( ^ω^)ブーンが大仕事を成し遂げるようです

451: ◆wAHFcbB0FI :01/30(火) 23:24 WhWy2gjQO
  

4-chapter4


十五分後、今北村上空周辺。

( ・∀・)「もう着くから降りる準備しといてね」
(;゚∀゚)「いくら何でも早過ぎだろ…」

機械竜は着陸すべく速度を落とし上空を旋回しはじめる。

( ・∀・)「SKの速度には我ながら驚く……ん?」

モララーは不審そうにモニターを見る。
真っ暗闇の中、空を飛ぶ何かがこちらへ迫ってきていた。



452: ◆wAHFcbB0FI :01/30(火) 23:27 WhWy2gjQO
  

( ・∀・)「こりゃいかんね…早速戦闘になりそうだ」
(; ^ω^)「ちょ、早くも敵襲かお」

それは背に翼を生やした、鳥と人が合わさったような像。
あまり大きくはないが、見た目以上に厄介になりそうだ。

( ・∀・)「俗に言うガーゴイルって奴か……何故にこんなのが現れる…
     まあいい、これでも喰らっとけ」

モララーが操縦席にあるレバーを引くと同時に、機械竜に搭載されたビーム砲が放たれた。
だが相手はそれをものともせず空からの体当たりを仕掛けてくる。

( ・∀・)「くそっ、みんなしっかりつかまってろ!」

モララーはSKを巧く操縦し敵の攻撃をかわしていく。



453: ◆wAHFcbB0FI :01/30(火) 23:31 WhWy2gjQO
  

( ・∀・)「命無きものにビームの攻撃は効果は薄い…と。
     ならば…主砲一発ぶっ放すか」
( ^ω^)「よし、ドカーンといくお、ドカーンと!」
( ・∀・)「OK! 今のでテンション上がった!」
(;'A`)「(…楽しんでるように見えるのは俺だけ?)」

モララーは操縦席にある一際目立つ赤いボタンを押した。
すると機械竜の頭部が二つに割れ中から巨大な主砲が現れる。
そして

( ・∀・)「木っ端微塵に吹っ飛べ!」

主砲が火を噴いた。
次の瞬間激しい轟音が響き、モニターには爆発が映る。
空を飛ぶ像は跡形もなく消し飛んだようだ。

( ・∀・)「……消去、delete! ハハハハ!!!!」
(; ^ω^)(;'A`)(;゚∀゚)ξ;゚听)ξ

自分の会心作がそれ相応の力を見せたことに喜びを抱くモララーだが、他の者は主砲の威力にただ恐れおののくばかりだ。

( ・∀・)「さあ、今度こそ着陸するからな」

SKは再び旋回をはじめ、やがて少しずつ高度を下げていく。
やがて脚部が地につき―――

今度は襲われることなく着陸した。



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