( ^ω^)ブーンがカービィに代わりスパデラを攻略するようです
- 57: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 22:03:59.43 ID:lXJosk3i0
- CHAPTER 3『修羅』
戦艦の露出が多い部分、上を見上げれば茜色の空。
風は先程でもないが、大砲やトゲトゲ等の罠がウザッたい。
( ,,゚Д゚)「反対側の甲板に出たぞ!」
从 ゚∀从「鳥の部屋はどこだ! エロ本漁ってやる!!」
鳥『チクショー! あいつらどれだけ俺の部屋に執着してるんだよ!!』
鳥の願いも虚しく、バーニンレオが戦艦の異変に気付いてしまった。
从 ゚∀从「おい、奇怪だなこりゃ……」
足場をコンコンと叩いてみる。
銅色で出来た床は金属製の音を立てるが、明るいオレンジで出来た床は、
明らかに別の物質で出来た、それも空洞を感じさせるような音だ。
( ,,゚Д゚)「この部分だけはブロックで出来てるな。破壊可能だ」
読み通り、強い衝撃を与えると、その足場だけが砕け散る。
カービィでお馴染みの星型ブロックだ。
下方で漂っているトゲ野郎に注意をし、二人は隠し部屋に辿り着いた。
鳥『……見つけられたか』
( <●><●>)『何だスか? ここは』
可愛らしい小物と、ぬいぐるみが飾られた、一見女の子の部屋のような場所だ。
- 60: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 22:06:12.91 ID:lXJosk3i0
- 从 ゚∀从「ぎゃはははははwwwwww見ろよコレ、赤ん坊の時のアルバムwwwww」
鳥 一歳
________
| |
| / ̄ ̄ ヽ, |
| / ', |
| {0} /¨`ヽ {0}, !
|.l ヽ._.ノ ', |
リ `ー'′ ',|
| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ,,゚Д゚)「ちょwwwwwww結局コイツの名前鳥かよwwwwwwwwww」
从 ゚∀从「あwwwwww卒業文集の写真もあったwwwwwwwwwww」
、 i
iヽ、 /i
i ヽヽ、 /i
i i __ヽ、 ./.i
i /__| ヽ、 / i
i'"゛i1| __.|/ .i
i ‖|/i\i___|
.\‖.|∠___/" ̄\
‖.|/ \ . \
W" ̄\ \ .ヽ
`''‐-、_ \ i
`''‐-、ヽi
`ヽi
- 62: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 22:08:42.70 ID:lXJosk3i0
- 鳥『チクショオオオオオオオオオ!!! 断じて許さん! もう許さん!!』
【 ●ω●】『安心汁、今トライデントナイト率いる、
メタナイツ第一部隊をそっちに向かわせた!!』
鳥『え? そっちって俺の部屋?』
( ,,゚Д゚)「さて、散々楽しんだし話の本筋に戻ろうか」
爆撃された鳥の部屋。
本棚は倒れ、お菓子のクズは散らばり、ソニンのカレンダーも奪われた。
今回ばかりは鳥に同情してあげよう。
从 ゚∀从「じゃーお邪魔しま……」
本当に邪魔であった。
そのバーニンンレオの台詞が終わる前に、武器を構えた兵が突入してきた。
その数、十人余り。少数精鋭のメタナイツ第一部隊は、
三椏槍のトライデントナイトが部隊長で、周りも相当血の気が多そうな輩である。
( ,_ノ` )y━・~~~『そこまでだ、ナックルジョー! バーニンレオ!』
鳥『メタ・ナイツの力を思い知るがいいっ!』
(*゚ー゚)『ファイトっ!』
- 64: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 22:10:22.27 ID:lXJosk3i0
- ( ´ー`)「皆さん、やってしまいなさい」
トライデントナイトが黄門様の如く合図をする前に、戦闘は開始されていた。
通常の敵とは違うタフさに、格闘家も炎使いも苦戦を強いられる。
从 ゚∀从「このタコ助が!!」
(:::::::::::::::)「……」
赤く小さく、ふわりふわりと浮かびながら槍で突いてくるのはジャベリンナイトだ。
まぁタコにも見える。厄介なのは、動きの読めない独特の空中移動だ。
