( ^ω^)ブーンが大仕事を成し遂げるようです

85: ◆wAHFcbB0FI :10/29(日) 15:07 d2QYjpmzO
  

/ ,' 3「これは古から伝説の霊刀として伝えられている」
( ・∀・)「それは…『聖白刀』だな?」
( ゚∀゚)「知ってるのか?」
( ・∀・)「ああ。これは『伝説の五色霊刀』として世に知れ渡っているよ」

すると幽霊は不思議がった。

/ ,' 3「…? 伝説の霊刀はこの世に二本しかないはずじゃが」
( ・∀・)「あれ、知らないの? 伝説の霊刀は数十年前に五本あることがわかったんだよ。これにもそのことが書いてある」

モララーは愛用の魔法の古文書を取り出してページを開き、皆に見せた。

( ゚∀゚)「これは…?」

そこには竜のような姿の魔物とそれぞれ色の違う五本の刀が描かれていた。



86: ◆wAHFcbB0FI :10/29(日) 15:16 d2QYjpmzO
  

( ・∀・)「『はるか古、伝説の魔獣が大暴れして民の生活を脅かしていた。それを見かねたある大賢者が赤、青、緑、白、黒の五本の刀に魔獣の力を分散させて封印した。それにより刀は絶大な霊力を得、万物を斬ることが出来るようになった』と書いてあるよ。まあ僕もまだ二十歳代だからそこまで詳しいことはわからないけどね」
/ ,' 3「なんと! そうだったのか!」
( ・∀・)「そしてその一つが聖白刀、その白い刀だ。封印を解くと魔獣が復活しちゃうからそれだけはやめろってことだけど封印の解き方なんかは僕にも解らない」

だがブーンは疑問を抱いていた。

(; ^ω^)「でもそれだったらその刀は使ったらまずいんじゃないかお?」
( ・∀・)「いや、武器として使う分には問題ないみたいだよ」

そう言ってモララーはさらに説明を続ける。

( ・∀・)「その内の一本は伝説上の魔物の体内に、三本は呪われた館、恐らくこの洋館のことだね。残りの一本は全く行方がわからないという」
('A`)「あのさ、いきなりで悪いんだけどその霊刀の一つとやらはもしかしてこれのことか?」

毒男は地下で使った緑色に光る刀を取り出した。

(; ・∀・)「ちょwwwwwwそれは魔物の体内に眠ると言われた林緑刀じゃないか。何で毒男が持ってるのさ?」
('A`)「そいつは話すと長くなる」
( ^ω^)「毒男凄いお!」
( ゚∀゚)「しかし何でそんな凄い物を持ってるのに俺達に教えなかったんだ?」
('A`)「いや、この刀本当に切れ味いいし幽霊とさえ互角に渡り合えるからな、みだりに使いたくなかった訳だ。それに俺自体もこれがどれだけの物か知らなかったから」

そこでジョルジュはピンときたようだ。

( ゚∀゚)「そうか、お前それであの宝箱の化け物倒したんだな?」
('A`)「そういうことだ。! なるほど、あの宝箱には霊力を持った物以外は通用しなかったということか。だからお前等はいくら頑張っても倒せなかったと」
( ・∀・)「うん、多分そうだね」



87: ◆wAHFcbB0FI :10/30(月) 07:11 bsm2YPjhO
  

ここで再び幽霊が口を開く。

/ ,' 3「そろそろ本題に戻るぞ。お主達が奴と戦うのであればこの聖白刀をお主達に託そうではないか」
( ゚∀゚)「えっ、本当か?じゃあ俺に…」
/ ,' 3「そこのお主は腕が立ちそうじゃ」

幽霊はブーンを指差した。

( ^ω^)「おっ、僕かお?」
(;゚∀゚)「あの、出来ることなら俺に…」
/ ,' 3「よし、決まりじゃ! ブーンとやらに聖白刀を託そう!」

ジョルジュは完全に無視されたようだ。

(#゚∀゚)「(こいつ…)」
( ・∀・)「まあ落ち着けジョルジュ。刀のような武器はジョルジュよりブーンの方が使いこなせるだろうよ」

モララーになだめられてジョルジュは我に返った。

( ゚∀゚)「言われてみれば確かにそうだ。俺は元々素手で戦う人間だからな。ところであんた幽霊なのに何で俺達に協力してるんだ?」

幽霊は答える。

/ ,' 3「さっきも言ったように儂はそろそろ成仏したいんじゃ。それからこの館の主が気に入らないんじゃ。何しろ生前に散々こき使われたからな」
( ^ω^)「ちょwwwwwおまwwwwwwww」
/ ,' 3「そうそう、三階への階段だがこの部屋の外の廊下を真っ直ぐ進んで右に曲がってさらに真っ直ぐ行けばある。途中ドアがたくさんあるがそこには宝とかは全くないぞ。なにしろここの連中は生前は皆薄汚い金の亡者じゃったからな」
( ゚∀゚)「そうか、色々とありがとな。じゃあ俺達はもう行くぜ」
/ ,' 3「おお、健闘を祈るぞ」

