( ^ω^)ブーンが大仕事を成し遂げるようです

156: ◆wAHFcbB0FI :11/26(日) 12:38 Z+L2hsRgO
  

が、しばらくして

( ◎ω◎)「おっおっ、入口ハケーン!」

双眼鏡を覗いていたブーンは声をあげた。

( ゚∀゚)「おお、あったか!」
( ◎ω◎)「ついでに警備員っぽい人も二人いるお」
( ゚∀゚)「まあここまでは想定の範囲内だな」
( ^ω^)「堀江乙」

問題はどうやって入るか。ジョルジュが考えているとブーンが声をあげた。

( ^ω^)「じゃあ早速殴り込むお!」
('A`)( ・∀・)「よっしゃ、レッツfighting!」
(;゚∀゚)「待て待て待て待て! 早まるな!」

無謀な行為に出ようとする三人をジョルジュは慌てて止めた。



157: ◆wAHFcbB0FI :11/26(日) 12:39 Z+L2hsRgO
  

( ゚∀゚)「お前ら落ち着け。確かに俺も殴り込みは好きだが、こんな所で争い起こして面倒なことになんかしたくないだろ?」
('A`)「…確かに」
( ゚∀゚)「それに相手がさっきみたいな奴だったらどうするんだ。首が千切れ飛ぶぞ」


( ゚∋゚) ←さっきの奴

(; ^ω^)「そう思うとゾッとするお」

問題の場所に入る前に命を落としては本末転倒ではないか。ジョルジュはこれでも統率力というものが強いのだ。

( ゚∀゚)「そんな訳だから出来ることなら戦いは避けたい。少し様子を見よう」( ^ω^)「把握した」

ブーンは再び観察を始めた。



158: ◆wAHFcbB0FI :11/26(日) 20:32 Z+L2hsRgO
  

一方、二人の警備員は何か話していた。

(,,゚Д゚)「あーあ、俺達何でこんな所で突っ立ってないといけないんだろうな」
( ><)「わかんないです!」
(,,゚Д゚)「だよなぁ…てかこんな所に誰が来るんだよ? 俺達が見張る意味なんか絶対ないって。そう思わないか?」
( ><)「全くです!」

ひたすら不平を吐く一人とそれに対し適当に反応を示すもう一人。

(,,゚Д゚)「でも給料もらうにはこうする他ないんだよな…」
( ><)「…」
(,,゚Д゚)「…」

沈黙。それだけが数十分続いた。

( ◎ω◎)「…」

ブーンもまた彼等から目を離さなかった。この気温の中で長い間じっとしているのは辛いものである。



159: ◆wAHFcbB0FI :11/26(日) 20:34 Z+L2hsRgO
  

数十分後

(,,゚Д゚)「暇なので今から講義を開きます」
(;><)「ちょ、講義って何ですか! コントですか!」


いいか、みんな

  (゚д゚)
  (|y|)


(;><)「みんなって誰ですか?」
(;,,゚Д゚)「やめた。虚しすぎる」
( ><)「大体こんな所でそんなことをする理由がわかんないです! 傍らから観ててかなり痛いです!」
(;,,゚Д゚)「いや…これでも俺は昔高校の教師をやっていた時期があったからな。あまりに退屈でまたやりたくなったのだ」
( ><)「呆れました…見張り交代まであと半月です!」
(,,゚Д゚)「つまりそれまで頑張れと」
( ><)「そうです!」
(,,゚Д゚)「ツマンネ…」



