( ^ω^)キミニヨバレテ、のようです

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 15:59:01.75 ID:JNLCnvAf0

<第3話 波の上、紅い街と結ばれる靴紐> 後篇

地面は石を埋められてできた通路。
建物はレンガなどを使って造られていてとても丈夫そうだ。

街、ということだけあって人はかなり多い。
市場や商店といったものも多くあり、祭りでもやっているのかとすら思えた。

( ^ω^)「すっげぇお」

キョロキョロとあたりを見回しながらゆっくりと歩く。
紅葉で紅い街、もう少ししたらその街がさらに紅くなる。

左足はブーンに通路を歩かせる。
ブーンは逆らうこともなくそれに従っていた。

というよりも逆らう必要はない。
それがこの旅の意味なのだから。



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:01:02.18 ID:JNLCnvAf0

しばらく歩くと、街のはずれに出た。
そこで石の通路は途切れている。

そこからは緩やかな傾斜が続いており、土がむき出しになった蛇行した道がある。
その先にはほかの家よりもだいぶ大きな家。

豪邸、とまではいかないが、それなりに裕福なのだろう。

左足は明らかにその家の方向を指していた。
ブーンは蛇行した道に従い歩いて行く。

( ^ω^)「ここが・・・」

ここが、左足「流石 弟者」の目的のある場所。
ブーンは玄関の扉をゆっくりとノックする。

するとすぐに、ガチャリと扉が開き、人が姿を見せた。

@#_、_@
 (  ノ`)「はいよ・・・ん?」

中から出てきたのは女性、なのだが・・・。
何と形容してよいのだろう、ブーンの思考は停止する。



34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:03:01.80 ID:JNLCnvAf0

@#_、_@
 (  ノ`)「この街の人間じゃないね?どうしたんだい?」

見かけはかなり恐ろしいのだが、穏やかな口調での質問。
ブーンの肩に入った力はすっと抜け、女性の質問に答える。

( ^ω^)「・・・弟者さんのことでお話が」

@#_、_@
 (  ノ`)「!!・・・立ち話もなんだし、入りな」

女性はそう言って扉を完全にあける。
中からは暖かな空気と、香ばしい匂いが漂ってくる。

ブーンは弟者の名前を出した瞬間、母者の顔つきが変わったのを見逃さなかった。
本当に一瞬、眉がぴくりと動いた。

暖かな家の中に入ると、かなり広めの空間が広がっていた。
大きめのテーブルに複数の椅子、並べられた料理を見る限り、これから夕食なのだろう。



35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:05:02.54 ID:JNLCnvAf0

@#_、_@
 (  ノ`)「あんた、夕食は食べたのかい?」

ブーンが首を横に振ると、女性は「丁度良いね」と言って、ブーンを椅子に座らせる。
一人だけ座っているので、落ち着かない。

きっと、ここは弟者の家なのだろう。
だとしたらあの女性は母親なのだろうか?