こうして多くの情報を仕入れた四人は三階目指して突き進んだ。他の部屋のドアを全く開けなかった為二階では何にも行く手を阻まれることなく進むことができた。

そして、四人は遂に三階へたどり着いた。



87: ◆wAHFcbB0FI :10/30(月) 07:11 bsm2YPjhO
  

ここで再び幽霊が口を開く。

/ ,' 3「そろそろ本題に戻るぞ。お主達が奴と戦うのであればこの聖白刀をお主達に託そうではないか」
( ゚∀゚)「えっ、本当か?じゃあ俺に…」
/ ,' 3「そこのお主は腕が立ちそうじゃ」

幽霊はブーンを指差した。

( ^ω^)「おっ、僕かお?」
(;゚∀゚)「あの、出来ることなら俺に…」
/ ,' 3「よし、決まりじゃ! ブーンとやらに聖白刀を託そう!」

ジョルジュは完全に無視されたようだ。

(#゚∀゚)「(こいつ…)」
( ・∀・)「まあ落ち着けジョルジュ。刀のような武器はジョルジュよりブーンの方が使いこなせるだろうよ」

モララーになだめられてジョルジュは我に返った。

( ゚∀゚)「言われてみれば確かにそうだ。俺は元々素手で戦う人間だからな。ところであんた幽霊なのに何で俺達に協力してるんだ?」

幽霊は答える。

/ ,' 3「さっきも言ったように儂はそろそろ成仏したいんじゃ。それからこの館の主が気に入らないんじゃ。何しろ生前に散々こき使われたからな」
( ^ω^)「ちょwwwwwおまwwwwwwww」
/ ,' 3「そうそう、三階への階段だがこの部屋の外の廊下を真っ直ぐ進んで右に曲がってさらに真っ直ぐ行けばある。途中ドアがたくさんあるがそこには宝とかは全くないぞ。なにしろここの連中は生前は皆薄汚い金の亡者じゃったからな」
( ゚∀゚)「そうか、色々とありがとな。じゃあ俺達はもう行くぜ」
/ ,' 3「おお、健闘を祈るぞ」

こうして多くの情報を仕入れた四人は三階目指して突き進んだ。他の部屋のドアを全く開けなかった為二階では何にも行く手を阻まれることなく進むことができた。

そして、四人は遂に三階へたどり着いた。



89: ◆wAHFcbB0FI :11/01(水) 06:43 yOduKnSmO
  

( ゚∀゚)「流石に今までとは雰囲気が違うな…ってあいつは何だ?」

四人の先には何者かが立っていた。この洋館の幽霊ではなく人間のようだが暗くて正体がよくわからない。それは四人に気付くとバルコニーの窓ガラスを蹴り破り、そこから飛び降りてどこかへ去ってしまった。


一方、こちらは外

ξ゚听)ξ「あー、眠い」

もう既に夕方に差し掛かっていた。

ξ゚听)ξ「流石に待ち続けは退屈ね。ポケモンでもやってるか…」

外で待機していたツンがそんなことを言っていると突然三階の窓ガラスが割れ、そこから何者かが飛び降りて来た。

ξ;゚听)ξ「ちょwwwwwwww」

その人物は地面に着地するとそのままどこかへ走り去っていった。

ξ゚听)ξ「今のは一体何だったの…? 少なくともあの四人の中の誰かではないみたいだけど…」



90: ◆wAHFcbB0FI :11/01(水) 07:09 yOduKnSmO
  

再び洋館内へと舞台を戻す。

(;゚∀゚)「何なんだよ、今の人間離れしてる奴は」
('A`)「俺に聞かれたって困るね。そんなことより今はあれだろ?」

毒男が指差した先には三つの宝箱が置いてあった。

( ^ω^)「遂に見つけたお!」
( ・∀・)「こんな簡単に頂けるものか。洋館の主とやらがここにいるんだろ? とっとと出てこいや」

モララーが挑発していると何かの声が聞こえてきた。

???「さっきの奴といい今日はやけに侵入者が多いな。しかも今度は団体で来たか。よくここまでたどり着いたものだ」
( ゚∀゚)「ようやくボスのお出ましか。早いとこ正体見せたらどうだ?」
???「よかろう。我はこの洋館の主…」



