( ^ω^)ブーンが大仕事を成し遂げるようです

44: ◆wAHFcbB0FI :10/15(日) 23:20 BSsNSBbSO
  

第二話 ( ^ω^)ブーンがさらなる仕事に挑むようです



あの石像事件から三ヶ月後―――――

事務所ではブーン、毒男、ジョルジュ、そして近所にあるバーであるバーボンハウスを経営しているショボン&シャキンがポーカーを楽しんでいた。
今日はバーボンハウスは定休日であり、ブーン達三人はこの日ショボンとシャキンを事務所へ招き入れていた。

(; ^ω^)「アウアウ…折角ジョーカーが手札にあるのに1ペアだお」
(´・ω・`)「僕としたことが2ペアとはね。やられたよ」

ブーンとショボンは地団太を踏んだ。

('A`)「俺はストレートだ。勝てる奴いる?」
( ゚∀゚)「馬鹿め、上には上がいるものだ! 俺はフルハウスだ!」

得意げにジョルジュが言った。しかし

(`・ω・´)「上には上がいる、それは君にも言えることなんだよジョルジュ。私はロイヤルだ」
( ^ω^)('A`)( ゚∀゚)(´・ω・`)「ちょwwwwwwおまwwwwwww」
先程まで浮かれていたジョルジュは呆気なく撃沈した。

(`・ω・´)「じゃあ四人から賭け金を頂こうか」



45: ◆wAHFcbB0FI :10/15(日) 23:27 BSsNSBbSO
  

他の四人が賭け金を渡そうとしたとき、五人の博打を横から観戦していた天才科学者兼事務所の居候であるモララーが口を挟んできた。

( ・∀・)「はははwwwwwwシャキンさん、僕にそういうのが通用すると思う?イカサマしてるのバレバレだよwwwwww」
(`・ω・´)「……」
(# ^ω^)(#'A`)(#゚∀゚)(#´・ω・`)「ぶち殺すぞ」

流石に「天才」というだけあって観察力等には優れているようだがモララー本人は博打はあまり好まないらしく、他の五人がやっている所を観戦していることが殆どである。

(´・ω・`)「じゃあ兄さんがみんなに罰金を払うんだ。でないと本当にぶち殺すぞ」
(`・ω・´)「わかったわかった」

シャキンは弟であるショボンの脅迫に屈服し、渋々四人に金を払った。

(´・ω・`)「そろそろ疲れたしもう深夜十一時過ぎてるから帰るね」

夕方から深夜に渡って博打をし続けていれば流石にバーテンであっても疲れがたまるのだろう。

( ゚∀゚)「把握した。また来な」
( ^ω^)「おやすみだお」

シャキンとショボンは帰っていった。



47: ◆wAHFcbB0FI :10/17(火) 20:36 +ugnqR1cO
  

その後―――――

( ゚∀゚)「こんな夜中だが、腹が減ったからちょっとコンビニ行って何か買ってくる」
( ^ω^)「とっとと行ってくるお」

ジョルジュはコンビニへ出かけて行った。

( ^ω^)「こんな日はもう寝るお」
('A`)「賛成。やることないし」
( ・∀・)「僕は徹夜に慣れてるから別になんともないね」
( ^ω^)('A`)「……」

この頃モララーは何故かよく地下室から出てきている。地下室にこもってばかりいたので一種の気分転換なのかもしれない。いつもこんな風にブーン達をおちょくったりしている。

二人が寝ようとしたそのときだった

( ^ω^)「!!」

珍しく事務所の電話が鳴り出したのだ。

( ^ω^)「もう夜だし仕事の依頼ではないはずだお」

ブーンが受話器を取ろうとしたとき、同じく受話器を取ろうとした毒男と手が重なった。

('A`)「どうするよ?」
( ^ω^)「じゃあジャンケンだお。勝った方が電話にでるお」
('A`)「把握した」

( ^ω^)('A`)「ジャンケンポイ!」

毒男がグーを出した直後にブーンはパーを出した。

(#'A`)「てめえ後出しとは卑怯な!」
( ^ω^)「フヒヒヒ、勝つためには手段を選ばんお」
(#'A`)「冗談じゃねえ! 仕切り直し…」
( ^ω^)「もう遅いお!」

