( ^ω^)ブーンが大仕事を成し遂げるようです
- 258: ◆wAHFcbB0FI :12/21(木) 23:55 RfvJ/ZYFO
( ・∀・)「僕と君がまだ小学生時代のときに君が突然いなくなってね、君とは二度と会うことはないと思ってた。
…ここに来て君を見つけたときは正直驚いたよ」
(*゚ー゚)「…」
モララーが語る中しぃはただ黙っている。
( ゚∀゚)「成る程なー、モララーとしぃは幼なじみ、と。信じられないけどよくよく考えたら不思議でもないな」
確かにそうだ。先程ブーン達がしぃに会ったときの彼女の言葉遣いはどことなくモララーに似ていた。まだ二人が幼い頃にモララーの影響でも受けたのだろうか。
( ^Д^)「…だとするとモララーはその頃からあんな風だったと」
( ・∀・)「まあそういうことになる。はっきり言って自覚ないけどねwwwww」
- 259: ◆wAHFcbB0FI :12/22(金) 00:05 nKFWZhtsO
モララーは再びしぃの方へ向いた。
( ・∀・)「しぃは何故幼い頃にはるばるこんなところへ来たんだい?」
(*゚ー゚)「…もう一度言うけど、私がこの遺跡の創設者の子孫だから。
これはもう運命というもの。
私が末裔であるからには私がここを護る必要があるの」
するとモララーはくだらないものを見るような目でしぃをみつめた。
( ・∀・)「…勿体無いな」
(*゚ー゚)「? 何が」
( ・∀・)「だーかーらー、君のその生き様が勿体無いって言ってるの。おk?」
- 260: ◆wAHFcbB0FI :12/22(金) 00:16 nKFWZhtsO
( ・∀・)「君は護らないとどうとかって言ってるけど、そんなこと一体誰が決めたんだい?
アレか、先祖の幽霊が降臨なさって君に一生かけてここを護れとかそんなことでも言ったのか?」
(*゚ー゚)「…」
しぃは黙っているがモララーは気にせずに話し続ける。
( ・∀・)「まあ幽霊は僕も見たことあるから否定はしないけど…
でもさ、どうせなら楽しく人生やらないか? あいつらみたいにさ」
モララーはブーン達を指す。
- 261: ◆wAHFcbB0FI :12/22(金) 00:20 nKFWZhtsO
( ^ω^)「おっ、僕達かお?」
( ・∀・)「悪いが褒めてるわけじゃないからな」
(; ^ω^)「ちょwwwww」
モララーは再びしぃの方へ向き、なお話し続ける。
( ・∀・)「よく聞いて欲しい。こいつら…ブーン達は悪い奴等じゃない。
ブーン達はこういう、何というか冒険とかそういうことが趣味みたいなものなんだ。
当然普段は全うに生活してるし金や殺戮が目的でもない。だから通してやってくれないか?(まあツンとタカラはどうだか知らないけど)」
内心はどうであれモララーがここまで言ったのは初めてかもしれない。
( ゚∀゚)「(こいつ本当はいい奴なんだな)」
( ;ω;)「全俺が泣いた」
ξ゚听)ξ「ちょ、何泣いてるのよwwwwww」
( ;ω;)「だって…」
- 262: ◆wAHFcbB0FI :12/22(金) 00:24 nKFWZhtsO
だが彼等の意志はしぃには伝わらなかった。
(*゚ー゚)「…例え私の人生が間違っていようとも、私には貴方達が全うな人間には到底思えない。
モララーがこの者達に味方するのなら私は全力でモララーを正しい道に戻すまで!」
( ・∀・)「…僕は今までこれほど残念に思ったことはないよ。
お陰で…」
モララーは荷物から光線銃を取り出す。
そして銃口を静かにしぃへと向けた。宣戦布告だ。
( ・∀・)「例え殺しはせずとも僕は本気で君と戦わなくてはならない!」
しぃも再び杖先をモララーへ向けた。
(*゚ー゚)「ならば私も本気で貴方と戦わざるを得ないわ!」
( ・∀・)「僕が」
(*゚ー゚)「私が」
( ・∀・)「正義だ!!」(゚ー゚*)
……
(;'A`)ξ;゚听)ξ「…」
話についていけず呆然とする者や
(^ω^)(゚∀゚)
こっちを見る者、
( ^Д^)「ちょwwwwwwうはwwwwwww人間って面白ぇwwwwwwww」
