( ^ω^)ブーンがカービィに代わりスパデラを攻略するようです

62: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:03:08.61 ID:QzVCg45N0
  
―PLAY2―

青い空に青い海、そして青い僕ら。

(;^ω^)「二面にして水中エリア……?」

(;゚∀゚)「ゴメン……俺さ、空は余裕だけど水ん中だと全然役に立てねぇわ……」

('A`;)「俺泳げない、てかスイミングスクールだと思ってたらボディビルダー養成学校
   だった、ってトラウマがあるんだわ……」

STAGE2:FLOAT ISLANDS

(;^ω^)「でも陸の部分あるから大丈夫だお!!」

(;゚∀゚)「そうだよな!できるだけ海は避けようぜ!」

('A`)「てかカプセルJ!てめぇが俺とブーンさんを乗せて飛んでいけばいいだろ!!」

(;゚∀゚)「バーローwwww俺は一瞬の爆発スピード専門としてんだから無茶いうな、
     最大タメのジェットダッシュなんて使ったらお前ら振り落とされるぞ!!」

('A`)「ジェットって使えねぇ……」

(#゚∀゚)「お前だって特に特徴も無いヘルパーだろうが」



68: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:05:05.78 ID:QzVCg45N0
  
??「だったらお前らまとめて消えろ」

(;^ω^)「二人とも後ろ!!」

「遅い」( ,,゚Д゚)≡○)'A`))゚∀゚)メメタァ

ギャボッ!あべしっ!とか言って吹っ飛ばされるヘルパー二人、マジ使えない。

(;^ω^)「またも開始直後から敵ですか!」

( ,,゚Д゚)「普通そんなもんだろゴルァ」

( )゚∀゚)「ファイターの能力を使うナックルジョーだ」

( )'A`( )「手ごわいぞ、こんなんなるぞ」



70: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:06:11.08 ID:QzVCg45N0
  
( ,,゚Д゚)「俺はここらじゃ名の通ったナックルジョーでね……
     昨日の全国ナックルジョー選手権で優勝したんだぜ?」

(;^ω^)「そんなんあったのかお!!」

( ,,゚Д゚)「ああ、一回戦から前大会優勝者のナックルジョーだったが数秒でKO、
     決勝のVSナックルジョー戦なんてコミッショナーサイドでも燃えたと……」

ベラベラと武勇伝を語るナックルジョー、白い灰になって燃え尽きちまえジョー。

( ,,゚Д゚)「この拳、常に使ってねぇとなまるんだ
     悪いがぶん殴られてくれ―――――――――――サンドバッグ共」

( )'A`( )「どうもサンドバッグです」



71: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:07:28.73 ID:QzVCg45N0
  
Y――バルカンジャブ

( ,,゚Д゚)「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

空から降る百億の拳、マシンガンの如くパンチがサーキブルを襲う。

(;)'A`(;)「ぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼくはおおおおむすびがががががすきなんだななな」

おむすび大好き宣言をして吹っ飛ぶサーキブルさん、哀れ。

( ,,゚Д゚)「はい次ィ!」

( ゚∀゚)「次なんてねーよwwwwwwww」

( ,,゚Д゚)「ん……?」

背後から空を裂く音、ジョーが後ろを振り返る頃にはもう……

(;゚Д゚)「ッがぁっ!!あんにゃろ……何時の間に投げ……」

背中に突き刺さるカッターブーメラン、サーキブルもただのアホではなかった。



74: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:09:54.74 ID:QzVCg45N0
  
(;^ω^)(あいつがオラオラ言ってるときにはもう投げてたお……
      ブーメランが戻ってくる時間までも計算していたのかお!?)

( ゚∀゚)「てかサーキブル教授は?」

\('A`;)/オワタッ!オワタッ!

