあねぇぇーーーーー!」



(;゚ω゚)ノ「な………なんて理不尽なんだょぅ……………」

从#゚∀从「お前が新バビロニアか? 『古バビロニア』と間違えるじゃあねえかよォォーーーーー!!
     てめえの所為で世界史を選択する人間が減るんだ!! クソッ! クソッ!」

(;゚ω゚)ノ「うわあーーーーーーーーー!!」


ペルシア人の快進撃の前に、メディア・リディア・新バビロニアも相次いで滅亡した。
この時のペルシアの指導者は『キュロス2世』だ。



92: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:45:02.10 ID:74AxXOvw0
从*゚∀从「これで全メソポタミアを制圧したッ! 残るは……………」
  _、_
(;,_ノ` )「俺って訳か…………………………」


从 ゚∀从「察しが早い奴は大好きだぜ、あたいはよぉ〜〜。
     だ・か・ら、死ねえええええええええええええ!!!!1111」


  _、_
( ; Д`) .・;'∴グバッ


エジプトも、ペルシア王『カンビュセス2世』に滅ぼされた。



93: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:45:50.78 ID:74AxXOvw0
オリエントを統一したのは、『アッシリア』以来の偉業である。
ところがペルシア人は、何故アッシリアがすぐに滅びたかをも研究していたようだ。


从 ゚∀从「アッシリアは他の民族の力を削ぐために強制移住させてたみたいだがな。それじゃあ反感を買うだけさ」


アッシリアや新バビロニアで行われていた『強制移住政策』は、非常に嫌われていた。
被害者としては『ヘブライ人』が代表的だろうか?



从;゚∀从「というか移住させるのも面倒臭いしwww適当に監視して適当に税金でも取っておきゃいいのよ」



結局『アケメネス朝ペルシア』では、地方の州知事みたいな『サトラップ』を置いて統治させていた。



96: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:46:33.91 ID:74AxXOvw0
それでも反乱が起こったらどうするんだ?


从*>∀从「刃向かってきたらブチ殺せばいいんだよォ〜〜〜、ヒャッハハハーッ!!!」



『王の目・王の耳』と呼ばれる組織が、常に『サトラップ』を監視していたのだ。
そして反乱の兆しがあれば、『王の道』と呼ばれる高速道路で軍が急行し、すぐにブチ殺された。


こうして『ダレイオス1世』の時には中央集権体制が完成した。
ちなみにこの人は後で出てくるから注意しといてね。

******************************************************************************************************************



101: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:48:55.06 ID:74AxXOvw0
さて、次はギリシアに移ろう。


( ∵)・・・・・


大昔のギリシャでは、『クレタ文明』と言う文明が栄えていた。
大体紀元前2千年紀の初めくらいだ。

他にも『トロイア文明』って言うのがあったらしいけど割愛w



103: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:49:29.70 ID:74AxXOvw0
クレタ文明は結構謎な所があって、未だに『線文字A』は解読されていない。
どんな民族が担っていたのかもわかっていないそうな。



ただ、一つ知られている事がある。


( ∵)「平和デスネ。都市ニ城壁ハアリマセン」


主要な都市『クノッソス』には、まるで戦争の香りがしないのだ。
中央集権的な国家でありながら戦争が起こらなかった、ってのはだいぶ謎だ。



104: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:50:07.61 ID:74AxXOvw0
たぶん、宗教の儀式を執り行う人が王様だったのだろう。
日本で言うと卑弥呼みたいな位置付けだったのかもしれない。


文化的にも明るい色を好み、イルカやタコなどの絵も多かった。


( ∵)「ソノタメ、良ク『海洋文明』ト呼バレマス」


平和を享受していたクレタ文明。
しかし、例によってこれも滅亡するwww



105: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:50:39.51 ID:74AxXOvw0
紀元前2千年紀の半ば。
つまり、印欧系民族の移動が始まった時期だ。


ギリシアにもある民族が移住してきた。



108: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:51:12.33 ID:74AxXOvw0
  /⌒ヽ
二( ^ω^)二⊃         /⌒ヽ
  |    / /⌒ヽ ⊂二二二( ^ω^)二⊃
 ⊂二二二( ^ω^)/⌒ヽ   |   /
  ノ>ノ   ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ヽノ     /⌒ヽ
 レレ     ( ヽノ|    /   ノ>⊂二二二( ^ω^)二⊃
        ノ /⌒ヽ ヽノ   レレ      |    /
  ⊂二二二( ^ω^)二⊃  /⌒ヽ     ( ヽノ
        |   ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ノ>ノ
         ( ヽノ      |    /   レレ
         ノ>ノ       ( ヽノ
     三  レレ        ノ>ノ



( ^ω^)「僕らは『アカイア人』だお!!」

(´・ω・`)「民族の関係で僕も混ざっているけどあまり気にしないでね」



109: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:51:44.63 ID:74AxXOvw0
( ∵)「アナタタチハ誰デスカ?」


(´・ω・`)「なんだか平和ボケしているみたいだね」

( ゚ω゚)「だったらブチ殺しちゃえばいいお! どうせ邪魔になるだけだお!」



( ∵)・・・・・


『アカイア人』の南下により、クレタ文明は滅びた。



111: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:52:24.00 ID:74AxXOvw0
( ^ω^)「という訳で、ギリシアは僕らが占拠したお!!」

(´・ω・`)「有名な都市の名前から『ミケーネ文明』って呼ばれてるよ」


『クレタ文明』とは打って変わって、戦争大好きなアカイア人。
都市ごとに分かれて抗争を続けていたため、都市は城壁に囲まれていた。




ちなみに、この『アカイア人』は今のギリシア人の先祖である。
何故そう断定できるのかと言うと、使われていた『線文字B』が解読されたからだ。

たぶん、解読に成功した『ヴェントリス』は、良い意味で歴史に名を残した一級建築士だろう。



112: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:52:56.51 ID:74AxXOvw0
ところがやっぱり滅亡するんだよな。



時は前12世紀。



  ………ぱ………おっ……い………………


(;´・ω・)「おや、なんだろう? この声は」


  ………おっぱ…………ぱい……お………


(;゚ω゚)「な………………なんだお?」



114: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 14:53:44.26 ID:74AxXOvw0
     (゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚) (゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)<おっぱいおっぱいおっぱい!
     (゚∀゚ )(゚∀゚)(゚∀゚) (゚∀゚)(゚∀゚)(゚∀゚)( ゚∀゚)<おっぱいおっぱいおっぱい!
    (゚∀゚ ) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚) (゚∀゚)(゚∀゚)( ゚∀゚)<おっぱいおっぱいおっぱい!
    (゚∀゚ )(゚∀゚ ) (゚∀゚) (゚∀゚) ( ゚∀゚)( ゚∀゚)( ゚∀゚)<おっぱいおっぱいおっぱい!
   (゚∀゚ ) (゚∀゚ ) (゚∀゚ ) (゚∀゚) ( ゚∀゚)( ゚∀゚)( ゚∀゚)<おっぱいおっぱいおっぱい!
   (゚∀゚ )(゚∀゚ )(゚∀゚ )( ゚∀゚ ) ( ゚∀゚)( ゚∀゚)( ゚∀゚)<おっぱいおっぱいおっぱい!
  ( ゚∀゚ )(゚∀゚ ) (゚∀゚ ) ( ゚∀゚ ) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚)<おっぱいおっぱいおっぱい!
  ( ゚∀゚ )(゚∀゚ ) (゚∀゚ ) ( ゚∀゚ ) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚) ( ゚∀゚)<おっぱいおっぱいおっぱい!
 ( ゚∀゚ ) (゚∀゚ ) (゚∀゚ ) ( ゚∀゚ )  ( ゚∀゚) ( ゚∀゚)  ( ゚∀゚ )<おっぱいおっぱいおっぱい!
 ( ゚∀゚ )(゚∀゚ ) (゚∀゚ ) ( ゚∀゚ )  ( ゚∀゚)  ( ゚∀゚)  ( ゚∀゚ )<おっぱいおっぱいおっぱい!
( ゚∀ ゚ )(゚∀゚ ) (゚∀゚ ) ( ゚ ∀ ゚ )  ( ゚∀゚)  ( ゚∀゚)  ( ゚∀゚ )<おっぱいおっぱいおっぱい!
( ゚∀ ゚ )( ゚∀゚ ) ( ゚∀゚ ) ( ゚ ∀ ゚ )  ( ゚∀゚ )  ( ゚∀゚ )  ( ゚ ∀゚ )<おっぱいおっぱいおっぱい!
つ」7=(つ」7=∩(つ」7=∩(つ」7=∩-(つ」7=∩- (つ」7=∩ (つ」7=∩
|   j |   j   |   j   |   j    |   j    |   j   .|   j
し'⌒U し'⌒U  し'⌒U  し'⌒U   し'⌒U    し'⌒U.   し'⌒U  
ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ゙ッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ


