( ^ω^)ブーンが大仕事を成し遂げるようです

65: ◆wAHFcbB0FI :10/22(日) 22:00 9fKECNEYO
  

( ・Д・)に襲われた!

( ゚∀゚)「そう簡単にやられてたまるかよ!」

三人はすぐさま戦闘態勢をとる。

( ・Д・)「かかってこいや」

( ・Д・)は手招きしている。

(# ^ω^)「いい度胸だお。じゃあ望み通りにしてやるお!」

相手に挑発され頭に血が昇ったブーンが( ・Д・)に殴りかかった。

( ・Д・)「やれやれ…そんなものが俺に効くわけないだろ」

( ・Д・)は自分の下半身である宝箱に身を引っ込めた。

( ^ω^)「喰らえお!」

ブーンは構わずに宝箱を殴った。が、すぐに殴った方の手をさすり始めた。

( ;ω;)「痛いお…こいつ堅杉だお」
( ・∀・)「ちっ、それじゃ駄目か。ならこれはどうだ!」

モララーが光線銃を放ったが全く効いてないようだ。

(; ・∀・)「くっ…こいつは手ごわいね」
( ・Д・)は宝箱から出てきた。

( ・Д・)「言ったろう? そんなもんは効かんと。今度はこっちからいくぞ」

( ・Д・)は指先から火の玉を生み出し、ブーン達めがけて発射した。

(; ^ω^)「ちょwwwwwwこいつテラヤバスwwwwwww」

ブーンは間一髪で火の玉をかわした。

( ・Д・)「ほう、よくよけたな…これならどうだ?」

さらに無数の火の玉が飛んできた。ブーン達はよけるのに精一杯でなかなか反撃できず、かといって反撃しようと思っても攻撃が効かないのだからどうにもならない。

(;゚∀゚)「こりゃいきなりピンチかもわからんね」
( ・∀・)「(多分これでは倒すことは無理だな。何か他の方法は…ピコーン!)」

モララーは何か思いついたようだ。



66: ◆wAHFcbB0FI :10/22(日) 22:03 9fKECNEYO
  

( ・∀・)「二人ともちょっと耳を貸すんだ!」

モララーは相手の攻撃の合間をぬってブーンとジョルジュに何かを話した。

( ゚∀゚)「なるほど…お前やっぱ頭いいな」
( ^ω^)「打開策ktkr」

( ・∀・)「よし、じゃあいくぞ!」

モララーはプラズマ砲を( ・Д・)に向けて放った。

( ・Д・)「面白い物を持っているな。だがそれも俺にしてみれば安物のおもちゃ同然だな」

( ・Д・)はすぐさま宝箱に身を隠す。

( ・∀・)「二人とも今だ!」
( ^ω^)( ゚∀゚)「把握した!」

そう言って二人は宝箱にこもっている( ・Д・)を持ち上げ、毒男がはまった落とし穴の床の上に放り込んだ。

( ・Д・)「ははは、その打開策とやらはもう終わりか…って落ちqあwせdrftgyふじこlp」

( ・Д・)はあえなく落下していった。

( ・∀・)「倒せないなら消せばいい、という訳だ。自分で仕掛けた罠が墓穴になるとは傑作だねwwwwww」
( ^ω^)「ざまあみやがれだおwwwww」

三人はもういつもの調子だった。

( ゚∀゚)「でもよく考えたら地下に毒男がいるんだよな。そこにさっきの奴が落ちたってことは…」
( ^ω^)「毒男はきっともう脱出してるお。大丈夫だお」
( ゚∀゚)「そうだな。じゃあ先行くか」
( ・∀・)「(こいつらやっぱヒデエwwww)」

三人は先へ進むことにした。



68: ◆wAHFcbB0FI :10/24(火) 18:04 4cIW1nvBO
  

一方地下では

('A`)「落下地点に何故かクッションが置いてあったよ。妙に優しいな」
('A`)「それはそうとここは一体何だ」

毒男が独り言をしていると上から何かが落ちてきた。

('A`)「何だこりゃ?」
( ・Д・)「畜生、あんな馬鹿共にはめられるとは…」

それはブーン達に落とされた( ・Д・)だった。

('A`)「お前まさかさっきの宝箱か?」
( ・Д・)「そうだ。ついでにお前をはめたのも俺だ……こうなったらお前だけでも殺す!」
('A`)「なっ…俺を殺るっての? …仕方ない、こうなったらこいつを使うか」



