( ^ω^)ブーンと川 ゚ -゚)クーは抗い護るようです
- 64: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:07:43.31 ID:6/Vur52L0
- ('、`*川「む……!?」
首から腰、そして足に伝導した捻りから奇怪な攻撃が放たれた。
鎌という独特な刃から生み出される斬撃は、ただでさえ見極めが難しい。
だというのに、彼女が放つ攻撃は更に乱雑の軌道を描いていた。
それを、何と表現すれば良いのか。
糸のこんがらがったマリオネットが、それでも無理矢理に動いているような光景。
人間として最も適切な動きを全て無視したかのような動作だ。
('、`*川(――やっぱり変だ)
危険と判断したのか、ペニサスは再び後退する。
見届けた銀髪の女が、ぎぎ、と歪に姿勢を戻すのを見ながら
('、`*川(あれはわざとやってるんじゃない。
あんな動きをしているから、まだ拮抗しているだけ……)
何となく解ってきた気がした。
あの動きは彼女特有のものではない、と。
こちらを威嚇するような意味は持っていないはずだ、と。
- 70: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:09:25.96 ID:6/Vur52L0
- 从ξ゚ -゚ノリ「…………」
('、`*川(だったら……何故)
歪な動きさえなければ、もしかしたらペニサスでさえも圧倒されていたかもしれない。
だというのに、彼女は本気の動きを見せることをしない。
何かがある。
自分達の知らぬ何かが――
('、`*川(でもま、どちらにせよ嘗められてることには変わりないわね)
ペニサスは鼻を鳴らす。
今までの認識を改める意味でも。
嘗めることはあっても、嘗められることはほとんど無かった戦いの人生。
久々だ、と彼女は笑みを浮かべる。
己を格下に見る敵など、実に久しい、と。
ならば、その余裕を突き崩さねば話になるまい。
心に燃え始めた炎を自覚しつつ、彼女は深い構えをとって敵を見据え、威風堂々と言い放つ。
('、`*川「改めて自己紹介。 私の名はペニサス。
『二極』、そして『竜殺し』の業名を得る英雄――」
- 77: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:12:05.86 ID:6/Vur52L0
- 从ξ゚ -゚ノリ「…………」
('、`*川「我が身体は美。 我が足は破壊。 我が心は業火に踊る玉鋼――」
妙な語りと同時、彼女の身から得体の知れない気配が滲み出る。
それは殺気でも闘気でもない、何かを極めた者のみが出せる『覇気』だ。
('、`*川「嘗めるのならば嘗めるが良い。
ただし舌を火傷しても恨まないでね?」
直後、今までとは比較にならない速度でペニサスが疾走を開始した。
('、`*川「私流体術――!!」
それは流星の如くの速度。
腰を低く落としたペニサスが地を這うように疾駆する。
荒れ地を蹴立て、砂埃を煙幕として生み出される攻撃とは
('、`*川「強気三娘連撃(キョウキサンコレンゲキ)! 第一技!!」
銀髪の女が反応するよりも早く懐へ潜り込み
そして、更に身を伸ばす勢いで高速の技を放つ。
('、`*川「椰子! 乙女!! 橘!!!」
ど、という音が三連で響く。
鍛え上げられた手足が、女の正中線上を正確に穿った。
- 85: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:13:35.62 ID:6/Vur52L0
- 从ξ゚ -゚ノリ「――!!」
急所を捉えたはずの攻撃は、だが思うように通用しない。
僅かに身体のバランスを崩す程度で終わる。
('、`*川「続いて第二技――蟹! 姫!! 近衛!!!」
関節を破壊するはずの三連撃が銀髪の女の身を襲うが、軽く後退するのみだ。
それでも、ペニサスは連撃を止めない。
ダメージとは損害を意味する。
理屈無き無敵ならば意味はないが、生物である以上は効かぬように見えても蓄積するもの。
だとすれば無駄なことはない。
動きを止めていられるだけでも充分である。
('、`*川「第三技――」
軽い跳躍。
跳ぶというよりも浮くと言った方が近い姿勢から、更に攻撃が放たれる。
('、`*川「鮫!!」
从ξ゚ -゚ノリ「っ!」
横薙ぎに振るわれる左足が一気にぶち込まれた。
- 91: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:14:49.44 ID:6/Vur52L0
- 直撃した銀髪の女の首が、九十度近くまで折れ曲がった光景は異常といえる。
だが、ここで容赦するペニサスではない。
('、`*川「昴!!」
振り抜いた足の勢いを殺さずに身を反転させる。
背中を見せた状態から、余った右足が打ち上げられた。
衝撃が走る。
折れ曲がっていた首の先――つまり顔の左頬を、ペニサスの踵が上方向へ捉えたのだ。
从ξ - ノリ「――!!」
('、`*川(これもあんまり効かない、か……!)
