( ^ω^)ブーンと川 ゚ -゚)クーは抗い護るようです

81: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:08:17.88 ID:M+g40HNH0
モララー達はコンクリートの上を走っていた。
既に森を越え、世界政府本部の周りへと。
その先にある塔にも教会にも思える巨大施設へと向かっているのだ。

進む数は少ない。

モララーを先頭とし、サイドを流石兄弟が護る形。
そしてその後方を十名ほどの兵が付き従っているのみだ。
他の戦力は全て森の中や、本陣の守りとして置いてきている。

( ´_ゝ`)「それにしても、もう敵の姿が見えんな」

元々の数が少なかったのか、それともここまで手が回らないほど他が大暴れしているのか。
どちらにせよ、彼らにとっては都合の良い状況であることは確かだ。

(´<_` )「っと……着いたか?」

( ・∀・)「いや、まだだ」

前方に現れたのは真っ白な壁。
城壁とも言えるそれは、世界政府本部を囲うようにして立ちはだかっている。
その高さは優に五十メートルを超えていた。

( ・∀・)「世界政府本部は見た通り、この壁によって地上からの外敵侵入を防いでいる。
     ここからぐるりと半周して、正面入口へ行かねば入ることは不可能だ」

現在モララー達は、世界政府本部を中心として北西側の壁の前にいる。
入口は市街地のある方向――つまり南側だ。



83: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:09:45.78 ID:M+g40HNH0
(´<_` )「モララーさんの2nd−Wで壁をぶっ壊せないのか?」

( ・∀・)「無駄だろう。 敵もそこまで馬鹿ではないはずだ。
     それに奴らには秩序守護者がついている……この程度の行動など予測済みだろう」

( ´_ゝ`)「正面玄関から御邪魔するしかないってことか」

( ・∀・)「それに別方向からの侵入は他がやってくれるさ。
     我々はそちらへの注意を引く意味でも、正面から仕掛けてた方がいい」

(´<_` )「何だかんだ言っても信用してるよな。 戦闘開始時はメチャクチャ不機嫌だった癖に……」

( ・∀・)「あれだけ足並みが揃っていなければ、まとめる者として不満が出るのは仕方あるまいよ。
     しかし、私は認識を誤っていた。
     彼らは一度戦闘に入れば、信用――いや、信頼に足る者達だと、ね」

(´<_`;)「いや、足並みを崩した原因はアンタだよ、アンタ」

モララーが強かな笑みを浮かべる。
何やら企んでいるらしいが、弟者にはそれが何なのか解らなかった。

( ・∀・)「ともかく進むぞ。 森と空が混乱している間に行けるところまで行く」

走り出し、兄者は背後を見た。
銃声や金属音が響くそこは、未だ大規模な戦いが続いていることを証明している。
四世界のそれぞれが誇る戦力が、囮の意味も含めて派手に暴れていた。

弟者は空を見た。
二機の戦闘機が、数十もの航空戦力相手に爆炎を以って戦っている。
その光景はまさに一騎当千だ。



84: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:11:39.38 ID:M+g40HNH0
(´<_` )(頼むぞ、皆……)

一心不乱に駆ける。
自分達が中枢を叩かなければ、この戦いは終わらない。

いや、それよりも早く終わらせねば、他戦力がここへ集結してくるかもしれない。
そうなれば勝ち目はまったく無くなるだろう。
だから、走る。

しばらく緩いカーブが続き、その風景に飽き飽きしてきた頃。
道の先に柵が見え、そして市街地のような光景が目に飛び込んできた。

( ´_ゝ`)「あれは――」

( ・∀・)「キャンベラ郊外区だ。
     となると、正面入口はすぐそこだね」

聞く前に答えられ、更に走る。
人の気配がしない市街地を横目に、モララー達は更に移動した


そして遂に視界に収める。

(´<_` )「ここが正面入口か」

巨大な門だ。
問答無用で威圧感を与えてくる大きさ、配色は見事としか言えない。
脇に侵入者をチェックする警備小屋があるが、門の大きさと比較すれば小さすぎる程に映る。



87: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:13:40.92 ID:M+g40HNH0
( ・∀・)「む……?」

黒色の門が微かに開いていた。
というより、力任せにぶち抜かれていた、と言った方が正しいか。
頑強を誇ったであろう門は、しかし何者かによってアッサリと破壊されていた。

