( ΦωΦ)おばけとかのようです
- 1: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:02:31.94 ID:Qtb7EHSTO
-
( ΦωΦ)17歳、高二男子
(*‘ω‘*)24歳、OL
<_プー゚)フ♂、おばけ
l从・∀・ノ!リ人♀、ゆきんこ
/ ゚、。 /?、一反木綿
ミ,,゚Д゚彡♂、狼男
(#゚;;-゚)♀、ゾンビ
- 6: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:05:03.76 ID:Qtb7EHSTO
( +ω+)「ぬ……ぬぬ……」
<_フ-д-)フ「くかー……」
l从-∀-ノ!リ人「すぴー……」
( +ωΦ)「ぬ、ぬ? ああ……朝か……」
( +ω+)「んんんんっ……んーっ……んあー…………あん?」
( ΦωΦ) 【+ 】
( ΦωΦ)おばけとかのようです シックスセンス
( ΦωΦ)「いや待て普通にタイトルコール入れるな」
- 10: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:08:38.12 ID:Qtb7EHSTO
- l从-∀・ノ!リ人「どしたのじゃー……?」
(ΦωΦ )「あ、すまん起こしたか。いやなに、棺桶がな」
l从・∀・ノ!リ人「かんおけー?」
(ΦωΦ )「うむ、ほらそこに」
ガチャ
|゚、。 /゙ オハヨ
( ΦωΦ)「む、鈴木おはようである」
l从・∀・ノ!リ人「おはなのじゃ!」
/ ゚、。 /カオアラッテコイ
l从・∀・ノ!リ人「はーいなのじゃ!」
lノ!リ人 )) テコテコ
( ΦωΦ)
/ ゚、。 /
゙/ ゚、。( ΦωΦ) ペタシ
/*゚、。( ΦωΦ)?
- 11: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:10:06.39 ID:Qtb7EHSTO
/*゚、。( ΦωΦ)「どうしたのだ鈴木」
/*゚、。( ΦωΦ)『殺そうとしてるだけだ』
/*゚、。( ΦωΦ)「にしては絞まってないが……」
ギュッ ゙/*゚、。( +ω+)ミ グエ
<_フ-д-)フ「すかぴー……」
<_フ-д-)フ「んぁー……あー……うぎぎぎぎ……ぎえぴー」
<_プー゚)フ パチクリ
バチコン!
/; ゚、。/ ノシ#)ω゚)∴゚そ オブッ!?
<_プー゚)フ
<_プー゚)フ「何してんだおまえら」
- 12: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:12:19.28 ID:Qtb7EHSTO
(; #)ωΦ)「いや……我輩が聞きたいと言うか……」
/; ゚、。/「はやく顔あらえ!」
(; #)ωΦ)「は、把握した……」
|ωΦ;)))
<_プー゚)フ「何してたんだー?」
/;゚、。 /「なんでもない! 殺そうとしてた!」
<_プー゚)フ「ダメだぞ殺しちゃ! 猫目はカゾクだぞ!」
/ ゚、。 /
<_プー゚)フ
/;゚、。 /「まあ、そう、だけど」
<_プー゚)フ「な!」
- 16: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:14:01.91 ID:Qtb7EHSTO
l从・∀・ノ!リ人「ただーいまなのじゃ!」
/ ゚、。 /オカエリ
l从・∀・ノ!リ人「おねまきから着替えるのじゃー」
<__>д<) ミナイミナーイ
<__プдく) チラッ
<__プдく)/゚、。#/
<キャー!
l从・∀・ノ!リ人「お着替えかんりょーなのじゃー」
_,,
<_フ;д;)フ「よがっだな」
l从・∀・ノ!リ人「どしたのじゃ?」
_,,
<_フ;д;)フ「冗談だっだのに鈴木ごわい」
- 17: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:16:14.42 ID:Qtb7EHSTO
/#゚、。 /ドアホウ
l从・∀・ノ!リ人?
_,,
<_フ;д;)フ エグエグ
( ΦωΦ)「ただーい何だこの図」
/ ゚、。 /オカエリ
l从・∀・ノ!リ人「おかーなのじゃ!」
_,,
<_フ;д;)フ「おがえり」
(´ΦωΦ)?
(´ΦωΦ)「……取り敢えず、その棺桶は何だ?」
/ ゚、。 / ワカラン
- 20: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:18:05.38 ID:Qtb7EHSTO
l从・∀・ノ!リ人「かんおけー……ていっ!」
l从・∀・ノ!リ人 ミ ピョイ
【+ 】: ギシィ
(;ΦωΦ)「ちょ、乗るな! 誰のかも分からんのに!」
l从・∀・ノ!リ人そ
三<_フ【+ 】ヒュボッ!
