( ^ω^)ブーンが大仕事を成し遂げるようです
- 110: ◆wAHFcbB0FI :11/06(月) 18:28 4N6eF8C9O
( ゚∀゚)「へっ、ちょっとばかり手強かったけどな」
(# ^ω^)「それよりお前ゲームの技なんか使うなお!」
/ ( ・∀・ ) \「五月蝿い、訳のわからないことを言うな!」
( ゚∀゚)「まあ俺もさっき爆裂拳やったけどな」
(; ^ω^)「……」
先程まで驚いていたモララエルは再び落ち着きを取り戻す。
/ ( ・∀・ ) \「まあよい。奴が倒されたのならば我が貴様等を倒せばよいだけのこと。四人とも潰してくれよう!」
('A`)「何言ってやがる。四対一、もうこの時点でそっちは死亡フラグが立ってるんだ!」
( ゚∀゚)「その通りだ、やれるものならやってみやがれ!」
( ・∀・)「まあ正確には死亡フラグじゃなくて昇天フラグだけどね」
- 112: ◆wAHFcbB0FI :11/08(水) 18:26 dpM2NgILO
( ^ω^)「再生能力があったところで倒せない相手ではないはずだお。こういうときは……再生する前に速攻で倒すお!」
ブーンは聖白刀を構え直した。
/ ( ・∀・ ) \「ならばやってみるがよい!」
モララエルは再びシャドーボールを飛ばした。
( ^ω^)「ちょwwwwwまたかお! でも同じ手は二度食わないお!」
ブーンは聖白刀でシャドーボールを斬り落とした。
/ ( ・∀・ ) \「やるな…ならば奥の手だ」
そう言うなり、なんとモララエルの姿が薄くなり見えなくなった。
(;゚∀゚)「き、消えた…? あいつどこにいるんだ?」
(;'A`)「わからない…どこだ?」
( ・∀・)「…ふむ。なら…」
/ ( ・∀・ ) \「そこだ、隼斬り!」
姿を消しているモララエルは毒男へ背後から隼斬りを放つ。
( ・∀・)「毒男後ろだ、避けろ!」
(;'A`)「え…? うわっ危ねえ!」
毒男は一撃目は当たってしまったものの二撃目は何とか避けた。
( ゚∀゚)「毒男大丈夫か?」
毒男は立ち上がりつつ言う。
('A`)「ああ。これぐらいで死んでたまるかよ。にしてもせこい野郎だ、出てきやがれ!」
- 113: ◆wAHFcbB0FI :11/08(水) 18:32 dpM2NgILO
すると再び姿を現したモララエルが言う。
/ ( ・∀・ ) \「今のは正直驚いたぞ。まさかこれを避けるとはな」
(# ^ω^)「ふざけるのもいい加減にしろお! ただの不意打ちじゃないかお!」
/ ( ・∀・ ) \「黙れ、手段などいちいち選んでなんていられ(ry」
(#'A`)「不意打ちには不意打ちだ、そっくりそのまま返してやるぜ! 隼斬り!」
毒男はモララエルが言い終わる前に素早く隼斬りをやり返した。
(; ^ω^)「(ちょwwwww毒男までもが…)もう咎めはせんお」
攻撃は二撃とも命中し、モララエルは後ずさりした。
/ ( ・∀・ ) \「痛いな…だが我はいくら攻撃されても再生でき(ry」
( ^ω^)「馬鹿め、僕がいることを忘れるなお!」
ブーンは目にもとまらぬ速さでモララエルへ斬りかかった。あまりの速さに避ける間もない。
/ ( ・∀・ ) \「…! 速すぎる!」
( ^ω^)「おっおっおっ、僕の速さは神速レベルだお! 二発目いくお、避けてみろお!」
/ ( ・∀・ ) \「そうか…なら避けてやろう」
そう言うとモララエルはまたも姿を消した。
- 114: ◆wAHFcbB0FI :11/08(水) 23:35 dpM2NgILO
(# ^ω^)「卑怯だお、とっとと出て来やがれお!」
( ・∀・)「心配要らない、あそこだ。隠れてるんじゃねえ」
モララーは宙を指差した。見つかったモララエルは姿を現す。
/ ( ・∀・ ) \「な、何故見破った? 完全に姿を消した我は人間には見えぬはずだ!」
モララーは言う。
( ・∀・)「あのなぁ…今の世の中は姿を消している幽霊をも見える物を作れる時代だよ?」
(;゚∀゚)「いや今のところお前しか作れないってwww」