(;゚ω゚)「うわあああああああああああああああああああああ!!!!1!!!!!111」



くどいようだが前12世紀。
『ドーリア人』が南下してきたのだ。



123: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:00:39.21 ID:74AxXOvw0




BGM おっぱい讃頌

  _
(*゚∀゚)「母なる女体の懐に、我等人の子の喜びがある!!
     おっぱいを愛せよ! おっぱいに生きる人の子等、その見る乳に感謝せよ!!

     巨大なおっぱいよ、美しいおっぱいよ。おっぱいを誉めよ、讃えよ乳を!

     女体の豊かな、豊かなおっぱい。おっぱい、おっぱい、讃えよ讃えよ乳を!
     我等人の子の、我等人の子の、おっぱいを誉めよ、誉めよ、讃えよ!

     母なるおっぱいを、母なるおっぱいを。讃えよ、誉めよ、讃えよ乳を!!

     母なるおっぱいを、ああ……………
     讃えよおっぱいを、ああ……………」



(;゚ω゚)「きめえwwwwwwwwwwこっちくんなwwwwwwwwwwwっうぇwwww」


『ドーリア人』の侵入により『アカイア人』は四散した。
また、この後アカイア人は『イオニア人』と『アイオリス人』の二つに分裂する。



124: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:01:21.81 ID:74AxXOvw0

                      ''';;';';;'';;;,.,    ブーン・・・
                       ''';;';'';';''';;'';;;,.,   ブーン・・・
                        ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
                        ;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
             rっ        vymyvwymyvymyvy、
             ||       mVvvMvyvmVvvmvyvmVvv、  
             |/⌒ヽ /^ヽ (^^) /^ヽ (^^) /^ヽ(^^)/^ヽ
             (^ω^ )(ω^ )/⌒ヽ(^ω^)/⌒ヽ^ω^)  ( ^ω)-っ
       /⌒ \   |   _二二二つω^ )(\ ( ^ω^ )二⊃ /⌒ヽr 
   ⊂二(^ω^ )二ノ   /( ^ω^ )  ⊂二\\_/⌒ヽ二二( ^ω^)二⊃
       ヽ    | (´ ._ノ ヽ   /⌒ヽつ  \( ^ω^)  |    /
        ソ  ) \\⊂二二二( ^ω^ )二二二⊃ ⊂_) ( ヽノ
       ( < \  レ’\\   ヽ   /   i ) ノ     ノ>ノ 
        \|\|      レ  (⌒) |   /ノ ̄     レレ
                      ⌒| / 



アカイア人達は海伝いに逃げて行ったのだが……………
この時期に偶然とは思えない一致がある。



125: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:01:55.33 ID:74AxXOvw0
『エジプト新王国』や『ヒッタイト』をボッコボコにした『海の民』が現れたのも前12世紀だ。


「アカイア人」=「海の民」ではないだろうが、何らかの関係があったのだろう。
ともかく、ギリシアを含む東地中海一帯が混乱していたのは間違いない。



( ^ω^)「僕のおかげでフェニキア人もアラム人も活動できたんだお!」



いや、偶然の一致だからwww

******************************************************************************************************************



129: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:04:02.26 ID:74AxXOvw0
さて、『ドーリア人』の侵入により都市は破壊され、『ミケーネ文明』は滅びてしまった。
文明が滅びると同時に文字も失われ、前12世紀より後の歴史はよくわかっていない。



この時代を『暗黒時代』と言う。



だが、ギリシアにとってこの時期が一番重要な時期でもある。
『ヒッタイト』が国家機密にしていた『鉄』の製造方法も伝わり、農業生産力もうpしたからだ。

周りに大国がいなくなった、と言う事も少し影響しているかもしれない。



130: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:04:34.36 ID:74AxXOvw0
収穫量が上がれば支えられる人口も増える。


(*^ω^)「都市型生活うめぇwwwwwwwwwwテラニートwwwwwwwwww」


その結果、家族単位で農作業する必要性がなくなったため、ギリシア人達は続々と集まってきた。
ついには『集住(シノイキスモス)』し、ギリシアで言う都市である『ポリス』が成立した。




ポリスとは?
・『城山(アクロポリス)』がある。
・『公共広場(アゴラ)』にニートどもが集まった。
・周りの土地は『籤引き(クレーロス)』で公正に分配した。

よくわからんけど、『オリンポス十二神』とか言う神様もいたらしい。



132: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:05:16.21 ID:74AxXOvw0
『ポリス』が成立したのは、大体前9〜8世紀くらいだ。


だが、ここに一つ問題があった。

どんどん人口が増えるのは良いが、ギリシアの広さはたかが知れている。
つまり、増えすぎた人口をギリシアは支えられないのだ。


(;^ω^)「ニートも働かなきゃいけないのかお……………」


その結果都市からあぶれた香具師は、ギリシアの外に出て多くの『植民市』を造っていった。



133: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:05:51.23 ID:74AxXOvw0
『植民市』が積極的に造られたのは、大体前8〜7世紀くらいである。

ギリシア人達は特産品を売買しながら、黒海沿岸より食糧を輸入し、商業を発達させていった。
(その結果『リディア』で鋳造貨幣が造られるようになったらしい)



こうして成立したポリスの最盛期は、前6〜4世紀。
その中でも強力になったポリスが『アテネ』と『スパルタ』なのだ。



135: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:06:33.93 ID:74AxXOvw0
  _
( ゚∀゚)「オレはスパルタ。おっぱいの、おっぱいによる、おっぱいのための都市を造ってるんだ」


前12世紀に侵入してきた『ドーリア人』の一派が造ったポリスが、この『スパルタ』だ。
例外的に農業が盛んで、貿易をしなくとも生活できた。そのため鎖国していたとか。




さらに、厳格な身分制度もあった。

・スパルティアタイ………完全市民。政治を独占していたが、平等主義のため商工業は禁止。完璧に軍人。
・ペリオイコイ……………半市民。参政権はないが、商工業ができる。納税や軍役の義務があった。
・ヘイロータイ……………国有奴隷。人口最多の農民たち。反乱を起こそうものなら速やかに消される。


要するに『軍国主義』なポリスですねwwwwwwぐんくつの足音がwwwwwwwww



136: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:07:15.83 ID:74AxXOvw0
( ^ω^)「僕はアテネだお。ここいらじゃ少し名の売れたビジネスマンなんだお」