69: ◆wAHFcbB0FI :10/24(火) 18:15 4cIW1nvBO
  

毒男は懐から緑色の光を放つ刀を取り出し、構えた。

('A`)「連中にもまだ見せたことない俺の秘密兵器だ。そういえば万が一幽霊とかに襲われるようなことがあったらこれで戦えってあのときカーチャンに言われたっけ…今がその時って訳か」
( ・Д・)「これまた見慣れない物だな…まあ何が来ようが無駄だ。ここには落とし穴はないし、今度こそ俺の勝ちだ!」

( ・Д・)は鋭い爪で毒男に襲いかかった。毒男は少しかすったもののなんとかよけた。

(#'A`)「そんなもんやってみなきゃわからんだろ!」

毒男は刀で切りかかった。相手はすぐに防御態勢を取る。

( ・Д・)「無駄だと言ったろうが。俺の宝箱はそんなチャチなもんじゃ…え?」

なんと毒男が振り下ろした一撃はあれほど強固だった( ・Д・)の宝箱をいとも簡単に真っ二つに切断してしまった。

( ・Д・)「馬鹿な…何故こんな物に破られる…俺の宝箱はそんな物では…」

納得いかないような事を言いながら( ・Д・)はかき消えた。


('A`)「…こいつは一体何だったんだ、ただの馬鹿か?」

毒男はまだその刀の本当の力を知らないようだった。



70: ◆wAHFcbB0FI :10/24(火) 18:24 4cIW1nvBO
  

('A`)「さて、俺は今どんな状況なんだ? 確か上から落とされてここに来た訳だからここは地下だな」

毒男が部屋を見回すと鉄格子が見えた。

('A`)「なるほど、牢屋かここは。まあだからどうしたってことなんだけど」

毒男は持っていた爆弾の導火線に火をつけ、鉄格子の前に設置した。爆弾が爆発し、鉄格子は吹っ飛んだ。

('A`)「うん、やっぱこの爆弾は最高だな」
そうして毒男は地下の出口を探し始めた。

一方上の三人は廊下にあったドアを全て開けて虱潰しに部屋を調べたがどの部屋も幽霊がいたりするだけで財宝らしきものは何一つ見つからなかった。

( ゚∀゚)「外から見た限りではこの洋館は三階ぐらいまであると思うんだ。まずは二階への階段を探すぞ」
( ^ω^)( ・∀・)「把握した」

とりあえずこの洋館はそれなりに危険だということがわかったので、今度は手分けせずに一緒に行動することになった。
三人が二階への階段を探していると、槍を構えた甲冑がずらりと飾られている廊下にたどり着いた。

( ゚∀゚)「なあ、この後どうなるか大体見当がつくんだが」
( ^ω^)「どういうことだお?」

疑問を抱くブーンにジョルジュが説明する。

( ゚∀゚)「こういうのってさ、これらの甲冑が動き出して襲ってくるっていうパターン…」
( ・∀・)「二人とも戦闘態勢とったほうがいいよ」

ジョルジュの説明が終わる前にモララーが忠告する。ジョルジュの予想通り飾られていたはずの甲冑が動き出して三人に向かってきた。見渡すだけでも二十体はいるのがわかる。

(;゚∀゚)「そらきた! ブーン、準備はいいか?」
( ^ω^)「おkだお!」

三人は迫ってくる甲冑に攻撃を仕掛けた。これはかなりの強敵だと思った三人は全力で向かったのだが…

( ^ω^)「こいつら弱いお。一発殴っただけで崩れたお」
( ゚∀゚)「蹴り一発でこのざまか。こりゃあまるで某格闘ゲームの雑魚敵軍団だな」
( ・∀・)「こっちは光線銃一発で動かなくなったよ。むしろショッカーだなwwwwwwww」