追随してきた十名ほどの兵に門周囲の警戒を頼み、モララー達は世界政府本部敷地内へと足を踏み入れる。

「――待ちくたびれたわ」

声が響いたのは直後。
弾かれるように向けられた視線の先、そこにいたのは二人分の人影。

( ゚д゚ )「そちらも無事だったか」

(#゚;;-゚)「んじゃ、揃ったところで行きましょか」

( ・∀・)「待っていてくれたのかね?」

(#゚;;-゚)「ウチは一人で構わん言うたんやけどね。
    騎士王さんが駄目駄目言うから」

( ゚д゚ )「ここからは敵の本拠地。 バラけて行くよりも一丸となって攻めた方が生存率は高いだろう。
    それに――」

( ・∀・)「あぁ……敵の大部分が姿を見せていない」

英雄であるクン三兄弟、英雄神、プギャー、秩序守護者――そして異獣。

上記の敵がまだ残っていることを考えれば、ここでの戦力分散は致命的だろう。



88: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:15:53.36 ID:M+g40HNH0
(#゚;;-゚)「はン。 別にええけど邪魔はせんといてな」

( ・∀・)「君の邪魔が出来る人間など、本当に極僅かだから心配しなくていい」

(´<_`;)「確かに」

(;´_ゝ`)「したくても出来ん」

( ゚д゚ )「話は決まったな。 行くぞ」

頷き、駆け出す。
庭園のような敷地には人影一つ見当たらない。
世界政府本部の入口まで、一直線に白い床があるのみだ。

( ゚д゚ )「ところで、魔法世界の連中はどうした?」

( ・∀・)「心配無用……先ほど連絡があってね。 別箇所から侵入を試みてくれるらしい。
     魔法に関しては彼らの方が数段上手だ……我々よりも良い攻め方をしてくれるはずだ。
     それよりも軍神君――」

(#゚;;-゚)「ん?」

( ・∀・)「君の前に現れたのはペニサス君だったはずだろう?
     彼女と対等に戦えるのは君だけだと思っていたのだが、どうしたのかね?」

(#゚;;-゚)「あぁ、途中でめんどくなったからエクストに任せてきたんよ」

(´<_`;)「……え?」



92: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:17:20.19 ID:M+g40HNH0
(#゚;;-゚)「任せることを伝えたら、何か涙目でこっち見て親指下に立ててたんやけど……あれは何のサイン?
    解らんかったから無視してもうたけど」

( ・∀・)「『俺のことは気にするな』だよ。
      エクスト君もなかなか憎いことをする」

(#゚;;-゚)「そやなぁ、英雄相手に戦闘機パイロットが立ち向かうなんぞ普通はせんよなぁ」

(;´_ゝ`)(エクストの奴、死んだな)

(´<_` )「む……?」

弟者が何かを見つけた。

それは前方。
仰々しいホール入り口前に、人影が立っている。
遠目からでも、それが女性の形をしているのだと解る。

( ゚д゚ )「あれは――」



爪゚ -゚)「…………」



97: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:19:08.01 ID:M+g40HNH0
( ・∀・)「ジェイル君?」

モララーの専属秘書兼護衛である機械人形。
女性用スーツに身を包んだ彼女が、腰前で手を組んで立っている。
まるで主人を迎えるようにだ。

(#゚;;-゚)「何であの子が……?」

( ・∀・)「別におかしいことではない。
     彼女も内藤君達と一緒にここへ連れて来られているはずだからね。
     しかし……」

FC襲撃時、秩序守護者によって都市ニューソクへと飛ばされてから行方不明になっていたはず。
掌を返した世界政府によって、内藤達と共に連れ去られたと考えられていたのだ。

それが今、目の前にいる。

( ゚д゚ )「あれは本物か? 罠だという可能性もあるぞ」

( ´_ゝ`)「クンクン……むむ、彼女の匂いは本物だぞ」

(´<_`;)「匂いなんてないだろ」

( ・∀・)「いや、確かにジェイル君の匂いがする……!」

(´<_` )「あぁそうだよな何かそんな反応がある気がしてたよチクショー」



99: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:20:44.43 ID:M+g40HNH0
(#゚;;-゚)「で、実際はどうなん?」

( ・∀・)「理由はともかく、限りなく本物の可能性が高い。
     問題は何故ここに現れたのか、だが――!?」

(´<_`;)「ッ!?」

(;´_ゝ`)「おわっ!?」

言葉が止まる。
いや、強制的に止められた。

場を一瞬にして包み込んだ、圧倒的な何か。
それが流石兄弟、更にはモララーやミルナにさえも重く圧し掛かった。

(;゚д゚ )「こ、れは……殺気か……!? 何という――!」

(#゚;;-゚)「…………」

景色が歪みそうな気の中、平然と突っ立っているのは軍神。
その双眸が睨む先、未だこちらに虚ろな視線を向けているジェイルの更に奥。

/ ゚、。 /「五人か」

内部の様子さえ解らない暗闇の中から、更に濃い黒色の人影が浮き出るように現れた。



102: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:22:53.43 ID:M+g40HNH0
ダイオード。
秩序守護者にして、英雄世界にも名を馳せる女性騎士。
背負った巨大な黒剣は、グラニードよりも大きく、そして禍々しい。