( ´ー`)「俺漏れも」
( ,,゚Д゚)「くっ……!!」
三椏槍といった威圧感のある武器に加え、小柄な身体を持つ部隊長。
ジョーの大振りな攻撃がなかなかヒットしてくれない。
拳や蹴りは、全て部屋の壁紙に。既に幾つもの穴が。
鳥『状況更に悪化しとるwwwwwwwwwwwwもうやめれwwwwwwwwww』
部屋の中は戦場そのもの。
どちらが白旗を振っても、マイルームは帰ってこないだろう。
鳥は涙が枯れ果てるまで泣いた。
从 ゚∀从(ぎゅうぎゅう詰めじゃねぇか、この部屋……かくなる上は……)
何を血迷ったのか、バーニンレオは部屋の天井いっぱいにジャンプした。
- 67: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 22:12:50.96 ID:lXJosk3i0
- 標的が逃げ場の無い空中へ。敵はバーニンレオに釘付けだ。
次の瞬間には襲い掛かってくるだろう。
从 ゚∀从「ナックルジョーよ! 外に避難しろ!!」
( ,,゚Д゚)「何だと!?」
逃げろではなく、避難しろ。
鳥はさっきから非難しているが、この状況下で何が始まるのか。
とにかく言われた通り、敵を振り切ったジョーは、小さな出口を抜けて部屋から脱出した。
メタナイツの攻撃は一斉にバーニンレオに集まる。
しかし、それすら計算済みである。
空中でY――ひだるまスピン
炎に突撃した敵さん達は、火と熱の餌食となった。
それだけではない。バーニンレオの暴走はまだ、始まったばかりである。
从 ゚∀从「わーいwwwwwwwwwww」
DASH+Y――バーニングアタック
炎に包まれながらの突進、狙いは敵ではない。
この部屋そのもの。可愛い黄色の壁紙は、黒く染まり、炭となっていく。
( ´ー`)「この部屋燃えてね!? やばくね!?」
どうみても火事です。本当にありがとうございました。
危機を感じたトライデントナイトは、真っ先に出口へ走っていった。
- 68: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 22:14:07.82 ID:lXJosk3i0
- 数秒後……そこには拳を構えるジョーの姿が!
( ´ー`)「なっ……」
( ,,゚Д゚)「もう火遊びなんてしないよ」
Y――スマッシュパンチ
鉄拳が炸裂した。
白目を向き、泡を吹く部隊長。
これにより敵は大混乱。
部屋にいれば炎の焼かれ、出口を目指せば拳が飛んでくる。
おまけに指揮官はぐったりしてる。メタナイツ諸君の人生\(^q^ )/オワタ
ヨダレ出すな。
戦いは、メタナイツ全滅、侵入者大勝利、鳥が精神的に撃沈という形で幕を降ろした。
鳥『ふ、ふふふ……こいつらを側にある主砲の前に案内しろ……
インド辺りまでぶっ飛ばしてやる……』
( ,_ノ` )y━・~~~(鳥、おもすれーwwww)
- 70: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 22:15:41.02 ID:lXJosk3i0
- ――離島
夕方とはいえ、ここらの日差しは強い。
だが太陽光がきついだけで、気温自体は高くない。
よって日陰に入れば、さっと涼しくなるような場所だ。
( ^ω^)「ふーむ、森には着いたけど何もないお」
(´・ω・`)「この辺にワープスターがあったハズなんだが……
山田さん、見つかったかい?」
山田「僕には……サスケしかないんですよ」
( ^ω^)「ダミだこりゃ」
数分に渡り、近辺を探したが、それらしき物は見つからなかった。
それどころか徐々に体力が奪われていくのも分かる。
諦めかけていたその時、大王が「あ」と声を漏らした。
続けて「いうえお」とか言ったらぶん殴ってやろうかとブーンは考えたが、
そういう悪ノリはしなかった。
( ^ω^)「あったのかお!?」
(´・ω・`)「そり立つ壁だ」
(´<_` )「誰がそり立つ壁だ」
( ^ω^)「馬鹿、これは直角の壁だお」
そういう問題ではない。まずそれは壁じゃない。
- 71: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 22:16:33.47 ID:lXJosk3i0
- (´<_` )「ここで会ったが百年目だブーン!!