『イオニア人』の一派が造ったのが、この『アテネ』だ。
超有名な商業都市で、食糧は黒海沿岸からの輸入に頼る大きなポリスでもある。

何故人口が多いかというと、周囲のポリスから大勢のビジネスマンが訪れるためで、
他のポリスに比べ圧倒的に『在留外人(メトイコイ)』の人数が多いのである。



色々政治制度が変わるけど、それは少し置いといて。

******************************************************************************************************************



140: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:09:25.40 ID:74AxXOvw0
時に前500年。
オリエントを統一した民族が、ギリシア人を襲った。


从 ゚∀从「待たせたなぁ〜〜」


『アケメネス朝ペルシア』だ。



145: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:13:48.78 ID:74AxXOvw0





事の発端は簡単だ。
地中海で交易を行う民族はギリシア人だけではない。


(;´_ゝ`)「ちょっとペルシアさん、聞いて下さい………
      新顔のギリシア人がうちらのシマを荒らしてるんッスよ……………」


『アッシリア』に滅ぼされた『フェニキア人』は、大国に土下座しながら商売を続けていたのだ。
当然、商売敵のギリシア人とは仲が悪い。



147: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:14:34.17 ID:74AxXOvw0
从#゚Д从「んなこと言われても知るかよ!」

(;´_ゝ`)「いや、でも……………ヤツラの仲間が反乱起こしてるッス」


从*゚∀从「  マ  ジ  で  ?  」


(;´_ゝ`)「そんな、天下のペルシアさんに嘘をつく訳ないッスよwwwwww
      なんでも『アテネ』って都市が裏で援助してるらしいッス」


今のトルコ辺りにあった『イオニア地方』の植民都市が、アテネの援助を受け反乱を起こした。
この出来事は、ペルシアにギリシア殲滅を決意させるのには十分だったのである。



148: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:15:17.51 ID:74AxXOvw0
从* ∀从「ギリシア人が反乱……………アテネが援助……………フ…フフ…………」



(;^ω^)「イオニア反乱を援助してたのがペルシアにバレたみたいだお……………」

(´・ω・`)「それは大変なことになったね」
 _
(;゚Д゚)「ちょwwwwwオレは知らんぞwwwwwww」



ギリシアの内部でも大騒ぎとなっていたのだが……………



151: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:20:15.46 ID:74AxXOvw0
从 ゚∀从「アーーーアーーーー
      アローアロー聞こえますかーーー
      ギリシアのミナサマ コンニチワーッ アローッ
      どうしようもない 傲慢で愚鈍なくそアテネちゃんも聞いてますかぁ?

      あたいの名前はアケメネス朝ペルシアーーーッ
      国王の『ダレイオス1世』でーす 始めましてー よーろーしーくーねー
      こちらはただ今遅めの反乱鎮圧の真最中ゥ
      イオニアの植民市の皆様を楽しく虐殺してまーす


      今からブッ殺しに行くぜ
      小便はすませたか? 神様にお祈りは?
      玉座の前でガタガタふるえて命ごいをする心の準備はOK?

      まぁ 準備する時間はあるかもしれないから頑張れば? 無駄だけど
      じゃあねーッ みんな愛してるよーッ」

     ブツッ ザッザーッ……………



153: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:21:21.56 ID:74AxXOvw0
   _
 (;゚Д゚)
(;^ω^)・・・・・
(;´・ω・)


アテネに対する報復と言いながら、ペルシアはギリシア全土の制圧を目論んでいたのだ。
三回にも渡る『ペルシア戦争』の始まりである。



154: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:22:08.62 ID:74AxXOvw0
(;^ω^)「という訳で皆様、ご協力を……………」
  _
(#゚Д゚)「オレは知らねえからな!!」

(;^ω^)「おっ……………」

  _
(#゚Д゚)「てめーだけは助けてやんねー!! クソして寝ろ!!」



(;^ω^)・・・・・



155: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:22:42.04 ID:74AxXOvw0
(#゚ω゚)「んなこと言われても奴は殲滅するつもりで来てるんだお!
      協力しないと一発でブッ殺されちゃうんだお!」
  _
(#゚Д゚)「お前が撒いた種だろ?! お前がなんとかするのが―――」




(;´・ω・)「あ」



156: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:23:17.53 ID:74AxXOvw0
 _
(;゚Д゚)「な……なんだよ……………」

(;´・ω・)「ペルシアの軍艦が嵐で沈んじゃった……………」



   从;゚∀从「次こそはブッ殺しに行くからなーッ!」





(;^ω^)「ちょ、何この展開……………」


第一回ペルシア戦争は何とも微妙な終わり方をした。



157: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:24:00.01 ID:74AxXOvw0
だがペルシアは諦めなかった。すぐに第二次攻撃隊を送り込んだのだ。


从#゚∀从「チクショーーッ 今度は本気で行く必要があるみたいだなァァァアアーーーーーーー!!!!!」


(;´・ω・)「また来たよ……………」
 _
(;゚Д゚)「今度は本気みたいだな……………」

( ^ω^)「僕に秘策があるお! ちょっと行ってくるお!」



意気揚々と出発したアテネ軍であったが……………?


从 ゚∀从「無事上陸完了! スーパージェノサイドタイム始ま―――ん?」



166: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:35:54.33 ID:74AxXOvw0
                      /⌒ ヽ              /\  /ヽ
                       / ^ ω ^ ヽ        ヽ、 lヽ'   ` ´   \/l
                    ,ノ      ヽ、_,,,      ヽ `'          /
                 /´`''" '"´``Y'""``'j   ヽ     |  ヽ /   V   l
                { ,ノ' i| ,. ,、 ,,|,,. 、_/´ ,-,,.;;l     .l    V    I   |
                '、 ヾ ,`''-‐‐'''" ̄_{ ,ノi,、;;;ノ      l   ┬    ・   |
                 ヽ、,  ,.- ,.,'/`''`,,_ ,,/     ヽ.   │    ・   .|
                  `''ゞ-‐'" `'ヽ、,,、,、,,r'       |.   ┴    ・    レ
                    ,ノ  ヾ  ,, ''";l         |   r―、       l
                   ./        ;ヽ       .|.   |― '       l
                  .l   ヽ,,  ,/   ;;;l       |   r―、       |
                  |    ,ヽ,, /    ;;;|      .|.   |― '        |
                  |   ,' ;;;l l ;;'i,   ;|      |.   ┌―        |
                  li   /  / l `'ヽ, 、;|      /    |―         l
                 l jヾノ ,ノ  ヽ  l  ,i|     /    └─        ヽ
                 l`'''" ヽ    `l: `''"`i     `l    | ̄)        l
                 .l ,. i,'  }     li '、 ;;' |       |   | ̄\       ヽ
                  l ; j / _, -― ' ̄ ̄`ー‐-、_   |             /´
           ,, .--、,,__,,-' ̄;;"`´ ;; __  __, -―- 、;; ̄`l ┌┐┌┐       |
        , '" ;;  ,__   ;;'    r ' ´;;; ヽ_ゝ_;;|    lヽ, / .| | .| |       |
      /l ;;, -‐Y´| l  __  /`'| |   | l  l;|     l ヽ l └┘└┘      /
     /|;;;;ヽ/  .| | |.;;l_,-'l | V | |.l .|   .|    l  i i   | ;lヽ| ○  〇      l
     |;;;|;;;i | /|.| ''.|/ l  |;;;| | | | ;|  |   | ;l l| i ;;;; l | l     _/ヽ  /
     |;;;;|;;.. l ;;  | i /   .il /| |.| |  |   i  |   | l i  '`i l / ̄\/    ヽノ
 __/"|;;|;;l;;  .|   .|;.i |   | ;;|| |l .|  |l     .i | ;|;      |/ヽ/`''l
´ ;;_,- | |;; |  |   l;;l;|   | l|| | |; | |i   i   | |;;/|      .| l ,l  |
  .|;;;;;;| l, | / ' ' |i | ,  i |l | |;;l. | .| i . |l   l/ l ljヽ、   /l | .l  |
 ,;;':|;;;;i;;i;;| | ;;| i l  i |   |i l| |;;;|l| i |;'  l|   |l |l;;;;;ヽ` '´ / |  | l
`';;;;;|;;;l;;;l;;l l l   l il; i  l| |l;;i;;;|l| |/l i  li ; ,: || | ヾ;;;;ヽ/li | ii l .l