目の前の料理の上では湯気がユラユラと踊っていた。
そこで、扉の開く音が聞こえる。

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「ただいまー。・・・っと、お客さんかい?」

ところどころ白い髪が見える男性。
ブーンを見るなり、こんにちは、と挨拶をしてくる。

( ^ω^)「こんにちは」

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「行儀がいいな」

男性は荷物を置くと笑顔でテーブルの周りの椅子に座る。



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:07:01.77 ID:JNLCnvAf0

@#_、_@
 (  ノ`)「ほらお前たち、夕食の時間だよ!」

母者が階段に向かって声を張り上げるとドタバタと足音が近づいてくる。
現れたのは小柄な女の子。

l从・∀・ノ!リ人「ご・は・ん、なのじゃー!・・・って誰なのじゃ?」

キョトンとする少女にブーンは微笑みながら挨拶をする。
少女はブーンのすぐ脇に座ると、ブーンの顔を覗き込む。

l从・∀・ノ!リ人「誰なのじゃ?」

少女がそう聞くと、母親と思われる女性から言葉が発せられる。

@#_、_@
 (  ノ`)「妹者、お兄さんには後で自己紹介をしてもらうから待ちな」



37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:09:02.81 ID:JNLCnvAf0

正直そこまでブーンに興味はないのだろう。
妹者と呼ばれた少女は、返事をするとすぐに料理に視線を向けた。

@# _、_@
 (  ノ`)「兄者!さっさと降りてきな!!」

女性はもう一度声を張り上げる。
少しすると、新たに人が現れた。

( ´_ゝ`)「お客?」

本当に静かに声を出す。
それは臆している声でもなんでもない。
ブーンが初めて会った彼に対する印象は「大人っぽい」だった。

@# _、_@
 (  ノ`)「説明は後だよ、さあ、食べようか」



38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:11:01.71 ID:JNLCnvAf0

食事はこれといった会話も無く進んでいった。
カチャカチャと食器のなる音と暖炉の火が燃える音が食卓を包む。

l从・∀・ノ!リ人「ごちそうさまなのじゃー」

妹者と呼ばれていた少女が合掌をする。
それを機に、皆がそれぞれに同じことをして食器を流し台へと運ぶ。

それも終わるとみんなが再び席に着く。
いよいよ本題だ。

ブーンは唾をのみ、喉を鳴らす。
これを説明するのには覚悟がいる。

殴られたっておかしくはない。
追い出されたって文句は言えない。

それでも説明しなければならない――――。



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:13:02.73 ID:JNLCnvAf0

( ^ω^)「あの」

@#_、_@ 
 (  ノ`)「まずは自己紹介をしようか。私は母者。この流石一家の母親さ」

ブーンがいざ説明を試みようとすると出鼻をくじかれる。
母者はこりゃすまないね、と豪快に笑い、自己紹介を続けさせた。

@#_、_@ 
 (  ノ`)「こっちの禿げ始めてるのが父者。一応この家の大黒柱さ」

 彡⌒ミ
( ´_ゝ`)「どうもー(突っ込んだら殺される、突っ込んだらry)」

l从・∀・ノ!リ人「妹者は妹者なのじゃー。10歳なのじゃ」

父者は何かうずうずした様子、妹者は元気よくこたえる。
ブーンは彼ら一人一人によろしくと伝えながら自分の番を待っていた。



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:15:02.56 ID:JNLCnvAf0

@#_、_@ 
 (  ノ`)「そんでこれが、兄者。この家の長男で、弟者の双子の兄さ」

( ´_ゝ`)「よろしく」

うっすらと微笑みながらブーンに声をかける。
やはりどこか覇気がなく、静かな物言い。
家族が誰も触れないところをみるとこれがデフォなのだろう。

そこで会話は止まる。
今度は自分の番か、ブーンは出されていた水で喉を潤す。

( ^ω^)「僕は、内藤 ホライゾン。訳有りで旅をしていますお」

母者は既に弟者のことだと感づいている様子で、ブーンをじっと見据える。
父者と妹者は興味深そうに、兄者はあまり関心を示さず、同じようにブーンに視線をやる。

@#_、_@ 
 (  ノ`)「その訳ってのは聞いてもいいのかい?」



42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:16:53.59 ID:JNLCnvAf0

( ^ω^)「かまわないです・・・・お」

ブーンは最初から話をするつもりでいた。
だが、正直、妹者には聞かせたくないという気持ちがあった。

まだ10歳の少女が、兄の死を知ったらどうなるのだろうか・・・。
ブーンは気まずそうにチラリと妹者を見る。

@#_、_@ 
 (  ノ`)「妹者、明日早いんだろう?風呂に入って、今日は寝ときな」

最初こそ嫌そうな顔をしていたが、すぐに明日のことが浮かんだのだろう。
「それもそうなのじゃ」と元気よく駆けて行った。

