a ( ^ω^)ブーンが大仕事を成し遂げるようです ( ^ω^)ブーンが大仕事を成し遂げるようです

347: ◆wAHFcbB0FI :01/13(土) 00:14 CPi+kVYyO
  

僕にそれがまともに命中した。
けど痛くも何ともなかった。

(´・ω・`)「…?」
(*゚∀゚)「これでここも完了、と。
       試しに私に思い出したこと言ってみなよー」
(´・ω・`)「僕はショボン
       それから、魔界にて生まれ魔界で育つも幼い頃に現世へと飛ばされ現在に至る…
       …何てことだ…次々と記憶が蘇ってくる」

これがもう一つの、僕の本当の記憶だった。

(*゚∀゚)「そうそう!
     特技とかも思い出した?」

僕は記憶を頼りに姿を消せるかどうか試みた。
――――出来た。出来てしまった。

(*゚∀゚)「OKOK! 全て思い出したようだな!
     んじゃ私忙しいから消えるよ!
     アーヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!!」

そして彼女は笑い声をあげながら消え去った。
何から何まであっと言う間の出来事だったよ。



348: ◆wAHFcbB0FI :01/13(土) 00:19 CPi+kVYyO
  

――――――――

ショボンは話終えると一息ついた。

(´・ω・`)「…とまあ、君達が知らないうちに僕にはこんなことが起きていた訳だ」
(;^Д^)「(そいつ…嫌な予感しか…いや、今は置いとこう)」

次第にショボンから憎悪の念が感じられてくる。

(´・ω・`)「でもその時、何ともいえない憎しみが沸き上がってきた」
(;゚∀゚)「ショボン、お前…」

一歩、また一歩とショボンは迫ってくる。

(´・ω・`)「僕は僕を現世へ捨て弄んだ魔界の奴等が憎い。
       そういう風に思っていたらもう何 も か も が ど う で も よ く な っ て き て さ !」