( ・∀・)「折角長い年月この世にいるんだから少しはそういうことも学んだ方がよかったんじゃないの? 御 先 祖 様wwwww」
四人は勝ち誇ったような表情を浮かべた。
( ^ω^)「そういうことだから早いとこ降参して消えろお」
/ ( ・∀・ ) \「…我が倒されるだと? そんなことがあるわけがない! こうなったらこの洋館ごと貴様等をあの世送りにしてやる!」
怒りに満ち溢れたモララエルは自身の持つ全ての霊力を邪黒刀へと注ぎはじめた。途端に邪黒刀の発する黒い光が強くなる。
( ・∀・)「遂にキレやがったか…つうかここが潰れたらお前だって今後困るだろうが、この向こう見ずめ」
/ ( ・∀・ ) \「もうそんなことどうでもいい…これで終わ(ry」
( ^ω^)「おっおっおっ」
だがブーンは表情を変えなかった。
- 115: ◆wAHFcbB0FI :11/10(金) 07:17 D0ulQBrUO
/ ( ・∀・ ) \「き、貴様何がおかしい!?」
ジョルジュも初めブーンの表情に理解出来ないでいたようだったが、すぐに理解し笑いだした。
( ゚∀゚)「もうアレだな、チェスで言うチェックメイトって奴だ。おい、ブーンと毒男、あの馬鹿に教えてやれwwwwww」
( ^ω^)「教えてやろう。お前のその攻撃は」
('A`)「正直隙だらけなんだぜ?」
二人はさらに続ける。
( ^ω^)「そしてお前は僕達を同時に相手をして焦ってたのか再生能力を使う暇もなかったお」
('A`)「よってお前には今ダメージがかなり溜まっている! 今叩かれたら確実に倒れるだろう。そして…」
( ^ω^)('A`)「俺 達 は 今 お 前 を 叩 く!」
ブーンと毒男が二人で言い切ると無防備なモララエルへ渾身の力を込めて斬りかかった。
/ ( ・∀・ ) \「! しまっ…」
( ^ω^)('A`)「もう遅い! 会 心 の 一 撃!」
二人が同時に放った攻撃は半透明なモララエルの身体を易々と切り裂いた。
- 116: ◆wAHFcbB0FI :11/10(金) 07:23 D0ulQBrUO
( ゚∀゚)「どうした?言い残すことはないのか?」
/ ( ・∀・ ) \「そ…そんな馬鹿な…何故人間如きに我が…」
( ゚∀゚)「それだけか」
( ^ω^)「さっきも言ったけどお前だって元々は人間だお」
消えかけているモララエルへブーンは言い放った。その後モララーも言う。
( ・∀・)「折角だ、最期にいいことを教えてやろう。霊刀を五本揃えてあることをすれば伝説の魔獣が復活するんだよ。お前のその世界侵略とやらもそいつがいれば出来たかもね。あ、やっぱり霊刀が二本しかないって思い込んでた時点で駄目かwwwww」
/ ( ・∀・ ) \「……………」
言葉にならない言葉を漏らしながらモララエルはかき消えた。
その途端、洋館を覆っていた不気味なオーラが消えた。恐らく呪いが解けたのだろう。
- 117: ◆wAHFcbB0FI :11/10(金) 23:45 D0ulQBrUO
( ^ω^)「間抜けな奴だったけどそれでも意外と強敵だったお」
( ゚∀゚)「確かに。素手の俺はあまり役に立たなかったもんな…」
('A`)「それより今は貰えるもの貰って早く出ようぜ。あんまり待たせてもまずいし」
( ゚∀゚)「そうだな」
四人はモララエルの三つの宝箱を持ってきた袋へ入れた。
( ゚∀゚)「一つはかなり重いしもう一つは妙に軽いな…どうなってんだこれは。とにかく開けるのは外に出てからにしよう」
- 118: ◆wAHFcbB0FI :11/10(金) 23:50 D0ulQBrUO
( ・∀・)「ところであれはどうするの?」
そう言ってモララーは邪黒刀を指差す。
( ゚∀゚)「あいつが残していったのか。これも貰ってくぜ」
ジョルジュが邪黒刀を拾い上げたがすぐに手を離して腕を押さえた。
(;゚∀゚)「何だこれは…拾った途端手に痛みが…」
(; ^ω^)「も、もしや呪われた武器かお?」
そこへモララーが説明を入れる。