ブーンは受話器を取った。

('A`)「クソッ!」

毒男は悔しがった。



48: ◆wAHFcbB0FI :10/17(火) 20:41 +ugnqR1cO
  

(以下、電話での会話です)

( ^ω^)「もしもしですおー」
ξ゚听)ξ「こんな夜中にすいませんねぇ」
( ^ω^)「ちょwwwwwいきなりなんだおwwwwつうか聞き覚えのある声だお。どちら様だお?」
ξ゚听)ξ「もしかして忘れちゃってたりする?二ヶ月前に貴方達に石像の処理等を依頼したツンという者ですが」
( ^ω^)「そういえばそんなことがあったお。それでこんな夜中に一体何事ですかお?」
ξ゚听)ξ「ここに電話をかけてきたということはもう一つしかないでしょう」
( ^ω^)「仕事ですかお?」
ξ゚听)ξ「yes」
(; ^ω^)「ちょwwww唐突なwwwwまあいいですお」
ξ゚听)ξ「また新しく土地を買い取ったんだけどそこに古い洋館があって邪魔くさいからぶち壊して欲しいということです」
(; ^ω^)「(言葉使い悪っ!)わかったお。一週間後にぶち壊しにいきますおwwwww」

(電話終)

( ・∀・)「こんな時間に仕事依頼の電話かい?」
( ^ω^)「そうだったお」
( ・∀・)「しかし随分と楽しそうだったなwwww所々タメ語になってたし」

いつもの如くモララーがブーンをおちょくる。

(; ^ω^)「そんなことないお」

そこへ、ジョルジュがコンビニから帰ってきた。



49: ◆wAHFcbB0FI :10/17(火) 20:45 +ugnqR1cO
  

( ゚∀゚)「おい、何の話をしているんだ?」

ブーンが答える。

( ^ω^)「実はさっき電話があったお」
( ゚∀゚)「ほう、それで?」
( ^ω^)「仕事を依頼されたお」
( ゚∀゚)「こんな夜中に非常識な人だな。で、どんな仕事だ?」
( ^ω^)「建物の破壊だお」
( ゚∀゚)「そうか…」

ジョルジュはつまらなそうな顔をした。

( ゚∀゚)「どんな建物だ?」
( ^ω^)「古い洋館らしいお」
( ゚∀゚)「古い洋館だと?」

ジョルジュの表情に再び希望が表れる。

( ^ω^)「言われたことをありのままに話すと『新しく土地を買い取ったんだけどそこに古い洋館があって邪魔くさいからぶち壊して欲しい』ってことだお」
(;゚∀゚)「おいおいどこまで非常識なんだwwwww(洋館か……何かしら財宝があるやもしれんな)」
( ^ω^)「とりあえず一週間後にぶち壊しに向かうって言っといたお」
( ゚∀゚)「よしよし、それでいい」

そこへモララーが口を挟んできた。

( ・∀・)「えーっと、いきなりだけど僕も行っていいかな?」
( ゚∀゚)「モララー、お前も行きたいのか?」
( ・∀・)「なに、単なる好奇心さ。そうそう、洋館を破壊する前に中に入って宝を取ってくるとかそういうことしたいなら武装とかしといた方がいいと思うよ?」
(;゚∀゚)「(こいつ俺の考え読んでやがる)いいよ、来たいなら来ればいいさ。つうかお前が光線銃持ったら多分右に出る奴はいないだろうからな」

こうしてモララーもついてくることになった。

( ^ω^)「それじゃ明日から早速準備するお」



('A`)「あーあ、俺また忘れられてる?」

こうしてブーン達は準備を始めた。

……古びた洋館での戦いに向けて。



51: ◆wAHFcbB0FI :10/19(木) 20:30 BvIbivzhO
  

それから一週間後、車の中

ξ゚听)ξ「(またこの車……相変わらず物騒な物が色々置いてあるしあのときと殆ど変わってないみたいね。唯一違うのは…)」
( ・∀・)「……何か用?」
ξ゚听)ξ「いえ、別に…(この人の存在か。もしかして武器とか持ち込んでるのってこの人…?)」

