( ^ω^)ブーンが大仕事を成し遂げるようです

522:◆wAHFcbB0FI: 02/14(水) 12:39 Etes3A67O
  

4-chapter11(1)


十五分後、ブーン達は村のはずれにある、問題の祠の入口前に立っていた。
入口前には古びた立て札。
そこには『立入禁止』とだけ書かれてある。

('A`)「そう、ここだここ」
川 ゚ -゚)「昔からこの祠の扉は固く閉ざされていたのだがな…」

その扉は今、ブーン達の目の前に倒れてあった。
つーが壊したのか、或いはまた別の存在か―――

( ゚∀゚)「とにかくここは奥へ進むしかないな。行くか!」
( ^ω^)「合点承知だお!」

ブーン達は扉が塞いでいた穴から祠内部へと進入した。



523:◆wAHFcbB0FI: 02/14(水) 12:42 Etes3A67O
  

中部は全く整備されておらず、古くから手付かずの状態のようだ。
無論、モララーが用意した懐中電灯で先を照らしつつ進まねばならなかった。
ずっと一本道が続き、何の障害もないまましばらく進むと―――
ブーン達は多色の壁らしき何かに突き当たった。

( ^ω^)「行き止まりかお?」
( ・∀・)「…いや、よく見るんだ。
     これはとても大きな扉だよ。巨大な上に暗いから壁に見えてしまうね」

その扉には何か刻まれている。
言うまでもなく彼の出番である。

( ゚∀゚)「おい、(ry」
( ・∀・)「了解……把握」
川 ゚ -゚)「ほう…これが読めると?」
( ・∀・)「正確には古文書見て解読だけどね。
     例え僕の頭でもそこまで上手く出来てない」
川 ゚ -゚)「(にしてもやるな…
     マッドサイエンティストというのは伊達じゃないらしい)」

感心するクーを尻目に、モララーは文字を読み始めた。



524:◆wAHFcbB0FI: 02/14(水) 12:43 Etes3A67O
  

( ・∀・)「『これより先、強大なる存在眠りし空間。
     封印を解くならば先ずはこの扉を開いてみせよ』だってさ。何だよ強大なる存在って」

だが今はそれを考えている余裕はなさそうだ。

( ゚∀゚)「よし、ここは一気にぶっ壊そう。
     毒男、モララー、ツン、三人で一斉に爆弾使って壊せ!」
('A`)( ・∀・)ξ゚听)ξ「把握!」

爆弾班(仮称)の三人は爆弾を取り出し、扉の前に設置、そして点火。
爆発する前にブーン達は安全な位置に避難する。
凄まじい轟音が鳴り響き、爆風が扉を包み込んでいく。

川 ゚ -゚)「…どうだ? いったか?」

だが、扉は依然として立ちはだかっている。



525:◆wAHFcbB0FI: 02/14(水) 12:45 Etes3A67O
  

('A`)「どう見てもお手上げです。本当にありがとうございました」
( ・∀・)「これは酷い」
ξ゚听)ξ「強行突破不可能ね…」
( ゚∀゚)「となると…
     ん? 扉に何かあるぞ……鍵穴だ!」

ジョルジュが見つけた鍵穴は、見たこともないような奇妙な形をしていた。

( ・∀・)「よし、ここは僕に任せろ…」

モララーは何かを取り出した。
それは細い棒のようなものだ。

( ・∀・)「僕が独自に開発したピッキングマシンだ。よほどのことがない限りほぼ確実に開けることが出来る」
川;゚ -゚)「それって犯罪じゃないのか…?」
( ・∀・)「こんな非常事態に何を言っているのだね。
     真面目過ぎるのも時には考えものだなwwwwww」
川 ゚ -゚)「(むぅ……)」



526:◆wAHFcbB0FI: 02/14(水) 12:47 Etes3A67O
  

モララーはピッキングマシンなるものを鍵穴に差し込むが―――

( ・∀・)「…無理だこれは。専用の鍵じゃないと開かないぞ」
(;゚∀゚)「マジか! 一体どうしろと…」
( ・∀・)「諦めるのは早い。扉を正面にして左右を見てみるんだ」

皆はモララーに言われたとおりにする。
すると、扉の左右にはさらに道が続いていた。

( ゚∀゚)「…鍵はどちらかの通路の奥にあるってことか」
( ^ω^)「なら、ここは二手に分かれて進むといいと思うお!」
('A`)「お前にしちゃあ良い考えだな。
    じゃあそれでいこうや」
(# ^ω^)「毒男に『お前にしちゃあ良い考え』だなんて言われる筋合いはないお!」
(#'A`)「黙れFoolishnessが!
    お前、この意味解らんだろ!」
(# ^ω^)「地味な嫌がらせするなお!
      僕だってそれくらい…」
(;゚∀゚)ξ;゚听)ξ川;゚ -゚)「(何やってんだ…)」

喧嘩が始まってしまったようです。



527:◆wAHFcbB0FI: 02/14(水) 12:51 Etes3A67O
  

(;゚∀゚)「もう俺の手には負えん。
     おい、誰か何とかして止めろ!」
( ・∀・)「OK!……ショックいくぞショック!」

モララーは小型の銃を取り出し―――
モララーは『ショック』を使った!

ズシャァン!!

( ゚ω゚)「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!」
( ・∀・)「もう一発!」

ズシャァン!!

(゚A゚)「qあwせdrftgyふじこlp」

二人は気絶したようです。

(;゚∀゚)「馬鹿、やり過ぎだお前wwww」
( ・∀・)「心配はいらない、この『ショック』は護身用程度の電撃銃だ。スタンガンと言えば解るかな?
     この、低コストで2ダメージというコンパクトな威力を再現するのは意外と難しいものだよ」
(;゚∀゚)「いや、2ダメージとかどうとか言われても俺達には全く意味が解らないからwwww」


……それはともかく、数分後にブーンと毒男は復活し、やがてブーン達は二手に分かれて鍵を探すことにした。


因みに
右…( ^ω^)ξ゚听)ξ( ゚∀゚)
左…('A`)( ・∀・)川 ゚ -゚)



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