(;ΦωΦ)「貴様も何しとんじゃい!!」
<_プー゚)フ「なんか入ってた」
/ ゚、。 /ナニガ?
<_プー゚)フ「暗くて分からん」
(´ΦωΦ)
- 22: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:20:15.26 ID:Qtb7EHSTO
- / ゚、。 /
l从・∀・ノ!リ人
<_フ【+// 】/゚、。 / キュッ
(;ΦωΦ)「鈴木さん!?」
/ ゚、。 /ツイ
(´ΦωΦ)「ついってあんた……」
l从・∀・ノ!リ人
<_フ:【+// 】:/゚、。 /
ガタガタガタガタガタ!!
l从・∀・ノ!リ人
<_フ:【+// 】:/゚、。 /
ガタガタ!ガタ!
l从・∀・ノ!リ人
<_フ【+// 】/゚、。 /
……シクシクシクシク
(;ΦωΦ)「泣いた!?」
- 23: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:22:17.45 ID:Qtb7EHSTO
- _,,
【+ 】ゞ;)「ぐずっ……ひぐっ、ひぐっ……」
(´ΦωΦ)「な、泣くなよ……ほら、お茶……」
_,,
【+ 】ゞ;)「バーンって、カッコ良く……えぐっ、棺桶から飛び出す……予定だったのに……ぐずっ、ひっく……」
この棺桶を抱えながらこたつに入り、しゃくりあげて泣く男。
名は棺桶死オサムと言うらしく、ひどく不健康そうな顔色をしている。
どうやら棺桶から飛び出して驚かせる予定だったのだが、出るに出られず待っていたら
妹者が乗ったり鈴木が巻き付いたので、物理的に出られなくなった、との事。
しかも棺桶の中で寝転がってたら目の前にお化けが突き出てくるし、
押しても引いても開かないし、暗いところは怖いしで、泣きじゃくってた所を我輩に救助されたのだ。
棺桶を自分に立て掛けながら、両手で湯飲みを持って飲む様は、まあただの人。
ぱっと見は玄関で寝てる犬の犬人間状態と同じくらいの身長、年齢。
因みに犬は見た目二十歳かそこらの成人男性、背は高く、顔と頭が伴わな (#゚A゚ )「イケメン死ねば良いのに」
( ΦωΦ)
(ΦωΦ )
( ΦωΦ)「……居ない、よな……?」
- 25: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:24:15.79 ID:Qtb7EHSTO
( ΦωΦ)「可哀想な友人から毒電波が届いた気がするが、取り敢えず謝りなさい」
l从・∀・ノ!リ人「ごめんなさいなのじゃ!」
/ ゚、。 /ゴメン
<_プー゚)フ「楽しかった!」
( ΦωΦ)「謝らんかい」
<_フ>∀<)フ「ごめんちゃい!」
(#ΦωΦ)
_,,
【+ 】ゞ;)「ぐすっ……ひっく……良い、です……もう……」
(´ΦωΦ)「す、すまんな……家のバカ(主にオレンジ色)が……」
l从・∀・ノ!リ人「おわびにみかんあげるのじゃー」
(;ΦωΦ)「ばっ! それねーちゃんのであるぞ!!」
l从・д・`ノ!リ人「……じゃあ妹者のゆきみだいふくあげるのじゃー……」
( ΦωΦ)「なら、我輩の野菜チップスもやろう」
/ ゚、。 /スズキノ ホシイモ ヤル
- 27: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:26:25.73 ID:Qtb7EHSTO
<_プー゚)フ
(ΦωΦ )
l从・∀・ノ!リ人
/゚、。 /
_,,
<_フ;−;)フ「俺のまるごとバナナやるよ……」
_,,
<_フ;−;)ヾ(ΦωΦ`)ヨチヨチ サワレナイケド
_,, アーン
<_フ;д;)ヽ(ΦωΦ;)そ
- 28: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:28:15.35 ID:Qtb7EHSTO
- _,,
【+ 】ゞ;)「ぐすん……ありがとうございます……」
_,,
<_フ;д∠;ΦωΦ)「お、おお……ほらもう泣き止め」ガジガジ
/ ゚、。/
スルリ _,,
/ ゚、<_フ;д∠;ΦωΦ)
ヒソヒソヒソ _,,そ
/ ゚、<_プд∠;ΦωΦ)
<_プー゚)フ「…………鍋」
(ΦωΦ;)「ん?」
<_プー゚)フ「晩飯は鍋だ!!」
(ΦωΦ;)「なんだいきなり! まだ昼であるぞ!?」
<_プー゚)フ「布が噛むのやめたら晩飯鍋って!」
(ΦωΦ;)「えええ!?」
/ ゚、。 /ブタシャブ
∠#;ΦωΦ)「豚しゃぶか……ま、まあ良いけど……」
- 29: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:30:08.06 ID:Qtb7EHSTO
【+ 】ゞ∩)「……ぐすっ…………はぁ……」
【+ 】ゞ゚)「……」
∠# ΦωΦ)「む、泣き止んだか」
【+ 】ゞ゚)「はい……」
∠# ΦωΦ)「ところで、何故に」
ミ,,゚Д゚彡「腹減ったぞー!」
l从・∀・ノ!リ人「なのじゃー!」
<_プー゚)フ「ハラヘリー!」
(ΦωΦ`)
∠# ΦωΦ)「まあ、折角だから昼飯食って行ってほしいのである、家のバカーズが迷惑をかけたお詫びに」
【+ 】ゞ゚)「……」
∠# ΦωΦ)?