予想以上に甲冑は弱かったようだ。あれほどいた甲冑はほんの数分で全滅してしまった。

( ^ω^)「とっとと先に進む……おっ?」

ブーンは甲冑が飾られていた廊下に一つのドアを見つけた。



71: ◆wAHFcbB0FI :10/25(水) 16:33 oL4fN4z7O
  

( ^ω^)「こんな所にドアが一つなんて怪しいお。もしかしたらここに…」

三人はそのドアを開けたが、今まで調べてきた部屋と同じだった。

( ・∀・)「何もないみたいだよ?」
( ゚∀゚)「いや、もしかしたら隠し扉か何かのたぐいかもわからん。壁とか調べてみろ」

その時、突然部屋の中央辺りの床が鈍い音とともに開いた。

(; ^ω^)「ちょwwwwww」
(;゚∀゚)「次から次へと…油断できねえなこの洋館は」

三人は身構える。床下から出てきたのは…

('A`)「ふう、やっと出れた。てかお前らそんな所で何やってんの?」

なんと毒男だった。どうやらこの部屋は地下牢の出入口だったようだ。

(; ^ω^)「マジビビったおwwwwwww」
( ゚∀゚)「よくぞ戻った! 毒男が次のレベルになるには…」
( ・∀・)「それ違うwwwwwでも無事でよかったね」
('A`)「地下牢に落とされたけど爆弾で鉄格子破壊してきたからな。それぐらいわけないって」

毒男がそう言ったときジョルジュが聞く。

( ゚∀゚)「そういえばお前変な宝箱みたいなのに襲われなかったか?」
('A`)「ああ、上から落ちてきたよ」
( ^ω^)「あいつは僕たちでも手に負えない強敵だったからうまくはめて地下に落とした奴だお。襲われたのによく無事だったお」

毒男は驚きの声を上げた。

('A`)「え? あいつそんなに強い奴だったの? 普通に倒しちゃったよ」
(; ^ω^)(;゚∀゚)(; ・∀・)「な、何だってー!」

三人は毒男以上に驚きの声を上げた。何しろ三人がかりでも倒せなかった奴をたった一人でしかも簡単に倒してしまったというのだから。

( ^ω^)「でもまあそんなことどうでもいいお。毒男が無事だったんだからそれでいいんだお」
( ゚∀゚)「そうだな。じゃあ四人そろったところで先に進もうか」
( ・∀・)「(どうでもいいのか?……やっぱどうでもいいか)」

ブーンとジョルジュはあまり深く気にしない性格だった。モララーもはじめは気になったようだがあまり余計なことは考えないようにしたようだ。



74: ◆wAHFcbB0FI :10/27(金) 18:18 T1d6DuFSO
  

さらに奥深く進んだところで、四人は洋館の中庭のような所にたどり着いた。太陽の光が当たらない為まだ昼なのに薄暗い。地面がものすごくぬかるんでいて歩いて通るのは困難だった。

( ゚∀゚)「ここを通るのは無理だな。他の道を探そう」

ジョルジュがそう言って戻ろうとしたとき、ブーンが呼び止めた。

(; ^ω^)「ちょっと待つお…中庭を見てみるお」

ブーンに言われて他の三人もぬかるんだ中庭を見る。

(;゚∀゚)(;'A`)(; ・∀・)「……」

なんと中庭のぬかるんだ地面から手が何本も出てきている。

(;゚∀゚)「なあ、あれって普通に何だかわかるよな…?」

そう言っている間にも地面からは次々と手がはいだし、やがて頭や足も地面から出てきた。

(; ^ω^)(;'A`)(;゚∀゚)(; ・∀・)「ゾンビー!」

四人は大慌てだったが、モララーはすぐに相手の弱点を予想した。



75: ◆wAHFcbB0FI :10/27(金) 18:20 T1d6DuFSO
  

( ・∀・)「待て、落ち着くんだ。ああいうのは火に弱いはずだから火を浴びせて火葬にしちまおう」
( ゚∀゚)「そうか、じゃあ任せた!」

モララー以外の三人は後ろに下がった。

( ・∀・)「むしろこの洋館ごと焼いちまうかwwwww」
(; ^ω^)「それだけはやめるお。僕達も火葬になっちゃうお」
( ・∀・)「冗談だって。じゃあいくぞ…」

そこまで言ったところでモララーの表情が変わった。

(;゚∀゚)「どうしたんだ?」
(; ・∀・)「…僕はとんでもないミスを犯したよ」
(; ^ω^)「え…一体どうしたんだお?」
(; ・∀・)「火炎放射機持ってくるの忘れた…」
(#゚∀゚)「何やってんだよ!」