91: ◆wAHFcbB0FI :11/01(水) 19:58 yOduKnSmO
  

/ ( ・∀・ ) \「そしてここの幽霊の統率者だ!」

(; ^ω^)(;'A`)(;゚∀゚)「……」

正体を見せた洋館の主である幽霊はなんとモララーそっくりだった。違うのは背に八枚の翼を持っていることぐらいだ。半透明ではあるが幽霊というよりは神話等に登場する天使に近い姿をしている。

/ ( ・∀・ ) \「我が名はモララエル。かつては名高い貴族であったが、見ての通り今は死者だ」

するとモララーが口を開く。

( ・∀・)「モララエル、か。なるほどな…こいつ僕の先祖だ」
(; ^ω^)「mjd?」
( ・∀・)「ああ。僕がまだ幼いころ両親から聞いたことがある。約二百年前の僕の先祖は貴族であり、また武術の達人として有名だったらしい、とね。そしてその名はモララエル、そこに浮かんでる野郎だ」
/ ( ・∀・ ) \「ほう、奇遇だな。貴様が我の子孫か。しかし随分と口が悪いな」
( ・∀・)「ふん、こんなこといつものことさ。そんなことよりモララエル、何故未だにこのような所にいる?」

子孫であるモララーの質問にモララエルは答える。

/ ( ・∀・ ) \「我は確かに生前は有名であった。だが死んでしまえば何もかもそれまで。死んだ人間はいつか忘れ去られる運命というものだ」
( ^ω^)「答えになってないお…」



92: ◆wAHFcbB0FI :11/01(水) 20:02 yOduKnSmO
  

ブーンに構わずモララエルは続ける。

/ ( ・∀・ ) \「我はそれに満足出来ないまま死んだ。普通ならそれであの世へ行くなりなんなりで終わりなのだろうが、我は幽霊として復活した上に何故か普通の幽霊には扱えないような強力な霊力さえも手に入れることができた。そしてそのとき我はこう考えたよ。『これだけの力があれば幽霊にして世界を支配しこの世を意のままに創り変えることすら出来るのではないか』とな」
( ゚∀゚)「するとあんたは死後の幽霊の分際で世界侵略を狙っていると」
/ ( ・∀・ ) \「我は洋館に眠っていた死体を次々とゾンビとして蘇生し、甲冑に死者の魂を宿して軍を編成した。そしてこの洋館を根城として世界侵略を企てている」
( ^ω^)「あんなショッカー甲冑で世界侵略なんか出来るわけないおwwwwwwそれに残念ながらここはもうお前の土地じゃないお。僕達は今のこの土地の主にこの洋館を壊すよう言われたお。だからそのついでに宝を頂きに来たんだお」
/ ( ・∀・ ) \「五月蝿い、それは貴様等が強すぎるだけだ! 今の土地の主に壊せと言われて来ただと? そんなことは許さん、ここは我の土地だ! こんな所まで来たからには生きては帰さん!」



93: ◆wAHFcbB0FI :11/03(金) 07:55 dijSWRmGO
  

そこまで言うとモララエルはモララーに向かって言う。

/ ( ・∀・ ) \「我が子孫モララーよ、我と手を組まぬか? お前だけなら生かしてやってもいいし我に協力すれば世界を支配した後で世界の半分をお前にやろう」
(; ^ω^)「ちょwwwww竜王かおwwwwwww」
( ・∀・)「……」

モララーは少し考えるようなそぶりを見せたがすぐに右手の中指を上に突き立て、

( ・∀・)「FUCK YOU ぶち殺すぞ!」

と言い放った。

( ゚∀゚)「よく言った!」
( ・∀・)「当たり前さ。幽霊なんかに協力するより君達とやってく方がよっぽど楽しそうだからね」

思わぬ挑発を喰らったモララエルが再び口を開く。

/ ( ・∀・ ) \「やはり駄目か。ならば」

モララエルは何か合図した。するとそばにあった一つの甲冑が動き出した。

(   )「……」

今までの甲冑より一回り大きく、そして剣と盾を装備している。あの弱い甲冑達より段違いに手ごわい相手だとすぐに見て取れた。
そしてモララエルも刀を構える。暗くてよくわからないがそれは黒い光を放っている。

( ・∀・)「邪黒刀…お前が持ってたのか」
/ ( ・∀・ ) \「そんなことはどうでもいい。ここで全員死んでもらおうか」



94: ◆wAHFcbB0FI :11/03(金) 08:06 dijSWRmGO
  

モララエル達に襲われた!