165: ◆wAHFcbB0FI :11/27(月) 20:03 3cvtVmqxO
  

さて、この会話の一部始終を見ていたブーン。

(; ◎ω◎)「あの人達は一体何なんだおwww明らかにやる気ないおwwww」
その後

( ^ω^)「い…今見ていたことをありのままに話すぜ(ry」

ブーンは観察結果を他の三人へ伝えた。

('A`)「ちょwww張り合いねぇwwww」
( ・∀・)「これはもういけるなwwwww」

三人が口々に言い合う中ジョルジュは結論を出した。

( ゚∀゚)「ここは交渉で行く。ついてこい」
( ^ω^)('A`)( ・∀・)「仕方ない…把握」

四人は遺跡入口へ向かう。



166: ◆wAHFcbB0FI :11/27(月) 20:07 3cvtVmqxO
  

( ゚∀゚)「あのーすいません」
(;,,゚Д゚)「ちょwww人来たwwww」
(;><)「予想GUYです!」

来る人なんかいない、とタカをくくっていた警備員二人は驚きを隠せなかった。四人は警備員に頼み込んだ。

( ^ω^)「中に入れて欲しいお」
(,,゚Д゚)「悪いがそれは無理だ。絶対に入れるなって上に言われてるからな」

やはりこの手の反応だ。だが四人も諦めない。

( ゚∀゚)「そこを何とか…」
( ><)「駄目です!」
('A`)「頼むよ、そのためにはるばるAA町から来たんだから」

四人は必死で頼み続けた。すると警備員から先程とは違う返事が来た。

(,,゚Д゚)「そこまで言うなら特別に入れてやる。後悔するなよ…」
( ^ω^)('A`)( ゚∀゚)( ・∀・)「おっ!」

勝った、と四人は思った。



168: ◆wAHFcbB0FI :11/29(水) 16:59 96qb1ftTO
  

(,,゚Д゚)「…と言いたい所だが、そうすると俺達給料もらえないんだよね。やっぱ無理」
(#゚∀゚)「(こいつ…)」

なんていい加減な警備員だ。本当に政府から派遣された者なのだろうか。
しかしこのままでは中に入れない。するとジョルジュはある手段を思いついた。

( ゚∀゚)「(…今あいつら給料がどうとかって言ってたよな。…仕方ない、あの技を使うか)」
(; ^ω^)「ジョルジュ、何をするつもりだお?」

ブーンは警備員に聞こえぬよう小声でそっと聞いた。ジョルジュもそれに応じて小声で返す。

( ゚∀゚)b「金 で 心 を 汚 し て し ま え」
(; ^ω^)「(え?)」



169: ◆wAHFcbB0FI :11/29(水) 17:10 96qb1ftTO
  

ジョルジュは何を思いついたのか、無言で懐から札束を取り出し、警備員二人に握らせた。警備員は互いに顔を見合わせた後頷いた。

(,,゚Д゚)「…よしわかった、通れ」
( ><)「どうぞです!」
( ゚∀゚)「おう、恩に着るぜ」

どうやらジョルジュの考えた作戦は成功したようだ。当然これが政府にバレればお互いにただでは済まない訳だが。
四人は早速遺跡へ入ろうとしたが、警備員が再び四人を呼び止めた。

(,,゚Д゚)「ちょっと聞きたいことがある。さっきこの遺跡の裏で発煙筒の煙があがってたんだがそれもあんたらがやったのか?」
( ^ω^)('A`)( ゚∀゚)( ・∀・)「…?」

突然の予期せぬ質問に四人は戸惑う。

( ゚∀゚)「…俺達は知らないぞ? たった今ここに来たばかりだし」
(,,゚Д゚)「そうか…(こいつら以外にも誰かいるのかな…)呼び止めて悪かった。頑張ってな」
( ゚∀゚)「…」

色々と事があったが、四人は何とか遺跡への侵入に成功したのだった。



170: ◆wAHFcbB0FI :11/29(水) 17:16 96qb1ftTO
  

(; ^ω^)「しかしジョルジュの大盤振る舞いには恐れ入ったお」
('A`)「全くだな、俺には出来ない」

ピラミッド内の最初の通路を進みながらブーン達はそんなことを話していた。

( ゚∀゚)「財宝の為ならあれぐらいくれてやるさ。まあ出来ればあんなことはしたくなかったけどな」
( ・∀・)「取り敢えず、さっきのジョルジュの行動は絶対に他に漏らすなよ」

だが、しばらくするとジョルジュは突然真剣な様子で話し始めた。

( ゚∀゚)「さて、ここからが本番だ。しかも急ぐ必要がある」
( ^ω^)「why?」('A`)( ・∀・)「(おいおいwwww)」

未だ状況が掴めていないブーンにジョルジュは言う。

( ゚∀゚)「いいか、入口の裏で発煙筒の煙があがっていたって警備員が言ってたよな?」
( ^ω^)「聞いてたお」

ジョルジュはさらに続ける。

( ゚∀゚)「俺が思うにこれは発煙筒で警備員の気を引き、その隙に入口へまわって中へ侵入ってパターンだ。要するに…」
('A`)( ゚∀゚)( ・∀・)「既に先客がいるってことだ」