( ・∀・)「違うね。言い忘れてたけど確か邪黒刀は伝説の五色霊刀の中でも特別強い霊力を持っているから普通の人間には扱えないんだ」
(#゚∀゚)「そういうことは早く言えや」
( ・∀・)「ごめん。でも袋に入れておく分には問題ないはずだから一応持っていけば?」
( ゚∀゚)「仕方ないな…」
折角なので四人は邪黒刀も持って帰ることにした。
('A`)「じゃあ後はここを出て破壊すればいい訳だ。
( ^ω^)「戻るお!」
四人は来た道を戻って外へ出た。やはり呪いの影響はそれなりに大きかったようだ。途中少し部屋を覗いたりもしたがブーンに聖白刀を託した幽霊は消えていたし、日の光も当たらずぬかるんでいたあの中庭も雑草の生い茂った中庭になっていた。或いはこれが本来の中庭の姿だったのかもしれない。
- 119: ◆wAHFcbB0FI :11/10(金) 23:55 D0ulQBrUO
外に出たときには既に十八時過ぎだった。
( ^ω^)「おいすー、中の調査終わりましたお」
ξ゚听)ξ「あ、どうも。で、何か収穫は?」
(; ^ω^)「ちょwwwwもしやお見通しかお?」
ξ゚听)ξ「勿論。それも中へ行ってくるって言われた時点で」
( ^ω^)('A`)( ゚∀゚)( ・∀・)「……」
なかなか鋭いな、と四人は内心思った。
( ゚∀゚)「…とりあえず先に任務遂行するので下がってることをお勧めします」
だがツンは首を横に振るのだった。
ξ゚听)ξ「あ、いいよ。爆破する所間近で観察したいから」
(;゚∀゚)「……まあいいや、二人とも爆弾設置だ!」
( ^ω^)('A`)「把握」
ここからはブーン、毒男、ジョルジュの三人で行う。爆発物のプロでないと危険が伴うからだ。
( ゚∀゚)「これだけ大きいと爆弾一つ二つじゃ壊れないな。等間隔で二十個設置な」
(; ^ω^)(;'A`)「(マンドクセ…)」
仕方なく二十個爆弾を設置することにした。
('A`)「あーあ、俺こういうときイオナズンが使えたらこれほど楽なことはないっていつも思うよ」
毒男はぼやいてはいるが実際は三人の中で最も器用だ。なので三人の中でもいち早く爆弾を設置することが出来る。
そうこうしているうちにやがて準備が整った。
- 120: ◆wAHFcbB0FI :11/11(土) 00:05 qRKSn25JO
( ゚∀゚)「準備おk、爆破!」
三人は一斉に導火線に火をつけた。やがて二十個の爆弾が爆発し、洋館は爆風に飲み込まれて崩れ落ちる。
煙が止むとそこには瓦礫だけが残っていた。
( ゚∀゚)「こいつの後始末は明日だ。今はこの宝箱の中身を拝むとしよう」
ξ゚听)ξ「ktkrwwwwwwしかも三つも! まじスゲエwwwwww」
(;'A`)「(何でこの人俺達より盛り上がってんだwwwww」)
( ^ω^)「じゃあまずはこれからだお」
ブーンは一つ目の宝箱に手をかける。
('A`)( ゚∀゚)( ・∀・)ξ゚听)ξ「wktk」
ブーンは宝箱を開けた。
…そこには自然と赤い光を放つ不思議な刀が入っていた。
('A`)「なあ、これってまさか…」
( ・∀・)「ああ、そのまさかだ。伝説の五色霊刀の一つ『炎赤刀』だ」
ξ゚听)ξ「ちょwwwwkwskwwwww」
モララーは伝説の五色霊刀のことを色々とツンに説明した。
ξ゚听)ξ「把握。にしてもそのうちの四本を持ってるって貴方達何者wwww」
( ゚∀゚)「しかしこの炎赤刀は洋館にあった訳だがモララエルは霊刀は二本しかないと思っていた。つまりこれを霊刀だとは知らなかったということだ。これはまた随分とお粗末な話だな」
色々話し合った末炎赤刀はジョルジュが持つことになった。本人曰く、『こいつなら俺でも、いや俺しか使いこなせない。そんな気がするんだ』とか。
- 121: ◆wAHFcbB0FI :11/11(土) 00:09 qRKSn25JO
( ^ω^)「さあ次いくお次!」
('A`)( ゚∀゚)( ・∀・)ξ゚听)ξ「wktk」
ブーンは二つ目の宝箱を開けた。
しかし中身は空っぽだった!