352: ◆wAHFcbB0FI :01/14(日) 23:11 MkHp0QHMO
  

ショボンはいきなりブーンへ飛びかかり、叩きつけるかのように力を込めてクラーケンを振り下ろす。

(; ^ω^)「…ッ!」

ブーンは反射的に持っていた聖白刀―――
セラでクラーケンを受け止める。激しい金属音が部屋いっぱいに鳴り響く。

(; ^ω^)「少しでも反応が遅れてたら今頃全身を真っ二つに斬られてたお…」

だがその憎しみに満ち溢れた強烈な一撃に、ブーンは衝撃でよろけそうになる。

(´・ω・`)「まだ持ちこたえる気か! 消え失せろ!」

すぐに二撃目が来る。

(; ^ω^)「ぐっ…」

ブーンはこれもセラで受け止める。しかし立て続けに放たれた二回の攻撃により手が痺れてきた。
ブーンのその歪んだ表情をショボンは見逃すはずもなく

(´・ω・`)「先ずは一人地獄送りだ!」

ショボンは止めの三撃目を繰り出そうとする。

(; ^ω^)「何て速いんだお!」

ガードしようとするが、腕が思うように動かない。
このままでは――――



353: ◆wAHFcbB0FI :01/14(日) 23:17 MkHp0QHMO
  

(; ^ω^)「…?」

―――体は真っ二つになっていない。
それどころか何の傷も負っていない。

(;^Д^)「危ねえなぁ…見てられねえよ」

その青い刃は突如現れた黒光の蛇によって阻止されたのだ。

( ^Д^)「それよりお前…あんまり俺達を馬鹿にするな」

ショボンの前に黒蛇と、それを作り出した刀の持ち主が立ち塞がる。



354: ◆wAHFcbB0FI :01/14(日) 23:22 MkHp0QHMO
  

対するショボンは小さく、だが狂ったような笑い声をあげる。

(´・ω・`)「そうか…そうだよな。
       やっぱり魔界の住人から先に殺らないとな」

ショボンは目標をタカラへと変え襲いかかる。

( ^Д^)「俺は何もしてない訳だが。逆恨みされても困るんだよな」
(´・ω・`)「黙れ、宝箱!!」

ショボンはクラーケンでタカラに斬りかかろうとする。

( ^Д^)「そんな一辺倒なやり方じゃ俺は殺せない…行ってこい」

半ばやる気なさげにタカラはバシリスクを振り回す。
バシリスクから生み出された黒蛇は次々とショボンへと迫り、攻撃を妨害する。

(´・ω・`)「邪魔なんだよ!!
       蛇共にはこれをくれてやる!!」

そう言うとショボンはクラーケンを振りかざす。
先程までただ斬るという、刀としてごく普通な使い方をされていたクラーケンがその時、力を放った。



355: ◆wAHFcbB0FI :01/14(日) 23:33 MkHp0QHMO
  

一瞬、クラーケンから青くまばゆい光が放たれる。ただそれだけのように見えた。
その青い刃の発光が終わる。
先程までになかった光景だった。

(;^Д^)「何だそれ!
     そんなことって有りうるのか!」

驚いたのはタカラだけではない。すぐ近くで見ていたブーン達や、少し距離を置いているモララーやツンでさえその光景が信じがたいものだとわかった。
バシリスクの作り出した黒光の蛇が、全て氷付けになっていたのだ。
光が凍ることなど普通なら絶対に有り得ないというのに。
凍った黒蛇は透き通っていて、これらはただの氷にも見える。

(´・ω・`)「霊刀に常識など通用しない。
       …大体それが信じられないのなら僕やその宝箱は一体何なのさ」

トーンの低い笑い。そして

(´・ω・`)「さて…君達も蛇と同じ運命をたどってもらうよ」



356: ◆wAHFcbB0FI :01/14(日) 23:40 MkHp0QHMO
  

氷青刀―――クラーケンに封じられた力
それは『対象物の凍結』。
力を解放したクラーケンに直接斬られる或いは周囲を取り巻く強い冷気に触れたものは大抵が氷付けになってしまうのだ。

(´・ω・`)「次は宝箱、お前だ」

いつの間にか黒い光がショボンの周囲を取り巻いていた。
どう考えても人間の為すことではない。

( ^Д^)「…お前、どうやら本当に魔界から来た奴のようだな。
     ならやっぱり化け物は化け物同士で決着着けるべきだよな」
(´・ω・`)「僕をお前などといっしょにするな…ぶち殺す」

ショボンは高く跳躍。
そしてそのまま左掌から黒く不気味に光る球体を発生させ、タカラへ向けて発射する。

(;゚∀゚)「何なんだよあいつ…やってることが人間じゃねえ…」
(´・ω・`)「魔力を具現化しての攻撃だ…
       もうナイフなんか使わないでさっさとぶち殺すぞ」



357: ◆wAHFcbB0FI :01/14(日) 23:54 MkHp0QHMO
  

(; ^ω^)「ちょ、タカラだけで大丈夫かお?」

心配するブーン。
だが、毒男はあまり心配していないようだ。

('A`)「…あいつなら大丈夫だろ?
    以前お前等が言ってたことが正しければ」

それに応えるかのようにタカラは不敵に笑う。

( ^Д^)「…そんな攻撃効かねえよ。
     中途半端な魔力変換など通用しない」

タカラは自分の下半身である宝箱へと身を隠す。
黒い球体はそれに命中するが全く通用しなかった。

(´・ω・`)「ほう…?」

攻撃が止んだ後再びタカラは宝箱の中から姿を現した。

( ^Д^)「俺の宝箱はダイヤより堅い。
     魔力の籠もった攻撃なら通るが今程度のものなら耐えられるよう出来てるんだなこれが!」
( ゚∀゚)「そうか、タカラにはそれがあった!」
( ^Д^)「伊達に二百年宝箱やってるんじゃないぜ!」

タカラの下半身である宝箱は非常に堅く、さらに特殊な力で護られている。
その為強い魔力や霊力を用いた攻撃のみ通用し、そうでないものは一切遮断することが出来るのだ。



358: ◆wAHFcbB0FI :01/15(月) 00:10 sDoOCjOVO
  

( ^Д^)「そんな訳だからさ、もっと強くして撃ちゃいいんじゃね?」

余裕な表情を見せるタカラ。
だが

(´・ω・`)「貴様の性格はあの時の女にそっくりだ…
       もうキレちゃったかも解らないな…
       なら冥土の土産に見せてやるよ。僕の限界突破を」