普通の人間相手ならば、この時点で首の骨が原型を留めない程に砕け散っているだろう。
そんな致命的を狙った容赦ない攻撃は、しかし異獣の頑丈さによって阻まれる。
この敵に加減は不必要――むしろ在ってはならぬ、と認識を改めなければならない。
('、`*川「んじゃ、駄目押しの一撃! 獅子ッ!!」
捻りの無い、真っ当な構えから放たれる足刀蹴り。
それは真正面から放たれ、銀髪の女の胸中に突き刺さった。
- 95: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:16:22.92 ID:6/Vur52L0
- 大衝撃。
そう言わざるを得ない攻撃力が炸裂した。
シンプルな技ほど威力の伝導は容易くなる。
相手の隙を見出した上で叩き込めば、下手に大技を撃つよりも効果が出るはずだ。
ただし非常に高いスキルが必要なわけだが、今更それをペニサスに問うのは無粋と言えよう。
完璧とさえ言える攻撃が銀髪の女を吹き飛ばした。
それをモロに受けた身体が、数十メートルの距離を一気に転がる。
('、`*川「……!」
だが、は、と少し荒れた息を整えつつも、ペニサスは気を緩めることをしなかった。
何故なら
从ξ゚ -゚ノリ「…………」
敵が、痛みに悶えることもなく起き上がったからである。
- 100: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:17:41.33 ID:6/Vur52L0
- ('、`*;川「おかしい……でしょ、それ」
得る違和感は大きい。
まるで、中身の無い人形をサンドバッグ代わりにしたような感触だった。
人間にしては軽過ぎる。
おそらく足を地に踏ん張らせていない。
いや、攻撃を受ける時は身体の力を抜いてすらいる。
('、`*;川(どういうこと……?
衝撃を受け流すために、わざとやってるって言うの?)
言い、違う、と思う。
確かにそういった類の防御術は存在するが、あれは身体の軸を微かにズラして衝撃を逃すものだ。
もしくは衝撃が突き抜ける方向に敢えて飛ぶことによって、ダメージを減らす技術もある。
しかし銀髪の女がとった行動はどちらにも当てはまらない。
最初から攻撃を全て丸ごと受ける、と決めているとしか思えなかったが
それでは、受け切れるダメージの限界を超えた途端に破滅する未来しかないはず。
となれば――
('、`*;川「まさか本当に無敵ってわけ? それか、もしかして痛みを感じないの?」
从ξ゚ -゚ノリ「…………」
やはり、答える声はない。
軸の整っていない身体を揺らし、おぼつかない足取りでこちらに向かってくる。
あれだけの攻撃の中でウィレフェルを手放していない辺り、充分に殺る気なのだろう。
- 104: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:19:05.81 ID:6/Vur52L0
- もし痛みを感じないようなら、捨て身のカウンターを放つ危険性がある。
多少の怪我を覚悟に心臓を狙うような輩は、これまで何度か見てきたことがあったが
あれほど嫌な予感を与えてくる敵は初めてであった。
('、`*川「ったく……やりにくいったらありゃしない。
どうせ何か仕掛けがあるんだろうし、まずはそれを――」
――――――。
('、`*川「え?」
何かが聞こえた気がした。
それは風の音のように細く、虫の声のように小さい。
けれど何故か、確実に響いた、と確信出来た。
――――――。
聞こえる。
音か声か判断出来ないが、周囲のノイズに混じって何かが耳に入ってくる。
- 108: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:20:42.29 ID:6/Vur52L0
- ('、`*川「な、にこれ……」
思わず戸惑いの声が出る。
しかし、経験がないわけではなかった。
戦闘時、極限まで集中した者同士が互いの心中を読み合う、という現象が起きることがある。
攻撃の軌道、タイミング、力強さ、防御の方法、カウンターの有無――
そういった戦いの心境を、互いが完全に読み合いつつの戦いが為される時がある。
経験した者の少なさから伝説に近いレベルの話ではあるが、ペニサスは知っていた。
それこそが、『強者』のみが見ることの出来る特別な心象世界なのだということを。
('、`*川(……ってことは、これって)
ふと、一つの考えが浮かんだ。
これがもし先ほどの事象であるならば、聞こえてくる音の正体とは――
从ξ゚ -゚ノリ「――――」
――――――。
('、`*川「やっぱり……」
確信する。
聞こえてくるのは音ではなく声なのだ、と。
しかも発しているのは、目の前にいる銀髪の女だ。
- 112: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:21:48.72 ID:6/Vur52L0
- 敵の意志が聞こえるほど、自分は集中していたのか。
いや、それはいい。
相手が相手だけに集中して損はない。
体力や精神力は温存すべきだが、ここは消費しなければならない場面だ。
だが一つ気掛かりがあった。
こちらに聞こえてくる心象の声が訴えてくる感情。
それが何故、
――――――。
こんなに、気分が悪くなるほどの苦痛に満ちているのか、と。
- 117: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:23:10.40 ID:6/Vur52L0
- ミ;,,"Д゚彡「ドクオさん!!」
一際大きな戦いの音が響いたのを聞くのと、フサギコがドクオの暴挙を止めるのは同時だった。
言葉で止められないと悟った彼の手が、7th−W『ガロン』の銃身を抑えつける。
ミ;,,"Д゚彡「下手に攻撃するのは止めてください……!
