( ^ω^)ブーンが大仕事を成し遂げるようです
- 133: ◆wAHFcbB0FI :11/17(金) 07:37 nGCiZ0IFO
第三話 ( ^ω^)ブーンは正真正銘の財宝ハンターのようです
洋館での戦いから約一年が過ぎた。ブーン達は仕事を依頼されたときはそれに励み、暇なときは適当に時間を潰したりここぞというときの為に霊刀の手入れや筋トレをしたりと、要は以前と同じく他愛のない日々を過ごしていた。
そんなある日のことである。
- 134: ◆wAHFcbB0FI :11/17(金) 07:41 nGCiZ0IFO
( ゚∀゚)「いいか、今日は凄い話がある」
ジョルジュの発言にブーンと毒男は身を乗り出す。
('A`)「何だ? 宝くじで三億円でも当たったのか?」
( ^ω^)「多分違うお」
( ゚∀゚)「ああ、宝くじとかそんなチャチなもんじゃねぇ」
( ^ω^)「しかし今日は何時になくmjな雰囲気だお」
( ゚∀゚)「それを言うな。とりあえずこれを見てみろ」
ジョルジュはそばにあった昨日の新聞を開く。そこには一つの大きな記事があった。
('A`)「あっ、これは昨日の新聞だな。知ってるぞこれ、遺跡がどうのこうのっていう記事だろ?」
( ゚∀゚)「そうだ。昨日この2L国の最北端である北亜島で古代遺跡が発見された。そこまではもう知ってるよな?」
(; ^ω^)「知りませんが何か?」
世間知らずなブーンに二人は呆れたがブーンはそんな空気も気にせずのんきにトーストをかじっている。
('A`)「…新聞嫁」
( ゚∀゚)「全くだ。いつも意味もなくチラシの裏ばかり見てるからお前はそうなんだ!」
(; ^ω^)「そんなイミフなことしないお」
- 135: ◆wAHFcbB0FI :11/17(金) 18:24 nGCiZ0IFO
( ゚∀゚)「話戻すぜ。その遺跡はブルーピラミッドというらしく、中には常識では考えられない程の凄い財宝が眠っているという噂なんだが、中に入るのは危険と判断され現在は警備員が入口をガードしているという」
('A`)「なるほど、警備員使ってまで入口封鎖してるぐらいなら絶対に何か秘密があるな。しかも財宝の噂まで流された日には俺達も黙っちゃいれないね」
ジョルジュはそこで案を出す。
( ゚∀゚)「そう思うだろ? そこで俺の考えだが…」
( ^ω^)「長くなりそうだから三行キボンヌ」
少し考えてからジョルジュは言う。
( ゚∀゚)「遺跡侵入
財宝入手
俺達最強」
( ^ω^)('A`)「半ばイミフだが把握、そしておkwwwww」
つまり、危険とされている古代遺跡ブルーピラミッド、その最深部にあるという財宝を自分達で持ち帰る。警備員がいるくらいだから相当危険視されているに違いない。だが俺達はそこへ行く。折角だから自分達の力を世に見せてやろう、ということのようだ。全く異議なし…だったのだが。
- 137: ◆wAHFcbB0FI :11/18(土) 18:21 giiNCcMdO
( ^ω^)「それはいいとしても一つ問題があるお」
( ゚∀゚)「何だ?」
( ^ω^)「北亜島は2L国の最北端です。歩いて行けるような所ではありません。当然旅費が必要です」
そう、資金の問題。最北端の島となればやはり飛行機やフェリーを使わなくてはならないだろう。それには言うまでもなく金が絡んでくる。
('A`)「まあ一応それぐらい金はあるけどな」
確かにブーン達はこれでもなかなかの大金を持つやり手なのだが仕事依頼、つまり収入が入る回数は常に不安定な為出来ることなら費用は最小限に抑えたいところだ。
- 138: ◆wAHFcbB0FI :11/18(土) 18:25 giiNCcMdO
( ^ω^)「さて、how much?」
( ゚∀゚)「今教えてやろう。旅費はな……0円」
