( ^ω^)がアフロにしたようです

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:52:19.04 ID:rTmv8XeS0
  
その三


駅員「お客さん、朝ですよ」

(´・ω・`)「……」

目を覚ますと、そこは電車を待つたくさんの乗客で埋め尽くされていた。
一晩中『やつ』を待った挙句終電に乗り遅れた彼は、ここで一夜を過ごしたのだ。



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:53:35.95 ID:rTmv8XeS0
  
ショボンはのそりと立ち上がる。
すると、人の波に押されて後ろから誰かがぶつかってきた。


美容師「あwwwサーセンwwwwww」

(´・ω・`)「……ぶち殺す」

美容師「サーセあべしwwwwwwwww」


ショボンにぶつかった不幸な彼は、向こう側のホームまで吹っ飛んだ。



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:54:56.70 ID:rTmv8XeS0
  



(#´・ω・`)「うおおおおおおおおおおおおおお!」



ドッカン!



今日の便の艶に満足した彼は、
名残惜しそうに水洗便所のレバーをひねった。
駅のトイレの個室で用をたした彼は、個室の扉を開ける。

するとそこには、我が目を疑う光景が広がっていた。



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:57:40.27 ID:rTmv8XeS0
  



      ,.:::.⌒⌒:::::ヽ
     (:::::::::::::::::::::::::::)    ___       
     (:::::ヽ:::::::人:::::::::ノ   \ /     
     (:::: (^ω^)┐:::: )  └ ('A`) / <最高にかっこいいポーズを模索中!
        ヽ ノ        ヽノ 
        <  \      ノ ┐
 
     ジャンガジャンガジャンガジャンガ



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 19:59:28.80 ID:rTmv8XeS0
  
 



           /''⌒\
         ,,..' -‐==''"フ  /
          (n´・ω・)η  ファンキ――――!!
          (   ノ   \
          (_)_)
       ~"''"""゛"゛""''・、
   ""゛""''""""゛゛""''' "j'
   :::::ヘ :::::....ヽ :::;;;ノ  ::(
   ::  ゝ  :::::......ノ:;;..:::::::ヽ



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:00:28.97 ID:rTmv8XeS0
  
(;´・ω・`)「いかん!つい崖の上で叫んでしまった!」


彼は驚くと崖の上で叫んでしまう癖があるのだ。

冷静さを取り戻した彼は、目の前のいかした二人組をまじまじと見つめた。
そして、彼は驚愕の事実に気づいた。

『やつ』だ。

昨日から探し続けていた『やつ』がいたのだ!



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:02:15.87 ID:rTmv8XeS0
  
(;´・ω・`)「貴様はわが永遠のライバル、ドクオではないか!」

('A`)「ん? ああ、ショボンか。相変わらず地味な髪型だな」

( ^ω^)「オーノー!ノットファンキー!」

(´・ω・`)「ああん?」


ショボンはアフロの男をにらみつけた。


(´・ω・`)「ドクオ、この生意気なクールガイはどこのどなただ?」

('A`)「俺に勝った男、ブーンだ」



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:03:15.95 ID:rTmv8XeS0
  
 



           /''⌒\
         ,,..' -‐==''"フ  /
          (n´・ω・)η  なんですと――――!!
          (   ノ   \
          (_)_)
       ~"''"""゛"゛""''・、
   ""゛""''""""゛゛""''' "j'
   :::::ヘ :::::....ヽ :::;;;ノ  ::(
   ::  ゝ  :::::......ノ:;;..:::::::ヽ



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:04:25.78 ID:rTmv8XeS0
  
(;´・ω・`)「いかん!また崖の上で叫んでしまった!」

( ^ω^)「おっおっお。忙しいやつだお」

(´・ω・`)「黙れ」


( ^ω^)「……」


(´・ω・`)「やっぱり黙るな。俺と勝負しろ」

('A`)「お前じゃこいつには勝てねぇよ」

(´・ω・`)「なぜだ。理由を今来産業!」



('A`)「お前の髪型かっこ悪い」



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:05:23.58 ID:rTmv8XeS0
  
 



           /''⌒\
         ,,..' -‐==''"フ  /
          (n´・ω・)η   一行やんけ――――!!
          (   ノ   \
          (_)_)
       ~"''"""゛"゛""''・、
   ""゛""''""""゛゛""''' "j'
   :::::ヘ :::::....ヽ :::;;;ノ  ::(
   ::  ゝ  :::::......ノ:;;..:::::::ヽ



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/10/17(火) 20:07:12.16 ID:rTmv8XeS0
  
(;´・ω・`)「ちくしょう!覚えていやがれ!」


ショボンはトイレの外へと飛び出した。
そんなショボンを尻目に、二人は話を続ける。


('A`)「それにしてもブーン、よくあいつにビビらなかったな」

( ^ω^)「ドクオに勝てたんだから、たいていのやつは怖くないお。
     それに、僕とドクオのコンビは無敵だお」

('A`)「……ブーン!」

( ^ω^)「……ドクオ!」


二人の友情は、愛情へと姿を変えた。



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