- 31: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:32:28.69 ID:Qtb7EHSTO
【+ 】ゞ )「ふっ……くくくっ……」
∠# ΦωΦ)??
【+ 】ゞ゚)「昼食は、貴様らのその紅き滴りとしようではないか!!」
∠#;ΦωΦ)「はいぃ!!?」
【+ 】ゞ゚)「この高潔なる“夜ノ血族−ヴァンパイア−”である私に、よくもあの様な真似が出来た物だな!!」
∠#;ΦωΦ)「この“”カッコ初めて使ったぞ! 何だこいつ!?」
【+ 】ゞ゚)「怯えながら泣いて詫びるが良い! 先ずはそこの“肉体無キ魂−ゴースト−”からだ!!」
∠#;ΦωΦ)「え……ああ……あ! エクストの事か! 逃げろエクスト!!」
スカー
【+ 】ゞ゚)_プー゚)フ
【+ 】ゞ゚)_プー゚)フ
【+ 】ゞ゚)「……」
∠#;ΦωΦ)「……あの」
【; 】ゞ゚)「次!!」
- 36: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:34:30.28 ID:Qtb7EHSTO
【+ 】ゞ゚)「そこの“無垢ナル雪ノ精−スノウ・プリンセス−”!!」
l从・∀・ノ!リ人?
l从・∀・ノ!リ人「……すのーぷりんって妹者の事なのじゃ?」
【; 】ゞ゚)「あ、いや、スノウ・プリンセスね……」
l从・∀・ノ!リ人???
【; 】ゞ゚)
【; 】ゞ゚)「いただきます!」
ガッ
【+ 】ゞ゚从・∀・ノ!リ人
キーン
【+ 】ゞ;从・∀・ノ!リ人
【+ 】ゞ;)「歯……歯に、しみ、る……ッ!」
(;ΦωΦ)「……まあ、ゆきんこだしなあ……て言うかスノウ・プリンセスて……」
- 38: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:36:15.69 ID:Qtb7EHSTO
【+ 】ゞ;)「つっ、次……“永キ純白ノ衣−ウエディング・フェアリー−”……!!」
ミ,,゚Д゚彡「白くもねぇしウエディング・フェアリーってセンスねぇな」
【+ 】ゞ;)てそ
【+ 】ゞ;)「いっ……いただきますぅっ!!」
【+ 】ゞ;)゚、。 /
【+ 】ゞ;) ゚、。 /ヒラリ
【! 】ゞ(#√/゚、。#/パチーン!!
【+ 】ゞ;(#)「……」
<_プー゚)フ「バカだー」
l从・∀・ノ!リ人「バカなのじゃー」
ミ,,゚Д゚彡「良いぞやれやれー」
(´;ω;)ホロリ
- 41: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:38:26.21 ID:Qtb7EHSTO
【+ 】ゞ;)「うっ、ぐ……“月夜ノ獣−ワーウルフ−”……」
ミ,,゚Д゚彡「あ? やんのか? ゴルァ」
【+ 】ゞ;)てそ ビクッ
ミ,,゚Д゚彡「俺もさぁ? 人間食えねぇし? 暴れらんねぇし? 鬱憤とかさぁ、色々溜まってる訳よ?」
(【+ 】ゞ;)) ガクガクブルブル
ミ#,゚Д゚彡「あ? テメェで発散して良いって事だよなぁ? 頭からムシャムシャゴックンして良いって事だよなぁ?」
【+ 】ゞ;)「ひっ……ご、ごめんなさっ……」
ミ#,゚Д゚彡「や ん の か ゴ ルァ ?」
【+ 】ゞ;)「う、ううっ……うわぁぁぁん!!」
ダッ
三【+ 】ゞ;) ミ゚Д゚,#彡
ピタッ
【+ 】ゞ;)゙ ミ゚Д゚,#彡
ゲホッゲホッ!ゴホッ!