(#゚;;-゚)「まずはアンタが出よったか……久し振りやなぁ」

/ ゚、。 /「あぁ、そして嬉しいよ軍神」

笑みを浮かべ

/ ゚、。 /「『次』が来たのだから」

(#゚;;-゚)「……そやな」

(´<_`;)「な、何だアイツは……!?」

(((;´_ゝ`)))「やばい……絶対にやばい……俺もうダメかも解らんねあばばばばば」

(#゚;;-゚)(チッ、簡単に気圧されとる。
    あのダイオードが他の奴を狙うとは思えんが、それでも邪魔やな……)

(;゚д゚ )「ダイオード……!」

/ ゚、。 /「ん?」

戦慄の声。
英雄世界で同じ街にて過ごしていたはずの、しかし圧倒的な敵。
確認するように、ミルナはかつて尊敬していた女の名を言った。



104: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:24:34.60 ID:M+g40HNH0
/ ゚、。 /「あぁ……久しぶりだな、ミルナ。 もうワカッテマスと出会っているそうだが?」

(;゚д゚ )「やはりアンタも敵なのか……!?」

/ ゚、。 /「敵、と言えば敵になるな」

(;゚д゚ )「アンタ達がしようとしている事次第では、俺は……!」

/ ゚、。 /「随分と逞しくなったな。
      だが、お前の相手をするのは私ではない」

もはや興味を失ったかのように視線を逸らす。

/ ゚、。 /「始めようか、軍神。
      ここが決着の場だ。 どちらかが果てるための」

背負った巨剣の柄に手を。
振り回すようにして解放されたそれは、空気に断層を作り出すかのような鋭い軌道を描く。

(#゚;;-゚)「魔剣、といった名に相応しい剣やな」

/ ゚、。 /「そんな貧相なものでもない。
      この剣は呪われて――いや、『憑かれて』いる剣」

そして

/ ゚、。 /「そういった意味では、この剣も異獣と同じようなものさ」

(#゚;;-゚)「何……?」



107: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:26:02.45 ID:M+g40HNH0
放たれた言葉は、しかし疑問を生む結果に終わる。
追求するべきか否かを悩んだ時。

( ・∀・)「一ついいかね?」

/ ゚、。 /「発言を許そう」

( ・∀・)「その慇懃無礼な態度は見逃してやるとして……ジェイル君に何をした」

爪゚ -゚)「…………」

未だ微かな反応もないジェイルを見やりながら言う。
主人が目の前にいるのだというのに、リアクションがないのが気に入らないらしい。

/ ゚、。 /「あぁ、そいつか」

興味無さげな視線。

/ ゚、。 /「私は深く関わってないので概要しか知らんが、その女は機械人形なのだろう?
      ならばシステムの書き換え次第では戦力となりえる。 それだけだ」

(´<_`;)「まさか……!」

状況には覚えがあり、そして同様だった。

一度目はリトガーとの決戦時。
二度目は半年前の騒動時。
そして

( ・∀・)「……三度目、か」



109: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:27:25.19 ID:M+g40HNH0
( ゚д゚ )「何がだ?」

(:´_ゝ`)「ジェイルたんは元々俺達の敵だったんだ。
     それを、気に入ったモララーさんが秘書としてたんだが……半年前に――」

/ ゚、。 /「半年前の話は聞いている。 世界の欠片とやらが引き起こした面白い事件だったそうじゃないか。
      その時もこの人形は暴走して敵となった……そう、自我を残したまま」

( ・∀・)「ま、さか――」

/ ゚、。 /「随分と辛かったのではないか? お前も彼女も。
      その分で言えば我々も鬼ではない」

(;´_ゝ`)「ど、どういうことだ?」

/ ゚、。 /「簡単なことさ。 下手に自我が残っているから苦悩する。
      ならばそんなもの、初めから残さなければいい」

示唆する事実は一つ。

/ ゚、。 /「消してやったよ、彼女の自我を」

(;゚д゚ )「な……っ!?」

(´<_`;)「そんな!?」

( ・∀・)「……ジェイル君?」

爪゚ -゚)「…………」



112: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:29:04.86 ID:M+g40HNH0
/ ゚、。 /「問い掛けには答えんさ。 既に彼女はお前の顔など忘れている。
      いや、初めから知らないことになっている、か。

