( ^ω^)ブーンと川 ゚ -゚)クーは抗い護るようです

5: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 20:40:00.89 ID:IySuGSYX0
活動グループ別現状一覧

( ・∀・) (,,゚Д゚) (*゚ー゚) ミ,,"Д゚彡 ( ´_ゝ`) (´<_` )
(`・ω・´) <_プー゚)フ (#゚;;-゚) [゚д゚] ( ゚д゚ ) ノハ#゚  ゚) 
从・∀・ノ!リ ( ><) (*‘ω‘ *) |゚ノ ^∀^) lw´‐ _‐ノv ハ(リメ -゚ノリ
所属:四世界
位置:オーストラリア・世界政府本部
状況:強襲中

( <●><●>) |(●),  、(●)、| / ゚、。 /
( ̄ー ̄) ( ^Д^) (゜3゜) ,(・)(・), ┗(^o^ )┓ \(^o^)/ |  ^o^ |
( ^ω^) 川 ゚ -゚) ('A`) (´・ω・`) ( ゚∀゚) ('、`*川 从'ー'从 川д川 ( ´∀`)
所属:世界運営政府
位置:オーストラリア・世界政府本部
状況:迎撃中

(メ _) キオル
所属:魔法世界
位置:不明
状況:???

メ(リ゚ ー゚ノリ ル(i|゚ ー゚ノリ
所属:???
位置:???
状況:???



6: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 20:43:52.49 ID:IySuGSYX0
第三十五話 『赤き乱入者』

世界政府本部入口。
庭園のような様相の場で、激音が幾度となく響いている。

音の中心には長身の女性。

漆黒の甲冑を着込んだ彼女は、背丈の二倍はあろうかという巨剣を振るっている。
動作は俊敏で、とても巨剣を担いで戦っているようには見えない。

周囲にはいくつかの人影。
軍神、ミルナ、モララー、流石兄弟が果敢に挑んでいる。

その中でも、最もダイオードに挑んでいる数が多いのはモララーだった。

( ・∀・)「ッ!」

/ ゚、。 /「鈍い」

背後に滑り込むようにして走るモララー。
振りかぶった鉄鎚が、高速で打ち下ろされた。

金属音。
同時に火花が散る。

しかし手応えは肉を穿ったにしては堅く、攻撃を防御されたのだと腕の痺れで知れた。



11: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 20:46:48.43 ID:IySuGSYX0
/ ゚、。 /「殺すのではないのか?」

( ・∀・)「黙れ」

/ ゚、。 /「四世界連合軍の中で最も思慮深いのはモララー、お前だと思っていたのだが
      どうやら買い被りだったようだな。
      今このようにして私に正面から挑むなど、愚かの極み」

( ・∀・)「愚かで構わん……!」

/ ゚、。 /「開き直るなよ凡人」

( ・∀・)「ぐっ!?」

腕の動きだけで振るわれた巨剣。
しかし、その威力は想像以上に多大だ。

(´<_`;)「おい、落ち着いてくれモララーさん!」

高く打ち上げられたモララーの落下点に弟者が走り込む。
ジゴミルの斥力操作により、落下速度を抑え込むためだ。
結果として、モララーはゆっくりと地面へ足を付けることになったが

( ・∀・)「……すまない、弟者君」

(´<_`;)「待てって!」

礼を言い、そのまま駆け出そうとするモララーの肩を弟者が掴んだ。



13: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 20:49:15.96 ID:IySuGSYX0
(´<_`;)「アンタらしくない!
     さっきまでの冷静さはどこいったんだ!」

( ・∀・)「手段が変わっただけだ。
     奴は私が殺す……いや、奴ら全員を私の手で殺す。
     それで全てが済む」

(´<_`;)(くそっ、完全にキレてやがる!)

このままでは弟者達にも牙を剥きかねない。
しかし、放っておくわけにもいかないのが現状だった。

(´<_`;)「アンタがそんなのでどうするんだよ!」

( ・∀・)「どいてくれ」

(´<_`;)「モララーさん……!」

ある意味、誤算であった。
モララーにとってのジェイルの大きさを、弟者達は量れていなかったのである。
あのようにしてジェイルが破壊されても、きっと平常心を保って動いてくれると思っていた。

(´<_`;)(そうだ、そんなわけがなかったんだ)

いつもモララーと一緒にいたのは誰だったか。
モララーの仕事を傍でサポートしていたのは誰だったか。
モララーが一番楽しそうに接していたのは誰だったか。

(;´_ゝ`)「っていうか、これはまず過ぎやしないか……!?」



15: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 20:52:10.02 ID:IySuGSYX0
モララーが機能しないということは、こちらの『芯』が無くなったのと同義である。
あらゆる面で頼れる支えが無くなれば、どうなるかは目に見えていた。
その証拠に、既に兄者やミルナの表情には焦燥の色が出始めている。