【; 】ゞ )∴゚ミ゚Д゚,,彡?
- 43: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:40:31.03 ID:Qtb7EHSTO
【; 】ゞ )「ゲホ! ェホッ! ゲホッ、ゲホッ!」
ミ,,゚Д゚彡「……あんだぁ?」
( ΦωΦ)「あー……もしかして」
ミ,,゚Д゚彡「あん?」
( ΦωΦ)「首輪、虫よけ付けてるから」
ミ,,゚Д゚彡
( ΦωΦ)
ミ,,゚Д゚彡
【∵ 】ゞ;)「グェホッ! ゲッホ! ゴェェ! カハッ! ゴェェェェ!!」
- 45: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:42:29.11 ID:Qtb7EHSTO
(´ΦωΦ)「……だ、大丈夫か……?」
【+ 】ゞ;)「ひっ、ぃぐっ……ひぐっ……死ぬかと、思った……」
ミ,,゚Д゚彡「虫かテメェは」
l从・∀・ノ!リ人「むいむいなのじゃ?」
<_プー゚)フ「虫か!」
(ΦωΦ`;)「そう言ういじめは止めたげなさいよ……」
【+ 】ゞ;)「虫、じゃ……っ、な……もんっ……」
(#゚;;-゚)「どうしたんですか? 何だか騒がしいです」
【+ 】ゞ;)
(#゚;;-゚)
【+ 】ゞ;)
(#゚;;-゚)?
【+ 】ゞ゚)「次は貴様だ! “生ケル屍ノ娘−ゾンビ・レディ−”!!」
- 48: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:44:11.94 ID:Qtb7EHSTO
(#゚;;-゚)「へ?」
【+ 】ゞ゚)「今度こそ!!」
三【+ 】ゞ゚) (゚-;;゚#)
【+ 】ゞ゚)゙(゚-;;゚#)
【+ 】ゞ ) (゚-;;゚#)
【+ 】ゞ )「腐敗臭……で、噛み付けない……っ」
(#゚;;-゚)「まず噛み付いても腐った体液しか飲めないと思うです」
【+ 】ゞ;)「うぅぅぅぅぅ〜〜〜…………っ!」
(´ΦωΦ)「……だから、泣くなよ……」
<_プー゚)フ「情けねぇ!」
ミ,,゚Д゚彡「全くだ」
l从・∀・ノ!リ人「わんこもじゅーぶんヘボいのじゃ!」
_,,
ミ,,;Д;彡てそ
- 49: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:46:32.39 ID:Qtb7EHSTO
【+ 】ゞ;)「ぇっ……ぇっ……血が吸えない吸血鬼なんて……」
(´ΦωΦ)「あー……オサムさん……?」
【+ 】ゞ;)「あ゙い……」
(´ΦωΦ)「まず……おばけも、ゆきんこも、一反木綿も、犬も、ゾンビも……人外で、あるぞ?」
【+ 】ゞ;)
(´ΦωΦ)「吸血鬼ってのは……人外仲間の血も、吸うのであるか?」
【+ 】ゞ;)
(´ΦωΦ)
【+ 】ゞ;)
【+ 】ゞ゚)「ならば貴様の血を吸うまで!! 覚悟は良いか“人間−ヒューマン−”よ!!」
(;ΦωΦ)「ヒューマンって言い直す意味が分からん!! んでこっち来るな!!」
- 51: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:48:14.19 ID:Qtb7EHSTO
(;#゚;;-゚)「ロマネスクさん、墓穴掘ったと思うです……」
(;ΦωΦ)「ですよねー! ぎゃー!」
【+ 】ゞ゚)「待て! 逃げるな人間よ!! その首筋に牙を立てさせるが良い!!」
(;ΦωΦ)「い、嫌ですよ!? うにょわあああああ!!」
がしゃん、ぱりん。
リビングを走り回って吸血鬼オサムから逃げ回る我輩。追いかける吸血鬼。
こたつの上を飛び越えて、ソファの上を跳ねて、椅子を盾に投げたり、飛ばしたり。
特別広いと言う訳ではない部屋の中をドタドタバタバタ走り回れば、
こたつに置いてあった湯飲みは落ちて割れ、中身は溢れ、転がるみかんを踏み潰す。
10分、20分とおいかけっこをしていれば、リビングは最早、阿鼻叫喚。
どうやら我が家の人外達も、我輩と吸血鬼の勢いにうまくついてこれないらしく
ただオロオロと慌てた様子で我輩たちを見ていた。
- 53: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:50:05.66 ID:Qtb7EHSTO
(ΦωΦ;)「だー! もう諦めろ貴様!!」