@#_、_@ 
 (  ノ`)「これで話しやすくなったかい?」

( ^ω^)「お気づかい、ありがとうございますお」

ブーンはすっと息を吸い込む。
ゆっくりと呼吸を整え、説明を開始する。



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:18:07.94 ID:JNLCnvAf0

( ^ω^)「先程も言ったように、僕は旅をしていますお。ただ少し変わってまして・・・」

( ´_ゝ`)「なあ、その話長くなるか?」

ブーンの言葉を遮るように兄者が口をはさむ。

( ^ω^)「なりますお・・・」

だったら俺も席を外させてもらうよ。
兄者はそう言って立ち上がる。

@#_、_@ 
 (  ノ`)「待ちな、弟者に関わることだよ」

母者がぴしゃりと言い放った。
父者は多少驚いた様子でブーンを見て、それにブーンは軽く返事をした。

兄者は表情を一つも変えず、ただ黙って椅子に座った。



45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:19:40.79 ID:JNLCnvAf0

( ^ω^)「僕は事故で四肢を失いましたお。覚えてはいないんですけど」

記憶喪失なんです、と付け足してまたゆっくりと説明に戻る。

( ^ω^)「僕がいた病院は、治療ができなくても、どこかが無事なら冷凍されるらしいですお。
       そのため、僕は冷凍されましたお」

視線はブーンの手足に集まる。
ブーンは右手で左手の甲を撫でるように触っていた。

( ^ω^)「つまり僕の手足は、本来僕のものではないんですお」

その場にいる四人は固まる。
話を聞いている間も、誰も動いていなかったのだが、確かに固まった。

薪がが燃える音がやたらと大きく聞こえる。
母者、父者もここでこの話をしたということで気づいたのだろう。

少しうつ向き気味になっていた。
兄者は頬杖をつきブーンをじっと見ている。



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:21:03.91 ID:JNLCnvAf0

階段のほうから「おやすみなのじゃー」という可愛らしい声が聞こえる。
それにはっとしたように顔をあげ、父者と母者は返事を返す。

( ^ω^)「・・・続きを話しますお。ある日僕は違和感を感じたんですお。
       繋がれた右手が、意志を持っていて・・・。そして僕は旅に出ることにしたんですお――――」


――――彼らの望みをかなえるために。



48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:22:59.08 ID:JNLCnvAf0

( ^ω^)「右手の違和感が消えて、次に違和感を感じたのが左足ですお」

そこでまた呼吸を整え、水を流し込む。
中に水がなくなると、それを静かにテーブルにおく。

( ^ω^)「左足は僕をここに連れてきた。この左足の本来の持ち主の名前は、流石 弟者」

ブーンは頭を深く下げて謝罪の言葉を入れた。
別に誰が悪いというわけではないのに、さも自分が悪いといったように。

@#_、_@   
 (  ノ`)「顔をあげな、あんたが悪いんじゃないよ」

ゆっくりと顔をあげて母者の顔を見る。
笑ってはいるものの、どこか寂しそうだ。

父者は今にも泣きそうな顔をして何度も頷いている。



50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:24:23.48 ID:JNLCnvAf0

( ´_ゝ`)「話は終わったようだし、俺は自室に戻らせてもらうよ」

立ち上がり、複数腰をひねり歩いて行く。
双子なのになぜこうも冷めているのだ、ブーンは少し動揺する。

( ^ω^)「それだけ・・・ですかお?」

( ´_ゝ`)「それだけ?何が?」

兄者は振り返り、ブーンに問う。
ブーンが何も答えずにいると、また向き直り奥へと歩いて行く。

@#_、_@   
 (  ノ`)「弟者は、死んだんだね」

もう一度確認するように尋ねる母者に、ブーンは申し訳なさそうに頷き返した。
それを聞いて「ふう」と息をつき、背もたれに寄りかかるようにして天井を見上げた。

父者は力なく立ち上がると、風呂に入ってくると言って歩いて行った。
この場に残るのはブーンと母者のみ。



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:25:45.96 ID:JNLCnvAf0

( ^ω^)「あの、兄者さんっていつもあんな感じなんですかお?」

@#_、_@   
 (  ノ`)「昔は違ったよ。やんちゃで、そこらを兄弟そろって走り回ってた」

母者は懐かしそうに話す。
今はいない弟者を思い出すかのように、さみしそうに。

@#_、_@   
 (  ノ`)「いつだったか、何を思ったのか急に冷めた子になってね。
      弟者はそんな兄者を見てどう思ってたのかね・・・」

母者の言葉から察するに、弟者がいなくなる前からそうなったのだろう。
そこで一つブーンは気になることが出てくる。

なぜ弟者はこうなったのだろうか。
そこら辺で致命傷を負ったのなら、近所の病院に行くだろう。
それに、もしあの病院に行ったことを知っているのなら、ある程度を理解してるはずだった。