(# ^ω^)「死ね、氏ねじゃなくて死ねお!」
ξ゚听)ξ「これは酷い」
不平を言いまくるブーンにモララーが言う。
( ・∀・)「誰かが中身を取り出したような形跡がある…僕が思うに三階で出会ったあいつが中身だけ持ってったんじゃないかな?」
モララー以外の三人もそれを思い出して宝を横取りされた怒りを覚えたようだ。
(#゚∀゚)「あの野郎か! 次に会ったら中身倍額請求してやる!」
ξ゚听)ξ「そいつってもしかして窓ガラス破って外に出ていった奴? 外からも見えたよ」
( ^ω^)「そうだお。あの後どこに行ったお?」
ξ゚听)ξ「凄い速さでどっかへ走ってった。後は知らん」
( ゚∀゚)「ですよね」
- 122: ◆wAHFcbB0FI :11/11(土) 00:12 qRKSn25JO
だがショボーンするのはまだ早い。最後の宝箱が残っている。
( ^ω^)「開けるお!」
('A`(ry
ブーンは最後の宝箱を開けた。
中身は…またも空っぽに見えた。が、中をよく覗いてみると真っ暗闇が広がっている。単に外が暗いからそう見えるという訳ではなさそうだ。
( ^ω^)「底が見えないお…?」
( ゚∀゚)「こりゃあ一体どういう仕掛けになってるんだ?」
と、そのとき。
「俺を開けた者は誰だ…」
どこからか声がする。
ξ゚听)ξ「…今誰か何か言った?」
四人は一斉に首を横に振る。
ξ;゚听)ξ「ってことは…この宝箱?」
「その通りだ…」
すると宝箱の暗闇から何かが姿を現した。
( ^Д^)「よく寝た…。あんたらか俺を開けたのは。てかここ外じゃん!」
(; ^ω^)(;'A`)(;゚∀゚)(; ・∀・)「! お前はあの時の!」
- 123: ◆wAHFcbB0FI :11/11(土) 00:17 qRKSn25JO
なんと宝箱の底から姿を現したのはブーン達が洋館内で苦戦したあの宝箱にそっくりだった。
ξ゚听)ξ「…とりあえずkwsk」
ブーン達はそのことをツンに説明した。すると横で聞いていた宝箱が言い出す。
( ^Д^)「ああ、わかった。多分あんたらを襲ったのは俺の弟だ。大体俺はあんたらに会うのは今が初めてだし」
(; ^ω^)「ちょwwwwあいつが弟なのかおwwwww」
だがまだ油断はできない。
( ゚∀゚)「んで、何でお前は今俺達に襲ってこないんだ? お前の弟が俺達を襲ったんだから今お前が俺達を襲っても別におかしくはないぜ?」
( ^Д^)「まあ俺だって人間の一人や二人殺るぐらいわけないけど、俺は無闇に人間を襲うようなことは好まないからな。そこは安心しな」
( ・∀・)「弟とは正反対か…あいつ凶暴だったからなあ…」
( ^Д^)「そう、あいつは人間を襲うことしかしなかった。俺ももうかれこれ二百年は生きてるけど正直あいつには困ってたからな、殺ってくれたんならむしろ礼を言いたいくらいだ」
('A`)「…それはどうも」
- 124: ◆wAHFcbB0FI :11/11(土) 00:22 qRKSn25JO
宝箱は一通り話し終えると洋館跡を眺めた。
( ^Д^)「しっかしこんなになっちまったらもうどうにもならんな。また適当に放浪するかな」
ξ゚听)ξ「…行ってらっしゃいませ」
( ^Д^)「訂正。放浪する前に何ていうのかな…アレだ、酒が飲みたい」
すると即座に毒男が言い出す。
('A`)「だったらいい所知ってるぜ。今日は無理だが近いうちに紹介してやる」
( ^Д^)「それはありがたい。じゃあ頼む。あ、言い忘れたが俺はタカラという者だ。ま、者と言っても人間じゃないけどな」
(; ^ω^)(;'A`)(;゚∀゚)(; ・∀・)ξ;゚听)ξ「(めっちゃ安直…)」
いつの間にかもう夜になっていた。ジョルジュは言う。
( ゚∀゚)「おk、今日はこれ以上作業するのは無理、全員車内で就寝!」
突然のジョルジュの発言に様々な反応が来る。
( ^ω^)「うはwww久々にktkrwwww」
('A`)「だがそれがまたいい」