その途端にショボンが纏っていた黒い光が強くなる。それはたちまち彼を包み込み―――



359: ◆wAHFcbB0FI :01/15(月) 23:20 sDoOCjOVO
  

そこから現れたのは黒い刀を持ったショボンの姿。
だが先程と様子が明らかに違う。腕の爪は鋭く尖り、その目は血のように赤い。

彼から感じられるのは先程以上におぞましいオーラ。
そして黒い刀は冷気を取り巻いている。どうやらこれはさらなる魔力を得て漆黒に染まったクラーケンのようだ。
ぱっと見ただけではバシリスクと殆ど見分けがつかない。

(´・ω・`)「…僕を本気にさせたのが悪いんだからな…死ね」

この変化を見たブーン達は何も言葉が出ない。
が、中でも驚きを隠せなかったのは意外にもタカラだった。

(;^Д^)「まずい…
     これはガチで結構まずいかもしれんよ…」
( ゚∀゚)「まあどう見てもショボンが正気じゃないことはわかるが」
( ^Д^)「それだけじゃない。何というか…」

タカラは少し話しづらそうにブーン達に話し始めた。



360: ◆wAHFcbB0FI :01/15(月) 23:28 sDoOCjOVO
  

( ^Д^)「あいつは魔界での記憶を取り戻し、この戦いで魔力も覚醒しちまってる。それどころか限界以上に魔力を備えてやがる。
     あいつはもはや完全に『悪魔』だ。正直言ってあいつを止めるには……
     ………殺すしかない」
(; ^ω^)「な、何だってー!?」

タカラが言うには、ショボンはあまり魔力を制御出来ない身にも関わらず、自らの憎しみによって過度に魔力を生み出し、我が身に取り込んでしまったのだという。
そして魔力を押さえきることが出来ず暴走状態になっているらしいのだ。

( ^Д^)「…恐らくあいつは俺達を殺すまで―――いや、それだけに収まらないかもしれない」
( ゚∀゚)「…と言うと?」
( ^Д^)「もしあいつが今よりさらに多く魔力を解放なんかしたらあいつは俺達が手を打たなくても多分勝手に死ぬ。
     …ただ、放っておくと死ぬまでにどれだけ破壊活動を起こすか解らない。最悪、この遺跡が吹っ飛ぶどころじゃすまないだろうな。
     今あいつを止めるか、犠牲を覚悟でスルーかのどちらかだ」



361: ◆wAHFcbB0FI :01/15(月) 23:37 sDoOCjOVO
  

誰も何も言えなかった。
ショボンは目を大きく開け、呻き声をあげながらも今は立ったまま行動を休めている、いつ再び動き出すかは解らない。
自分の手で友人を殺さざるをえないかもしれない最悪の状況だ。
だが放っておけば―――

(  ω )「…なら…僕達が今すぐショボンを倒して楽にしてあげるのが彼にとっても一番いいのかもしれないお」
( ゚∀゚)「ブーン?」
( ^ω^)「だから、僕は今ショボンを止めるお!」

そうは言っても内心では彼を殺めることはしたくなかった。

(; ^ω^)「(僕の言ったことは正しいのかお?
      どうすればいいんだお?)」

ショボンをこのまま放っておけば彼は死ぬまで苦しみつづけるのだろう。
だがこれで自分がショボンを殺してしまえば、それは紛れもなく自分の責任だ。

『殺さなくては友人を救えないのに殺したくない』

勝手な判断だ。他の皆は、そんなことは出来ないと言うかもしれない。



362: ◆wAHFcbB0FI :01/15(月) 23:40 sDoOCjOVO
  

―――だが

('A`)「ブーン…本当は俺もそんなことはしたくないが、それがあいつの為になるのなら…
    俺は何だってやってやるよ!」
( ゚∀゚)「…俺も丁度同じことを言おうと思ってたところだ。ブーン、お前がそう思うなら俺達も手を貸すぜ!」
( ^ω^)「毒男、ジョルジュ…」

