( ^ω^)がアフロにしたようです
- 15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:41:43.68 ID:rTmv8XeS0
- その二
車掌「ま〜もな〜く〜、VIP駅〜、VIP駅〜」
(´・ω・`)「なんだ、その生ぬるいアナウンスは!粛清してくれるわ!」
車掌「へびゃ!」
軟弱な車掌を殴り飛ばし、ショボンはVIP駅へと降り立った。
この駅を『やつ』は必ず使うはずだ。
ショボンはプラットホームに備え付けられた三人用のベンチを一人で占領した。
(´・ω・`)「ふふふ。ここに現れたときが『やつ』の最期だ」
ショボンはにやりと笑った。
- 16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:42:38.90 ID:rTmv8XeS0
- 一方でそんなことなど露知らず、
ブーンとドクオは一路VIP駅へと向かっていた。
( ^ω^)「へー、ドクオはバイク持っているのかお」
('A`)「ああ。最高にファンキーでグルービーなアメリカンだ」
( ^ω^)「いいな〜。僕も乗りたいお」
('A`)「乗せてやりたいのはやまやまだが、ひとつ問題がある」
( ^ω^)「お?なんだお?」
ドクオは立ち止まり、真剣なまなざしでブーンを見て言った。
- 17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:43:26.20 ID:rTmv8XeS0
- ,.ィ , - 、._ 、
. ,イ/ l/  ̄ ̄`ヽ!__
ト/ |' { `ヽ. ,ヘ
N│ ヽ. ` ヽ /ヽ / ∨
N.ヽ.ヽ、 , } l\/ `′
. ヽヽ.\ ,.ィイハ | _|
ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 | \ このヘアースタイルじゃ
.  ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ >
. l  ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__ ヘルメットが
゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ トr‐' /
l `___,.、 u ./│ /_ 入らないんだよ!!!
. ヽ. }z‐r--| / ト, | ,、
>、`ー-- ' ./ / |ヽ l/ ヽ ,ヘ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ ./ \、 \/ ヽ/
-‐ '''"  ̄ / :| ,ゝ=< / | `'''‐- 、.._
/ !./l;';';';';';';\ ./ │ _
_,> '´|l. ミ:ゝ、;';';_/,´\ ./|._ , --、 | i´!⌒!l r:,=i
. | |:.l. /';';';';';|= ヽ/:.| .|l⌒l lニ._ | ゙ー=':| |. L._」
l. |:.:.l./';';';';';';'! /:.:.| i´|.ー‐' | / | |. ! l
. l. |:.:.:.!';';';';';';';'| /:.:.:.:!.|"'|. l' │-==:|. ! ==l ,. -‐;
l |:.:.:.:l;';';';';';';';| /:.:.:.:.:| i=!ー=;: l | l. | | / //
l |:.:.:.:.:l;';';';';';';'|/:.:.:.:.:.:.!│ l l、 :| | } _|,.{:: 7
l |:.:.:.:.:.:l;';';';';'/:.:.:.:.:.:.:.:| |__,.ヽ、__,. ヽ._」 ー=:::レ' ::::::|; 7
. l |:.:.:.:.:.:.l;';';'/:.:.:.:.:.:.:.:.:.|. \:::::\::::: ヽ ::::::!′ :::| .:/
. l |:.:.:.:.:.:.:∨:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.! /ヽ::: `::: :::: ....::..../
↑ドクオ
- 19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:44:14.77 ID:rTmv8XeS0
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
j / ,.- 、 ヾヽ、 ;; ;; _,-< //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─-- エィ' (. 7 /
: ' ・丿  ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、 i u ヾ``ー' イ____<何をいまさら
\_ _,,......:: ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... ' u ゙l´.i・j.冫,イ゙l / ``-、..- ノ :u l ,− ,−\ / ̄ ̄ ̄ ̄\
u  ̄ ̄ 彡" 、ヾ ̄``ミ::.l u j i、`ー' .i / /、._ `'y /, |・ |・ | ヽ_____ヽ
u `ヽ ゙:l ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_  ̄ ー/ u / `−●-' \ヽ , ─ 、 , ─ | <当たり前じゃん
_,,..,,_ ,.ィ、 / | /__ ``- 、_ l l ``ーt、_ / / ── | ──ヽ|・ |・ |
゙ u ,./´ " ``- 、_J r'´ u 丿 .l,... `ー一''/ ノ ト 、,,_____ ゙/ /.. ── | ── .|`─ 'っ - ´|
./__ ー7 /、 l '゙ ヽ/ ,. '" \`ー--- ",.::く、 | ── | ── |.____) /
/;;;''"  ̄ ̄ ───/ ゙ ,::' \ヾニ==='"/ `- 、 ゙ー┬ '´ / \.____|__) / ___/
、 .i:⌒`─-、_,.... l / `ー┬一' ヽ :l / , ' `ソヽ /l \/\| \
ヾヽ l ` `ヽ、 l ./ ヽ l ) ,; / ,' '^i━(t)━━l | | |
↑ブーン ↑通行人A ↑通行人B ↑ドラえもん ↑のびた君
- 23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:46:06.13 ID:rTmv8XeS0
- ('A`)「だから駅前の商店街のバイク屋に
特注のヘルメット頼もうと思うんだ」
( ^ω^)「お〜、イッツソーク〜ル」
('A`)「チェケラベイベ〜」
( ^ω^)「んじゃ、早速行くお」
('A`)「あいよ〜」
- 25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:47:23.99 ID:rTmv8XeS0
- 三時間後のVIP駅。
(´・ω・`)「……遅い!」
ショボンは怒っていた。
彼は待たされることが大嫌いな男なのだ。
(´・ω・`)「五臓六腑から湧き上がるこの怒り、誰にぶつけてやろうか…」
そんなこと考えているショボンの目の前を、
いまどき珍しい大きな風呂敷を抱えた老婆が通りかかった。
(´・ω・`)「おい、クソババア!」
ショボンの怒鳴り声が、駅のホームに響いた。
- 26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:48:50.05 ID:rTmv8XeS0
- (´・ω・`)「向こうのホームに行くのか?」
老婆「ええ、そうなんですじゃ」
(´・ω・`)「なら、さっさとその荷物を渡しやがれ!」
彼は老婆から荷物をひったくると、駅のホームの向こう側へ続く階段を上り始める。
- 28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:50:44.71 ID:rTmv8XeS0
- 老婆「すまないねぇ〜、お兄さん」
(´・ω・`)「トロいんだよクソババア。俺の背中に乗れ」
彼は背中に老婆、前に風呂敷を抱えて階段を上る。
そしてついに向こう側のホームへと降り立った。
老婆「本当にたすかりました〜」
(´・ω・`)「うるせぇんだよ。さっさと天寿をまっとうして死ね」
翌日の新聞の読者投稿欄にこの記事が載ったことなど、
エロ本以外に本を読まない彼には知る由もなかった。
- 31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:51:32.97 ID:rTmv8XeS0
- 一方その同時刻。
('A`)「おい、急げブーン。電車が発車するぞ」
( ^ω^)「OKベイベー」
二人は電車に揺られて、平和な家路をたどった。
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