( ^ω^)ブーンと川 ゚ -゚)クーは抗い護るようです

550: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:17:52.87 ID:TNojT3sl0
しかし、彼は余計なモノまで忘れることをしなかった。
死を受け入れられず、誰かのせいにしなければ気が済まなかった。
明確な『理由』が無いとおそらく納得出来なかったのだろう。

その矛先が彷徨った挙句、モララーの方へ向いただけの話だ。

恨まれる材料はあった。
プギャーにしてみれば、モララーという存在は非常に疎ましかっただろう。

教室の片隅で本を黙々と読む暗い男が、自分の恋人と仲良く話すのだ。
いつもクラスで浮いていたはずが、『彼女』の前では笑みを浮かべるのだ。
そして『彼女』も、その暗い男と積極的に接しようとした。

そんな光景を、一歩離れた位置で見ていたプギャーの苦痛が解るだろうか。

いわば嫉妬である。
醜い感情である。

しかしだからこその深さを持っているのが、この感情の特徴だった。

『彼女』が死んだ、と聞いた時のプギャーの行動をモララーは知らない。
『彼女』を通じて知り合ってはいたが、言葉はあまり交わさなかった。
今思えば当然だったのだが、当時の経験不足なモララーに解るはずもなかった。



556: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:19:13.40 ID:TNojT3sl0
( ^Д^)「……おい、何をそこで突っ立っている」

( ・∀・)「?」

( ^Д^)「吸うか? というか吸え」

彼が懐から取り出したのは煙草の箱とライターだった。
訝しげに首を捻るモララーだが、プギャーは無視して一本だけ咥える。

( ^Д^)「いいから」

( ・∀・)「…………」

相変わらず強情な男だ、と溜息を吐きながら、しかしモララーは受け取らなかった。
代わりに内ポケットから同じ銘柄の煙草を取り出し、プギャーの隣に立つ。

( ・∀・)「同じのを持っている。 ほら」

( ^Д^)「知ってるさ」

( ・∀・)「というわけで君のは要らない。 毒なんか塗られていては洒落にならないしね
     それに私は煙草が吸えないので咥えるだけにするよ」

( ^Д^)「別に俺のとお前のとどちらでもいいが、火くらいは点けろ」

( ・∀・)「それは遠回しに『吸え』と言いたいのかね……」

思うところがあるのだろう。
この煙草は、『彼女』が好んで吸っていたものだったから。



562: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:20:32.87 ID:TNojT3sl0
( ・∀・)「しかし高校生の頃から喫煙とは。
     思えば、君も彼女も割とブレインハッピーだった」

( ^Д^)「お前は逆だったがな」

( ・∀・)「そうかな?」

( ^Д^)「例えば口調。 お前、自分のこと『僕』って言ってたろ?
      それが何だ? 私? いつの間にか偉くなったじゃないか」

( ・∀・)「……変わろうとしたからね」

差し出されたライターを受け取って火を点ける。
どうしても嗅ぎ慣れない臭いと共に、表現の難しい不快感が身体の中に入ってきた。

( ・∀・)「けほっ」

( ^Д^)「変わったか?」

( ・∀・)「ちょっとコレやっぱりキツいね……こほっ。
     すまない。 何が『変わった』と?」

( ^Д^)「何がだろうな。 自分がか、それとも周りがか」

( ・∀・)「それなら答えは簡単だ。
     私自身が変わり、それによって世界が変わったように見えた。
     要は視点の変更と言うわけだね。 立ち位置が変われば景色も変わるだろう?」



568: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:21:50.01 ID:TNojT3sl0
( ^Д^)「……そうか」

変わっていない男が、そう答える。
その間も淀みなくスムーズに煙を吸っているということは
あれからもずっと吸い続けてきたのだろう。

――おそらくは、『彼女』を忘れないために。

( ・∀・)(不器用だね……そんなことをしなくても、大切なら忘れられないというのに)

根拠や理由が無ければ心配になるのだろう。
臆病、というわけではないが、随分と慎重な性分だと言える。

そんな男が、恨みの矛先を自分に定めたのだ。
持っている執念は常人の理解を超え、更に更にと際限なく膨れていく。
これは、もはやモララーが死ぬことでしか収まらないだろう。

( ・∀・)(だが、それでは駄目だ)

こういうタイプの人間の場合、
もし仮に恨みの相手を殺したからといって止まる例は少ない。

……恨みに依存しているから。

目的と手段が逆転している、と言い換えた方が早いかもしれない。
恨みという麻薬に慣れ過ぎて、もはや何かを常に恨まないと落ち着かない身体になってしまっているのだ。



574: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:23:01.86 ID:TNojT3sl0
もしそうだとすれば、
たとえプギャーがモララーを殺したとしても、その恨みがまた別の誰かに向くだけだろう。
延々と止まらない連鎖は、最終的に罪も何もない人間へと繋がってしまう。