この二人、ブーンの心情を把握していた。
幾年も共に働き、共に戯れ、そして共に戦ってきた。だからこそ互いに心が通じ合っているのだろう。



363: ◆wAHFcbB0FI :01/15(月) 23:46 sDoOCjOVO
  

( ・∀・)「話は全て聞かせてもらったよ」
ξ゚听)ξ「同じく、聞かせてもらったわ」

いつの間にか、モララーとツンもブーン達のいる位置へと来ていた。

( ・∀・)「もうね、こうなっちゃ後ろの方で黙ってなんていれない。
     僕だって一応ショボンとは君達と同じように友人関係に当たる。だから彼が苦しんでいるのならそれを解放してあげるのが友人である僕達の役目だろう?」
ξ゚听)ξ「こんなこと言うのも難だけど…これはきっと『運命』。
      例え私が部外者でも、丁度そこに居合わせたのならもう戦いを避けることは出来ない。
      だから貴方達が断ろうが、ここからは私も相手させてもらうわ」

ある日突然ブーン達と暮らすことになったモララー
かつては地均し屋に対してという意味での常連、今は行動を共にしているツン。
既に二人ともブーン達のよき同志――――『仲間』となっていた。



364: ◆wAHFcbB0FI :01/15(月) 23:53 sDoOCjOVO
  

( ^Д^)「お前等…いいんだな? 本当に。
     俺も本当はショボンの奴を殺したくないんだが…」

タカラが戸惑いながらも念を押す。
かつて毒男達に連れられてバーボンハウスへと行ったことを思い出すとどうしても心が痛んだ。
こんな気持ちは彼にとって初めてだった。

( ^ω^)「僕は…いや」

返事は既に決まっていた。

( ^ω^)「僕達はもう心の準備は出来たお…全力でいくお!」

友を救う為、戦おう―――友と
そして終わらせよう―――この哀しき戦いを

悪夢の死闘、再開―――――



373: ◆wAHFcbB0FI :01/19(金) 18:15 WdLaI3ZVO
  

初めに力を発したのは毒男の持つユニコーンだ。

('A`)「ユニコーン、能力起動!!」

本来そのようなかけ声は必要ないのだが、自然と言葉が出てくる。

(´・ω・`)「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

対するショボンはかまいたちを前に今までのように避けようとせず逆にこちらへ向かってきた。
身に纏った黒い光は一層強くなり時折バチバチと音を鳴らす。
彼は電気すらをも巻き起こしてしまったのだ。



374: ◆wAHFcbB0FI :01/19(金) 18:23 WdLaI3ZVO
  

(´・ω・`)「そんなもの効くかぁぁぁぁぁ!!!」
(;'A`)「がっ……!!」

彼は一瞬のうちにかまいたちを突き抜け、毒男へ体当たりをぶちかました。
毒男は大きく吹っ飛ばされ、向かいの壁に強く叩きつけられる。
衝撃と電気が毒男を襲う。

(;゚∀゚)「馬鹿な、一撃であんなに…」

だがここで怖じ気付いてはならない。ジョルジュはモララーに指示を出す。



375: ◆wAHFcbB0FI :01/19(金) 18:27 WdLaI3ZVO
  

( ゚∀゚)「おいモララー、毒男を治療しろ!」
( ・∀・)「合点承知!」

モララーは毒男を先程の白い光線銃で撃った。

('A`)「…」

意識は回復したものの、まだ完治はしていなかった。
先程の攻撃が多大なダメージを彼へ与えたのだろう。

( ・∀・)「仕方ない…もう一発だ!」

モララーは再び再生光線銃を毒男へ撃とうとする。
が、いくら引き金を引いても光線は発射されない。

(; ・∀・)「やばっ、エネルギー切れっぽい」
(;゚∀゚)「お前死亡フラグ立てんな!」
( ・∀・)「済まない。だがこうなると毒男はもう戦えないな…何とかしなければ」