(; ^ω^)(;'A`)「ちょwwwwおまwwwwww」
訳のわからないことを言うジョルジュに二人は食ってかかる。
( ^ω^)「何馬鹿なことを言ってるお!真面目に考えるお!」
('A`)「気でも狂ったのか?」
だがジョルジュは先程のブーンのときのように平然と答える。
( ゚∀゚)「落ち着け、俺は正気だし馬鹿でもない。まあ利口でもないがな。理由を教えるから地下へ来い」
( ^ω^)('A`)「地下と言えば…」
三人は事務所の地下室へ降りる。この地下室は意外にも広く、そしてモララーが居候している部屋…なのだが三人は地下室を特に必要とせず、長期滞在は全く気にも留めていない。その為最近はモララーの住処となりつつあるのだ。
- 139: ◆wAHFcbB0FI :11/18(土) 18:30 giiNCcMdO
( ^ω^)「…という訳でやってきました地下室入口」
( ・∀・)「やあ。話はジョルジュから聞いてるかな?」
('A`)「北亜島潜入
金かかる
だが本人曰わく旅費0円」
( ・∀・)「三行説明乙」
本題に移る。
( ^ω^)「で、旅費0円っていうのはどういうことだお?」
( ・∀・)「まあとりあえずこれを見てくれたまえ」
モララーはそう言って地下室の明かりをつけ、三人を部屋へ入れた。そこにあったのは…
- 140: ◆wAHFcbB0FI :11/19(日) 17:46 Pax1Gj5DO
(;'A`)「げっ、どうやったらこんな物造れるんだよ…」
(; ^ω^)「君は本当に人ですか?」
なんと地下室にあったのは機械仕掛けの大きな竜だった。しかもちゃんと動いている。
( ・∀・)「まあこういうことだ。一年ぐらい前からこつこつ造り上げた代物であり…」
(;゚∀゚)「いや、苦労話はいいからwwwwww」
( ・∀・)「こいつなら北亜島まで一瞬…とまではいかなくてもそう長くかからないだろう」
これならば北亜島まで難なく飛ぶことが出来る。ブーンと毒男は納得したようだ。
- 141: ◆wAHFcbB0FI :11/19(日) 20:21 Pax1Gj5DO
だが、ブーンはこれ程の物を見せられるとどうやって造ったかを知りたくなる性格だった。
( ^ω^)「これはどうやって造ったんだお?」
( ・∀・)「…君達はあの石像を覚えているかな?」
約一年と二カ月前、四人は石像に追われるハメになった。並大抵の攻撃は通用せず、最終的にモララーの作った最強の爆弾と普通の人間には不可能なブーンの飛行能力という、非常に現実離れした連携攻撃によって何とか粉砕したのだ。
('A`)「ああ、俺達が死にかけたアレね。それがどうした?」
( ・∀・)「僕はあの後石像の残骸を調べた。すると実に興味深い物質を見つけてね、それを使ってこの竜を造ったんだ。要するにそれがこいつの核、いわゆる心臓部分だね」
( ゚∀゚)「つまりそれが石像が動いていたからくりだったんだな」
( ・∀・)「そういうこと。因みに飛ぶだけでなく地面を掘ったり海に潜ったりも出来る」
(;゚∀゚)「やるなwwww」
( ・∀・)「まあ、まだ攻撃命令とかは出来ないけどね」
(;'A`)「いや、飛べる時点で十分上等だって」
三人はモララーの恐るべき科学力にただ呆然とするしかなかった。
- 142: ◆wAHFcbB0FI :11/19(日) 20:25 Pax1Gj5DO
( ゚∀゚)「と、まあこういう訳で旅費は0円だ。理解したな?」
( ^ω^)('A`)「把握した」
(;゚∀゚)「…もうどっちでもいいよ」
こうしてブーン達は初の遺跡侵入の計画を立て始めるのだった。
('A`)「何かこのごろ俺達悪の道に突き進んでる希ガス」
(;゚∀゚)「そこは気にするな」
- 143: ◆wAHFcbB0FI :11/20(月) 08:06 qDmOcIK6O
数日後のある夜。