168: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:36:26.57 ID:74AxXOvw0
       :/   /
     ./ /  丿 :
    //  /_,. -;=''" _,
   // '-'"`" -‐ニ‐"___=__---
 :/レ    ____-__-_  /`''-w´ヽ  ,√"´\       /`''-w´ヽ  ,√"´\ O    /`''-w´ヽ  ,
.,/′    /⌒ヽ    : ̄ ̄0 ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄oヾ  ̄ ̄ ̄`゛ ̄ ̄ ̄/ ̄○ ̄ ̄ ヾ  ̄ ̄`゛ ̄ ̄ ̄/ ̄
; i:::″⊂二(^ω^ )二二二⊃; __○...........o.......〈..............................〉..............................0..〈................................〉...。...........
.!::^:     丶、   | _ _................/...............................\............................./................................\......................./.........
.!::^: ブーン   ヽノ  ) _ _   ,/´O ゚      ○ ゙`'i、     ,/´ o       O ゙`'i、    ,/´ 0
 i:: :: :      ヽ くヽ   _-__  o ヾ _  ,        O /     ヾ _          ○/   ヾ _  ,
 ヽ  ヾ    ヽ`JJ  三__ ̄ ̄ ̄`ヽ、_,/ ̄ ̄ヾ_/ ̄ ̄ ヾ '' ゚̄  ̄ ̄`ヽ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヾ ''  ̄
  ヾ\\:  \,. -;=''" _,.-;-\         \ ̄ノ
    . \ |\  :: |i''-'"`" -_ヾ______\_ソ′‘ ・. ’、
    ( ─丶 :: ,. -;=''"─ヾへメフ ̄ ̄ >>   ̄ ̄/フ二ニフ ; ゜+°′。.・”;



アテネ軍の奇襲により、ペルシア軍は『マラトンの戦い』で大打撃を受けたのであった。



170: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:37:02.39 ID:74AxXOvw0
从;゚∀从「ゲフッゲフッ……なかなかやるじゃねえか……………」

(#^ω^)「おととい来いおwwwwwwwwwwwバーローwwwwwwwwwwwwwwwwww」





  _
( ゚∀゚)o0(いざとなった時にヒーローは出て行くもんだよな……………)

  _
(;゚∀゚)「って。あれ? オレの出番は?」



こうして第二次ペルシア戦争も終わった。
しかし…………………………



173: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:41:48.30 ID:74AxXOvw0
从 ∀从「拘束制御術式 第3号 第2号 第1号 開放
      状況A「ペルセポリス」発動による承認認識
      目前敵の完全沈黙までの間 能力使用限定解除開始

      では 教育してやろう
      本当の吸血鬼の闘争というものを」


(;´_ゝ`)「吸血鬼じゃないです。今回こそ、なんとかして下さいよ……………」

从;゚∀从「いや、ほら、格好良いし?」


国王が『クセルクセス1世』に変わったペルシアは、またすぐに大軍を差し向けたのである。



174: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:42:29.61 ID:74AxXOvw0
(;゚ω゚)「やばいお…………今度は本当に本気みたいだお……………」
  _
(;゚Д゚)「敵、多すぎじゃね?」

(´・ω・`)「頑張ってね。僕はペルシア側につく事にしたよ」



(;^ω^)・・・・・



(;^ω^)「とりあえず僕が海軍の体制を整えて、何とか制海権を握るお。
      それまで陸軍には足止めをしてもらいたいんだお……………」
  _
(*゚∀゚)「しょーがねーなー。オレの実力、見せてやるぜ」


決して一枚岩ではなかったギリシア連合軍だが、何とか作戦も決まった。



175: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:43:03.58 ID:74AxXOvw0
そして、戦争は始まる。


从 ゚∀从「腰抜けのギリシア人どもは逃げ出したのかァァァアアン?!」

  _
( ゚Д゚)「ちょっと待て!」

从*゚∀从「おっ」



176: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:43:40.00 ID:74AxXOvw0
  _
( ゚∀゚)「誰が逃げ出したんだって!?」

从*゚∀从「コイツは訂正するよ。飛んで火に入るバカがいるゥゥ〜〜!」
  _
(#゚∀゚)「好きなだけほざけ。そう言ってられるのも今の内だからな」


从 ゚∀从・・・・・


从# ∀从「ほほぅ。テメーが言いたいのはそれだけか……………」
  _
(#゚Д゚)「おっぱいのためにも、ついでにギリシア人の自由のためにも、ここは引くわけにはいかんのだ!!!」




スパルタ軍が布陣したのは、道が狭く大軍が通れない「テルモピレー」だった。



  _
(#゚Д゚)「ギリシア最強の陸軍国家、スパルタが相手をしてやるぞ!! かかってこい!!!!」



178: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:44:23.45 ID:74AxXOvw0
从# ∀从「ハ、くだらん」

从#゚∀从「くだらんくだらんくだらんくだらん!!!! つまらん!!!!!!!」

 _
(;゚Д゚)「何だ。何が言いたい?」


从# ∀从「前口上だけは立派なのはイライラするんだよ」
  _
(#゚Д゚)「コノヤロウ……………」









从*>з从 プッ

从*゚∀从「なーんてなっ! なーんてなっ! そろそろいいだろwwwwwwwwwww」



179: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:44:56.22 ID:74AxXOvw0
 _
(;゚Д゚)「んなっ?!」


从*゚∀从「   う   し   ろ   !   」

  _
(゚Д゚;)バッ



从#>∀从「ヒャハハハハッ!!!! バカめ! 貴様らの考えている事などお見通しよォォォ〜〜〜〜〜!!!!1」



182: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:47:20.21 ID:74AxXOvw0
  _
(;゚Д゚)「くそっ! 挟み撃ちか! だがオレは、そこにおっぱいがある限り戦い続ける!!」

从#゚∀从「おっぱいおっぱいうるせえんだよ! ボケがッ!! 氏ねッ!! 史ねッ!!」



  _
(;゚∀゚)「スパルタ死すともおっぱい死せずーーーーッ!!」

        ◎  ◎
     ◎        ◎

    ◎            ◎

   ◎            ◎

     ◎        ◎     ティウンティウンティウンティウン
        ◎  ◎



スパルタ軍、『テルモピレーの戦い』において


      全      滅      !



187: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 15:57:39.48 ID:74AxXOvw0




(;^ω^)「スパルタ……無茶しやがって………」

从*゚∀从「おっぱい星人の死亡確認!! まだまだいくよぉ〜〜〜」


      ―=≡从*゚∀从 ミコミコナース!!