声と同時、ジェイルが動いた。
涼しささえ感じさせる擦金音を奏で、その両手に銀の剣と銀の槍を携える。

/ ゚、。 /「彼女は戦闘用機械人形……その使命は戦うこと。
      感情などというしがらみは要らない。
      そこに在って良いのはプログラムされた闘争心と、学習した経験のみ」

笑う。
獰猛に。

/ ゚、。 /「それ故に美しいのだ」

それは今まで見せたことのない、心底可笑しそうな笑み。
くく、と喉を震わせてダイオードは笑った。

しかし

/ ゚、。 /「だがな。
      私がこの場に出た時点で、それ以上の戦力強化など必要ないのだよ」

(#゚;;-゚)「……何を」



115: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:30:28.16 ID:M+g40HNH0
/ ゚、。 /「解らんか?
      何故私が、わざわざ必要の無いモノをここへ持ってきたのか。
      何故私が、わざわざそれをお前達に喋っているのか」

風が動いた。
それはダイオードの腕が巨剣を持ち上げる音。
地面と水平に掲げられたそれは、まるで片腕でバットを構えるかのような格好。

/ ゚、。 /「戦力強化には使わん。 『これ』はな――」

爪゚ -゚)「――――」

/ ゚、。 /「お前達の生意気な心を潰すために持ってきたのだよ」

巨剣が振るわれる。
一瞬だ。
が、という硬い音を残して、一筋の黒い線が空間に残る。

そして数秒後、モララー達から見て右方――しかも遥か遠くから、
何かがひしゃげるような耳障りな音が響いた。

( ´_ゝ`)「……え?」

何事かと右を見て、すぐに正面に視線を戻すと違和感に気付く。

在ったモノが無くなっていた。
直前まで在ったはずの何かが、まるで初めからいなかったかのように消えている。


――ジェイルの姿が無くなっているのだ。



123: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:32:46.26 ID:M+g40HNH0
情報が連鎖する。
振るわれた剣、右方からの撃音、消えたジェイル。
それらが示唆する事実とは

( ・∀・)「ジェイル、君……?」

モララーが呟き、事実に気付いた兄者が悲痛な呻き声をあげる。

/ ゚、。 /「人は脆いな、軍神。
      心の拠り所を消し去るだけで、こうも簡単に崩れ落ちていく」

(#゚;;-゚)「ダイオード……!!」

/ ゚、。 /「ふン、感謝くらいはしてほしいものだ。
      あの利用され続けた戦闘人形を『終わらせて』やったのだから」

(;゚д゚ )「アンタは……!」

/ ゚、。 /「騎士王よ、その名は形だけらしいな。
      護れない騎士王は騎士王ではないぞ?」

(;゚д゚ )「――!」

/ ゚、。 /「さぁ、茶番は終わりだ。 異獣が来るまで遊んでやろう。
      中途半端な正義を振りかざすお前らに、望む未来など与えられぬことを教えてやる。
      我々の管理という牢獄で一生を過ごすという事実を――」

言葉が止まる。
視線はモララーを見ていた。



126: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:34:21.68 ID:M+g40HNH0
/ ゚、。 /「ふン……怒るくらいの感情は持ち合わせていたか」

( ・∀・)「…………」

挑発の言葉。
対し、モララーは数呼吸の間を経て口を開いた。

( ・∀・)「私は――」

天を仰いで言う。

( ・∀・)「私は、これまで様々な経験をしてきた」

/ ゚、。 /「ほぅ?」

( ・∀・)「両親に異常とも言える教育を受けさせられ、初恋の人が目の前で死に、それが原因で唯一の親友をも失った。
     決意と共に会社を立ち上げ、指輪を起点とする騒動に首を突っ込み、そして今は世界の真実を知りつつある」

ダイオードの方へと向き直り

( ・∀・)「しかしこのような苛立ちを受けたのは、実を言えば初めてでね。
     非常に不愉快だよ――ダイオード」

(´<_`;)(『君』が抜けた……?)



132: ◆BYUt189CYA :2007/09/23(日) 21:35:28.07 ID:M+g40HNH0
/ ゚、。 /「…………」

ダイオードの笑みが深くなる。
今まで飄々としていた男の気が、異常なまでに引き締まったのを感じ取ったのだ。

好奇の念を含めた視線の先。
スーツ姿の男は、その右手に黄色い発光を促す。

出現したのは黄色の大槌で、その切っ先をダイオードに向けて言い放った。



( ・∀・)「――楽に死ねると思うなよ、秩序守護者。
     ジェイル君が受けた痛みを万倍にして返してやろう……!」



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