(;゚∀゚)「ちょwwwwww溺れてるwwwwwww」

海に落っこちたみたいです。

せっかくカッコよかったのに勿体無い無い無い。

(;゚Д゚)「やられっぱなしでたまるかよ!サーキブル覚悟!!」

ターゲットロックオン!ジョーはそいつ目掛け母なる海へドボン。

そ し て 白 熱 の 水 中 戦 へ ・ ・ ・ 

( ゚∀゚)「……よし、じゃあ進もうか」

(;^ω^)「いいのかお?サーキブルの奴殺されるんじゃないかお?」

( ゚∀゚)「それでもサーキブルなら……サーキブルならきっとやってくれる……」



78: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:11:44.45 ID:QzVCg45N0
  
なるべく海の中を避けて進んでいくブーン達。

( ゚∀゚)「あんまり敵には遭わなかったな」

( ^ω^)「敵キャラは水中に集中してたみたいだお」

やがて二人は鍾乳洞のような場所に辿り着いた。

(;^ω^)「ひんやりしてて気持ち悪いお……」

青く冷たい地面と壁、所々にトゲトゲがあり、何とも刺々しい空気。

( ゚∀゚)「ブロックがあったら壊しながら進め、出口が隠れてる時があるからな」

(;^ω^)「ダー(了解)」

それにしてもJさんは凄い、この辺りのステージを知り尽くしている。

流石は空飛ぶタクシー運転手と言った所か。

( ゚∀゚)「……」



80: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:13:36.16 ID:QzVCg45N0
  
('A`;)「ゴブッ!ゴボゴボゴボッ!(苦しっ!息息息!)」

( ,,゚Д゚)「ゴボボボッゴボッボゴ!(決着つけてやるぜサーキブル!)」

水の中のバトル、必死なサーキブルに対してナックルジョーは余裕すら見える。

( ,,゚Д゚)「ゴボッボゴボベゴボボッゴボボッボッボーボッ!」

('A`)「日本語でおk」

( ,,゚Д゚)「一応普通にしゃべれるんだよな」

('A`)「水中っぽい演出はいらんよ」

( ,,゚Д゚)「そうか――――――――――死ね」

拳を構えるジョー、明日はどっちだ。



83: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:15:10.45 ID:QzVCg45N0
  
Y(強)――――スマッシュパンチ

('A`;)「ッ……オブッ!」

拳は当たらずとも水圧が身体を貫く、鍛えぬかれたパワーは場所を選ばない。

反り返ったサーキブルは世にも奇妙な水中イナバウアーを見せる。

( ,,゚Д゚)「終わりだッッッ!」

水の中という設定を忘れてるのかとも思えるスピードでジョーが突進してきた。

('A`)「……やっと近づいてきたか」

( ,,゚Д゚)「は?」

('A`)「待ってたよ、貰うぜ……」

その瞬間サーキブルの身体が赤く光り出した。



85: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:16:47.63 ID:QzVCg45N0
  
( ^ω^)「Jさん!あったお出口の扉!」

( ゚∀゚)「お、おお!」

チキンなブーン達は敵との接触を極力避け、あれよあれよとしてる内に出口を発見した。

が、世の中そう甘くない。

( ,'3 )「ちょw待てよ!」

( ^ω^)「キムタクくんなwwwwwwwwww」

扉の奥から中ボスMrフロスティが顔を出した。



86: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:18:44.01 ID:QzVCg45N0
  
( ゚∀゚)「通してくれよ、俺達戦闘は苦手なんだ」

戦闘は苦手、紛れもなくそれは真実。

( ,'3 )「そうはいかんね、この扉の奥はある城に繋がってて、