ξ゚听)ξ「ちょwwww車内就寝なんて初めてなんだけど(でもまあいいか)」
( ・∀・)「こんな早く寝ろなんて言われてもなぁ…」
( ^Д^)「俺は外でも問題なし」
そうこう言ううちに皆眠りについた。
- 125: ◆wAHFcbB0FI :11/11(土) 00:25 qRKSn25JO
そして夜が明けた。ブーン、毒男、ジョルジュの三人は朝早くから瓦礫で地下を埋め立て、余分な瓦礫は廃棄した。
瓦礫がなくなれば後はいつもの通りだ。三人はあっという間に整備を終わらせた。
( ^ω^)「これで完了だお」
四人はツンから礼金を受け取り事務所へと戻った。
…正確には四人+αだが。
( ^Д^)「という訳でもう少しだけ居させてもらうぜ」
そう、タカラだ。
('A`)「つうかまだ店開いてねえし。夜までROMってろ」
( ^Д^)「ヒデエwwwwww」
毒男がタカラをたしなめているとモララーが口を開いた。
- 126: ◆wAHFcbB0FI :11/11(土) 00:31 qRKSn25JO
( ・∀・)「…思ったんだけどさ、タカラなら邪黒刀使いこなせるんじゃないの? 知ってるでしょ? ほら、モララエルとかいう馬鹿が持ってた黒い刀」
( ^Д^)「…それって洋館の主っぽい奴が持ってたアレか。俺はこれでも妖怪みたいなもんだし多分使えると思うぞ」
そうかい、とモララーは言う。
('A`)「フヒヒ、欲しいか? 一千万円で売ってやってもいいぞ?」
(;^Д^)「ねーよwwww」
(;゚∀゚)「お前、最悪だな」
('A`)「冗談だ、やるよ。俺達が持ってたって意味ないし」
毒男は邪黒刀をタカラへ渡した。
( ^Д^)「いいのか? ありがとうな」
するとブーンは時計を指差して言う。
( ^ω^)「そろそろ行かないかお?」
( ゚∀゚)「よし行くか!」
( ・∀・)「僕は疲れたからいいよ。君達だけで行ってきな」
('A`)「お前そこら辺は相変わらずノリ悪いな…」
そんな訳でモララー以外の三人と一体は"あの"店へと足を運んだ。
- 127: ◆wAHFcbB0FI :11/11(土) 00:33 qRKSn25JO
( ゚∀゚)「よう、久々に来たぜ」
(´・ω・`)「やあ、ようこそバーボn…ちょ、その宝箱は何? キングミミックか何かのパチかい?」
ショボンはタカラを見るなりそう言う。それを見た他の客の目もタカラに釘付けになった。
(;^Д^)「え…いや、何というか(ry」
( ゚∀゚)「分かった分かった、今からありのままに説明してやるって」
ブーン達三人は二ヶ月前の依頼主に再び仕事を依頼されたことをそこで遭遇した出来事も含めてショボンに話した。
存在自体が非科学的な幽霊達のこと、それらのボスがモララーの先祖だったこと、魔獣の魔力が封じてある伝説の五色霊刀のこと。
そして洋館内で出会った謎の人物とタカラの出現、全てを話した。
( ゚∀゚)「…という訳だ」
(´・ω・`)「そんなこともある世の中なんだね。恐れ入ったよ」
ブーンは再び悔しさがこみ上げてきたようだ。
(# ^ω^)「二つ目の宝箱の中身を横取りしたのも絶対そいつだお、悔しいお!」
(´・ω・`)「…このテキーラはサービスだからまず飲んで落ち着いて欲しい」
( ^ω^)「把握」
- 128: ◆wAHFcbB0FI :11/11(土) 00:44 qRKSn25JO
やがて話が落ち着いた頃に毒男が提案する。
('A`)「なあ、一仕事終えた訳だしサービスのテキーラで乾杯でも や ら な い か」
(;゚∀゚)「賛成だがくそみそネタはごめんだ」
(´・ω・`)「レッツくそみそ」
(;゚∀゚)「お前もそこで乗ってくんな! このホモが!」
(´・ω・`)「何だと、ぶち殺すぞ」
(#゚∀゚)「それはこっちの台詞だ!」
( ^ω^)('A`)( ^Д^)「かんぱーい」
(;゚∀゚)「アッー、まだだ、お前等勝手にやるな!」
今夜もバーボンハウスは騒がしい…
第二話 完
戻る/第3話(まとめ読み)/第3話(携帯用)