依頼主のツンがあれこれと考えていることにも構わずブーンと毒男はいつもの調子で話し合っていた。

( ^ω^)「この前みたいなやばい仕事じゃなくてよかったお。今回は普通の仕事なようだお」
('A`)「全くだ。あの時は死ぬかと思ったからな。でも今回はそんなことないだろ」
ξ゚听)ξ「ちょwwwww危険物とかあるのに緊迫感ねぇwwwwww」
( ゚∀゚)「しっかし、相手が誰なのかブーンに聞いてなかったから誰かと思ったらまたあんたか。二回も依頼してくるなんて物好きだねぇ」
ξ゚听)ξ「他にあてがなかったので…」
( ・∀・)「まあ確かにこんな物騒な仕事してる人はそうそういないだろうね」

毒男が珍しくモララーの発言に相槌をうつ。

('A`)「そんでもってそんな物騒な仕事してる俺達によく仕事を依頼する人もそうそういない訳だ。ジョルジュがああいうのも無理はないって」

ξ;゚听)ξ「……」

五人が他愛のない話をしている内に問題の場所に着いたようだ。



52: ◆wAHFcbB0FI :10/19(木) 20:44 BvIbivzhO
  

ξ゚听)ξ「ここな訳ですが」
(;゚∀゚)「凄いなこれ…」

そこにはかつて富豪が住んでいたような面影のある大きな洋館があった。

( ^ω^)「何か壊すのが勿体無いような気がするお」
('A`)「壊せって言われてるんだから壊すしかないだろ」
( ・∀・)「中に何かいそうな雰囲気だね…wktk」
('A`)「お前科学者なのに非科学的なこと信じるタイプかよwwwwww」

相変わらず呑気に話し合っている三人にジョルジュが提案をする。

( ゚∀゚)「おい、こいつを爆破する前に中へ入って色々と頂こうジャマイカ?」
( ・∀・)「やっぱりそう来ると思ったwwww」

いわゆる『いつものアレ』、つまり財宝探しのたぐいだ。モララーは既にわかっていたようだがブーンと毒男には唐突なことだった。が、しかし。

( ^ω^)「ノーと答える訳がないお」
('A`)「勿論OKだ」

提案は全員一致で決まった。ブーン達に宝探しを拒否するという選択肢はないのだ。

( ・∀・)「ところでジョルジュ、それなりの準備はしてきただろうね?」
(;゚∀゚)「お、俺はいつも素手だから武器など要らんよ」

強がるジョルジュにモララーがさらに追い討ちをかける。

( ・∀・)「まあ確かにそうだね。そんなことよりこの洋館の中に宝があるって保証はあるの?」
(;゚∀゚)「さあ行こうか」
( ・∀・)「(こいつ逃げやがったな…)」

無責任なジョルジュに対してモララーは呆れ果てた。



53: ◆wAHFcbB0FI :10/19(木) 20:50 BvIbivzhO
  

( ゚∀゚)「まず俺が適当に理由作って何とかしてみる」

そう言ってジョルジュはツンに説明をした。

( ゚∀゚)「えーとですね、安全確認の為一度この洋館の中に入って様子を見てきますのでしばらくお待ちください」
ξ゚听)ξ「わかりました(何がやりたいのか大体見当つくwww)」

もはやツンにさえ目的がお見通しのようだ。

( ゚∀゚)「そういえば、この洋館を破壊した後ここには何を建てるつもりで?」
ξ゚听)ξ「別荘」

ジョルジュの質問にツンが平然と答える。

(; ^ω^)「ちょwwwwww金持ちktkrwwwwwww」
('A`)「よくよく考えろ、俺達に仕事させてる時点で金持ちだってわかるだろ。俺達の仕事は大金がかかる訳だから」