【+ 】ゞ゚)「それはこちらの台詞だ!! もう諦めて私にその紅き滴りを差し出すが良い!!」
(ΦωΦ;)「誰かこの厨二なんとかし、ぅおわあ!!?」
どんっ。
後ろを見ながら走っていた事が原因か、ソファの角に引っ掛かった足。
バランスを崩して、壁に向かって倒れる身体。
びたん!と壁に叩きつけられた顔と上半身に、我輩は一瞬動きを止めて身もだえる。
が、その瞬間。
【+ 】ゞ゚)「ふっ……捕まえたぞ、人間」
(;+ω+)「うぎゅっ! う、ぐぐ……っ」
<_フ;゚−゚)フ「猫目!!」
- 56: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:52:05.04 ID:Qtb7EHSTO
エクストが我輩を呼ぶ、ひどく驚き慌てている様で
我輩は壁に叩きつけられ、押し付けられて首を絞められながら、エクストの方を見た。
エクストの後ろでは、泣きそうな妹者を抱き抱えるでぃ、犬になって唸る犬の姿。
(;#゚;;-゚)「フサさんっ」
ミ#,゚Д゚彡「あれじゃ一緒にクソ人間も殺しちまうってぇの!!」
l从;−;ノ!リ人「うぅぅぅ……ねこめ! ねこめっ!」
ああ、やっぱりこいつらは
かわいい奴等め。
首を絞める左手の力は弱まる事はなく、我輩は必死でその手をほどこうと爪を立てた。
しかしそれは、所謂、無駄な抵抗。
手の甲に小さな傷を残す以外の効果はなく、吸血鬼はにやりと笑った。
- 59: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:54:03.29 ID:Qtb7EHSTO
我輩のハイネックの襟をずらして、牙を近づけてくる吸血鬼。
片手で絞められたままの首はぎしぎしと痛み、視界が少しずつ狭まって行く。
こいつ細い身体の癖に、どこにこんな力があるのだ。
もう首を押さえ付ける手をほどこうとあがく余裕すらなく、
目蓋を持ち上げている余裕すらなく、
静かに目を瞑り、だらり、と両手を下ろした。
(; ω )「ぁっ、……あ゙……っ」
ひくひくと情けない呻き声を漏らす我輩の首にかかる、生暖かい息。
そして首筋に、ぢくり、二本の牙がゆっくりと刺さってゆき
ゴッ
…………ごっ?
- 62: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:56:37.09 ID:Qtb7EHSTO
謎の音と衝撃は、我輩の顔のすぐそばに。
我輩はそっと目蓋を持ち上げて、吸血鬼の肩から向こう側を覗いてみた。
すると、そこには
<_フ# − )フ
そこには、エクストが居て。
その周りには、包丁やフォーク、ハサミといった物が浮かんでいて。
<_フ# − )フ「おい虫」
【# 】ゞ゚)「なっ……!」
<_フ# − )フ「おばけだってな……おばけだってな」
_,,
<_フ#゚Д゚)フ「カゾクの一人や二人は守れるんだよおおおおッッ!!!!」
エクストが叫ぶと同時に、こちらへと猛スピードで真っ直ぐ突っ込んでくる刃物達。
それらは我輩と吸血鬼にギリギリ当たらない所を狙ったかのように、
次々と壁に突き刺さり、吸血鬼は慌てて我輩を解放した。
- 63: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 17:58:08.43 ID:Qtb7EHSTO
そしてここから反撃開始。
頭上でノコギリ握って待機していた鈴木が吸血鬼の首を絞めて地面に叩きつけ、
犬は吸血鬼に飛び掛かり、容赦なく爪を立てて押さえ込む。
でぃは妹者を下ろすと、珍しく怒った顔でこちらへ駆け寄り、倒れている吸血鬼の腹にジャンピングエルボー。
妹者はしゃくりあげながら、室内に雪を降らせ、我輩にしがみついていた。
そしてエクストは、
エクストは、触れないにも拘わらず、涙目で妹者と一緒にくっついている。
(;+ω+)「あ゙ー、危なかった……迂濶な発言は控えよう……」
_,,
l从;д;ノ!リ人「ねこめしなないのじゃ!? しなないのじゃ!?」
(;ΦωΦ)「死なん死なん、ほら、大丈夫であろう?」
_,,
l从;д;ノ!リ人「よがっだのじゃあぁぁぁぁ」
( ΦωΦ)「……よしよし、すまなかったな、もう大丈夫であるからな」
- 65: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 18:00:23.13 ID:Qtb7EHSTO