しかし、ブーンはそれをどう聞いたら良いのか分からずにいた。
どんな言葉を言っても相手を傷つけてしまいそうで、それがとてつもなく怖かった。



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:26:59.82 ID:JNLCnvAf0

そうこうしているうちに、父者が戻ってくる。
ブーンは風呂に入って来いと言われ、遠慮をしたものの押し切られ、結局はいることになった。

風呂に入ってしまえば、後はお決まりのようなものだ。

今日はここに泊って行けと言われ、部屋を渡された。
弟者が使っていた部屋だそうだ。

多少の本と、ベッド。
机には色あせたノートが並んでいた。

壁には靴紐がほどけた靴がかかっていた。
なぜこんな所にあるのだろうか。

一人で考えていると後ろから声が掛かる。
母者だ。

@#_、_@   
 (  ノ`)「何かあったら言いなよ」

それだけを言うと部屋の扉を閉め歩いて行く。



53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:28:10.63 ID:JNLCnvAf0

ブーンはこの旅をして思うことがあった。
何故、どうして、これを何度も口にする。

ベッドに横になり天井を見上げる。
そのまま右手を目に当て視界を遮る。

「みんなは、どう思ってるんだお」

瞼が重い。
右手をどけても視界は暗い。

ああ、目を閉じていたのか。
ものを考えることは少しずつできなくなっていった。
ブーンは弟者が使っていたベッドで眠りについた。



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:29:22.60 ID:JNLCnvAf0

「・・・う」

声が聞こえる。
夢の中だろうか。

「・・とう」

少しずつ明確に聞こえてくるそれは、やたらリアルだ。
まるで自分が体感しているような――――。

不意に体に衝撃が走る。
ブーンは体を起こそうとするが、途中でピタリと止まる。

l从・∀・ノ!リ人「やっと起きたのじゃ〜」

妹者がブーンに乗っかっていた。
先程の声は、夢などではなく、彼女がブーンを起こす声だったのだ。

( うω`)「お・・・、妹者ちゃんかお」

寝ぼけ眼をごしごしとこすりながら、ブーンは朝の挨拶を交わす。
妹者は「ご飯を食べに行くのじゃ」とブーンの服の袖をつかむ。



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:30:39.01 ID:JNLCnvAf0

( ^ω^)「おっおっお」

ブーンは急かされるようにしてリビングへと足を運ぶ。
テーブルを見ると、父者、母者がすでに食べる支度をしているところだった。

( ^ω^)「おはようございますお」

ブーンの挨拶に父者と母者は優しく返す。
妹者の前ではくよくよしていられないのだろう。

昨日初めて会った時のような穏やかな雰囲気で食事を頂く。

@#_、_@   
 (  ノ`)「起こすかどうか迷ったんだけどね」

その結果がこれさ、母者は笑いながら言う。
なぜ兄者がいないのか尋ねると、彼はいつも朝食を食べないと聞かされた。

起きてはいる、とのことだった。
後で少し話がしたいと考えながら食べ物を口に運ぶ。



58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:31:40.66 ID:JNLCnvAf0

@#_、_@   
 (  ノ`)「内藤君、悪いけどあんたの荷物見させてもらったよ」

(;^ω^)「へ?」

思わず声が裏返る。
見られちゃいけないものなんて何も入ってはいない。
それでも何と言うか後ろめたいものが・・・。

ブーンが鞄の中を覗くと旅の道具が入っている、これはいい。
衣類系は汚れていないシャツが一枚。
そのほかの服は全くない。

@#_、_@   
 (  ノ`)「汚れてる服は全部洗っといたよ。勝手なことして済まなかったね」

そういうことか。
だったらむしろ感謝しなくてはなるまい。
それを伝えると母者は笑って食事を再開する。

( ^ω^)「一回部屋に戻りますお」

食事を終えていたブーンはそう言うと部屋に向かう。



60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/01/18(日) 16:33:04.86 ID:JNLCnvAf0

部屋に戻ったはいいが、正直何もすることがなかった。
兄者のところに行くにしても、もう少し時間を置いてからの方がいいだろう。

ドクオの時は夢を見れたからほんの少しとはいえ、情報を得ることができた。
しかし、今回は夢を全く見ていない。
どうしたものだろうか、ブーンはため息をつく。

ベッドに腰をかけると、左足が意思をみせはじめた。
ブーンは即座に立ち上がり、部屋を飛び出す。

急げ、弟者の望みの手がかりだ。
ここに来ることがほとんどの望みだったのだろうか。
違和感は魔女の森にいたときほど大きくなかった。

血相を変えているブーンを見て、母者は驚いた様子をしている。
妹者と父者は出かけたか、その準備をしているのだろう、テーブルに姿は見えない。



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