何故か爆笑する奴もいた。
( ・∀・)「…ごめん、そろそろmjにいかせてもらうよ」
(*゚ー゚)「…私も同じ意見よ」
- 265: ◆wAHFcbB0FI :12/24(日) 00:19 Z0GmuP9HO
モララーはそのままの姿勢でブーン達に言った。
( ・∀・)「頼みがある。しぃとは僕一人で戦わせて欲しい」
( ゚∀゚)「…わかった、行ってこい」
即答だった。
(; ^ω^)「ちょ、いいのかお?」
ブーンが慌てて止めるのを毒男が押さえる。
('A`)「…行かせてやれ。
あいつにも何かプライドみたいなものがあるんだろ」
( ^ω^)「把握したお…」
モララーとしぃ以外の者達は安全な所まで下がる。
ブーン達が見守る中、魔法対科学の戦いが始まった。
- 266: ◆wAHFcbB0FI :12/24(日) 00:26 Z0GmuP9HO
( ・∀・)「ブーン達と同じだが僕は君を殺すつもりはない。
ま、お手柔らかにお願いするよ」
(*゚ー゚)「少なくとも黒焦げは覚悟しなさい」
そう言ってしぃはモララーへ雷を放つ。モララーはすぐさまバリア装置を作動させた。
雷は橙色のバリアによって弾かれる。
( ・∀・)「はいはい、効きませんですよー。
こっちからも…これは効くかな?」
モララーは一旦バリア装置を切り、すぐさま銃口をしぃへ向け光線銃の引き金を引いた。バリアを張ったままではモララー自身も攻撃出来ないのだ。
だがこれもしぃが作り出した光の壁で相殺された。
- 267: ◆wAHFcbB0FI :12/24(日) 00:34 Z0GmuP9HO
(*゚ー゚)「効きません。もっと強い物使ったら?」
( ・∀・)「そうだろうな…まあこれは想定の範囲内だけどね」
モララーは策を考え始めた。
誰にも相談せず、ただただ考え続ける。
( ・∀・)「(…攻撃を当てるにはしぃが壁を張っていない時に攻撃しないといけない。
壁がないときというのは彼女が雷を発する時だけ…と。
つまり彼女が攻撃する時だけこっちの攻撃が通る…ってこれ何てボス戦?)」
だがモララーはバリア装置の電源を入れ直していなかった。
当然しぃがこれを見逃すはずもない。
(*゚ー゚)「覚悟!」
しぃはこの一瞬の隙を狙って雷を放った。
雷がモララーに迫る。
( ・∀・)「あ…しまった」
だがそれはモララーに命中する直前で爆発を起こし消えた。
どうやらギリギリの所でバリア装置を作動させたらしい。
( ・∀・)「不意打ちなんて君らしくないぞ?
随分と性格悪くなったんだな」
しぃは真面目な表情で返す。
(*゚ー゚)「この戦いに手段を選ぶ義務などないわ」
( ・∀・)「それもそうだな。
じゃあ続けようか」
- 268: ◆wAHFcbB0FI :12/24(日) 00:36 Z0GmuP9HO
それからしばらくの間モララーはバリア内で光線銃を手に持ち、しぃは杖を構えたまま、両者とも睨み合いが続いた。
( ^ω^)('A`)( ゚∀゚)ξ゚听)ξ( ^Д^)「…」
ブーン達もまた、この戦いはいつ終わりを迎えるのかと思いつつこの様子を緊迫しながら見ていた。
(*゚ー゚)「…ッ!」
先に動いたのはしぃだった。呪文を唱え始め、杖の先に光が集まる。
( ・∀・)「(今だ!)」
モララーはバリア装置の電源を切る。
そして光線銃の銃口を素早くしぃへ向け引き金を引く、そのつもりだった。
- 269: ◆wAHFcbB0FI :12/24(日) 00:42 Z0GmuP9HO
(*゚ー゚)「…遅い」
モララーが引き金を引くよりもしぃがモララーの光線銃を雷で粉砕する方が速かったのだ。
モララーの右手にあった光線銃は雷で吹っ飛んだ。
(; ・∀・)「これはびっくり」
モララーの足下には雷によって粉砕され煙を上げている壊れた光線銃があった。
そして光線銃を持っていたモララーの右手に痺れが生まれる。
(; ・∀・)「右手にビリビリきた…」
壊れた光線銃を回収しようとするが右手が思うように動かない。
(*゚ー゚)「…もうこれでわかったでしょう?
