( ^ω^)ブーンは大人嫌いのようです。

16: ◆NoxMiNDgA2 [視点変更。] :2006/10/17(火) 00:02:08.76 ID:DBHq2nn30
  
【( ´;゜;ё;゜;)】

 ドクオさんに注意を受けてからのボクは、落ち込み、数日程度は無気力に過ごしていた。
 でもボクは新たに楽しみを見付ける事が出来た。
 それからのボクは今まで以上に活き活きとしていると思う。
 その楽しみとは、ドクオさんに嫌がらせをする事だ。
 ボクから楽しみを奪ったドクオさんを許す訳にはいかない。
 憎しみというものは何よりも生きる力になるのだと気付いた。
 時間が空いた時はいつもドクオさんを付け回している。
 ボクはニートだから、いつでもほぼ自由に動けるのだ。
 何かドクオさんの弱味でも握ってやろうかと考えていた。
 それにしてもドクオさんがブーンを尾行していた時は笑ったなぁ。思わず手紙書いちゃったよ。



18: ◆NoxMiNDgA2 :2006/10/17(火) 00:13:45.18 ID:DBHq2nn30
  
 がちゃ、と扉の開く音がして、見るとお袋がボクの部屋に入ってきていた。
( ´;゜;ё;゜;)「んだよ、ノックぐらいしろよ! て言うか何勝手に人の部屋入ってんだよ」
J( ´;゜;ё;゜;)し「プーン……。あなたいつになったら働いてくれるの? ニートなんて良くないわ」
( ´;゜;ё;゜;)「あ? 何でボクが働かなきゃなんねんだよ! てめぇがボクの分まで働いて稼いでくりゃ済む話だろうが!」
J( ´;゜;ё;゜;)し「そういう問題じゃないの。自立しなさい」
( ´;゜;ё;゜;)「うっせぇばばぁ!! 命令してんじゃねぇぞ!!」
 ボクは手近にあった漫画本をお袋目がけて投げ付けてやった。
 本の角の部分が見事お袋の顔に命中する。
 お袋は呻いて、顔を押さえながら部屋を出ていった。
 ボク、最強。
 ぷぎゃはははははwwwwwwwwww



21: ◆NoxMiNDgA2 :2006/10/17(火) 00:22:12.74 ID:DBHq2nn30
  
 さて、そろそろ行くか。
 サングラスとマスクで顔を隠し、ブーンが働いているコンビニエンスストアへと向かった。
 ボクはブーンのアルバイト先の出勤日、勤務時間などを調べ上げ、ブーンが居る時を狙って買い物に来ていた。
( ^ω^)「いらっしゃいませー」
 ボクが店内に入ると笑顔で挨拶をしてくれるブーン。( ´;゜;Д;゜;)ハァハァ
 ボクは弁当を一つ選び、レジに持っていった。
( ´●;□;●)「これ下さい」
(;^ω^)「あ……あなたは、この前の」
( ´●;□;●)「は、はい? 弁当、温めてよ」
(;^ω^)「でも、この前みたいな事をされると困りますお」
( ´●;□;●)「何が? 人違いですよ」
(;^ω^)「いや、絶対あなたでしたお」
( ´●;□;●)「はぁぁ? 何言っちゃってんですかー。ひひひひひwww」



23: ◆NoxMiNDgA2 :2006/10/17(火) 00:26:56.68 ID:DBHq2nn30
  
(#^ω^)「今日はちゃんとお金持ってるんですかお?」
( ´●;□;●)「持ってますよ?」
 ボクはズボンのポケットから千円札を一枚取り出して、ブーンの顔の前でひらひらと振って見せた。
(;^ω^)「そうですかお。じゃあ、五百二十五円ですお」
 ボクが千円札で払うと、ブーンは弁当を電子レンジに入れてボタンを押し、レジから四百七十五円のお釣りを出してレシートと一緒にボクに手渡した。
( ´●;□;●)「レシートいらね」
 ボクは募金箱の中に丸めたレシートを突っ込んだ。
(#^ω^)「募金箱はごみ箱じゃないですお!」
( ´●;□;●)「へー、そうなの?」
(#^ω^)「ビキビキ……ッ!!」



25: ◆NoxMiNDgA2 :2006/10/17(火) 00:31:25.11 ID:DBHq2nn30
  
 数十秒後、ブーンから温まった弁当を受け取り、店を出た。
 ブーンが小声で(#^ω^)「二度と来るなお」とか言っていたけど気にしない。きっと照れ隠しだろう。
 あーあ、暇だな。弁当食いながらドクオさんでも尾行するか。
( ´●;□;●)「プゥゥゥゥゥン!!」
 ボクは今日も元気に両手を広げて、ドクオさんの元へと走り行くのだった。



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