    そこで今ロロロさんとラララさんの結婚式が行われている」

( ^ω^)「めでてーじゃないかお、僕もお線香あげてくるお!」

( ゚∀゚)「おまwwwwwww線香てwwwwwwwwww」

( ,'3 )「それは今から花婿と花嫁を殺すという犯行予告か?」

( ^ω^)「ちょwwwそういう意味じゃwwwwww」

( ,'3 )「許せねぇ……ガードマンとしてこれはほっとけないね……」

見るからにいい人っぷりが目に見えていたMrフロスティ。

しかしその人は今、ブーン達の目の前でファイティングポーズをとっている。

( ,'3 )「肉塊になりやがれ!この社会の底辺!」

(;゚∀゚)「なんだかとても辛辣ですねwwwwwwww」

(;^ω^)「ああもう!やるしかないお!」



88: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:22:32.41 ID:QzVCg45N0
  
( ,'3 )「こおりキック!こおりキック!」

身体から氷を出しては蹴り、出しては蹴り……

(;^ω^)「こいつ中々いいシュート撃ってくるおwwww」

(;゚∀゚)「もう新生オシムジャパンの司令塔でいいよこいつ!」

飛び散る氷の散弾が二人を襲う。

司令塔候補はスタミナの切れる様子もなく、氷を出す→蹴るの一連の動作を繰り返す。

(;^ω^)「このままじゃ埒があかないお!」

(;゚∀゚)「なんとか接近して一発でかいのぶち込みたいが……(性的じゃない意味で)」



89: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:24:29.06 ID:QzVCg45N0
  
カプセルJは猛スピードで近づくことは出来るが、
連続攻撃が出来ないがために、大ダメージを与える間もなく返り討ちに遭ってしまう。

(;^ω^)(僕にも……僕にもコピー能力が使えたら……)

あらゆる主人公の代理をしてきたブーン、だが自分が何も出来ないという屈辱は
初めてだった。

コピー能力が全てを左右する世界。

ジャンプしてりゃなんとかなるドンキーコングやマリオとは違う。

(;゚∀゚)「がっ!」

ついに魔の氷キューブがカプセルJを捕らえた。

( ,'3 )「ククク……まず一人……」

どんどん極悪面になっていく元・いい人Mrフロスティ。



91: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:26:29.49 ID:QzVCg45N0
  
(;^ω^)(まじぃお……でも……少し分かってきたお)

腐っても主役代行人、その場の状況と敵の情報を脳で巡らせ
勝利と言う方程式を導き出す。

Jさんは戦闘不能、自分自身もそろそろキツくなってきた。

だが敵は息すら切らさず氷を出しては蹴り続ける。

ならば叩くべきは一瞬の隙、その隙を作るために今僕が出来る事は――――

( ^ω^)(うん…………やっぱ無理)

IQ118の頭脳を持ってしても目の前の敵の攻略法は分からなかった。

(;^ω^)(こんな時サーキブルがいれば……)Ω←サーキブル

ああもう顔もよく覚えてねぇや……



93: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:29:40.88 ID:QzVCg45N0
  
そうだ、今は亡きサーキブルのためにも……

ここで僕らがくたばってどうする!?

(#^ω^)「策も計算もいらねぇお!!」

勇気を出して一歩前に出るブーン、こんな簡単なことなのに今まで僕は何やってたんだ?

⊂二二二(#^ω^)二⊃ブ――――――ン

( ,'3 )「何をっ!こなくそ!」

蹴られていく氷の弾丸をブーンは全部頭で受けた。

(#^ω^)「頭だけならカービィのストーンより硬ぇおっ!!」

(#^ω^)「ポケモンの代行頼まれたときに鍛えた技をくらええええっ!!」

ブーンのすてみタックル!