( ^ω^)「強そうだお…でも僕にはこれがあるお!」

ブーンは聖白刀を構えた。

/ ( ・∀・ ) \「それは…何故だ、何故貴様が持っている?」
( ^ω^)「親切な幽霊さんに貰ったんだお!」

モララエルは舌打ちする。

/ ( ・∀・ ) \「ちっ、あいつか…だが我は強い霊力の持ち主。それ以外の攻撃は我に効かぬ…」
('A`)「おっと、そいつはどうかな?」

毒男は林緑刀でモララエルに切りかかった。油断していたモララエルはよけきれず攻撃は命中した。

/ ( ・∀・ ) \「な…何故痛みを感じる、我は霊刀以外の攻撃は効かぬはずだ!」
('A`)「なんだあんたも知らないのか。これも霊刀なんだよ」

一方相手を観察していたジョルジュとモララーは甲冑と対峙する。(戦いは同じ部屋で起きているが都合上分けて書かせて頂きます)

( ゚∀゚)「霊刀じゃないと駄目、か。じゃあ霊刀を持たない俺達はあの甲冑と戦えってことだな」
( ・∀・)「そうだね」
( ゚∀゚)「よし、じゃあいくぞ…デュクシ!」

ジョルジュは甲冑に殴りかかった。

(   )「……」

甲冑は盾でジョルジュの攻撃を受け止め、そのまま剣で反撃してきた。

( ゚∀゚)「おっと危ない」

そう言いながらも半ば余裕の表情でジョルジュは剣をかわす。

( ・∀・)「そこだ!」

ジョルジュの攻撃に気を取られている甲冑にモララーが盾の隙を見つけて光線銃を撃った。だが甲冑は少しのけぞっただけであまり効いていないようだ。



95: ◆wAHFcbB0FI :11/03(金) 21:55 dijSWRmGO
  

( ・∀・)「なかなかやるね」
(   )「……」

『今度はこっちからいくぞ』と言わんばかりに甲冑が剣を振りかざす。するとそこから真空波が巻き起こり二人を襲った。

(;゚∀゚)「いきなり大技ktkr! 避けるしかないな」
(; ・∀・)「いくら何でも僕だってそんな凄い攻撃防げる盾なんて持ってない」

二人は何とか真空波を凌いだ。多少切り傷を負ったが直撃は免れたようだ。

( ・∀・)「あいつには光線銃やプラズマ砲は効果が薄いみたいだ。ここはジョルジュの打撃で攻めるしかないな」
( ゚∀゚)「そうか。ならば…」

ジョルジュは再び甲冑へ向かった。甲冑も盾を構える。しかしここからが違った。



96: ◆wAHFcbB0FI :11/03(金) 21:58 dijSWRmGO
  

(   )「……?」

次の瞬間甲冑はすっ転んだ。ジョルジュが足払いを仕掛けたのだ。

( ゚∀゚)「どうだ、俺の力を甘く見たな!」

ジョルジュは倒れている甲冑を蹴りまくっていたが甲冑はすぐに立ち上がりジョルジュの右腕を斬りつけた。

(;゚∀゚)「ぐっ…調子乗りすぎたな…」
( ・∀・)「何やってんだ、早くこの薬を塗れ!」

ジョルジュは言われるがままにモララーがよこした薬を傷口に塗った。すると傷はたちどころに治ってしまった。

( ・∀・)「それは瞬間再生薬だ。量少ないから無闇に使うなよ」
(;゚∀゚)「お前ガチで何者だよwwwww」

だが今はそんなことを言っている場合ではない。次の攻撃が来る前に態勢を立て直そうとしたそのとき。

(; ・∀・)「な…!」

なんと甲冑がモララーめがけて剣を投げつけたのだ。剣はモララーの左腿に直撃、重傷である。不意打ちを喰らったモララーは崩れ落ちた。

(   )「……」

剣はひとりでに甲冑の元へと戻った。これもまた魔力とか霊力の類なのだろうか。

(;゚∀゚)「おい、大丈夫か!?」
( ・∀・)「…これ位どうってことないよ」

モララーはすぐに瞬間再生薬を傷口に塗る。傷は何とか回復したようだ。モララーは立ち上がる。



97: ◆wAHFcbB0FI :11/04(土) 18:34 WdxR40fOO
  

( ・∀・)「…僕をここまで本気にさせるとはね。久々に殺戮本能全開になったよ。こうなったからには絶 対 に 殺 す」
(;゚∀゚)「(モララーが本気になったの初めて見たぜ…)」