私ももう攻撃したくないk…」
しぃがそう言いかけたその時、彼女に一筋の光線が命中し、彼女は倒れた。
- 270: ◆wAHFcbB0FI :12/24(日) 12:23 Z0GmuP9HO
( ・∀・)「…君はあの頃から僕と性格が似ていたが全く変わってないな。すぐ油断する所とかね。
僕は二丁流の名手だから片っぽがやられてももう片っぽが生きてれば問題なしなんだよね」
いつの間にかモララーの左手にはもう一丁の光線銃が握られていた。
光線をまともに浴びたしぃだったがそれでも致命傷は避けたらしく、すぐに起き上がった。
(*゚ー゚)「…貴方こそ油断してるわよ。
だってこれ位の痛みなんてすぐに治療出来るんだから!」
しぃは再び何かを唱え始めた。
すると先程のように彼女は光に包まれ、みるみるうちに傷が癒えていった。
そう、回復呪文だ。
- 271: ◆wAHFcbB0FI :12/24(日) 12:28 Z0GmuP9HO
(# ・∀・)「(予想は出来てたけど流石にこれは酷すぎだろ!
ドラクエに例えるとボスがベホマ使うようなものじゃないか!)」
怒りに満ち溢れそうになるが、そうなったところでどうにもならない。
もはや、互いに打つてなし。
いや、恐らくこちらの方が不利だろう。
最終的にモララーが考えた手段は…
( ・∀・)「今回は引き分けってことでどう?」
(; ^ω^)(;'A`)(;゚∀゚)ξ;゚听)ξ(;^Д^)「えぇ!?」
これにはブーン達もたまらない。
何しろモララーは普段は負けず嫌いで、
作れそうにないようなものであっても出来る限りの範囲で作り上げてしまう、いわば不可能を可能にするような人物。
そんな彼が停戦を申し出たのだ。
- 272: ◆wAHFcbB0FI :12/24(日) 12:33 Z0GmuP9HO
(; ^ω^)「ちょっと待つお!
停戦まだ早いお!」
(;゚∀゚)「それにこれじゃ俺達も引き下がるってことになるぞ!」
だがわざとなのか、モララーは完全にスルー。何の反応も示さない。
(*゚ー゚)「何でまた負けず嫌いな貴方がそんなことを…?」
( ・∀・)「よくよく考えてみなよ。
お互いに攻撃しあって、それをバリアで防いで、
攻撃喰らったら回復…って延々とやってたらいつまで経っても勝負つかないぞ?
無駄な戦いはやめようよ?」
(*゚ー゚)「…確かに」
しぃは妙に納得した様子だ。
どうやら彼女も出来ることなら戦いは避けたいようだ。
- 273: ◆wAHFcbB0FI :12/24(日) 12:40 Z0GmuP9HO
( ・∀・)「僕達は一旦帰って修行なりなんなりして君に勝てるよう努力する。
僕達はいつかまたここへ来るから、君は僕達を返り討ちに出来るよう頑張ってみる。これでおk?」
しぃはしばらく考えた後、
(*゚ー゚)「わかったわ、一時休戦ね」
モララーは返事はせずにただ頷いた。
そして…
( ・∀・)「…帰る前に君にこれを渡そうと思う」
モララーは荷物から赤い液体の入った瓶を取り出し、しぃに渡す。
(*゚ー゚)「これは…?」
( ・∀・)「それは『魔力増強薬』
万が一君と会う時の為に作ったものだ。
まあ気が向いたら飲んでくれたまえ」
(*゚ー゚)「…」
しぃは黙って頷く。
( ・∀・)「じゃ、またいつか」
そう言うとモララーはさっと部屋を出た。
(;゚∀゚)「あっ、おい!」
(; ^ω^)「待つお!」
ブーン達も慌ててモララーを追った。
(*゚ー゚)「…これはありがたく飲むべきなのかな?」
ブーン達が部屋から出たのを確認し、しばらくするとしぃは赤い液体を一気に飲み干した。
- 274: ◆wAHFcbB0FI :12/24(日) 12:44 Z0GmuP9HO
一方、ブーン達
部屋にいるしぃの目が届かない位置にブーン達は立っていた。
扉が壊れた為、部屋との隔たりは扉のあった場所の周りの壁だけだ。
( ・∀・)「正直悪かったね」
当然モララーに対して非難の嵐だ。
(;゚∀゚)「お前こんなことして後どうするんだよ!