/ ゚、。 /「はは、滑稽だな。
      たった一本の芯を失っただけで、こうも簡単に崩れるものか」

ぞくり、と背筋を撫でる悪寒。
あの女は、それさえも計算に入れてジェイルを破壊したのだろう。
たった一手で、モララーだけでなく敵全体の支柱を叩き折ったのだ。

( ・∀・)「どいてくれ……頼むからどいてくれ」

(´<_`;)「モ、モララーさん……」

( ・∀・)「頼む。
     もうこれ以降、私の言うことなんて聞かなくていいから……今だけは従ってくれ」

顔からは表情が消え失せ、その目には暗い炎が映っていた。

( ・∀・)「私があの時、あんな命令をしなければ……彼女を私の傍に置いておけば……!」

( ゚д゚ )「もう止めろ、モララー!」

( ・∀・)「私は、奴を――」

言葉が止まった。
背後から羽交い絞めにしたのはミルナだ。
見ていられなくなったのか、少し表情を歪めてモララーの動きを抑える。



20: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 20:54:11.36 ID:IySuGSYX0
(#゚;;-゚)「アンタらはそのまま下がっとき。
    ダイオードはウチが何とかする」

ミルナが頷き、抵抗しようとするモララーを強制的に引きずっていく。
諦めたように身体の力を抜いた彼は、ダイオードを睨みながら『地獄に落ちろ』と親指を下にした拳を向けた。

(#゚;;-゚)(…………)

(;´_ゝ`)「よ、よし、今の内に本部内に――」

/ ゚、。 /「行けると思うか?」

(;´_ゝ`)「あばばばばばばばば」

ダイオードの睨みに、兄者は呆気なく後退した。

ただ、今回に限っては『兄者、情けねぇ』とは言えないだろう。
入口前で巨剣を構える黒騎士が、異常なほどの威圧感を生み出しているのだ。
普段の兄者ならば、普通に失禁していてもおかしくない。

/ ゚、。 /「一応、この先には通すなと言われているのでな。
      戦いの最中であろうと、ここを通ろうとするならば遠慮なく斬る」

言葉はきっと事実となるだろう。
それだけの実力を持っていると証明されている上、何より纏っている雰囲気が『必殺』そのものだ。

彼女と相対して生を見出せる者など、軍神や高レベルの英雄くらいだろうか。



23: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 20:57:25.64 ID:IySuGSYX0
しかし、だからこそ疑問を持った者がいた。

(#゚;;-゚)「……前にも聞いたけど、アンタ一体何が目的なん?」

/ ゚、。 /「秩序を守ることだ」

(#゚;;-゚)「嘘吐くなや。
    アンタは微塵もそんなこと思っとらんやろ」

/ ゚、。 /「……だとしたら?」

(#゚;;-゚)「アンタが何企んどるかなんぞ興味無い。
    ウチらの目的とアンタの目的が関係ないなら、どいてもらうだけや」

/ ゚、。 /「はン」

そんなことか、と言いたげな吐息。

/ ゚、。 /「ならば尚更通すわけにはいかんな……私の目的は軍神、お前なのだから」

(#゚;;-゚)「何やと?」

/ ゚、。 /「言ったはずだが。 私はお前が好きだ、と」

(#゚;;-゚)「胸糞悪くなる告白、ありがとさん。 でもお断りや」

/ ゚、。 /「それは残念。
      だが、お前なら解ると思っているのだがな。
      強者は強者を求め、更なる高みを目指すという私の生き様を」



26: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 20:59:39.37 ID:IySuGSYX0
黒い巨剣――ブロスティークの切っ先を軍神へと向け

/ ゚、。 /「そして、お前は私と同類だ。
      強さを求め、それを振るうことが出来る事実を喜んでいる」

(#゚;;-゚)「違う!」

/ ゚、。 /「何が違うというのだ? お前の人生が証明しているだろう?
      軍神という人造神の立場を甘んじて受け、常に最前線に立つことを希望したのは誰だ?
      異獣を片っ端から薙ぎ払い、しかし傷付きながらも戦場に立つのは誰だ?
      渡辺やモララー達を、戦闘力という鎖でここまで引っ張ってきたのは誰だ?」

(#゚;;-゚)「それは――」

/ ゚、。 /「お前だよ、軍神」

放たれた言葉。
断定された意味を通じ、軍神は微かに身を振るわせた。

(#゚;;-゚)「違う……!」

/ ゚、。 /「違わない。
      お前は戦いを望み、戦いを経て強くなり、しかしまだ更なる力を欲している。
      異獣だけでは飽き足らず、今度は強者という人間との戦いを欲し始めている」