四人は早くも北亜島へ飛び立とうとしていた。
( ゚∀゚)「思ったんだが…これどうやって外に出すんだ?」
( ・∀・)「大丈夫。この転移装置を使えばね」
モララーは持っていたリモコンのボタンを押した。すると途端に機械竜が消えた。
( ・∀・)「外に出るよ」
四人が外に出るとなんと先程まで地下室にあったはずの機械竜がそこにいた。
(;゚∀゚)「お前って本当に凄いよな」
( ^ω^)「モララーはどう考えても二十二世紀から来た未来人です。本当にありがとうございました」
( ・∀・)「ねーよwww」
( ゚∀゚)「なるべく急ぐぞ。他にも俺達のような奴がいるかもわからんからな」
('A`)「(そんな奴他にいないと思うけどな)」
四人は機械竜に乗り込む。
( ・∀・)「準備おk、発進!」
モララーが操縦席のレバーを引くと機械竜は翼を広げ凄いスピードで空へ飛び立った。助走等はいらないようだ。
- 144: ◆wAHFcbB0FI :11/20(月) 19:58 qDmOcIK6O
( ^ω^)「うはwwwwwガチで空飛んでるお!」
子供のようにはしゃぐブーン。正確には翼で飛ぶというより翼に取り付けてあるジェットで飛んでいるようだ。
( ゚∀゚)「これで墜落なんかしたらこの世とさよならだ。まあそれを覚悟の上で乗ってる訳だが。大丈夫だろうな?」
( ・∀・)「ああ、ちゃんと往復分の燃料入れてあるから。任せといて」
下手をすれば生きて帰れないかもしれないのにモララーにはえらく自信があった。
( ・∀・)「やっぱさ、古代遺跡に進入って響きはいいよね。何というか…いや、何でもない」
('A`)「(モララーにしては珍しい発言だな。こいつも遂に俺達みたいに堕落したかwww)」
数年前まで地下室で開発に没頭していただけのモララーにしては確かにこんな発言は珍しかった。いくら天才科学者といえど朱に交われば朱くなるのだろう。いい意味かどうかは別としてだが。
- 145: ◆wAHFcbB0FI :11/22(水) 06:35 J8YXuEjmO
しばらくして
( ・∀・)「もうすぐ北亜島へ到着するよ」
(; ^ω^)「ちょwwwまだ一時間しか経ってないお」
( ・∀・)「それだけこの機械竜の飛行速度が速いってことだね」
(;゚∀゚)「(ここまでくるともはや作者がはしょったとしか考えられんな)」
そこは気にしないで頂きたい。
('A`)「おい、見えてきたぞ」
( ^ω^)「おっおっ、綺麗な景色だお」
四人がモニターを見るとそこには雪で覆われた美しい北亜島の姿があった。
( ・∀・)「着陸するよ」
機械竜は弧を描くように夜空を廻りながら目立たない位置に着陸した。四人は外へ出る。
(; ^ω^)「…これは予想以上に厳しい環境だお」
今は夜であり、しかも雪が積もっている為気温がかなり低いのだ。
- 146: ◆wAHFcbB0FI :11/22(水) 06:40 J8YXuEjmO
( ゚∀゚)「確認。武器は持ったか?」
( ^ω^)「持ってるお」
('A`)「つうか武器無しで突入とか自殺行為だしwww」
四人は自分達の武器の確認をした。問題なし。
( ゚∀゚)「貴重品は?」
('A`)「ねーよwww」
( ゚∀゚)「それでいい。落としたりしたら面倒だしな」
むしろない方が普通なのだが。
( ゚∀゚)「次、道具等は?」
( ・∀・)「僕だね。ちゃんとあるよ」
モララーは持ってきた道具一式を見せた。
( ゚∀゚)「上出来だ。で、食料は…」
( ^ω^)('A`)( ・∀・)「ねーよwwwwww」
四人は肝心(?)の食料を忘れたようだ。
(;゚∀゚)「まあいいよな。なんとかなるよな」
だがここ北亜島には人は住んでいない。普段は無人島だ。無論コンビニ等もない。現在北亜島にいる人間は恐らくブーン達四人と警備員だけだろう。