俺の百五十万円どうすんだ!!」
…それはジョルジュの独断行動なのだが。
(; ^ω^)「あの様子ならまだいけそうだったお!
諦めるの早いお!」
( ^Д^)「俺のwktkをどうしてくれる!」
ξ゚听)ξ「私の旅費払い損じゃない!」
('A`)「俺達五人の責任とれるんだろうな?」
だがモララーは澄ました顔でブーン達をおだてた。
( ・∀・)「取り敢えずちょっと静かにして欲しい。
そんでもって、このまま待ってみるんだ」
- 275: ◆wAHFcbB0FI :12/24(日) 12:47 Z0GmuP9HO
数分後
( ・∀・)「もういいかな?」
モララーはそっと部屋を覗く。そしてブーン達の方を向いて笑いながらこう言った。
( ・∀・)b「僕の勝ちだ」
…勝った? どういうことなのか。
死人は出てないとはいえこちらが撤退した時点で既に引き分け或いは負けではないか。
ブーン達は恐る恐る部屋へと戻ってみる。
- 276: ◆wAHFcbB0FI :12/24(日) 12:56 Z0GmuP9HO
(;゚∀゚)「こ…これはどういうことだ!」
ブーン達が見たのは長椅子の残骸に座り静かに寝息を立てるしぃの姿だった。
( ・∀・)「説明は簡単だ、さっきの薬は睡眠薬」
(; ^ω^)「…すると魔力増なんちゃらっていうのは?」
( ・∀・)「うん、『また』なんだ。済まない」
(; ^ω^)「ちょwwwwwおまwwwwww」
そうは言ってもモララーには詫びの念は全く感じられない。
(;^Д^)「(こいつ悪魔だ…
魔界の下手な悪魔よりずっと悪魔らしいぞ…)」
( ゚∀゚)「…で、これで先へ進めるという訳だが」
ξ゚听)ξ「でもあの子はどうするの?」
ブーン達が目の前で普通に話していてもしぃに目覚める気配はない。
なかなか強力な睡眠薬のようだ。
( ・∀・)「彼女なら2、3時間で目覚めるだろうから大丈夫だ。
というか、悪いけど下手に手を出して欲しくない。
彼女には今までの分ゆっくり休んでもらいたいんだ。
…例え敵対したって僕としぃは幼なじみだから」
- 277: ◆wAHFcbB0FI :12/24(日) 13:05 Z0GmuP9HO
…これは夢か?
何時もは人をからかう嫌な奴。
そんな奴が今自分達の前でこんなことを言っている。
それも大真面目にだ。
('A`)「こんなモララーを見るのは初めてだ。
帰る時嵐が来なければいいが」
( ・∀・)「いくら何でもねーよwwwwww
ま、でも僕にかかれば女を嵌めるなどちょろいもn(ry」
モララーはその直後ツンから強烈な蹴りを頂いたようだ。
- 279: ◆wAHFcbB0FI :12/27(水) 15:45 dXy+SUe6O
難敵を退けたブーン達はさらに遺跡の奥へと来ていた。
ξ゚听)ξ「…なんか暑くない?」
( ^ω^)「全くだお。外はあれだけ寒いのに…お?」
次の部屋は溶岩の川が部屋を真っ二つに分けていた。暑くて当然だ。
さっさと先へ進んでしまいたいが、進路は溶岩の川で隔てられた向こう側。
落ちたら即死だし、第一橋がないので渡れない。
- 280: ◆wAHFcbB0FI :12/27(水) 15:46 dXy+SUe6O
( ^ω^)「これは一体どうしろと言うんだお?」
ブーン達が部屋を散策していると、部屋の端に西瓜程の大きさの壷が幾らか置かれているのを見つけた。
そしてその向かい側に的のようなもの。
さらに、壷の横に立て札。そこには奇妙な文字。
もうやることは一つだった。
( ゚∀゚)「任せた」
( ・∀・)「把握」
何かの合図にすら見える、手短なやりとり。
( ・∀・)「…『当てろ』って書いてあるね。
『当てたら十秒以内に先へ進め』だってさ」