もうゾンビは四人の方へ向かってきている。

( ゚∀゚)「仕方ない、逃げるぞ!」

四人はすぐに逃げ出した。



76: ◆wAHFcbB0FI :10/27(金) 18:25 T1d6DuFSO
  

(;゚∀゚)「しっかしこの洋館はどうなってやがる! 呪われてんじゃねえか!」
(; ^ω^)「何か今日は逃げてばっかな気がするお」

ジョルジュとブーンは走りながら愚痴を漏らしていた。四人が逃げているとまたも数多くの甲冑が行く手を塞いできた。

( ゚∀゚)「どけ、邪魔くせぇ!」

四人はたちまちのうちに甲冑を殴り倒し、さらに逃げ続ける。

( ゚∀゚)「こうなったら一か八かだ。毒男、モララー! 手榴弾と爆弾を後ろに投げろ!」
('A`)( ・∀・)「把握した!」

二人は持っていた爆弾や手榴弾を追ってくるゾンビに向かって投げつけた。その爆風がゾンビの群を包み込む。当然これ位で倒せる相手ではないが少しは時間稼ぎが出来るだろう。

(; ^ω^)「にしてもそろそろ疲れてきたお」
( ゚∀゚)「馬鹿、ここで止まったらこの世とさよならだと思え!」

四人がしばらく逃げ回っていると広いホールのような所に着いた。



77: ◆wAHFcbB0FI :10/28(土) 18:21 uCVNRkDDO
  

( ゚∀゚)「さて、ここからどうする?」
('A`)「逃げ続けるだけじゃそのうち時間稼ぎだけで終わっちゃうよね。何とかして奴らを倒さないと」

しかし相手は普通に攻撃するだけでは倒せないゾンビであり、しかも大群。なかなか名案が浮かばない。が、そのとき。

( ・∀・)「待てよ、相手がゾンビなら…おk、いい物がある」

モララーは荷物の中から妙な機械を取り出した。

( ・∀・)「こいつを部屋の真ん中に設置して…と」
( ^ω^)「何だおそれ?」
( ・∀・)「まあいいからいいから」

不思議がるブーンをモララーはなだめる。もういつもの軽い調子だった。



78: ◆wAHFcbB0FI :10/28(土) 18:25 uCVNRkDDO
  

( ・∀・)「よし、セット完了。あとは電源を入れれば…」

モララーは機械の電源を入れた。

(;゚∀゚)「何が起こるんだ…?」
( ・∀・)「今にわかるよ」

しばらくすると先程四人が逃げていた通路から溢れるほどのゾンビの大群がホールになだれ込んできた。何故かさっきよりも数が増えている。

(;゚∀゚)「おい、駄目じゃないか! しかもさっきより数増えてるぞ!」

しかしモララーの余裕な表情は変わらなかった。

( ・∀・)「よし来た、成功だ!」
(#゚∀゚)「どこが成功なんだ、これじゃ本当に死ぬぞ!」
('A`)「もう無理だな、人生オワタ\(^o^)/」

しかしその時ブーンが歓喜の声をあげた。

( ^ω^)「ジョルジュ、あいつらを見るお!」
( ゚∀゚)「え……こ、これは一体どういうことだ?」

なんとゾンビ達は部屋に入ってくるなり倒れて動かなくなり、やがて砕け散って消えてしまった。



79: ◆wAHFcbB0FI :10/28(土) 18:31 uCVNRkDDO
  

( ・∀・)「うん、やっぱり上手くいったようだね」
( ^ω^)「一体何をしたんだお?」

モララーは他の三人に説明する。

( ・∀・)「これは某RPGゲームに出てきたとある機械を再現したものなんだ。使うとゾンビを一網打尽に出来るっていう代物だ」
(; ^ω^)「ちょwwwwwwwそんな物作っていいのかお?」
('A`)「名前出さなきゃ大丈夫じゃね? まあ大体見当つくかもわからんが」

モララーは続ける。

( ・∀・)「本当は一日経たないと効果が出ないんだけど、そこは僕なりに改良して電源入れてから十秒で効果が現れるようにしたよ。ついでに捕らえた奴を消滅させる能力も加えた。いずれにせよ、もうこの洋館にゾンビは出てこないはずだよ」