それだけは駄目だ。
絶対に認められない。

『彼女』が死んだという意味を歪めるなど、許すわけにはいかない。

( ^Д^)「お前はあの後、どうしたんだ?」

( ・∀・)「? そのくらい調べているだろう?」

( ^Д^)「当然のように言うな。 確かに調べてるが。
     だが、資料から感情を読み取ることは出来ない。 だからお前の口から聞かせろ」

( ・∀・)「ふむ」

その点においては大いに同意だった。

あまり時間はないものの、多少の昔話に興じる気が湧いてきたモララーは
火の点いていない煙草を取り出しながら語り始める。



583: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:24:10.43 ID:TNojT3sl0
( ・∀・)「知っているとは思うが……私は高校を卒業した後すぐに起業した」

( ^Д^)「それがFCだな?
     武力や兵器を利用した特殊なビジネスだ、と聞いている」

( ・∀・)「あぁ」

( ^Д^)「だが何故わざわざ親元を離れた?
     確かお前の父親は、あのアルバート社の社長だったろう?
     アルバートもFCも似たようなことをしていたわけだが、何故?」

( ・∀・)「君達と出会った頃は、まだアルバートを継ぐつもりでいた。
     いくら理不尽な教育を受けても、私は父と母の子供なので文句は言えまい。
     認めたくないが子は親の私物だからね。 ある意味、諦念していた」

しかし、その考えは大きく変わることとなった。
多少の反抗をしていたモララーを、本格的に決心させる切欠があったのだ。

( ^Д^)「……やはり、あの事件か」

( ・∀・)「これも知っていると思うが、父と社が深く関わっていたからね。
     止められる可能性があったのは息子である私だけだったのかもしれない。
     けれど……結果はこの通りだ。 君が私を怨むのも無理はない」

( ^Д^)「…………」

( ・∀・)「だが、そこで私は一つの事実に気付いたのだよ。
     父が動かす所属兵の動きや表情を見て、ね」



589: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:25:16.50 ID:TNojT3sl0
最初は『仕事なのだから当然だ』と思った。
皆が真剣にやろうとしている時にヘラヘラする者は、もはやその群にとって害にしかならない。
それが人の命に関わることならば更に当然だ。

これだけを見れば、アルバートという企業は正常かつ優秀にも見えた。

だが、それまでの記憶を思い返して見て
モララーは一つの事実に気付いてしまう。
薄ら寒い何かが背筋を撫で、鳥肌が立ってしまうほどに恐怖した。


彼らに、笑顔がないのだ。


任務を与えられている時も
社内で仕事をしている時も
おはようから始まり、さようならで終わる時間の中、誰一人として表情を崩さない。

( ・∀・)「まるで機械かと思ったよ。
     まぁ実際、父の意向で『機械になれ』と命じられていたらしいが」

( ^Д^)「それで?」

( ・∀・)「私はそれがひどく気に入らなかった。
     確かに『兵は機械であれ』と常々言われるだろうが、
     それにしてもアレは異常だった。 異常としか思えなかった」

思春期ともなれば外部からの刺激に敏感となる。
中でも最も強かった衝撃こそが、その事実に気付いたことだった。



598: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:27:03.86 ID:TNojT3sl0
( ・∀・)「あんな組織に組み込まれる自分が嫌になった。
     せっかく君や『彼女』に出会って、苦手だった笑顔が出来るようになったのに
     それを否定されるのが本気で嫌と思えた」

その後の行動は迅速だった。
丁度、時期的に重なった卒業式を終えたモララーは
真っすぐ家に帰らず、以前から仲良くしていたポリフェノールの下へ向かった。

彼、ポリフェノールは元々アルバートの社員だった。
しかしまだ若かったモララーと意気投合し、勝手に辞める形で社を出たという。
まだギリギリ子供の範囲に入り、不便な思いをしていたモララーに様々なノウハウを教えたのは彼だった。
更に自身も培ってきた知識や人脈を活用して、新たな企業を始めようとするモララーを全力で支えた。

( ・∀・)「要は父と真逆の理念を持った組織を作りたかったのだろう。
     鉄の結束ではなく、和の結束を理想に掲げてね。 我ながら拙いことをした」

( ^Д^)「……だが、それは実現した」

( ・∀・)「幸いなことにね。 サポートしてくれたポリフェノール君には感謝してもし切れない」

フィーデルト・コーポレーション。
他人の正義を代弁することを理念とし、
和の結束で繋がれた仲間達が支え合いながら、そして楽しみながら仕事をこなす。

――人の命に関することだからこそ、彼らに笑顔を忘れてほしくなかった。

悲愴の果てには何もない。
後ろを見ても何も得られない。
見るのも、求めるのも前だけでいい。



610: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:29:19.90 ID:TNojT3sl0
( ・∀・)「全力で前進せよ、だ」

( ^Д^)「……お前はまだ、父親を認められんか?」

( ・∀・)「最初から認めていたような気もするがね。
     ただ、波長や歯車が合わなかっただけの話で。
     もちろん君の事も、最初から私は認めていた」

( ^Д^)「…………」

( ・∀・)「君が彼女を心の底から愛していたのも知っている。
     そして嫉妬していたことも。 好きだからこその嫉妬だということも。
     だから、今の君を見ていられない」