貴様がGleenGleensの森をゴルフ場にした罪、ここで成敗してくれる!」
怒りに震えているのは、この木何の木、林檎の成る木のウイスピーウッズである。
話を聞くと、仲間の木達は皆伐採され、自分もここに植え直されたんだとか。
切実に環境破壊を止めようと、ボランティア団体を結成した事もあるけど、
全員が木だから何も出来ずに終わったんだとか。
(´・ω・`)「ふん、ウイスピーウッズなんぞ、恐れるような敵じゃないだろう」
(´<_` )「俺単体ではな……だが今日は違う! 紹介しよう。兄貴です」
( ´_ゝ`)「あ、どうも」
( ^ω^)「いえいえ、こちらこそ」
互いは名刺を交換し合った。
( ´_ゝ`)「主役代行のブーンか、覚えておくよ」
( ^ω^)「森林伐採協会最高責任者ウイスピーウッズ(兄)かお。よろしく」
(´<_`;)「ちょっwwwwwwwまっwwwwwww
森林伐採協会最高責任者って何やねんwwwwwwwwww」
( ´_ゝ`)「俺の職だが」
(´<_`#)「死ねええええええええええええええええええ!!!!」
- 74: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 22:18:12.66 ID:lXJosk3i0
- 殴り合い、ではなく揺らし合い。
その巨体を二人して揺さ振り合えば、そりゃ地面も震えますとも。
(((;^ω^)))「ちょwwwwwまwwwwwwwwww」
(((´・ω・`)))「タンマ! タンマ!」
山山山田田田「これが3rdステージの新たなコースっすね」
(((;^ω^)))「テメー滅多に3rdなんていかねーだろwwwwwwww
見栄張らないで1stとか言っとけおwwwwwwwwww」
(((´・ω・`)))「二人を止めろ! 何か武器とか無いのか!?」
山山山田田田「僕には……サスケしかないんですよ」
(((;^ω^)))「コピー能力も無い……絶体絶命だお!」
(#´_ゝ`)「マッチョマックスってなんだ――――――!!!」
(´<_`#)「そもそもリストに仕込んだ磁石でフラッグを吸い寄せるなんて、
本当に出来るのか――――――――!!!」
(((;^ω^)))「テメーらいい加減にするおおおおお!!!
ショットガンタッチでボールに鉄球仕込むぞおおおおおお!!!」
タダでさえ時間が無いというのに、こんな兄弟喧嘩に構ってる暇無いというのに、
金剛君は小学生と言う設定以前に、人間という設定が失敗だったというのに。
こんな所で足踏みしていてどうする。
ブーンは焦りを感じてきている。一刻も早く戦艦に戻りたい。
- 75: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 22:19:39.08 ID:lXJosk3i0
- (((;^ω^)))「……お!?」
ブーンは気付いた。
空気が変わったという事に。
風を切裂きやってくる。翼を広げ、やってくる。
加速をつけた猛突進。
突然の来訪者は、左右の翼でツインウッズを真っ二つにしてみせた。
( ´_ゝ`)「ひでぶ!」(´<_` )
(;^ω^)「お、お前は……」
山田「ケイン・コs(´・ω・`)「ダイナブレイドか!!」
(メメ゚∋゚)「メタナイトの……ブログ……みた。お前ら、乗せてってやる」
( ´_ゝ`)「そこでお前かよぉ〜折角ワープスターを土から出してやろうと……」
(メメ゚∋゚)「死ね、愚者よ」
翼を一振り。あっという間に兄は丸太の山積みになった。
山田「ローリング丸太ktkr」
(´・ω・`)「新しいステージ、なんだよアレ……考えた奴馬鹿だろ……」
(メメ゚∋゚)「背中に乗れ」
( ^ω^)「そうか……お前、子供をメタナイトに食われたんだっけ……」
- 77: 数学者(福島県) :2007/03/29(木) 22:20:47.87 ID:lXJosk3i0
- (´・ω・`)「甘えないわけにはいかないな、乗せてもらうよ」
( ^ω^)「よし、絶対メタナイトを倒すお!!」
虹色の翼が大きく開かれる。
背中に希望を乗せ、ダイナブレイドは飛び立った。
そしてバイオスパークは忘れさられていた。
あと山田は蹴落とされたらしい。
戻る/CHAPTER 4