(#゚;;-゚)「ウチは――アンタとは違う!」



29: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 21:01:43.87 ID:IySuGSYX0
/ ゚、。 /「ならば身体に聞いてみるか」

風が動くと同時、ダイオードが地を蹴って攻撃に入る。
一直線に軍神の下へと駆け込み、その巨剣を叩き下ろした。

(#゚;;-゚)「――!!」

受け止めたのは一本の腕。
機械に包まれた黒色のそれは、蓄えられた力の強さを誇示するかのように巨剣を受け止めている。

/ ゚、。 /「良い反応だ。
      戦いの中で育まれた、後天性の異常反射神経――もはや戦闘が生活の一部になっている証拠だな」

(#゚;;-゚)「っ……」

/ ゚、。 /「身体は正直だな、軍神?
      こうして殺気を向けて攻撃してやるだけで、無意識に防御を行ってしまう。
      お前が生きてきた人生を象徴するかのような行動だ」

(#゚;;-゚)「そうかもしらんが――!」

/ ゚、。 /「認めろよ、軍神」

見下ろすような視線は冷たい。
反論を許さない鋭い目は、こう言っていた。

/ ゚、。 /「戦いが、楽しいのだろう?」



30: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 21:03:45.44 ID:IySuGSYX0
(#゚;;-゚)「…………」

/ ゚、。 /「強い者と戦うと血が滾るのだろう?
      骨肉が煮えるように熱くなり、血液が高速で身体中を這い回るのだろう?」

(#゚;;-゚)「……――」

/ ゚、。 /「認めろよ……そして享楽の中で私と戦え……!」

(# ;;- )「――――」

か細い声は、段々と強く高く。
俯いていた軍神の顔が徐々に上がっていく。

しかし、目に浮かんでいたのは炎のような光だった。
逆ハの字に立った眉が震え、その瞳が一気に鋭さを増し


(#゚;;-゚)「――あぁあぁぁあぁ!!!」

叫ぶは咆哮。
拳を握りしめ、歯を剥き、軍神は力の限り声を発した。
そこから生まれる力は全身を循環し、更なる機動を可能とする。

(#゚;;-゚)「ダイオードッ!!」

/ ゚、。 /「!」

力の限りを以って拳を打ち上げる。
機械と剣がぶつかり、強烈な火花が散ると同時にダイオードが一歩二歩と後退する。



33: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 21:05:44.96 ID:IySuGSYX0
(#゚;;-゚)「ベラベラベラベラ勝手なこと抜かしおって……!」

/ ゚、。 /(ようやく火が点いたか)

(#゚;;-゚)「さっきから心の隙ばかり突いてるようやけど、そんな姑息なやり方でウチの心を折れると思うな!」

/ ゚、。 /「御望みならば、直接叩き折ってやろう!」

向かい来るはダイオード。
秩序守護者の一員にして、黒色の巨剣を操る女性騎士。
その剣は敗者の技を強奪し、そして模倣する呪われた魔剣だ。

激突。

轟音を始めとして、衝撃波が周囲の砂や石を容赦なく弾き飛ばす。

/ ゚、。 /「もう一度聞くぞ! 面白いか軍神!」

(#゚;;-゚)「あぁ!?」

/ ゚、。 /「このような戦いが出来ることを嬉しく思えるか!」

巨剣が舞う。
女性とは思えない力で振り回されるそれは、一種の暴風を生み出していた。

(#゚;;-゚)「嬉しい? 嬉しいやと!?」

果敢に飛び込みながら

(#゚;;-゚)「ふざけんなッ! 戦うことが面白いなんぞ一度も思ったこともないわ!」



35: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 21:07:16.32 ID:IySuGSYX0
/ ゚、。 /「笑わせるなよ軍神!」

(#゚;;-゚)「ちィっ!」

眼前を黒い線が過ぎっていく。
死中の最前線で発達した感覚が、ダイオードの挙動一つ一つを追って行く。

軍神が群を抜いて強い理由。
それは、祭り上げられるために装着させられた機械皮膚だけではない。
生と死が混和した地獄にて得た、異常なまでの反応神経。

(#゚;;-゚)「はぁッ!!」

地を這うように疾駆する。

隙を見つけてからの挙動速度が早いのは、上記の理由がある。
そしてその神速反応を体現するのが、機械化された身体だ。

/ ゚、。 /「お前は――!」

その速度に完全対応出来るのは、世界多しと言えどダイオードか英雄神くらいだろう。
普通の人間が受ければ即死する拳を、その黒い甲冑や剣で往なしていく。



37: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 21:09:09.16 ID:IySuGSYX0
火花は当然として、衝撃波さえも視覚化出来るほどの戦闘。