ミ#,゚Д゚彡「マジ、食うぞ、こいつ」
(;ΦωΦ)「ま、まあ待て待て……」
【;; 】ゞ;)「うぐぅぅぅっ、うぅぅっ!」
(#゚;;-゚)「四の字固め入りますです」
(ΦωΦ;)「ち、千切れないようにな? 自分の手足が」
【;; 】ゞ;)「〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!」
/ ゚、。 /
/ ゚、。 /「おい」
【;; 】ゞ;)「はっ、はひっ」
/ ゚、。 /「どこから、斬り落とされたい」
【;;;】ゞ;)「ひぃぃいいいいいいいっ!!」
(;ΦωΦ)「ノコギリ構えながらはいかんて鈴木! その前にそれどっから持ってきた!?」
- 67: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 18:02:05.29 ID:Qtb7EHSTO
「玄関からだっぽ」
( ΦωΦ)
( ΦωΦ)「……へ?」
「この間、長く放置してぼろぼろになってた犬小屋を修理する時に使ってそのままだったんだっぽ」
(ΦωΦ )
(ΦωΦ )「……ねー、ちゃん……?」
(*‘ω‘*)「ただいまっぽ弟、人外共」
(ΦωΦ )「え、……あれ? 何で、まだ……」
(*‘ω‘*)「直帰」
(ΦωΦ )「……あ、お、おかえ、り……」
l从っд・`ノ!リ人「どーしたのじゃ? ねこめ……」
( ΦωΦ)「うん、取り敢えず避難しようか」
- 70: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 18:04:04.68 ID:Qtb7EHSTO
(*‘ω‘*)「……おい、退けっぽお前ら」
(#゚;;-゚)「はいです」
ミ,,゚Д゚彡「……おう」
(*‘ω‘*)「おらそこの黒いの、立てっぽ」
【+ 】ゞ;)「はひぃっ!」
(#*‘ω‘*)「……歯ぁ食い縛れっぽ、この……虫がァッ!!」
ふらふらと立ち上がった吸血鬼、対峙するスーツ姿のねーちゃん。
こたつ何かを簡単に移動させた我輩達は、一塊になってその様子を見つめていた。
そういやこいつらは知らんのだ、我輩も数回しか見た事がないアレを。
ざ、と動くねーちゃん。
体を屈めて走り、吸血鬼との間合いを詰めたかと思えばその体は外を向くように動き、
両足に込められた力、吸血鬼の腹部を確実に狙うねーちゃんの体。
そして、ずどんッ!! と、肩から背中にかけての広い面が吸血鬼の腹部へと叩き込まれた。
( ΦωΦ)「相変わらず冴えてるなー、ねーちゃんの鉄山靠」
ミ,,゚Д゚彡「テツザンコーってテメェの姉はナニモンだよ」
- 77: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 18:06:07.81 ID:Qtb7EHSTO
そのまま身を引いて顎に肘を叩き込んだり膝蹴りかましたりラリアットをかました後に本気のジャンピングエルボーをぶちかましたりした所で、ねーちゃんはすっきりした顔で立ち上がった。
それに混ざって鈴木が吸血鬼の首を絞めたり色々してたのは気のせいだろうか。
(*‘ω‘*)「はー……」
( ΦωΦ)「お疲れである」
ミ,,゚Д゚彡「あ、その、えと」
(*‘ω‘*)「怪我なかったっぽ? 弟」
( ΦωΦ)「ん? ああ、ちょこちょこ擦りむいたりしてる程度である」
ミ´゚Д゚彡
l从・∀・ノ!リ人「おっきい姉者は強いのじゃ!」
(*#゚;;-゚)「流石はぽっぽ師匠……っ」
(;ΦωΦ)「師匠!?」
/ ゚、。 /アトカタヅケ スルゾ
- 81: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 18:08:09.30 ID:Qtb7EHSTO
【+ 】ゞ;)「本当に……本当にごめんなさい……まさかこんな事になるなんて、思わなくて……」
(;ΦωΦ)「あー……んー……まー……殺すつもりとかは、無かったのであるか?」
【+ 】ゞ;)「ありません! そんなのありません! ちょっと血が飲みたかっただけで、少しだけ飲んだら止めるつもりだったんです!」
(;ΦωΦ)「はー……でも、まあ……あれじゃあ、ボッコボコにされても無理はないと思うぞ? 本気で苦しかったし……」
【+ 】ゞ;)「ごめんなさい! 本当にごめんなさい!! 本気出して首絞めるつもりなんてなかったんです!!