まだ、倒すと決まったわけじゃないんですよ!」
('A`)「…………」
ミ;,,"Д゚彡「貴方はツン御嬢様を助けたくないのですか!?」
同じ気持ちだと思っていた。
ツンを助けたいという願いは、共通のモノだと思っていた。
だが、ドクオはフサギコの期待した表情を浮かべることはない。
('A`)「……どうやって助けるつもりッスか?」
ミ,,"Д゚彡「それは――」
('A`)「そんな技術、俺達が持っているとでも? 確実に助けられる確証はあるとでも?」
ミ;,,"Д゚彡「……もちろん解っています。
だからこそ、それを見極める時間が――」
('A`)「フサギコさんには聞こえなかったんスか?」
ミ,,"Д゚彡「――え?」
- 135: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:27:54.77 ID:6/Vur52L0
- ドクオの目が、遠くを――未だペニサスと戦う銀髪の女へ。
そこでフサギコは気付いた。
彼の唇が、目が、指が震えていることに。
まるで見えていないはずのものが見えているかのような。
その時だった。
ある突拍子もない考えが、フサギコの脳裏に浮かぶ。
ミ;,,"Д゚彡「ま、さか……!?」
('A`)「だから、俺は――」
合図としたかのように、ドクオが震える口を微かに開く。
声として出された言葉の意味は、フサギコが最も聞きたくない内容であった。
('A`)「ツンを殺してあげるんだ」
ミ;,,"Д゚彡「……!!」
咄嗟に、何も言えなかった。
今まで同じ気持ちだと思っていたドクオが、まったく逆方向の言葉を放ったから。
成程、確かにそれもあるかもしれない。
だが何よりも大きく響いたのは、フサギコ自身が一瞬でも同意を思ってしまったからに他ならない。
- 140: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:29:06.59 ID:6/Vur52L0
- ('A`)「その様子だと、フサギコさんも解ったんでしょう?
ツンはまだ生きてるって」
ミ;,,"Д゚彡「……ッ」
('A`)「フサギコさんには聞こえていないのかもしれないけど、俺にはハッキリを聞こえた」
ミ,,"Д゚彡「……何が、ですか」
問い出したくない。
そう理性が叫ぶが、感情の方が口を割っていた。
('A`)「ツンが泣き叫んでるんだ。
『痛い』『苦しい』って、泣いてるんだよ」
ミ;,,"Д゚彡「……そんな……馬鹿な、こと……」
動揺を隠せない。
フサギコ自身が少ない情報を頼りに導き出した最悪の未来に、一歩近付いてしまったからだ。
否定したい気持ちから『馬鹿な』と吐き出したが、強く言えずに声が震えてしまっている。
ミ;,,"Д゚彡「ひ、非常識です! 貴方は幻覚を見ている!」
('A`)「非常識? 今更何を言ってるんスか? そんなの最初からだったでしょう?」
ミ;,,"Д゚彡「……っ。 ですが、何の確証も無しに!」
「――悪いけどあるわよ」
- 148: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:30:39.61 ID:6/Vur52L0
- 口論になりかけた二人に、割り込むようなペニサスの声。
見れば、頬に一筋の血線を得た彼女がこちらに歩いてきていた。
彼女の後方では、銀髪の女がうつ伏せに倒れている。
('、`*川「あぁ、ちょっと神経にダメージ与えてマヒらせたから、ちょっとの時間は放っておいて大丈夫。
言っておくけど、ずっとじゃないから捕獲は無理よ。
それよりも一つ得たことがあるわ」
('A`)「ペニサスさんも聞いたんスね……あれを」
('、`*川「ドクオ君とはちょっと違ったルートだけどね。
彼女は、間違いなく苦しみながら戦っている。 こっちの気分が悪くなるほどに」
ミ;,,"Д゚彡「ま、待って下さい! 何を根拠に――」
('、`*川「あら、貴方には聞こえてないなんておかしいわね。
イの一番……せめて、ドクオ君と同じくらいのタイミングで聞いててもおかしくないのに」
本気で不思議がる様子を見せるペニサスに、ドクオも頷いた。
('、`*川「もしかしたらウェポンを持ってないから?