(#^ω^)「ついにここまで来たかお」

从* ∀从「次は誰の番なのかな〜〜〜?!」

(#゚ω゚)「次はお前の番だお! 覚悟するんだお!」

从*゚∀从「違うね! バルス後のムスカのように転げまわるのはお前なんだよォォォ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」



190: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:01:25.42 ID:74AxXOvw0
アテネに殺到するペルシア軍。

((.;.;)ω`)「い、痛え! 鋭い痛みが ゆっくりとやってくるっ!
       ここは一旦、戦略的撤退をするんだお!」

アテネの街並は灰燼に帰し、将軍『テミストクレス』は海上での一大決戦に全てを賭けたのであった。


从 ゚∀从「チッ、変な所に逃げ込みやがって。自慢の海軍でブッ殺してやる!」


( ゚ω゚)o0(作戦成功………)



193: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:04:15.80 ID:74AxXOvw0
(#^ω^)「こっちだお! バカ! アホ! ドジ! マヌケ!
      エロ! 変態! 役立たず! お前の父ちゃんでーべーそ!」

从*゚∀从「ねずみ発見! 見敵必殺!!」


サラミスに集結していたギリシア海軍。
そして………………


(#゚ω゚)「今だお! 全軍突撃!」



194: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:04:47.05 ID:74AxXOvw0
                                  /⌒ヽ   ザブーン
      ザブーン       /⌒ヽ    ザブーン     ( ^ω^) 
    /⌒ヽ   ⊂二二二( ^ω^)二⊃゜+.゜  ⊂二二/    / 二⊃
    ( ^ω^)        ノ  (\             /   /
二二 /    / 二⊃ (\_ノ( ヽ⌒ ⌒ヽ_         ノ  /
   /   /  +. ) _ >ノ__  ・_つ      /  (
   ノ  / +゜+.゜+(/+ レ     (/         ̄ \)
 /  (  ゜+゜++.゜.+.+.゜            彡
  ̄ \)   +゜+.゜+         /⌒ヽ   ザブーン
彡       ゜+.゜          ( ^ω^)    ((
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜⊂二二 /    / 二⊃〜〜∩)〜〜〜┃〜〜〜〜〜〜〜
  〜    〜   ~~ ~  シュコー~~ ~ ~~    〜  .| | /⌒ヽ┃ブクブク
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜┃〜〜〜〜〜〜〜〜 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
     ((        /⌒ヽ┃  (      ノ_      _ノ 
    ((⊂二二二二 ( □◎□)二⊃   (( レ´レ⌒ ̄ ̄ ̄| |
    ((   ノ_      _ノ                ((| | 
     (( レ´レ⌒ ̄ ̄ ̄                   ∪))


注)これはイメージ画像です



197: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:05:19.71 ID:74AxXOvw0
从;゚Д从「ひでぶっ!」


ギリシア海軍により、『サラミスの海戦』でペルシアは大敗北を喫した。
また、残ったペルシア陸軍も『プラタイアの戦い』で一掃されてしまった。



从;゚∀从「ち、ちくしょう……………あんな土人に三回もやられるなんて………………」

ペルシアの三度に渡る敗北で、『ペルシア戦争』は幕を閉じたのであった。

******************************************************************************************************************



202: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:10:22.06 ID:74AxXOvw0
一方のギリシアでは……………

       ____
     /_ノ  ヽ、_\
   o゚((●)) ((●))゚o    <ペルシアが逃げてくおwwwwwwwwwwwwww
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \     自称大国がwwwwwwwwwwwギwリwシwアwにw負wけwたwwwww
  |     |r┬-|     |    (⌒)
  |     | |  |     |   ノ ~.レ-r┐、
  |     | |  |     |  ノ__  | .| | |
  \      `ー'´     /〈 ̄   `-Lλ_レレ
                  ̄`ー‐---‐‐´



203: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:10:59.09 ID:74AxXOvw0
从#゚Д从 ビキビキ


(;´・ω・)「ちょっと、もうやめなって………」

(;^ω^)「おっ??」

(;´・ω・)「何かヤバいオーラが出てる……………」


逆鱗というよりも、むしろ顔の上で飛び跳ねちゃった感じ?
ペルシア戦争後のギリシアは、いつ再び攻められても不思議でない状況だったのだ。



(;^ω^)「そんな訳だから、ギリシア人同士団結しないとヤバイんだお!
      今こそ僕が中心となって同盟組織を作るお!!」



204: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:12:03.76 ID:74AxXOvw0
対ペルシア用に結成された『デロス同盟』だったが……………
だんだんおかしくなっていく。


( ^ω^)「まずは会費を集めるお!」

(´・ω・`)「えーっ」


壁|#゚∀从・・・・・


(;^ω^)「いやwwwでもwwwwペルシア様がみてるwwwww」

(;´・ω・)「わかったよ……………」



206: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:12:38.18 ID:74AxXOvw0
(;^ω^)「けっこう凄い額が集まったお……………」


(;゚ω゚)・・・・・・


(;^ω^)「盗まれると危ないから金庫のお金は僕が管理するお!」


金庫はもともとデロス島にあったのだが、アテネが着服してしまったのだ。



207: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:13:11.81 ID:74AxXOvw0
(;´・ω・)「それって君が勝手に……ムググ」

( ゚ω゚)「おっと、それ以上言ったら死ぬお」



壁| ゚∀从・・・・・



(*゚ω゚)「働かなくても金が集まるwwwwwwwwwニートうめえwwwwwwwwwwwww」

(;´・ω・)「なんで僕らがアテネに……………」


『デロス同盟』の盟主として、傍若無人に振舞うアテネ。
しかし、それを見て立ち上がるあるポリスがあった。



209: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:13:47.20 ID:74AxXOvw0
  _
(#゚Д゚)「くそっ、アテネの奴め……………もう許さんぞ!!」

(;´・ω・)「でもアテネの海軍にはどうやっても勝てないよ……………」




   ...(#゚ω゚) ワリーコハ イネーガー



 _
(;゚Д゚)・・・・・

 _
(;゚ω゚)「た、確かに」


スパルタは『ペロポネソス同盟』を結成したが、それでもやはりアテネは強かったのだ。



211: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:14:20.47 ID:74AxXOvw0
だが、そこに変なのが現れる。


壁| >∀从「ちょっとちょっと」

 _
(;゚Д゚)「ん? げげ、何でペルシアがこんな所にいるんだよ!」

从 >∀从「ぱんぱかぱ〜ん! おめでとうございます! あなたは当選しました!」





  _
(#゚Д゚)「帰れ」



214: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:17:47.73 ID:74AxXOvw0
从;>∀从「痛い痛いwww石を投げないでwwwww」
  _
(#゚Д゚)「一体何の用なんだ!」

从;>∀从「いやあ、ビジネスですよ。ビ・ジ・ネ・ス・!
     見たところアテネの海軍が強すぎて困っていらっしゃる御様子。

     そんな貴方に、今ならこのペルシア商会が低金利でご融資いたしましょう!
     こんなチャンス二度と巡って来ませんよ? さあ、今すぐお電話を!」



216: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:18:13.59 ID:74AxXOvw0
 _
(;゚Д゚)o0(アテネの海軍と、補給路を計算して…………オレだけじゃ厳しい………か)


 _
(;゚∀゚)「悪い話ではないか……………」

从 >∀从「ご契約ありがとうございますぅ〜。それではいってらっしゃい!」


 _
(;゚Д゚)「一体何だったんだ???」




从 ∀从「フフ……………」



218: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:18:50.40 ID:74AxXOvw0
从#゚∀从「作戦通りッ! 誰がこんな条件で援助してやるかよwwwww」



ペルシアの作戦は「直接攻撃」から「内乱扇動」へと変わっていたのだ。

スパルタを支援し、アテネとの戦争を起こさせる。
後は共倒れになるのを待てばいい。



223: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:25:31.06 ID:74AxXOvw0
(*^ω^)「今日はあのポリスを荒らしてやるおwwwwwww」
  _
(#゚Д゚)「待てい! もう許さんぞ、覚悟しろ!」