毒男があっさりとブーンに突っ込みを入れた。




そのようなことを話している隙に何者かが洋館へ忍び込んでいったことには誰も気付かなかった。


( ゚∀゚)「よし、とっとと行ってこようぜ!」
( ^ω^)('A`)( ・∀・)「了解(だお)!」

ブーン達四人は洋館へと入っていった。

ξ゚听)ξ「さて、何を持ってくるのかwktkして待つとしますか」



59: ◆wAHFcbB0FI :10/20(金) 22:22 rj2Zdha6O
  

洋館内は案の定、あちこちに蜘蛛の巣が張ってあり、また埃が凄かった。かつて人が住んでいた頃の面影は全くといっていい程ない。

( ^ω^)「『こちらブーン。洋館への侵入に成功した』なんつってwww」

相変わらずのん気なブーン。

( ゚∀゚)「何が起きるかわからないからな、あんまり油断するなよ」

一方毒男はいつになく慎重だった。

('A`)「しかしこりゃガチで出そうだな。モララーの発言が馬鹿にできなくなってきた」
( ・∀・)「別に出てきてなんぼな訳だけどね」
('A`)「まあ確かにそうだけど言い出しっぺはお前だろうが」
( ・∀・)「出てきたら嫌だなんて誰が言ったの? その為の武器じゃないか。まあ武器がなくても僕の苦手なものなんて……せいぜいあいつらぐらいだよ。ま、今はそんなこと言えるような雰囲気じゃないね」
(; ^ω^)「気になるお(それがわかれば…)」

疑問を残しつつブーン達は廊下を進んでいった。



60: ◆wAHFcbB0FI :10/20(金) 22:27 rj2Zdha6O
  

しかし四人はすぐに壁に突き当たってしまった。

(;゚∀゚)「うーん、正直言ってドア大杉」

廊下には数多くのドアがあった。

('A`)「一部屋一部屋探すなんてマンドクセ」
( ゚∀゚)「仕方ない、こうなったら……」
( ^ω^)('A`)( ゚∀゚)「こうなったら……?」

三人は期待してジョルジュを見つめる。

(;゚∀゚)「…片っ端から一部屋一部屋調べるぞ」
(# ^ω^)(#'A`)(# ・∀・)「……」

期待させておいてそれはないだろ、と三人は抗議した。ジョルジュは慌てて弁解した。

( ゚∀゚)「まあいいじゃねえか。どうせ他に方法もない訳だし」
( ・∀・)「まあね」
('A`)「でもそれだったらせめて勿体ぶらないで普通に言えよ」
( ^ω^)「もうちょっとまともな手段はないのかお」

( ゚∀゚)「そこまで言うなら手分けして探そう」

毒男とブーンはまだ不満たらたらであったが、そんなことで喧嘩している場合ではないので仕方なく手分けして調べていくことにした。



61: ◆wAHFcbB0FI :10/22(日) 09:34 9fKECNEYO
  

( ^ω^)「ここかお?」

ブーンはドアを開けた。しかし部屋には何もなかった。

( ^ω^)「まあこれくらいよくあることだお。諦めずに探すお」

ブーンは次々とドアを開けていったが、どの部屋も鼠がいたりするだけで何もない。

(# ^ω^)「ビキビキ。流石にイライラするお」

毒男は他の部屋を面倒くさそうに調べていた。

('A`)「こんな地味な作業なんかとっとと終わらせようや」

毒男も部屋のドアを開ける。部屋の中には下半身がなく半透明な何かが浮いていた。

('A`)「ちょwww本当に出やがったwwww」

それは正に幽霊だった。幽霊は毒男の方を見ている。

( ゚д゚ )

('A`)「こっち見るな」

毒男はすぐにドアを閉めた。どうやら追いかけてくる気配はないようだ。

(;'A`)「にしても今のは少し効いたな。見つめられると怖いな」

一方ジョルジュは

( ゚∀゚)「こっちはどうかな?」

ジョルジュはかなり早いペースでドアを片っ端から開け閉めしていた。

( ゚∀゚)「何かいるんならかかってこいや」

ジョルジュが別の部屋のドアを開けた途端部屋の奥から椅子が飛んできた。

(;゚∀゚)「ちょwwwwwwそりゃないだろwwwwww」

ジョルジュはギリギリで飛んできた椅子をかわした。この部屋はやばいとジョルジュは判断したがこれくらいでは引き下がれない。ジョルジュは身構えながら部屋に突入した。
だが

