( ^ω^)ブーンが大仕事を成し遂げるようです

456: ◆wAHFcbB0FI :02/01(木) 23:37 U4hzgj0EO
  

4-chapter5


今北村入口

村周辺に草はなく木は全て枯れ、壊滅的な状況の中あちこちで避難活動が行われている。

( ^ω^)「殺伐とした村に救世主登場!」
(;'A`)「それ違うキャラだぞ。
    …そんなことよりまずはカーチャンを探さないと!」

毒男は避難住民達の中へと入っていく。

(; ^ω^)「あっ、待つお!」

ブーン達も毒男の後を追う。



457: ◆wAHFcbB0FI :02/01(木) 23:41 U4hzgj0EO
  

('A`)「カーチャン…どこにいるんだ…無事だといいが」

毒男は必死に母親を探し回る。
…と、その時。
毒男はようやく捜していた人物を見つけることが出来た。

('A`)「カ、カーチャン! 無事だったか!」
J('ー`)し「…!
     毒男…? 戻ってきたのかい?」
('A`)「故郷や母親を見捨てる奴などいてたまるか!
    それより怪我はないか?」
J('ー`)し「何とか大丈夫よ。
     …そう、あの子達に助けてもらったからね」

するとそこにやって来たのは―――

((゚∀゚∩∩゚∀゚))「なおるよ!」
(;'A`)「ちょ、何故お前等がここにいる!?」

半月前北亜島で出会ったあの不思議な生物が毒男の前に現れた。



458: ◆wAHFcbB0FI :02/01(木) 23:44 U4hzgj0EO
  

J('ー`)し「カーチャンが逃げ遅れそうになったときにこの子達がここまで避難させてくれたのよ。
     感謝しないとね」
((゚∀゚∩「みんなをひなんさせるように、ぎこにいわれたよ!」
∩゚∀゚))「こまったときはおたがいさまだよ!」
('A`)「お前等…本当にありがとな」

そこにようやくブーン達も追いつく。

(; ^ω^)「やっと見つけたお…」
('A`)「…来たか」
J('ー`)し「おや、お友達?
    いつも毒男がお世話になってます」
(;゚∀゚)「あ、どうもこちらこそ。
     …つうか何でなおるよがここにいるんだよ」
('A`)「俺も解らん。
    だがこいつらはカーチャンの命の恩人なんだ」

毒男はブーン達に一部始終を話した。

('A`)「…という訳だ。
    だが、まだ安心は出来ない。他のみんなも全員避難させないと!」
???「安心しろ、それは俺達の仕事だ」
皆は声のした方を向く。
そこには…



459: ◆wAHFcbB0FI :02/01(木) 23:47 U4hzgj0EO
  

(,,゚Д゚)「久しぶりだな」
( ><)「久々なんです!」
(; ^ω^)「ちょ、貴方達は…」

ブーン達が遺跡へ行った時に出会った半ばやる気のない警備員達だった。

( ・∀・)「何でまたこんなときに現れるのだね?」
(,,゚Д゚)「遺跡の警備が終わったと思ったら今度はこの村の住民を避難させるよう上に命じられてな。
     お前等に貰った宝石もすぐに妙な女にとられちまった」

今回もあまり自主的ではないようだ。

ξ゚听)ξ「そうなの…
      じゃあなおるよとやらがいるのは?」
(,,゚Д゚)「連れてきた」
(;゚∀゚)「…野生の生物連れて来ちまっていいのか?」
(,,゚Д゚)「こいつらが来たいって言ったんだからいいんだよ!」
((゚∀゚∩∩゚∀゚))「ぐりーんだよ!」

見事に飼い慣らされているようだ。



460: ◆wAHFcbB0FI :02/01(木) 23:58 U4hzgj0EO
  

(,,゚Д゚)「で、だ。俺達が住民を避難させるからお前等には村へ入って異変の原因を突き止めてきてほしい」
( ゚∀゚)「把握した! 俺達に任せとけ!」

住人と言ってもここは村、人口もそう多くない。
住人の心配をする必要はあまりいらないらしい。

('A`)「カーチャン、俺も行ってくるよ。
    俺の故郷をこんなにした奴を叩きのめしてやりたいんだ」

毒男は既に決意していた。
例え先に何が待ち受けていようが必ず故郷や母親を護る、と。

J('ー`)し「大丈夫かい? カーチャンはちょっと心配……
     …いや、そんなことないわ。カーチャンの子だもの、無事に戻るに決まってるわね」
('A`)「そうさ。俺はカーチャンの子だ、絶対に死ぬもんか!」

母から励ましを受けた毒男はいつになく勇ましく見えた気がした。

(,,゚Д゚)「じゃあ健闘を祈る」
( ><)「頑張って下さい!」
( ゚∀゚)「あんたらもな。
     …そう言えばあんたら名はなんという?」
(,,゚Д゚)「ギコだ。改めてよろしく」
( ^ω^)「よろしくだお。それでもう一人は?」
( ><)「わかんないです!」
(;゚∀゚)「ちょwwwww名無し?」
(#><)「『わかんないです』って名前なんです!」
(; ^ω^)「(そんな名前をつけた親の顔が見てみたいおwwww)」

そう言いながらも、ブーン達とギコ達は互いに固く握手。

( ゚∀゚)「また後で会おうな」
(,,゚Д゚)「ああ、絶対死ぬなよ」
( ゚∀゚)「死んでたまるかってんだ!」

ブーン達は村へと入っていった。


(,,゚Д゚)「…そう言えばあいつらの名は何ていうんだ?」
( ><)「聞き忘れました、わかんないです!」



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