( ,'3 )「やめr……っ」

命中。見事に腹にめり込む。
そして「ガハッ」と今朝食べたフカヒレのスープを吐き出すMrフロスティ、
何気にいいもん食ってる。



94: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:31:53.69 ID:QzVCg45N0
  
(#^ω^)「どうだお……まいっちんぐかお……」

頭から血をピューピュー出して勝ち誇るブーン。

( ゚∀゚)「お……ブーン、勝ったのか……」

タイミング良く目を覚まし、勝利を称えるカプセルJ。

( ,'3 )「いやいや中々効いたよ……」

中ボスの分際でタフ過ぎるMrフロスティ。

(;^ω^)「でぇぇぇ!?あんた生きてたのかお……」

( ,'3 )「ああ、出勤する前に母のお守りを胸ポケットに入れといてよかった……」

(;゚∀゚)「知らない所で生存フラグ立たせてんじゃねーよwwwwwwwww」



96: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:34:14.92 ID:QzVCg45N0
  
( ,'3 )「さて今度こそ終わりd……

??「今度こそ終わりだな」

↑+Y――――――ライジンブレイクブレイク

( ,'3 )「お前はアッ――――――――――」

そいつはブーンとJをすり抜けるように通過し、渾身の一撃をMrフロスティを浴びせた。

(;^ω^)「サーキブr……」

(;゚∀゚)「違う、こいつは……」

( ,,゚Д゚)「ナックルジョーだゴルァ、まぁ元サーキブルというか」

(;^ω^)「ど、どういう……」

( ,,゚Д゚)「そんなのは後でいい、まずはアイツの最期を拝もうじゃねぇか」



98: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:36:58.93 ID:QzVCg45N0
  
吹っ飛ばされたMrフロスティは扉を抜け結婚式会場に。

『それではケーキ入刀です!』

ロロロ「じゃあいくよ」

ラララ「うん、ゆっくりね」

アツアツの二人に次の瞬間悲劇が。

ケーキ→凸( ,'3 )≡グシャァァァァン(なんだこの分かりにくい図www)

吹っ飛んできた某中ボスがそのままウエディングケーキを直撃。

そのせいで倒れたケーキの下敷きになり花婿のロロロが死亡、花嫁ラララは意識不明の
重態となった。

(;^ω^)(地獄絵図……)

( ,,゚Д゚)「さて何故サーキブルの代わりに俺かと言うと……」

( ゚∀゚)「想像は出来てるぜ、サーキブルの馬鹿にお前が取り込まれたんだろう?」



101: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:39:08.10 ID:QzVCg45N0
  
(;^ω^)「???」

( ,,゚Д゚)「ああ、あの時……」

ケーキ→凸( ,'3 )≡グシャァァァァンケーキ→凸( ,'3 )≡グシャァァァァンケーキ→凸( ,'3 )≡グシャァァァァン

('A`)『待ってたよ、貰うぜ……』

赤く光るサーキブルの身体、ジョーにはソレが何なのかは分かっていた。

( ,,゚Д゚)『てめぇ……消滅する気か!?』

ヘルパーは命が尽きるとき赤い光を出しながら爆発する、この現象を自らの
意志で行う事がヘルパーには許されている。つまり自殺。

('A`)『消滅?違うな、転生だ』

ジョーの腕を力強く握るサーキブル。

(;゚Д゚)「転生だと!?まさかお前俺を……」

('∀`)「あいつらだけじゃこの先心配だからな、お前を連れてくことに決めたわ、俺が」



102: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:40:31.64 ID:QzVCg45N0
  
ヘルパーの転生。

死ぬ瞬間――――能力を持った敵に触れることで成立するヘルパー最期の仕事。

('∀`)「次のヘルパーはお前だ、受け継いで貰うぜ俺の意志」

(;゚Д゚)「お前……」

('∀`)「じゃな」

サーキブルは消滅し、何かがナックルジョーの身体に溶け込んでいった。

(;゚Д゚)「……」






( ,,゚Д゚)「ヘルパーやりてぇwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ケーキ→凸( ,'3 )≡グシャァァァァンケーキ→凸( ,'3 )≡グシャァァァァンケーキ→凸( ,'3 )≡グシャァァァァン

( ,,゚Д゚)「というわけだ、天晴れな奴だったぜ」」

( ゚∀゚)「回想と現実の境界線が激しくウザかったな」



105: ◆ozOtJW9BFA :佐賀暦2006年,2006/10/26(佐賀県教育委員会) 00:43:38.16 ID:QzVCg45N0
  
(  ω )「Jさんにジョー……」

( ,,゚Д゚) ( ゚∀゚)「「?」」

( ^ω^)「進むお!僕らが足を止めちゃいけないお!」

( ,,゚Д゚)「そうだな、俺の中にはサーキブルがいるんだ、怖いモンなんてねぇぜ」

( ゚∀゚)「……ああ…………」

( ^ω^)「今ならどんなボスが出てきても平気だお!!」

ブーンは拳を振り上げた、強くなる意味もこめて。



Ωありがとうサーキブル!僕らはキミを忘れない!



はるかぜとともに 第二面 クリア!!



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