(#^ω^)「おっ………良い度胸だお……………まずはお前から料理してやるお!」


こうして『ペロポネソス同盟』と『デロス同盟』との戦いが始まった。
これを『ペロポネソス戦争』と呼ぶ。


  _
( ゚∀゚)「料理………か」



224: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:26:23.31 ID:74AxXOvw0
                 ドーピングコンソメスープだ…………
     _
   ( ゚∀゚)x"⌒''ヽ、        さあアテネ君
   (|     ...::   Y-.、
    |  イ、     ! :ヽ      オレがおっぱいおっぱいするのを
    U U `ー=i;;::..   .:ト、
          ゝ;;::ヽ  :`i    とめられるかな?
            >゙::.   .,)
           /:::.  /;ノ
     ゞヽ、ゝヽ、_/::   /
     `ヾミ :: :.  ゙  _/
       `ー--‐''゙~



226: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:27:19.85 ID:74AxXOvw0
               ズドドドドドドドドドド!!!
                    ゜ヾ´      ″
     オッパイ!オッパイ! =―≡ ̄`: ∵´ ‘
          _   _  ≡―=', (   )∴∵゛、゜¨
        , ≡ ) ( ゜Д゜r⌒)  _/ / ̄    _
      ´∴‘≡く / ∧   | y'⌒  ⌒ ヽ _   (  ≡―=‥、,、
     ″″    \/  _  |  /   | | ゜Д゜ )`=―≡―∞
     “         ( ゜Дー' |   |ヾノ   //
             =―≡ ̄`:, | ,  | ( ̄=―≒‥,,
         ,゛“=―≡―=',/  ノ )∵`=≡―=
                ∴/´/ / |  | ,'ゞ       オッパイ!オッパイ!
              ゛〃/ / / \|  |   ヾ
                /(  |  (  |
               /  |  |  |\ \
              / / |  |   | ヽ/⌒〉
             (_  「 _) (_〈_/



229: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:27:52.21 ID:74AxXOvw0
((.;.;)ω(.;.;))「お、おっぱ……………」
  _
( ゚∀゚)「そう、全てはおっぱいだ……………」


スパルタは、アテネの生命線とも言える黒海との通商ルートを占領したりした。
ペルシアの援助を受けたスパルタに敵う訳もなく、結局アテネは惨敗してしまう。


ギリシアの覇権はスパルタへと移ってしまったのであった。

******************************************************************************************************************



230: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:29:32.36 ID:74AxXOvw0
さて、『ペロポネソス戦争』の後、ギリシアはスパルタの天下になっていた。

       _       _                             _  ∩
      ( ゚∀゚)    ( ゚∀゚)                   _       ( ゚∀゚)彡
お━━ と  つ━━ / つつ ━━━━━━━/^)^) ━━ ( ゚∀゚)━━ .(  ⊂彡 ━━━ぱいっ!!!!
      (_,,つ    (  〈    (⌒(´_, ,_)  (_, `)    / つつ    |   |
       し'     ヽ_)_)    し ヽ,),,)   と_ノ     (_,ヽ_)_)    し ⌒J



233: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:29:58.93 ID:74AxXOvw0
  _  ∩
( ゚∀゚)彡「おっぱい! おっぱい!」
 ⊂彡

(;^ω^)「おっ、おっ……………」
  _
(#゚Д゚)「ふざけるな! 大声を出せ!」


好き勝手し放題のスパルタwww
だが、そこに現れるのが『テーバイ』というポリスだ。



(´・ω・`)「ぶちころすぞ」



234: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:30:32.96 ID:74AxXOvw0
(´・ω・`)「ぶちころすぞ」

  _
( ゚Д゚)・・・・・


(´・ω・`)「ぶちこ……………」
  _
(#゚Д゚)「ぶちころすぞ」

(´・ω・`)・・・・・



237: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:31:06.86 ID:74AxXOvw0
  _
(#゚Д゚)「ぶち……………」

(´・ω・`)「かもすぞ」

 _
(;゚Д゚)・・・・・

(´・ω・`)「かもしてころすぞ」


  _
(#゚∀゚)「いい度胸だ……………」


スパルタに目を付けられたテーバイ。
この時のテーバイの指導者は『エパメイノンダス』という人である。



240: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:31:39.37 ID:74AxXOvw0

 _
(;゚∀゚)「ふ〜、全く面倒臭いぜ」


今、テーバイを目指して全力疾走しているオレは、ギリシアを束ねるごく一般的なドーリア人ポリス。
強いて違うところをあげるとすれば、おっぱいに興味があるってとこかナー。


名前はスパルタ。


そんなわけで、通り道にあたる「レウクトラ」までやって来たのだ。



244: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:32:39.52 ID:74AxXOvw0
ふと見ると、敵であるテーバイ軍が接近していた。

 _
(;゚ω゚)「ウホッ! いい布陣………」


そう思っていると、突然テーバイ軍はオレの見ている前で、
騎兵と共に突撃しはじめたのだ………!



(´・ω・`)「  や  ら  な  い  か  」



246: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:33:12.44 ID:74AxXOvw0
 _
(;゚Д゚)「な、この熱気………」

(´・ω・`)「この神聖隊はね、『男同士の友愛』によって団結しているんだ」
 _
(;゚Д゚)「男同士?! ひぃぃ! く、来るなっ! ヘンタイめ!」


(´・ω・`)「いいのかい? 僕は変態でも構わず食っちまうような男なんだよ?」




  _
(;゙゚'ω゚')「アッーー!!」



249: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:33:48.78 ID:74AxXOvw0
(´・ω・`)「ん? もう終わりかい? 意外に早いんだな」

  _
(  Д )


テーバイ軍の新たな戦術により、『レウクトラの戦い』でスパルタ軍は壊滅。
スパルタの覇権も崩れ、今度はテーバイの天下となったのである。





ちなみに古代ギリシア人は同性愛者が多いですwwwwスパルタも実はやべえwwwwwwww



252: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:34:23.16 ID:74AxXOvw0
さて、その後のギリシアはと言うと。

── =≡ _ _  =
── =≡( ゚∀゚ ) そ 
─ =≡○_   ⊂)_=_  -=≡ r(    ) <モルスァ!
── =≡ >   __ ノ  -= 〉   つ
─ =≡  ( / ≡    -=≡⊂ 、  ノ
── .=≡( ノ =≡       -=  し'
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
                  |
                  |
                  | 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



テーバイの指導者『エパメイノンダス』が死んで、スパルタが復活したり。

度重なる戦争で重装歩兵となる平民は財政破綻し、代わりに傭兵制が流行。
結果として「愛市心」が薄れ、ポリス内の団結も弱くなっていった。



254: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:34:55.28 ID:74AxXOvw0
 「おっぱいこそ至高! なぜそれが貴様等には理解できんのだ!!」

                    「おっぱいおっぱいうっせーお! だったらママのおっぱいでもしゃぶってろお!!」

        「しゃぶれだって? いい度胸してるね、君がしゃぶりなよ」



  カンカンガクガク
               ケンケンゴウゴウ




   「あいや待たれよ!! この場は我輩に預からせてもらおう!!!」



255: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:35:33.22 ID:74AxXOvw0
         「誰だ、コイツは?!」

                        「北に棲んでる野蛮人だお!!」

  「ぶちころすぞ」




        「なぎはらえー」




   「「「  ア ッ ー ! !  」」」



257: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:36:45.84 ID:74AxXOvw0
満身創痍なギリシアのポリス達。
そこを狙ったかのように、北方の蛮族『マケドニア』が侵入してきたのであった。