( ^ω^)「とりあえず進むお。そのうち食料も手に入るお」
さて、この先本当に大丈夫なのだろうか…
- 147: ◆wAHFcbB0FI :11/23(木) 09:18 vNQJa+nBO
着陸した場所が森だった為まずは森の外へ出る道を探すことになった。真夜中の為辺りは真っ暗であり、当然懐中電灯が必要だった。
( ・∀・)「懐中電灯なら持ってるから大丈夫だよ」
四人は辺りを照らしながら進んでいた。
するとどこからか何かの声が聞こえてきた。
「…に…くても……て…すれば…よ!」
( ゚∀゚)「おい、何か聞こえないか?」
声に気付いたジョルジュが聞く。
('A`)「確かに聞こえるが…ここって無人島じゃないのか?」
そのとき何かが茂みから飛び出してきた。
(;゚∀゚)「おいおいいきなり敵か?」
(; ^ω^)「不意打ちかお!」
- 148: ◆wAHFcbB0FI :11/23(木) 09:29 vNQJa+nBO
だがそうではなかった。
((゚∀゚∩「なおるよ!」
(; ^ω^)「…はい?」
四人が戸惑っているとさらに懐中電灯にもう一つの陰が現れる。
∩゚∀゚))「ぎゃくむきだよ!」
('A`)「何だ? 変なのが出てきた…」
二匹の奇妙な生物は納得いかないように再び言い出す。
((゚∀゚∩「もういちどいうよ! なおるよだよ!」
∩゚∀゚))「ぎゃくむきだよ!」
((゚∀゚∩∩゚∀゚))「どんなにくるしくてもおいしいものたべてうんこしたらなおるよ!」
(; ^ω^)「どうなってるお、ジョルジュが増殖したお」
(;゚∀゚)「ねーよwwww」
突然現れた奇妙な生物に四人が振り回されているとモララーが立て札を見つけた。
( ・∀・)「立て札があるってことは昔は誰か住んでたのかな…読んでみるか」
((゚∀゚∩「なおるよ!」
( ・∀・)「五月蝿い。えーと、『この森は[なおるよ!]の生息地です。大人しいですが持っている食物を奪うと襲ってくるので絶対にやめましょう』だって。なおるよってこいつらのことか」
なおるよという生物を見ると確かに魚を持っている。案外狩りは得意らしい。海で捕ったのだろうか。
( ^ω^)「ってことはここはスルーが正解だお。あの魚欲しいけどここは我慢だお」
先に進もうとするブーンに毒男が待ったをかける。
('A`)「おい、最後まで立て札読もうぜ。遺跡について何かわかるかもしれない」
毒男は続きを読み始めた。
('A`)「『また、この北亜島には…』文字がかすれてて読みづらい…これ何て読むんだ? …さいたま?」
(; ・∀・)「何 だ っ て ? …ごめん、僕先行ってる。森の外で待ってるから」
そう言うなりモララーは凄い速さで森の外へと姿を消した。
- 150: ◆wAHFcbB0FI :11/23(木) 22:26 vNQJa+nBO
(;゚∀゚)「…あいつ、そのさいたまとやらが苦手なんだな」
( ^ω^)「そういえば前にもそんな様なこと言ってたお」
((゚∀゚∩「さいたまもこのもりにいるよ!」
∩゚∀゚))「ほかにもいろいろいるよ!」
二匹のなおるよがそう言うと同時に茂みからまたも何かが飛び出してきた。
ヽ(゚∀゚)/─(゚∀゚)─(゚∀゚)|「さいたまさいたまさいたま!」
それはさいたまさいたまと連呼するこれまた奇妙な生物だ。ついでに何故か三匹一緒のようだ。
(; ^ω^)「もしやこれが…?」
((゚∀゚∩「これがさいたまだよ!」
もはや意味不明である。
- 151: ◆wAHFcbB0FI :11/23(木) 22:29 vNQJa+nBO
('A`)「なるほどねぇ…何か同じようなのばかりで頭痛くなってきた」
(; ^ω^)「全くだお、ジョルジュが六人(ry」
(#゚∀゚)「ビキビキ」
(; ^ω^)「ま、待て話せばわか(ry」
(しばらくお待ち下さい)
デュクシデュクシ
アッ-!