171: ◆wAHFcbB0FI :11/29(水) 17:18 96qb1ftTO
  

(; ^ω^)「ちょwww一人でおkwwwww」

ブーン以外の三人は既に見当がついていたようだ。

( ・∀・)「こんな所へ足を踏み入れる度胸があるくらいだ、その人はそれなりに自信があるんだろう。かなり厄介な相手になると思うよ」
('A`)「だから急ぐべきなんだ。おk?」
( ^ω^)「把握したお」

四人は長い通路を走り出した。



172: ◆wAHFcbB0FI :11/29(水) 17:55 96qb1ftTO
  

四人がしばらく走り続けていると緑色の大きな扉を発見した。そしてそばには看板が立ててあった。
ブーンが看板を読もうとするが…

(; ^ω^)「ちょwwwww読めねぇwwwwww」

看板には見たこともない文字が刻まれていた。

( ・∀・)「成る程、古代文字か…ここは僕の出番だね」

モララーは古文書を取り出し、ページを開いた。

( ・∀・)「ちょっと待ってね…………おk、把握した」
(;'A`)「早いなおい…」

モララーはほんの数十秒で古代文字を解読してしまったようだ。

( ・∀・)「まあこの手作業には随分と慣れてるからね。じゃあ読むよ」

モララーは古代文字を読み始めた。



174: ◆wAHFcbB0FI :11/30(木) 15:38 2+C/X9LPO
  

( ・∀・)「『この先、聖なる泉への道』」
( ^ω^)「泉…? ここって遺跡じゃないのかお?」
('A`)「さあ…?俺だって知らん」
( ゚∀゚)「きっとここの最深部には泉があって、そこに財宝もあるんだと思うぞ」

まだ途中なのにもかかわらず三人は自分の思ったことを口々に言い始めた。

(; ・∀・)「…続き読んでおk?」
( ^ω^)('A`)( ゚∀゚)「正直すまんかった」

モララーは続ける。

( ・∀・)「『様々な試練が待ち受けているが、その全てに打ち勝たなくては泉へ辿り着くことは許されない。勇気のある者は扉をくぐるがよい』と書いてあるね。ここまでだ」



175: ◆wAHFcbB0FI :11/30(木) 15:40 2+C/X9LPO
  

数秒の沈黙。そして…

( ゚∀゚)「これは…実 に 面 白 い」

最初に切り出すのはやはりジョルジュ

('A`)「泉だか何だか知らんがこりゃ受けて立つとしか言いようがないよな?」
( ^ω^)「当たり前だお! 僕達に不可能はないお!」

続いて毒男とブーンも威勢のいい台詞を言う。皆興奮で腕が震えていた。

( ゚∀゚)「血湧き肉踊るとはこういうことだな…我が同志よ、行くぞ!」
( ^ω^)('A`)( ・∀・)「合点承知!」

四人は勢いよく扉を開けた。



177: ◆wAHFcbB0FI :11/30(木) 23:23 2+C/X9LPO
  

中の空気は外よりもいっそうひんやりとしている。

( ^ω^)('A`)( ゚∀゚)( ・∀・)「……」

扉の奥はまたも長い通路だった。四人は今その通路を進んでいる。やはり辺りは暗い為懐中電灯がないと何も見えない。

( ゚∀゚)「試練とやらはこの後からってことか。wktk」

しかしこの期待や余裕はどこから来ているのだろうか。



178: ◆wAHFcbB0FI :11/30(木) 23:24 2+C/X9LPO
  

しばらく進むと何故か少し明るい部屋へ出た。火の灯った蝋燭が所々に置いてある。一体誰がつけたのだろうか。

( ^ω^)「おっおっ? 前に誰かいるお」
( ゚∀゚)「な、何だって?」

ブーンの前方には確かに人影がある。どうやら二人いるようなのだが…

( ´_ゝ`)「OK、ブラクラゲット」
(´<_` )「流石だな兄者」

この二人、明らかに様子がおかしい。四人は彼等を観察するが、四人が目の前にいるにもかかわらず相手は何かに熱中していて全く気付いていないようだ。

(;゚∀゚)「えーっと、片方が手に持っているのは……なっ、ノートパソコンだと!?」
(; ^ω^)「てか、それ以前にこの人達は一体何なんだお? 」
( ・∀・)「少なくともここの関係者とかではなさそうだけど…」