それを聞いて他の三人は安堵の溜め息をついた。

( ^ω^)「これにて一安心だお」
('A`)「いきなり話変えて悪いんだけどさ、この部屋の上の方見てみろよ」
( ^ω^)「おっ、二階が見えるお! でも階段はないお」

するとモララーが言う。

( ・∀・)「部屋の広さを考えると多分この部屋に階段がある。どこかに仕掛けがあるかもしれないよ」

毒男もそれらしきことを言う。

('A`)「そのことなんだけどあの本棚怪しくないか?」

毒男は広いホールの隅にただ一つだけ置かれた本棚を指さした。

( ゚∀゚)「なるほど、確かに怪しすぎる。調べてみよう」

四人は本棚に近づいた。普通の本棚のようだ。

( ゚∀゚)「本棚自体に仕掛けがないということはこの裏に何かあるな。ここは俺に任せろ」

ジョルジュは持ち前の怪力で本棚を動かした。

( ^ω^)「相変わらずの馬鹿力だおwwww」

すると本棚のあった所の壁にスイッチを見つけた。

( ・∀・)「やっぱりね」
('A`)「こいつを押せばいいんだな。じゃあ押すぞ…ポチッとな」

毒男がスイッチを押すとすぐ近くで何かが動く音がした。

( ゚∀゚)「おい見ろ、階段だ!」

なんと二階への階段が現れた。

( ^ω^)「これで宝に一歩近づいたお」
( ゚∀゚)「よし、早速行くぞ」

四人は出現した階段から二階へ登っていった。



83: ◆wAHFcbB0FI :10/29(日) 07:31 d2QYjpmzO
  

四人は二階を探索していた。二階も一階程ではないがやはりドアが多い。

( ^ω^)「またもドアがあるお」

ブーンが部屋のドアを開けて中に入る。
/ ,' 3「…こんな所に何の用かな?」

そこにいたのはまたも幽霊だった。

( ^ω^)「またかおwwwwww」
( ・∀・)「別にいいよ、さっさと倒しちまおう」

モララーがプラズマ砲を構える。

/ ,' 3「ま、待て、話し合おう!」
( ^ω^)「ちょwwwwww」

その幽霊は襲ってくるどころか和解を求めてきた。別に悪い奴でもなさそうだったのでモララーも攻撃するのを止めた。



84: ◆wAHFcbB0FI :10/29(日) 07:36 d2QYjpmzO
  

/ ,' 3「ふう、話のわかる人達でよかった。ところでお主達はまだ生きてるようじゃな。何の目的でこんな洋館へ来たんじゃ?」
( ゚∀゚)「申し訳ないが俺達はこの洋館を破壊するように頼まれているんだ」
( ^ω^)「その前にここに宝はないかどうか探しに来たんだお」

当然反対をくらうものかと四人は思っていたのだが…

/ ,' 3「ほう、この洋館を壊すのか。それはむしろありがたいことじゃ」
(; ^ω^)「ちょwwwwwいいのかおwwwwww」
/ ,' 3「なに、儂もそろそろ成仏したいからな」

幽霊は説明を始めた。

/ ,' 3「もうわかっとると思うが、この土地は呪われておる。それからこの洋館もな」
('A`)「まあそうでなかったらゾンビや甲冑なんかに襲われたりしないよな」
/ ,' 3「呪いを解く為には元凶であるこの洋館の主を倒さなくてはならぬ。そやつはこの洋館の三階、つまり最上階におる。そやつを倒さないことには洋館を潰しても呪いは解けんから新しく建物を建て直しても元の木阿弥になってしまう」
( ゚∀゚)「そうか…もしよければこの洋館に宝があるかどうかも教えてもらえないかな?」
/ ,' 3「宝か…確かそれも最上階にあったような…中身は儂もわからぬが」

モララーが結論を言う。

( ・∀・)「つまりその主とやらを叩かなければ宝も手に入らないし、土地も呪われたままで僕らの任務も果たせないってことだね」
/ ,' 3「そういうことじゃ。じゃが奴はかなり手ごわいからそう簡単にはいかぬはず。そこで」

幽霊は部屋の棚から何かを取り出した。
それは白い光を放っている刀だった。



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