(;゚∀゚)「ちょwwwwwwおまwwwwwwwwqあwせdrftgyふじこlp」

部屋に入るなり部屋にあった様々な物がジョルジュめがけて突っ込んできた。部屋には物を操作している何かがいたようだがそんなものを確認している暇はなかった。これは無理と判断したジョルジュは大慌てで部屋から逃げ出した。激しい物音と叫び声に気付いたブーンと毒男がジョルジュの元へ駆けつけた。

( ^ω^)「何があったお?」
('A`)「いきなり大声を出すなよ」
(;゚∀゚)「い…いま起こった事をありのままに話すぜ!
俺は確かに洋館の宝を求めて部屋のドアを開けていた……
だが気付いたらいつのまにかボコボコにされてたんだ……
な…何を言ってるのかわからねーと思うが俺も何をされたのかわからねぇ
幽霊だとかポルターガイストだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ
地獄の片鱗のようなものを感じたぜ…」



62: ◆wAHFcbB0FI :10/22(日) 09:41 9fKECNEYO
  

そんなことが起きていることは全く知らないモララーは余裕の表情だった。

( ・∀・)「何が出てこようが僕のプラズマ砲で瞬殺だからな」

部屋に入ると毒男が調べた部屋にいたのと同じような幽霊がいた。

( ゚д゚ )

( ・∀・)「こっち見るな」

モララーがすました顔で言うなり、幽霊は奇声を発しながらモララーめがけて飛び込んできた。

( ・∀・)「一度死んでるのにまた死にたいのかい」

モララーはプラズマ砲を発射した。それは見事幽霊に命中し、幽霊は消え去った。

( ・∀・)「邪魔が消えた所でこの部屋を調べてみるか……あっ」

なんと部屋の奥に宝箱らしき物が置いてあるではないか。

モララーはすぐに他の三人を呼んだ。

( ^ω^)「もう見つかったのかお?」
('A`)「まあいいや、中身開けてみようぜ」

毒男が宝箱に近づこうとする。

(;゚∀゚)「馬鹿ちょっと待てそれはきっと何かの罠…」

ジョルジュが止めようとした時には既に手遅れだった。毒男が宝箱の目の前まで来たとき突然床に穴が開き、毒男はまんまと落とし穴にはまってしまった。

(;゚∀゚)「ああやっちまったか…」
(; ^ω^)「やばいお。下手したら毒男はもうこの世とおさらばかもしれんお」
慌てるブーンにジョルジュが説得する。

( ゚∀゚)「いや、あいつはこれぐらいで死ぬような奴じゃないさ。そのうち合流できると思うから俺達は俺達で先へ進もうぜ」
( ・∀・)「(ちょwwwwwwこいつヒデエwwwwww)」

三人は毒男のことをあまり深く考えないことにした。

( ゚∀゚)「そういえばこの宝箱の中身は何だ?」

ジョルジュは落とし穴にはまらないよう注意しながら宝箱のそばまで近づいた。

( ゚∀゚)「どれどれ…」

ジョルジュが宝箱を開けようとしたそのとき、なんと宝箱の中から何かが出てきた。

( ^ω^)「こりゃ何とも妙な奴だお」

それは下半身が宝箱に入ったまま上半身だけが宝箱から出ているという実に奇妙ないでたちだった。



64: ◆wAHFcbB0FI :10/22(日) 21:46 9fKECNEYO
  

( ・Д・)「俺を開けようとした馬鹿はお前らか」

その奇妙な何かは喋り始めた。いきなり喧嘩腰だ。

(# ^ω^)「ビキビキ。馬鹿とは何だお!」
( ・∀・)「まあ利口でもないけどねwwwwww」
( ・Д・)「さっき俺の仕掛けた罠にはまった馬鹿がいたな。お前らの仲間だろ?」
( ^ω^)「下半身が宝箱の分際であんなクオリティタカスな罠を作ったのかお? つうかそんなことよりこの落とし穴はどこにつながってるお?」

ブーンが問うと相手は面倒くさそうに答えた。

( ・Д・)「心配は要らんよ。死にはせんから。まあ地下からうまく脱出出来たらの話だがな。じゃあ、そろそろお前らにもさっきの馬鹿と同じ運命をたどってもらおうか」



戻る-/次のページ