ただ人間にあったの久しぶりで、走り回ったから興奮してて、加減とか分からなくなって……っ!!」
(;ΦωΦ)「んー……まぁ、我輩だけでなく、みんなにも謝ろ?」
【+ 】ゞ;)「はいっ! 皆さんご迷惑お掛けしてっ、そのっ、ごめんなさい! ごめんなさい!!」
(#゚;;-゚)「もう……あんまり、ああ言うのは止めて下さいです、ね?」
ミ,,゚Д゚彡「次やったら一番にテメェを食う」
_,,
l从・д・ノ!リ人「もう猫目いじめちゃダメなのじゃ!」
/ ゚、。 /「つぎは、首ちぎる」
【+ 】ゞ;)「本当にっ、本当にごめんなさい!!」
- 85: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 18:10:03.56 ID:Qtb7EHSTO
(*‘ω‘*)「あーさっぱりした、夕方風呂もなかなかっぽ」
( ΦωΦ)「あ、ねーちゃん、取り敢えず片付け済んだのである」
【+ 】ゞ;)「ごめんなさい! お手伝い出来なくてごめんなさい!」
(ΦωΦ;)「いや、骨とか結構折れてるだろうから気にするな……」
(*‘ω‘*)「まー虫一匹を除いて大した怪我もなくて良かったっぽ」
(#゚;;-゚)(あの……ぽっぽさん、どうしていつもに増して怒ったんでしょうか?)
(;ΦωΦ)(あー……お恥ずかしい事に、ねーちゃん……実は、超過保護なのである……)
(#゚;;-゚)(なるほどです……)
(*‘ω‘*)「婿入り前の弟を傷物にしてたら本気でバラバラにしてやったっぽ」
【+ 】ゞ;)「ごめんなさいぃ!!」
(*‘ω‘*)「分かったならとっとと怪我治して働きやがれっぽ」
【+ 】ゞ;)「はい! 喜んで!!」
- 89: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 18:11:29.49 ID:Qtb7EHSTO
<_プ−゚)フ
( ΦωΦ)「エークースート」
<_プ−゚)フ「ん」
( ΦωΦ)「新技、見つけたではないか」
<_プ−゚)フ?
( ΦωΦ)「包丁とかぶっ飛ばしてたであろう? あれ、ポルターガイストとか念力みたいなのではないのか?」
<_プ−゚)フ「ポルターガイスト……」
(#゚;;-゚)「これで、お手伝いできますね、エクストさん」
<_プ−゚)フ
<_プー゚)フ「うん!」
( ΦωΦ)「さーて、飯にするかー!」
<_プー゚)フ「おう!」
ミ,,゚Д゚彡「昼食ってねぇから腹減ったー……」
l从・∀・ノ!リ人「お腹すいたのじゃ!」
- 90: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 18:13:22.11 ID:Qtb7EHSTO
/ ゚、。 /
゙/ ゚、。( ΦωΦ)ペタシ
/ ゚、。( ΦωΦ)「どうした? 鈴木」
/ ゚、。( ΦωΦ)『なんでもない』
/ ゚、。( ΦωΦ)「……皆にも言おうと思うのだがな」
/ ゚、。( ΦωΦ)『?』
/ ゚、。( ΦωΦ)「心配してくれて、ありがとう」
/*゚、。( ΦωΦ)
/*゚、。( ΦωΦ)『おまえを殺すのは、鈴木だ』
/*゚、。( ΦωΦ)「はいはい」
ミ,,゚Д゚彡「そして食うのは俺だ」
バチコン!
/; ゚、。/ ノシ#)ω゚)∴゚そ アヒンッ!?