ダイオードが巨剣を振れば、軍神が回避ついでに蹴りを放ち、また次の攻防へと移っていく。
ワンアクションに掛かる時間は秒以下だ。

/ ゚、。 /「お前は、この戦いを楽しめないのか!」

(#゚;;-゚)「楽しめるかヴォケ!!」

/ ゚、。 /「強大な力を持ち! それを自由に振るい! 紙同然に敵を薙ぎ払う!
      それを喜べないのか……それを幸運に思えないのか!?」

(#゚;;-゚)「正直言うと! 力に興味無いなんぞ言えん!
    力を得れたおかげで異獣に復讐することを考えられる!
    でも、でもなぁ――!」

バックステップ。

(#゚;;-゚)「それが自分の力やと思えんのや!!」

地を踏み砕き、自身を砲弾のように撃ち出す。

/ ゚、。 /「その身体と思考を得たのは何者でもなく貴様自身!
      それすらも否定するか!」

(#゚;;-゚)「こんな与えられる力なんぞ、誰が望むかぁぁぁ!!!」

渾身の右ストレート。
剣の腹で受け止めたダイオードは、その勢いを殺すことが出来ずに吹き飛んだ。



40: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 21:11:16.60 ID:IySuGSYX0
(#゚;;-゚)「アンタは――」

鋭い視線の先、灰色の煙から黒の甲冑が姿を見せる。

(#゚;;-゚)「アンタは一体何が欲しいんや……?
    何を欲してこの戦いに挑んだ?」

/ ゚、。 /「いつかも言ったろう……強者は強者を求める、と」

(#゚;;-゚)「何故求める!? それだけの理由で――」

/ ゚、。 /「そんな下らない目的など忘れたよ!」

剣を振りかぶる。
上空へと切っ先を向け、

/ ゚、。 /「ブロスティーク!!」

怨、と漆黒の巨剣が吼えた。
途端に雰囲気が歪み、撓み、捻じ曲げられる。
まるでダイオードの周囲空間だけが別世界に存在するように、不気味な軋みを挙げている。

/ ゚、。 /「この剣をただの特殊な剣だと思わない方がいい」

(#゚;;-゚)「何を……!」

/ ゚、。 /「ブロスティークとは剣の名ではない。
      この剣に『憑いている』存在――人知を凌駕する不可視の種の名なのだよ」



44: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 21:13:31.66 ID:IySuGSYX0
巨剣が震える。
まるで生きているかのように。
獲物を前にして、歓喜に打ち震えている。

/ ゚、。 /「さぁ、殺し合おう!」

溜めこまれていた力が解放された。
剣を中心として、莫大な負の何かが噴き出す。
それは黒色の煙――いや、帯として周囲に撒き散らされた。

(;゚д゚ )「な、何だアレは!?」

(#゚;;-゚)「ダイオード……アンタは何を知ってる?
    その剣、いや、『それ』は一体何や!?」

/ ゚、。 /「混沌だよ!
      たった一種あれば世界一つがねじ曲がる程の!
      これによって運命を歪まされた世界は数え切れんだろうさ!」

(#゚;;-゚)「何、やて……?」

/ ゚、。 /「だから私はこの剣を握る! 約束したのさ!
      混沌の根源を持てば、それだけで私は望みを叶えられると!」

狡猾に笑い

/ ゚、。 /「私にとって秩序などどうでも良い……こんな世界の滅びなどに興味はない!」



47: ◆BYUt189CYA :2007/09/26(水) 21:15:47.76 ID:IySuGSYX0
遂に本性を現した。
不気味に吼えるブロスティークに触発されてか、ダイオードは本心を口にする。
しかし放たれた言葉の意味は、軍神達に伝わることはなかった。

(;´_ゝ`)「ど、どういうことだ……混沌っていうか……話デカくね!?」

(#゚;;-゚)「それは解らん……けれども、アイツはウチらの知らんことを知っとるみたいやな。
    そして他の秩序守護者は、ダイオードの本心を知っていて仲間に加えとる」

(´<_`;)「だろうな……能力を買っているのか、それとも別の理由があるのかは知らんが」

ダイオードの本性はともかく、決して良いとは言えない状況だ。

時間を掛ければ掛けるほど、自分達は不利になっていく。
こうしている間にも、他方に散っていた世界政府の戦力が集まってくるかもしれないのだ。
囚われている人質も、いつ気まぐれで殺されるものか解ったものではない。

しかし、目の前には鬼神の如き威圧感を見せる黒騎士。
これを突破しなければ活路は見出せないだろう。

(#゚;;-゚)「……しゃーないか」

(´<_`;)「ぐ、軍神さん?」

(#゚;;-゚)「時間もないことやし、ガチで終わらせるわ。
    あんま使いとうなかったんやけど……四の五の言うてられん」



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