(再開)
(;#)ω(#)
( ゚∀゚)「紛らわしいしさっさと進んだ方がよさそうだな」
∩゚∀゚))「それがいいよ!」
色々あったが三人はモララーを追うことにした。
('A`)「(しかし何でモララーはこんな奴が駄目なんだろう…よくわからんがあまり触れない方が良さそうだな)」
毒男がそう思って歩きだそうとした、そのとき。
- 152: ◆wAHFcbB0FI :11/23(木) 22:36 vNQJa+nBO
(; ^ω^)「ぼ、僕も先行ってるお。このままだと死にそうだお」
ブーンは青ざめた顔で言った。
('A`)「ちょwwww復帰早いなwwwww」
( ゚∀゚)「どういうことだそれは?」
(; ^ω^)「後ろを見ればわかることだお。僕はもう先に逃げるお! また会おう!」
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーーーーン
( ゚∀゚)「? 逃げる?」
ジョルジュは疑問を抱きながら後ろを向く。
( ゚∋゚)「……」
そこには人間に似た何かがいた。恐ろしく力が強いことが一目でわかる程の筋肉、戦意を奪われてしまいそうな威圧感。
(;゚∀゚)「(本当にこの森は不思議生物盛り沢山だな…)」
(;'A`)「おい、どうするんだ?」
(;゚∀゚)「どうするって…やることなんて一つしかないだろ?」
相手は今にも襲ってきそうだ。
('A`)( ゚∀゚)「エ ス ケ ー プ !」
毒男とジョルジュも逃げ出した。
残るは…
( ゚∋゚)「……」
((゚∀゚∩∩゚∀゚))「…とりのこされたよ!」
ヽ(゚∀゚)/─(゚∀゚)─(゚∀゚)|「さいたまさいたま!」
この後これらの生物がどうなったかは別の話である。
- 154: ◆wAHFcbB0FI :11/25(土) 20:35 OKCedAE7O
一足先に森を抜け出したモララーは夜の銀世界の中ブーン達が来るのを待っていた。
(; ・∀・)「(僕はあいつ…さいたまだけはどうしても苦手なんだよね…ブーン達早く来い…)」
しばらくすると聞き覚えのある声が聞こえてきた。
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーーーーン
( ^ω^)「ブーン参上!」
( ・∀・)「やっと来たな」
だが毒男とジョルジュの姿はない。
( ・∀・)「なあブーン、あの二人は?」
ブーンははっと我に返る。
(; ^ω^)「…置いてきちゃったお。何せ変な筋肉野郎に襲われたから逃げるのに必死だったんだお」
( ・∀・)「ちょ、お前なぁ…」
モララーが言い出す前にブーンは言い返す。
( ^ω^)「五十歩百歩だお。最初に逃げたのはモララーだお」
(; ・∀・)「あ…あれは僕にとってこの上ない非常事態だったからな!(畜生、僕が押されるとは…)」
( ^ω^)「馬鹿め、結局の所逃げたのに変わりないお!(うはww日頃の報復だおwww)」
(# ・∀・)「(このまま終わってたまるか!)…少なくとも僕と君の頭脳には天と地の差があるよ。お前が馬鹿だ!」
(# ^ω^)「(ビキビキ)最初に逃げたチキンのくせにやかましいお!」
(# ・∀・)「黙れ、それこそ五十歩百歩だ!」
………
(;゚∀゚)「…何やってんだこいつら」
(;'A`)「さあ…?」
ある意味激しい戦いをしていたブーンとモララーは毒男とジョルジュが追いついた後もしばらく気付かなかったという…。
- 155: ◆wAHFcbB0FI :11/25(土) 21:05 OKCedAE7O
数分後
(;゚∀゚)「気付くの遅杉だってのに」
( ^ω^)( ・∀・)「正直すまんかった」
ようやく収まった二人。
( ・∀・)「そういえば、三人ともどうしてこの場所がわかったの?」
とりあえず遺跡を探すべく歩きながらモララーは問う。
( ^ω^)「こんなに雪が積もっててしかも他に人がいなければすぐにわかるお」
ブーンはそう言って足下を指さす。足跡がはっきりと残っていたのだ。
( ・∀・)「成る程」
( ゚∀゚)「しかし、なおるよ達置いてきちまったな」
('A`)「今頃あいつらはきっと…仕方ない、それが野生の生物の掟だ」
さらに数分後
('A`)「俺達は遂に目的の場所を見つけたぞ」
当てもなく歩き回ったのが幸いしたのか、今四人の目の前にあったのは透き通るような水色の巨大な四角錐。それはブルーピラミッドとしか言いようがなかった。
( ^ω^)「ようやく見つけたお。
( ・∀・)「遺跡そのものが大きなクリスタルみたいだな」
( ゚∀゚)「見とれてる場合じゃない。先ずは入口を探すぞ」
四人は警備員を警戒しつつ、一旦ブルーピラミッドから離れた位置で少しずつ場所を変えながら双眼鏡で入口を探した。
非常に効率が悪かった。
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