((.;.;)ω`)「い……痛いお……………」

(´+ω(.;.;))「蛮族に負けるなんて……………」
  _
(; Д )「オレだけ無視ですかそうですか」



『カイロネイアの戦い』で敗北したギリシアは『コリント同盟』を結成させられて、マケドニアの傘下に入る事となる。

******************************************************************************************************************



263: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:38:47.41 ID:74AxXOvw0
( ФωФ)「諸君、我輩が新たなマケドニアの指導者『アレクサンドロス3世』である」



『フィリッポス2世』が暗殺され、マケドニアには新たな王が立った。
超有名な『アレクサンドロス大王』である。


なお、この時点から共通ギリシア語『コイネー』が普及したため、ドーリア人やらイオニア人やらの区別は無くなります。
従ってブーンやジョルジュ、ショボンは基本的に「ギリシア人」だと思って下さい。



265: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:39:20.15 ID:74AxXOvw0
( ФωФ)「我輩がギリシアを率いるのであるから、諸君等には一騎当千の働きをして貰いたい」

(;´・ω・)「えーっ」

(;^ω^)「めんどくさいお……………」
 _
(;゚Д゚)「お前は何を言ってるんだ」


( ФωФ)「戯言は聞かぬ。逆徒には死の運命が待っておるぞよ」


『マケドニア』は、日頃から『バルバロイ』と呼んで馬鹿にしてきた奴だ。
ギリシア人達は全く聞く耳を持とうとしなかったのだが……………



266: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:39:51.05 ID:74AxXOvw0

( ФωФ)「我輩の願いは唯一つ、父の夢であったペルシア打倒である!」


アレクサンドロスが掲げたのは、仇敵アケメネス朝ペルシアの打倒。
それはギリシア人の夢でもあったのだ。

  _
(*゚Д゚)「感動したっ! オレはこの人について行くぜ!」

(;^ω^)「ペルシアと戦争なのかお?」

(´・ω・`)「面白そうだね」


( ФωФ)「腹は決まったようだな。では今より、ペルシア征伐遠征軍を結成する」


そうしてギリシア連合軍が結成された。
アレクサンドロス大王の東方遠征の始まりである。



269: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:40:34.20 ID:74AxXOvw0
前333年、小アジアのイッソス。


( ^ω^)「さあ、始まるザマスよ」

(´・ω・`)「行くでガンス」
  _
(#゚Д゚)「フンガー!」



从;゚∀从「ちょっと、まともに始めなさいよ!!」


あーいまーいさんせんち―――


从゚∀从「え? ちょま、聞いてな」





デュクシデュクシ(#^ω^)≡つ)Д゚从 グエア



271: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:41:04.93 ID:74AxXOvw0
(#^ω^)「余所見してんじゃねーお!」

从;゚∀从「畜生、一体何だってんだ……………」


『ダレイオス3世』の率いるペルシア軍は、『イッソスの戦い』で敗北し退却。
シリア方面はがら空きとなってしまったのであった。



( ФωФ)「ふむ、敢えて追撃する由もあるまい。まずは手薄な所より切り取って行くべきであるか」



272: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:41:43.03 ID:74AxXOvw0
標的をペルシアから切り替え、ペルシアの支配下にあったエジプトへ向かうギリシア軍。

  _、_
(;,_ノ` )「そう簡単に負ける訳には……………」


( ФωФ)「かかれ!」

( ^ω^)「わかりましたお!」



275: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:42:20.27 ID:74AxXOvw0
           ‐-;-.,_ "''=;- .,_\ \\
             "‐ニ‐-> "`"'-' \
      ______二)          ヽ
         ̄"'''─-、             ヽ
__   ____-─        /⌒ヽ   ヽ,
   ̄ ̄ ̄ ̄    三  ⊂二二二( ^ω^)二⊃ ヽ
  ――=                  |    /      |
        ――         ( ヽノ         |
    _____          ノ>ノ       !
 ̄ ̄ ̄ ̄     ̄ ̄ ̄ ̄ヾ、 _、 レレ         |
                 ヾ./_     _   //
                、ー`、-、ヾ、、,  、, /i/
                 // ./// /
                 /  / / /


  _、_
( ; Д`) .・;'∴ボボンハウスッ




あれ? エジプトってやられ役じゃね?wwwww
(俺的三大やられ役はドイツ・フランス・エジプト)



276: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:43:01.09 ID:74AxXOvw0
豊かな穀倉地帯であるエジプトを手に入れ、大王の人望も鰻登りだ。


( ФωФ)「諸君等のエジプト制圧を記念し、我輩は『ファラオ』に即位する腹積もりである。
       今後も諸君等の獅子奮迅の活躍を期待しておるぞよ!」


ギリシア風ポリスの長から、オリエント風専制君主へと変わる瞬間であった。



280: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:43:48.73 ID:74AxXOvw0
さて、メソポタミアに逃げ込んだペルシアを叩く時が来た。
場所はメソポタミアのガウガメラである。


( ФωФ)「さあ、残るは貴様だけであるぞよ! ペルシアよ!」

从;゚∀从「クソッ! クソッ! エジプトまでもが…………… こうなったら決戦だ!」



282: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:44:24.76 ID:74AxXOvw0
( ФωФ)「往年の大国も堕ちたものだな」

从# ∀从「くらああああえええ! あががががががががががッ! 脳しょうブチまけなあああががががが」



( ФωФ)「ご覧の通り、貴様が挑むのは無数の槍床。砕撃の極地! 恐れずしてかかってこい!!」







Unlimited Macedonian Phalanx ?ww



284: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:45:56.92 ID:74AxXOvw0
从#゚Д从「イバああああああががががが 地面にブチまけてやるッ!
      チクショォォォォォー ブチまけてやるーッ ブチまけてやるッ! 脳汁ーッ
      チクジョオーーーーーー 蟻がタカレ! 蝿がタカレチクショォォーッ」

(#ФωФ)「ハァァァァアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!11」





从 Д从「がっ……………」

        ◎  ◎
     ◎        ◎

    ◎            ◎

   ◎            ◎

     ◎        ◎     ティウンティウンティウンティウン
        ◎  ◎



287: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:47:15.98 ID:74AxXOvw0
『ガウガメラの戦い』(アルベラの戦い)で、ペルシア軍は壊滅。
国王『ダレイオス3世』は命からがら逃げ出したものの、その後部下に暗殺されたという。


前330年、アケメネス朝ペルシア滅亡。



( ФωФ)「まだだ、まだ終わらぬ」



288: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:47:48.90 ID:74AxXOvw0
(*ФωФ)「野を越え、山を越え、地の果てまでもを征服してやろうぞ!」



(;^ω^)「そんな……もう疲れ………」
(;´・ω・)「しーっ!」


アレクサンドロス大王はペルシアを征服してもまだ飽き足らず、東へと遠征を続けた。


そして『カイバル峠』を越え、インドに侵入した時……………



291: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:48:56.50 ID:74AxXOvw0
川 ゚ -゚)「ほぅ。見ない顔だな」

( ФωФ)「貴様がこの地を統べる者か?」

川 ゚ー゚)「そうだと言ったら?」


(#ФωФ)「容赦はせぬぞ! かかれ!」

 _
(;゚Д゚)「おー!  ……………これはッ?!」



293: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:49:42.28 ID:74AxXOvw0
             _
川#― )    ⊂≡(゚∀゚*) ナカナカエエチチ シトルヤナイカ
    ソローリソローリ



 ガッシ
           ボカッ


        メメタァ



            ドッギャァーーン(笑)


     【しばらくお待ちください】



295: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:50:20.40 ID:74AxXOvw0
川;メ -゚)「く………なかなかやるじゃないか…………」