モララーは荷物からもう一丁の光線銃を取り出す。

( ・∀・)「お前は僕を怒らせた。一丁では効かなくても二丁併せて撃ったら…どうかな」

モララーは二丁の光線銃を同時に構え、甲冑めがけて撃ちまくった。同時に発射された光線は宙で交わり甲冑に襲いかかる。そのダブルビームと言うべきものは威力だけでなく速さも増し、甲冑は盾で防ぐ余裕もなかった。



98: ◆wAHFcbB0FI :11/04(土) 18:42 WdxR40fOO
  

(# ・∀・)「おらおら死んじまえ!」
(   )「……」

思わぬ猛反撃に甲冑はうろたえるだけだったが両者とも態勢を崩さない。

(;゚∀゚)「(もう死んでるだろwwwしかしこれが本気になったモララーか…怖いな)」

ジョルジュも唖然としていたが今はそれどころではない。

( ゚∀゚)「(相手がモララーに気を取られている…今だ!)」

ジョルジュは力を溜めはじめた。甲冑はそれに気付かない。



( ゚∀゚)「攻撃準備完了、そして勝利フラグktkr!」

力を溜め終えたジョルジュは素早く甲冑の後ろに回り込んだ。

(   )「……!」

甲冑がジョルジュに気付いた時にはジョルジュはもう既に目の前に飛び込んできていた。

( ・∀・)「チェックメイトのようだね。じゃああの世でもお元気でw」
( ゚∀゚)「喰らいやがれ、爆裂拳!」

(   )「―――」
ジョルジュは無防備状態の甲冑に爆裂拳を叩き込んだ。力溜め後の強烈な四連打は甲冑を見事バラバラに粉砕した。

( ゚∀゚)「案外強敵だったな。よし、次はブーン達の手助けだ!」
( ・∀・)「おk。攻撃は効かなくてもアシストぐらいは出来るよね」
( ゚∀゚)「とりあえず今は様子を見よう。下手に乱入するとかえって危ない」



106: ◆wAHFcbB0FI :11/05(日) 18:59 7VBbXZP1O
  

一方ブーンと毒男はモララエルと激しい戦いを繰り広げていた。

(; ^ω^)「手強いお…」
('A`)「お互いにダメージがたまってきたな」
/ ( ・∀・ ) \「なかなか出来るではないか。しかし霊刀を持つ者二人を相手にすることになるとはな」

ブーン達とモララエルは互いに霊刀で斬られた傷があった。

/ ( ・∀・ ) \「だがここからが人間と幽霊の違う所だ!」
(# ^ω^)「やかましいお! お前だって元々人間じゃないかお!」
/ ( ・∀・ ) \「ならば我の力見せてやろう!」

そう言うなりモララエルは精神を集中し始めた。するとモララエルの傷がみるみるうちに癒えてしまった。

(; ^ω^)「ちょwwwwwそんなのアリかお…」
/ ( ・∀・ ) \「初めに言ったはずだぞ、我は普通の幽霊には扱えないような強力な霊力を持っていると。再生能力ぐらいわけないのだ。例え霊刀を持ってしても人間如きに我を倒すことなど絶対に不可能なのだ!」
(;'A`)「畜生、これじゃいくら攻撃しても倒せないじゃねえか!」



109: ◆wAHFcbB0FI :11/06(月) 18:21 4N6eF8C9O
  

/ ( ・∀・ ) \「ふふふ、こっちからもいくぞ……シャドーボール!」

モララエルは宙に黒い奇妙な塊を作り出し、ブーンへ飛ばした。

('A`)「ちょwwwこれは酷い」
(; ^ω^)「こんなのどうやって避けるんだお!」

黒い塊がブーンの近くまで迫ったそのとき、突然横から飛んできた何かが塊へぶつかりそのままかき消えた。

( ゚∀゚)「しばらく様子見てたけどやっぱり助けないとな」
( ・∀・)「何とかプラズマ砲で攻撃は止めたよ」
( ^ω^)「二人ともGJ! 助かったお」
/ ( ・∀・ ) \「何…馬鹿な、あいつがやられたというのか! あの甲冑は我が軍の中でも最強の甲冑だぞ!」

少し驚いたような表情を見せながらモララエルはそう言った。



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