- 92: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 18:15:02.89 ID:Qtb7EHSTO
「鍋だー!」
「エクスト、器持ってこいっぽ」
「おうさ!」
「みんな座ったかー」
「私はお外で待ってるです」
「妹者も一緒に待つのじゃ! あちあちは食べられないのじゃ!」
「あれ、俺のは?」
「犬の飯は後に決まっとろうが」
「…………」
「はい、じゃあ手を合わせてー、いただきまーす」
「「いただきまーす!」」
「ます」
「ほれ犬、これを妹者とでぃの所に」
「ちくしょおおおお!!」
- 94: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 18:17:05.93 ID:Qtb7EHSTO
【+ 】「ぐすっ……」
【+ 】「お腹空いたけど、あの中に入る権利は私には無い……」
【+ 】 キュルルル
【+ 】「ひっぐ……ぇぐっ……吸血鬼どころか、人として失格だ……」
(ΦωΦ;)「まず人じゃなかろうに」
【+ 】てそ
( ΦωΦ)「開けるぞー」
【+ 】ゞ;)「な……何でしょうか……」
( ΦωΦ)「体は起こせるか? 鍋は無理だが、昼間に渡した物とトマトジュース持ってきたのである」
゙【+ 】ゞ;)「あ……はい、起こせますっ!」ギシィ
【+ 】ゞ;)アダダダダダダ
(´ΦωΦ)「無茶すんなよ……」
- 96: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 18:19:10.17 ID:Qtb7EHSTO
( ΦωΦ)「ほれ、野菜チップスとほしいもと雪見だいふくとまるごとバナナ」
【+ 】ゞ;)「ありがとうございます……っ!」
( ΦωΦ)「血と言うわけにはいかんが、多少は腹も膨れるであろう。ほれトマジュー」
【+ 】ゞ;)「ありがとうございます、ありがとうございますっ! ……い、いただきますっ!」
( ΦωΦ)「おー、焦って食うと喉に詰まるぞ」
【+ 】ゞ;)「あぐあぐ、あぐっ、むぐむぐ……ぐずっ……ぐずっ……」
( ΦωΦ)「泣ーくな泣くな、ほらトマジュー飲め」
【+ 】ゞ;)「ありがど、ございまずっ……えぐっ、えぐっ……ひっく……」
(´ΦωΦ)「あーもう溢すな溢すな、全く」
【+ 】ゞ;)「うっ、うっ……ひっ、ぃぐっ……ぇぐっ……」
(´ΦωΦ)(泣きながらまるごとバナナを食う吸血鬼……シュールだなあ……)
- 102: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 18:20:56.08 ID:Qtb7EHSTO
こうして、えらい目にあったにも拘わらず、我輩は吸血鬼を我が家に置く事にした。
いや、我輩と言うかねーちゃんが雑用係として置いた訳なのだが。因みに棺桶は我輩の部屋にある。
この吸血鬼は何かこう、根は悪くないと言うか、どうやら実際は死ぬほどヘタレらしく
すぐ泣きすぐ謝る、ある意味可哀想なタイプで。
首を絞められたり軽い怪我をしたり、首にちょびっと穴が空いたりしたが
別に蟠りとかを持つ事もなく、我輩は吸血鬼、オサムを受け入れた。
最初こそ他の人外達もぎくしゃくしていたりしたのだが、すぐに打ち解け、仲直り。
頭が柔軟と言うかバカと言うか、まあ我輩もバカだからとやかく言うまい。
我が家に加わった新メンバー、吸血鬼のオサム。
よく考えたら人外の中で一番普通っぽい外見である。耳とか尖ってるけど。
( ΦωΦ)「と言う事があってな」
(;'A`)「よく普通に話せるなそれ……」
(;^ω^)「杉浦、慣れすぎだお……?」
( ΦωΦ)「あー、やー……まあ、慣れるっちゅうねん」
( 'A`)( ^ω^)「ですよねー」
- 104: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 18:22:06.90 ID:Qtb7EHSTO
( ^ω^)「そのオサムって人はどんな感じなんだお?」
('A`)「やっぱ日光とかが天敵?」
( ΦωΦ)「いや、それが」
【+ 】ゞ゚)「御館様ー!」
(ΦωΦ )「ん? おお、どうしたオサム」
【+ 】ゞ゚)「お弁当忘れていかれたので、お届けに来ました!」
(ΦωΦ )「おーすまんな、ありがとう」
【+ 】ゞ゚)「いえ! それじゃあ、これで!」
(ΦωΦ )「うむ、また家でな」
( ΦωΦ)「ふぅ……ん?」
(;゚A゚)(;゚ω゚)
( ΦωΦ)「何だその顔」
- 108: ◆tYDPzDQgtA :2008/11/23(日) 18:23:26.67 ID:Qtb7EHSTO
(;'A`)「に、日光は!? 平気なのかあいつ!?」
(;^ω^)「棺桶背負ってたお!? 御館様って言ってたお!?」
( ΦωΦ)「ああ、日光は苦手じゃなく嫌いなだけだそうだ」
(;'A`)「それ何てマスター……」
( ΦωΦ)「棺桶は日除け代わりらしい」
(;^ω^)「ギンギラギンの日傘させお……」
( ΦωΦ)「あ、そうだドクオ」
('A`)「んぁ?」
( ΦωΦ)「血とか無い?」
('A`)
( ΦωΦ)
( ^ω^)
('A`)「……ねぇよ…………」
おしまい。
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