( ^ω^)ブーンが大仕事を成し遂げるようです

462: ◆wAHFcbB0FI :02/04(日) 13:40 JaXroWj8O
  

4-chapter6


( ・∀・)「しかし今回はさいたまの野郎がいなくて本当によかったと思うよ」
( ゚∀゚)「何を今更」
( ・∀・)「噂をすればって言うし」
( ^ω^)「じゃあ敢えて言わなかったと」
( ・∀・)「まあそういうことに……
     そろそろ気を入れた方が良さそうだ」


村に入って少し進んだ所で、ブーン達は早速敵の襲撃を受けた。
それは全身腐りきった人間の死体の群。
生きる屍、所謂ゾンビだ。

(;゚∀゚)「臭いことこの上ないな…だが、もうこれ位じゃビビらないんだぜ!!」

ジョルジュは颯爽とサラマンダーを構え、それを振りかざす。
刃から炎が巻き起こり、それは地を這い一帯が焼け野原と化した。
無論、相手も次々と巻き込まれていく。

( ・∀・)「やっぱゾンビには炎か」

残った敵をモララーの火炎放射機が焼却していく。
だが敵はそれだけでなく空からは鷹ほどもある巨大蝙蝠が向かってくる。

ξ゚听)ξ「蝙蝠さんはすっこんでなさい!」

その巨大蝙蝠をツンの拳銃の弾が撃ち落とす。
さらには

(゚д゚)(゚д゚)(゚д゚)(゚д゚)(゚д゚)(゚д゚)

本来目に見えないもの―――幽霊までもが現れた。

(; ^ω^)「またお前等かお!」
('A`)「いい加減しつけえ。
    こっち見るな!」

ブーンと毒男がこれらを霊刀で次々と切り裂いていった。



463: ◆wAHFcbB0FI :02/04(日) 13:46 JaXroWj8O
  

ようやく一つの群を全滅させたブーン達だが、これではきりがない。

(; ^ω^)「せめて一番数が多くて臭いゾンビだけでも何とかならんのかお?」
( ・∀・)「ゾンビねぇ…
     相手がゾンビならアレか」

あるかな、と言いつつモララーは自分の荷物を漁りはじめる。

( ・∀・)「あれでもないこれでもない……あった!」

モララーは妙な機械を取り出しそれを地面にセット、電源を入れた。
同時に辺りから敵の気配が少し弱まる。

( ・∀・)「これでもう死体は出てこない」
( ゚∀゚)「なるほど、昔使ったアレか」
( ・∀・)「そう、正式名称はゾンb(ry
     村全体に効果があるはずだからこの機械は放置プレイで構わない」



464: ◆wAHFcbB0FI :02/04(日) 13:55 JaXroWj8O
  

敵が激減したことによりブーン達は早いペースで先へと進んでいく。
巨大蝙蝠を拳銃が撃墜し、向かってくる幽霊を霊刀で消し去る。
先程、村の上空で襲ってきた像の群も現れたが、物理攻撃が有効と解れば簡単だ。
ブーンとジョルジュの拳とブラスナックルによる渾身の一撃が像を粉砕した。

( ^ω^)「ところでこの村には何か怪しい所はないのかお?
      それが手掛かりになるかもしれないお」
('A`)「そういえば…ある。
    村のずっと奥に祠があるんだがそこに何かありそうなんだよな」
ξ゚听)ξ「じゃあまずはそこへ行ってみましょう」
('A`)「…村から祠までって結構遠いんだよな。
    ここからあと二キロぐらいか」
( ゚∀゚)「それぐらいすぐにたどりついてやるさ。いくぞ!」

ブーン達は毒男の案内を頼りに祠を目指すことにした。



465: ◆wAHFcbB0FI :02/04(日) 13:59 JaXroWj8O
  

さて、ブーン達のやりとりを後ろの枯れ木の上から傍観している者がいた。

(*゚∀゚)「……」

何やら楽しそうな表情。

(*゚∀゚)「…あれだけの群勢をたった五人で潰しちゃうってなかなかやるじゃないのさ!」

彼女は独り言を続ける。

(*゚∀゚)「そういや、さっきも村の連中が逃げる中で進んできてる奴がいたっけ…
     人間ってそんなに骨のある生物だったかな?
     …何でもいいや、その方が面白いもんね!アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ!」

言い終わるなり、彼女の背に大きな黒い翼が展開。
そして翼を限界まで広げると―――

(*゚∀゚)「じゃ、私もそろそろ始めるかなー!ア-ヒャヒャヒャヒャヒャ!!」

彼女は飛び立った。



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