('A`)「それ何てスポーツテスト?」
- 281: ◆wAHFcbB0FI :12/27(水) 15:54 dXy+SUe6O
この壷を投げ、溶岩の川の向かい側にある的に当てると橋が架かるという仕組みのようだ。
そして、一度架かった橋は約十秒で再びなくなるのだろう。
先程の迷宮と同じ仕掛けらしい。
溶岩の川の幅は見たところ約三十メートル、かなりの距離だ。
並の肩力では的の位置まで届くことすらままならないだろう。
だが、ここに一人の男が立ち上がった。
( ゚∀゚)「ならここは俺に任せとけや!」
そう、ジョルジュ。
彼の怪力ならば上手くいくかもしれない。
( ^ω^)「やっぱりここはジョルジュに任せた方が良さげだお」
( ^Д^)「頼もしいな。wktk」
( ゚∀゚)「まあ見てろって。いくぞ…」
- 282: ◆wAHFcbB0FI :12/27(水) 15:57 dXy+SUe6O
ジョルジュは壷を一つ掴み、それを片手でいとも簡単に持ち上げた。
( ゚∀゚)「秘技億把囲スロウ!!!」
(; ^ω^)「ちょwwwwwおまwwwwww」
ジョルジュは力の限り壷を投げた。
壷は唸りをあげて溶岩の向こう側へ飛んでいく。
…が、それは的を大きくはずれ、横の壁に命中。
壷が割れる音だけが虚しく響いた。
- 283: ◆wAHFcbB0FI :12/27(水) 16:07 dXy+SUe6O
( ・∀・)「…下手糞」
モララーが呆れた様子で煽った。
(#゚∀゚)「五月蝿ぇ」
( ・∀・)「惜しいって言った方が正しいかな?
ジョルジュは肩力は人間離れしてるってほどあるのにコントロールがなさ過ぎる。
君がもし野球のピッチャーとかだったら確実に途中交代させられるねwwww」
( ゚∀゚)「…そういうものか」
それも一理ある、と言って一旦落ち着いたジョルジュだったが…
( ゚∀゚)「…俺は物を投げる時には常に自分の信念に身を任せて…
あー、もう我慢出来ねぇ!」
おっぱい!おっぱい!
_ ∩
( ゚∀゚)彡
( ⊂彡
| |
し⌒J
ξ゚听)ξ「ちょwwwきめえwwwww
てかこれ何?」
('A`)「…ジョルジュの裏の趣味ってとこだな。
いつも見てて思うが、痛い」
眠っていた感情が久々に呼び覚まされたからなのか、ジョルジュは猛反論を試みる。
(;゚∀゚)「失礼な!
おっぱいは俺にとっての…」
だが悉く返り討ちにされた。
( ・∀・)「はいはいそれはよかったね。
さっさと二回目いってもらおうか」
(;゚∀゚)「…わかったよ。
やればいいんだろやれば!」
ジョルジュは地団太を踏んだ。
- 285: ◆wAHFcbB0FI :12/27(水) 16:19 dXy+SUe6O
そんな訳で、二回目。
( ゚∀゚)「秘技億把囲ストレート!!」
( ^Д^)「さっきのとどう違うんだwwwwww」
今度はちゃんと的めがけて飛んでいった。
だが、ストレートと言いつつも途中で見事にカーブ。
結局、的に当たることはなく
その後の展開は言わずもがな。
( ・∀・)「下手糞」
(#゚∀゚)「uzeeeeee!!
だったらお前やってみろ!」
( ・∀・)「悪いけど、まださっきの痺れが完治してないからそれは無理。
大体自ら名乗り出たのは君じゃないか」
ジョルジュはついさっきの自分の行いを思い浮かべた。
(;゚∀゚)「(確かに元はと言えば俺が自ら引き受けたんだった…)」
そして結局
( ゚∀゚)「むしゃむしゃしてやった、
今は反省しているし後悔もしている」
ジョルジュは今まででこれほど自分の行いに後悔したことはなかった。
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