(*ФωФ)「なかなか? 否! 我輩こそが最強! 我輩こそがこの世界の覇者である!」



大王一行は次々と敵を打ち破り、インド遠征は成功した。

が。

 _
(;゚Д゚)「いい年こいて……………」
(;^ω^)「覇者だってお……………厨二乙」
(;´・ω・)「こらこら」




(;ФωФ)・・・・・


兵士達の夢はペルシア征服だったため、インドまで遠征した事により彼等のやる気もなくなってしまったのだ。



296: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:51:00.88 ID:74AxXOvw0
この事態には、流石の大王も引き返さざるを得ない。


(;ФωФ)「……………これよりギリシアへ凱旋帰国するぞよ。皆、準備は良いか」


(;^ω^)「やっと帰れるお……………」
 _
(;゚Д゚)「大王〜、オレ疲れました〜」

(;´・ω・)「疲れたって……これから帰るのに………」



298: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:51:33.21 ID:74AxXOvw0
  _
( ゚∀゚)「そんな訳だからちょっと帰るの待ってくれ」

(;^ω^)「そんな無茶苦茶な」

(;ФωФ)「むぅ……………」


(´・ω・`)「そうだ、いいこと思いついた」

 _
(;゚∀゚)「へ?」



301: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:54:28.38 ID:74AxXOvw0
(´・ω・`)「お前、ここにギリシア風の都市を建設しろ」
 _
(;゚Д゚)「えーーっ! こんな辺鄙な土地にですかァ?」

(´・ω・`)「男は度胸、なんでも試してみるのさ。きっといい暮らしになる」

 _
(;゚ω゚)・・・・・


(´・ω・`)「ほら、遠慮しないで造ってみろよ」





  (;^ω^)「……………が、頑張れお」



303: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:55:12.38 ID:74AxXOvw0
ツ、ツクリマシタ………

アア ツギハ ショクミンダ………




(;ФωФ)「確かに、彼を置いてこの地を去るのは悲しい事だ。
       だが我輩は、諸君等を一刻も早く英雄として帰国させてやりたいのである」

(*^ω^)「大王かっこEEEEEEEEEEEEE!!」



306: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:55:43.84 ID:74AxXOvw0
( ФωФ)「それではさらばだ! 幸運を祈る!」





 _
(;゚Д゚)・・・・・


  _ _
( ゚Д゚ )「……………マジすか」

戦争の中で、怪我をした者や年をとった者は容赦なく置いていかれた。
この時放り出された奴らが、ギリシア風都市『アレキサンドリア』を建設したのだ。



308: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:56:33.50 ID:74AxXOvw0
   ( ;´゚д゚)   行っちまった……………
  c(,_U_U ガク


    _ _
   ( ゚∀゚ )  まあ悩んでもしょうがないよな
   し  J    オレはオレらしく生きるだけさ
   |   |
   し ⌒J スタッ


    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J

各地にギリシア文化を撒き散らしながら、ギリシア軍は進んでいった。
そのため文化的にも、軍事的にも東西が統一され『ヘレニズム時代』がやって来るのである。


ちなみにこの『ヘレニズム文化』、中には現地の文化に大きな影響を与えたものもある。
例えばインドの『ガンダーラ美術』なんかもその影響だったり……………



310: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:57:04.84 ID:74AxXOvw0
さて、帰国途中のギリシア軍であったが、バビロンに寄った時に大事件が起こる。


(;ФωФ)「ぐぬぬぬぬ……………」

(;´・ω・)「だ、大王?」

(;^ω^)「一体どうしたんだお?」


(;ФωФ)「〜〜〜〜〜〜〜〜……………」

(;^ω^)「な、何か言ってるみたいだお」

(;´・ω・)「最強の者が、って言ってるみたい?」



313: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 16:59:16.88 ID:74AxXOvw0
( ФωФ)ガクッ


(;゚ω゚)「大王?」

(;´・ω・)「ちょっと、大王?!」



( ФωФ)・・・・・

アレクサンドロス大王、バビロンにて病没(らしい)



314: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 17:00:00.76 ID:74AxXOvw0
( ´ω`)「無茶しやがって……………」

(´;ω;)「涙無しには語れないね」

( うω`)「でも泣くのは終わりだお! 僕が頑張って跡を継ぐお!」

(´・ω・`)「え?」


アレクサンドロス大王は、跡継ぎを定めず死んでしまった。
この事が大きな問題となるのである。



316: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 17:00:35.21 ID:74AxXOvw0
(;^ω^)「いや、だから僕が跡を……………」

(´・ω・`)「いやいや、ここは僕が跡を継がせてもらうよ」

(#^ω^)「僕が僕が!」

(#´・ω・)「僕が僕が!」


  _、_
( ,_ノ` )「俺が俺が」



(´・ω・`)「どうぞど……………」

(;゚ω゚)「ちょwwwwwww」



318: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 17:01:17.28 ID:74AxXOvw0
そして後継者の座を巡り、『ディアドコイ戦争』が勃発。
この戦争は前301年の『イプソスの戦い』で決着がつき、ヘレニズム世界は分割されてしまったのだ。


(´・ω・`)「マケドニアは僕が継がせてもらうよ」

(*^ω^)「シリアから東は全部僕が頂いたおwwwww一番でっかいおwwwwwっうぇwww」
  _、_
( ,_ノ` )「エジプトは俺のもんだ……………」



ギリシアの『アンティゴノス朝マケドニア』
メソポタミアの『セレウコス朝シリア』
エジプトの『プトレマイオス朝エジプト』

(ちなみにエジプトもギリシア系の王朝だから注意)


要するに、前3世紀からは完全に『ヘレニズム時代』なのである。



320: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 17:01:48.65 ID:74AxXOvw0
また、この分裂も固定されたものではない。
特に『セレウコス朝シリア』からは……………


       ∩   _
おっぱい!ミ(゚∀゚ )
 おっぱい!ミつ ,ノ
 ̄  ̄   「 _  |  ウ  ̄  ̄  ̄
       ∪ ヽ l   オ
       /  ∪  \
  /       :    オ
     /    || .   オ  \
     /    :| :   オ  \
    /       .
           | .   オ
           | | : .
           |:  .
           || .
            .
            |
           | | : .

置いてかれたギリシア人たちが独立し、『バクトリア』が成立。(すぐに崩壊するけどw)



322: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 17:02:22.61 ID:74AxXOvw0
そしてペルシアには、


从#゚∀从「WRYYYYYYYYYYーーーッ!!!!」


イラン系の遊牧民が『パルティア』を建国。 (アルサケス朝、または安息国とも)

セレウコス朝の版図は一気に縮小し、シリアとメソポタミアを治めるだけになった。



323: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 17:02:55.15 ID:74AxXOvw0
さて、今まで長ったらしく書いてきたけれども、まとめを一つ。


・ メソポタミア + エジプト ⇒ オリエント (アケメネス朝による統一)

・ オリエント + ギリシア ⇒ ヘレニズム (アレクサンドロスによる統一)


そして、

・ヘレニズム ⇒ ローマ、ペルシア、インド (大国出現による分裂)



西洋の古代史とは、この流れを覚えることなのだ。



325: ◆ImMEukpfHw :2008/03/01(土) 17:03:34.84 ID:74AxXOvw0
      ,' /
     i .l
.    | 、
    、.\ ヽ
      、 \ . ヽ ._
         丶.   ‐  _
           ` ‐ _  (^o^)( ^o^)
                  (ー(,, O┬O
                   ())'J_))


  /└────────┬┐
. <   To Be Continued... | |
  \┌────────┴┘

******************************************************************************************************************



戻る/( ^ω^)ブーンはアテネの平民のようです:キャスト本編