私は闘気から読み取ったんだけど、そっちのがオリジナルっぽいよね?」
('A`)「……かもしれねぇッス」
('、`*川「ふむ、だったら説明するよりも直接聞かせた方が早いんじゃない?」
言うや否や、彼女はドクオから7th−W『ガロン』を奪い取って
狼狽するフサギコに押し付けた。
- 152: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:32:19.95 ID:6/Vur52L0
- ミ;,,"Д゚彡「――ッ!?」
途端、電流のようなものが身体に走った。
いや、それはいい。
決して間違いではない。
ガロンの拒絶意思が皮膚を通り、神経を微かに焼いたのだろう。
正規の持ち主ではないために反発作用が起きたのだ。
しかしそれ以外の別の情報が、外側から通じて脳に直接飛び込んできたことに彼は驚く。
ミ;,,"Д゚彡(これは……これは――!?)
周囲の音が消え去ったと思った瞬間、ある音が聞こえたのだ。
それは遠くから響くようで、耳元で鳴っているような。
遠近感覚を無視した不可思議な音――いや、声のような音色が入ってきたのだ。
ミ;,,"Д゚彡(あ、あぁ……!? ぁ――!)
画面が切り変わる。
テレビのチャンネルを変えるかのように。
- 170: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:37:56.46 ID:6/Vur52L0
- ■■――い――め―。
悲痛な泣き声である。
―■■――■■――めて。
無垢な救いを求める声である。
■■―た■■――■■めて。
思考が麻痺する程の叫び声である。
いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい――痛痛痛痛痛痛痛痛――
やめ■■め■■めて■■てや■■■■てや■■やめ■■めて■■て!!!!
■■痛■■苦■■■――wwヘ√レvv――■■■死■生■イ■痛■■―― ブツッ
あああ あああああああ あああああ あああああああ あああああああ あああ!!!
ミ;,,"Д゚彡「うわあああああああぁぁぁぁぁぁ!!?」
それは、この世のものとは思えない、肺と喉から搾り出される女の『音』であった。
- 176: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:39:16.02 ID:6/Vur52L0
- ミ;,, Д 彡「あああ、あああああああ――!!」
彼があまりの衝撃に叫んだ瞬間、思い出したかのように7th−W『ガロン』が指輪に戻った。
ペニサスが行なった突然のことに対処が遅れたのだろう。
それが、頑なに希望を持っていたフサギコの心を折り砕いた。
ミ;,, Д 彡「あ、あぁ……こ、れは……あ……」
('、`*川「おそらく、ツンって子はあの中に未だ生きている」
身を起こそうともがく銀髪の女。
敵である彼女を、ペニサスは悲しそうに見た。
('、`*川「けれど、自分の意思を発することが出来ない状態にあるみたいなのよ。
それだけならまだ良いんだろうけど、
多分、外側から受ける痛みは全てあの子が、あの銀髪の女の中で肩代わりしてる」
ミ;,,"Д゚彡「なっ……!?」
('、`*川「あくまで『おそらく』だけどね。
こちらが見えているのか、音や声は聞こえているのか……今、何が起きているのか。
それを彼女が知っているのかどうかは、解らない」
- 185: ◆BYUt189CYA :2008/01/30(水) 20:41:15.07 ID:6/Vur52L0
- ふ、という暗い溜息を吐き
('、`*川「あの銀髪……変な動き、してたでしょ?
最初は彼女独特の動きなんだと思ってたんだけど、アレに戦闘的有利は何一つない。
常に最強を名乗る異獣が、あんな動きをするわけが無い」
('A`)「それってまさか……ツンが抵抗してるってことッスか?」
('、`*川「私はそう判断した。
意図的に、なのか、それともただ痛みにもがく動きが阻害しているのかは知らない。
その中で一つ確実に言えるのは――」
ある程度の事情を察知していたのか、表情をあまり変えないドクオから視線を切り、
次に顔面蒼白のフサギコを見て
('、`*川「――ツンって子は、今も異獣の中で苦しんでるってことよ。
アレはもう『苦しい』ってレベルじゃないでしょうけどね。
あの子、きっと何度も死んでるわ」
ミ;,,"Д゚彡「……そんな、そんな……っ」
('、`*川「聞いたでしょう? あの声は、ツンって子の声なんでしょう?
現実は受け入れなさい。 逃避したって何もならないのは貴方がよく解っているはず」
ミ;,,"Д゚彡「……う、あ……」
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