179: ◆wAHFcbB0FI :11/30(木) 23:38 2+C/X9LPO
  

あまりにも意外な光景を見てしまい、呆然とする四人。だが、それでも

(;゚∀゚)「あのー、あんたら誰ですか?」

非常に言いづらい雰囲気の中ジョルジュはノートパソコンを開いている二人へ訪ねた。

( ´_ゝ`)「何だ、また誰か来たぞ」

二人はノートパソコンを閉じ、四人の方へ向く。

(´<_` )「むしろこっちはこの建物が何なのかあんたらに聞きたいんだが…」
( ゚∀゚)「ここは遺跡。俺達はこの奥へ用があってな。そっちは?」



180: ◆wAHFcbB0FI :11/30(木) 23:43 2+C/X9LPO
  

ジョルジュがそう言うと相手も事情を話し始めた。

( ´_ゝ`)「俺達は奇妙な生物が生息する森を一目見ようと思ってこの島へ来た。それで探しているうちに気付いたらいつの間にかここへ来ていたのだ」
( ´_ゝ`)(´<_` )「こんな所へ迷い込むなんて流石だよな俺ら」
(; ^ω^)「…」

確かにある意味流石だとブーン達も思った。

(;'A`)「(この人達大した装備もしてないな。ということは警備員と戦ってもないはず…つまりこの遺跡が世に知れた時には既にここにいたってことか。恐るべし方向音痴…)」
(´<_` )「で、それから何日かここにいる訳だ」
( ゚∀゚)「! (これは使えるぞ!)」

ジョルジュは何かを思いついたようだ。



183: ◆wAHFcbB0FI :12/02(土) 22:24 Q5f63MBoO
  

( ゚∀゚)「なあ、数日ここにいたってことは食料とか結構持ってるよな? 森の場所教えてやるからあんたらの食料少し分けてくれないか?」
( ^ω^)「おっ、食料フラグktkr!」
( ゚∀゚)b「(まあ任せとけって)」

ジョルジュの出した交換条件に対し相手は

( ´_ゝ`)「OK、食料ならまだ大量にあるからな。やるよ」
( ゚∀゚)「(よし、成功だ)」

相手は荷物から大きな袋を取り出し、ブーン達へ渡す。見た目は結構大きい。

( ゚∀゚)「よっしゃ、食料確…」



184: ◆wAHFcbB0FI :12/02(土) 22:28 Q5f63MBoO
  

ジョルジュはそう言いかけて止まった。
それもそのはず、中身は大量のう〇い棒だったのだ。

(; ^ω^)「ちょwwwwwこれが食料…? もっとまともな物はないのかお?」
(´<_` )「すまぬがこれだけだ。だが俺達もこれで数日間生活してきたんだから特に問題はないはずだ。駄菓子も捨てたものじゃないぞ?」
(;'A`)「(いや、どう考えても問題ありありだろwwwww)」

だが今は文句を言っている場合ではない。恐らくブーン達とこの二人以外にも誰か他の人物が遺跡内にいるはずなのだ。こんな状況では何であれ食料をくれるのは有り難かった。



185: ◆wAHFcbB0FI :12/02(土) 22:34 Q5f63MBoO
  

( ^ω^)「…取り敢えず食料をくれてありがとうだお。ところで、他に誰か来なかったかお?」

すると相手は意外な返答をした。

(´<_` )「ああ、確か物騒な物を色々持ってるような姉ちゃんがついさっきここを通って行ったような」
( ・∀・)「何だそりゃ…僕みたいだな」
( ´_ゝ`)「丁度そのとき俺達はPCやってたからよくわからなかったのだ。因みに姉者のことではないぞ」
(;'A`)「(そんな事聞いてないっての。つうか姉者って誰だよwwwww」