毒男に駆け寄ろうとするモララーに

('A`)「俺はいいから……ショボンを……」

そう言うと毒男は気を失った。
気を失った毒男にその本人が近付いてくる。
――目標殺戮の為に。



376: ◆wAHFcbB0FI :01/19(金) 18:28 WdLaI3ZVO
  

(´・ω・`)「…とどめだ」

その途端ジョルジュがショボンの前に立ちはだかる。

( ゚∀゚)「させるかってんだよ! サラマンダー能力起動!」

ジョルジュはサラマンダーから炎を発しさせる。
だがそれは以前のように宙を舞うことはない。
炎がサラマンダーの周囲を取り巻き始めたのだ。



377: ◆wAHFcbB0FI :01/19(金) 18:31 WdLaI3ZVO
  

( ゚∀゚)「お前は炎を浴びせるぐらいじゃ倒れないだろうな。
     本当に悪いが火炎斬りでも喰らっちまいな!」
(´・ω・`)「小癪な…!」

すぐさまショボンはクラーケンの力を起動。
冷気が刃の周囲を取り巻き始める。
炎に包まれた赤い刃と冷気を纏った黒い刃が交わり、鍔迫り合いの状態となる。
力は互角。だが次第にジョルジュの表情が険しくなる。
対するショボンは顔色一つ変えていない。

(;゚∀゚)「くそっ…なんて力だ!」
(´・ω・`)「霊刀を持ったところで所詮君は普通の人間だ。それ程度じゃ僕は殺せない」

ショボンはサラマンダーを払いのけ、よろけているジョルジュを斬ろうとする。

(´・ω・`)「今度こそ一人さよならだ、死んで地獄へ逝け」
(;゚∀゚)「くそっ、ここまでか…」

ジョルジュは思わず目を閉じる。



378: ◆wAHFcbB0FI :01/19(金) 18:36 WdLaI3ZVO
  

…………

(;゚∀゚)「……(あれ? 俺生きてる?)」

ジョルジュが恐る恐る目を開けると、そこには転倒しているショボンの姿。
彼の右足にはワイヤーのようなものが巻き付けられている。これで誰かに引っ張られたようだ。

ξ゚听)ξ「ごめんなさい。でも犠牲は出来るだけ増やしたくないの。
      だから貴方には誰も殺させはしない」

ツンはまだ起きあがれないショボンへ拳銃を向け次々と銃弾を撃ち込む。

( ・∀・)「なかなかうまいような」

狙いは正確。銃弾はショボンの右手と両足を撃ち抜いた。

(;´・ω・`)「ぐぅぅ、貴様ぁぁ!!」

ショボンは鋭い爪でフックショットを切り裂き、立ち上がる。

(´・ω・`)「足を撃たれたならこうすればいいんだよ!」

するとどうだろう。ショボンの身が宙に浮いた。
彼は宙に浮いたままツンへ向かって突進してくる。
これでは毒男と同じパターンだ。



380: ◆wAHFcbB0FI :01/19(金) 19:05 WdLaI3ZVO
  

(; ^ω^)「ツン! 危ないお!」
ξ゚听)ξ「…なら」

ツンは荷物から手榴弾を取り出し向かってくるショボンへと投げつけた。

(;´・ω・`)「何っ!?」

予期せぬ爆発にショボンは思わず動きを止める。
それを見てチャンスと思ったのか、ツンはさらに次々と手榴弾を投げ込む。

ξ゚ー゚)ξ「そういやさっきのフックショットだけどね、生憎電気は通さないの」

どれだけ投げつけたのだろうか、爆発が休むことなく巻き起こる。

(;^Д^)「…人間って随分と恐ろしいもの造るんだな」
( ・∀・)「それよりも何だいこの光景は。イオグランデか?」



381: ◆wAHFcbB0FI :01/19(金) 19:10 WdLaI3ZVO
  

手榴弾を全て使い切ったのか、ツンはしばらくして動きを止めた。

ξ゚听)ξ「これでも自己防衛ぐらいちゃんと出来るわよ。
      それより自分の心配をしなさい」
(; ^ω^)「恐れ入りました…」
ξ////)ξ「べ、別に悪いとは言ってないんだから!」
( ^ω^)「ちょwwwwはいはいだおwwwww」



戻る次のページ