しかしこうなるとこれ以上話している余裕もない。四人は相手に森の場所を教え、すぐにその場をあとにした。

( ´_ゝ`)「…さて、場所もわかったことだし俺達も引き返すか」
(´<_` )「そうだな兄者」



186: ◆wAHFcbB0FI :12/03(日) 16:59 NXuXReqzO
  

再び暗い通路。ブーン達はただ進み続けた。すると下り階段を見つけた。階段の先は懐中電灯を使っても先が見えない程の真っ暗闇だ。

( ^ω^)「おっ、階段だお」
( ゚∀゚)「やっと冒険らしくなってきたな」

四人は下の階へ降りる。するとそこには…

( ゚∀゚)「これは予想GUYだな…」



187: ◆wAHFcbB0FI :12/03(日) 17:05 NXuXReqzO
  

そこはまるで遊園地にある巨大迷路の入口を彷彿とさせる、二つの壁に挟まれた道だった。恐らくここから先は一筋縄では行かせてくれないようだ。

('A`)「ん? 待て、地図が貼ってあるぞ!」
( ゚∀゚)「どれどれ?」

毒男が入口前の壁に貼ってあった地図らしき物を指さすが、モララーはそれを真っ向から否定した。

( ・∀・)「使えないよこの地図。どこが現在地かわからないし所々穴が開いてる。これは手探りで頑張れってことだね」
('A`)「やっぱそんなに楽な話はないか」



189: ◆wAHFcbB0FI :12/03(日) 18:21 NXuXReqzO
  

仕方なく手探りで進むことにした四人だが、入って少し進んで右に曲がった所ですぐに壁に突き当たってしまった。

('A`)「もしや出口はないとか?」
( ゚∀゚)「ねーよwwwwwwどこかに抜け道みたいなものがあるだろwwwwww」
( ^ω^)「でもそんな所ありそうにないお」

三人が言い合っているのを尻目に、モララーはじっと壁を見つめていた。そしてモララーは言い出す。

( ・∀・)「成る程、これはよく調べろってことだよ。壁とかをね!」

モララーはそう言うなり目の前の壁に勢いよく蹴りを入れた。するとその部分の壁が後ろに倒れ、そこに道が現れたのだ。

( ゚∀゚)「はー、これわかるチビッコは賢いなあ」

四人とも成人男性です。本当にありがとうござ(ry



192: ◆wAHFcbB0FI :12/04(月) 23:07 0T2qurKtO
  

四人が現れた道へ入ると倒れた壁は自然と持ち上がり、やがて先程のように道を塞いだ。

( ゚∀゚)「どういう仕掛けなのかはわからんがわざわざ元に戻す所とか結構凝ってるな」
( ^ω^)「ともかくこれで道は開けたお。この先もこんな様なのかお?」

実際、後も壁を蹴っては道を見つける…の繰り返しだった。



193: ◆wAHFcbB0FI :12/04(月) 23:13 0T2qurKtO
  

また、どうしても倒れる壁が見つからないときは

( ゚∀゚)「毒男、モララー、いつものアレ任せた」
('A`)( ・∀・)「把握した!」

壁を爆弾でぶち抜いて進んだ。何とも豪快な手段だ。

( ・∀・)「(あ、でもそんなことするくらいなら初めから壁を登って壁の上を歩いた方が楽…それじゃつまらないか)」

…だが四人は後ろの壁に誰かが潜んでいることに全く気付かなかった。

???「(…予想通り。どうやら遂に来たようね。ちょっと様子見てみようかな)」



195: ◆wAHFcbB0FI :12/04(月) 23:17 0T2qurKtO
  

('A`)「おい、出口っぽいぞ」

四人はようやく迷宮の出口にたどり着いたようだ。

(; ^ω^)「と言ってもこれは一体どうしろと」

出口の前で、ブーンよりも二回り程大きな石像が道を塞いでいるのだ。約一年前のあの出来事が四人の脳裏をよぎる。

(;゚∀゚)「石像には嫌な思い出しかないぜ。まさか、動いたりなんかしないよな?」

不安がる四人。だがそれに対し追い討ちをかけるかのようにその石像が動きだし、襲ってきたのだ。



197: ◆wAHFcbB0FI :12/05(火) 23:43 6x5VMnqvO
  

(; ^ω^)(;'A`)(;゚∀゚)(; ・∀・)「…死亡フラグktkr」

四人の後ろでは何者かがこの様子を見ていたが当然四人はそんなことには気付かない。

???「(さて、どうやって切り抜けるのかしら?)」

( ・∀・)「待て、落ち着こう。相手はこっちより少し大きい程度、こっちは四人だから頑張れば倒せる」
( ゚∀゚)「そうだな、落ち着いて対処すれば大丈夫だ。トラウマなど忘れろ、全員戦闘準備だ!」

四人はそれぞれ武器を取り出す。ブーンは聖白刀、毒男は林緑刀、ジョルジュは炎赤刀を構え、霊刀を持たないモララーは光線銃を構えた。



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