( ^Д^)「そこまで変わったというのに……俺を認められんのか」

( ・∀・)「言ったとおり認めているさ。 
     ただ、私はそれで納得しない。 君は大きく間違っている」

( ^Д^)「……やはりやらねばならんようだな」

それは最終的な決断だった。
もう戻らない関係を決定付ける宣言だった。



618: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:30:44.41 ID:TNojT3sl0
( ^Д^)「――モララー。 俺の恨みのために死んでくれ」


能面のような表情を張り付かせた、いつまでも変わらない男が言い


( ・∀・)「――だが断る」


変わろうとした男が、指輪を装着しながら返した。



( ・∀・)「連鎖はここで止めなければならない。
     殴り飛ばしてでも君の目を覚まさせてみせよう。
     ただ少々荒っぽくなるが……許せ」


( ^Д^)「臨むところさ。 もっとも、痛い目を見るのはお前だがな――!」



626: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:31:54.05 ID:TNojT3sl0
見える色は、白か赤であった。
厳密に言えば白、赤、白、赤と順番がある。

白が視界を埋め尽くすように現れては、それらを次々に赤に染めていくだけ。

┗(^o^;)┓「はっ――ッ――!」

一体何匹の獣を殺したのか。
500を超えた時点で、既に数えるのは無駄だと判断した。

三人とも、身体のどこかに大きな傷を負ってしまっている。

たとえ強大な力を担っていても、物量の差を完全に圧倒することは出来なかったのだ。
いくら潰えようとも向かってくる大量の敵。
受ける側は、いわば休憩無しの全速力マラソンを強いられるに等しい。

息継ぎの暇さえ致命的な隙となる。

\(^o^)「――ッ!!」

まともに動けているのは次男のオワタだけだった。
残った右腕だけで槍を振り回して蹴散らしていく姿は、まだまだ戦えそうに見える。

|; ^o^ |「ッ――」

右足を大腿部から失ってしまっている長男ブームは、身体を動かす体力を全て攻撃に回していた。
周囲を取り囲む獣を片っ端から光矢で撃ち抜いている。
だが、あのままでは長くは持たないだろう。



635: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:33:30.60 ID:TNojT3sl0
┗(^o^;)┓(そろそろ、終わりですかね……)

大きく抉られた腹部から、血と共に力が抜けていく感覚を得ながら
ジュカイは冷たくなった思考でそう結論付けた。

だが、ここまで減らしておけば後顧の憂いも少なくなる。
最初のままの数が混合軍に向かうよりは随分とマシだろう。
そういう意味では、自分達は充分に役目を果たしたと言える。

┗(^o^ )┓(ですが――)

それでは駄目なのだ。
英雄神の願いは『異獣を滅ぼしてほしい』である。
目の前に異獣が残っている以上、死ぬわけにはいかない。

この戦いの意味を完遂するため、ジュカイは血に濡れた剣の柄を改めて握り締める。

┗(^o^ )┓「おぉ……っ!!」

己の身体など顧みない突撃。
だが、『神速の斬撃』とまで謳われた剣技は
怪我と疲労によって無様な児戯へと成り下がってしまっていた。

一度の踏み込みで六度の切断を生み出せるはずが、半分以下の二度で限界を迎える。
ボロボロの身体が悲鳴を上げるのが、はっきりと解った。

ただ幸いなのは痛みなど既に無くなっていることか。
感じる神経が、度重なる苦痛に焼き切れているのだ。



641: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:34:41.23 ID:TNojT3sl0
┗(^o^;)┓「くっ!」

だが、身体を支える骨が砕けてしまっては無視も出来ない。
踏み込んだ右足の底――おそらく踵が、酷使の果てに割れてしまった。

崩れるバランス。
支えを失った身体が後ろへと傾く。

《!!》

逸早く気付いた獣が飛び掛かり、
尚も折れかけた剣で抗おうとするジュカイの首に牙を――

《――ッ!!?》

次の瞬間、一条の光が異獣を貫いた。
真横からきた援護に、ジュカイは思わずその方角を見る。

|  ^o^ |「…………」

その先にいたのはブームであった。
半身を捻って、構えた大きな弓をこちらに向けている。
しかしその目前に、自分と同じように異獣が飛び掛かっており

┗(^o^;)┓「ブ――」

言う間もなく、ブームは次々と襲い掛かる獣の中に消えていった。



652: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:35:52.76 ID:TNojT3sl0
┗(^o^;)┓「…………」

\(;^o^)「っ……!」

今から助けに行っても手遅れだろう。
貪るように食す音が、既に生々しく響いている。


肉を千切る音。
骨を砕く音。
内臓を引き摺り出す音。


それらから耳を逸らすように、二人は背を向けた。

既に涙は過去に枯らしてきた。
悲しみに浸る暇は一秒も与えられていない。
兄に助けられた命で、一匹でも多くの獣を道連れにしなければならないのだ。

┗(^o^ )┓「…………」

地どころか天をも覆い尽くす獣。
勝敗は決しているようなものだった。

あとはどれほど『自分』という命の炎が敵を道連れに出来るか、だ。



670: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:37:29.59 ID:TNojT3sl0
ジュカイは剣を握っている腕とは逆の手を握る。
その中に包まれているのは、元は英雄神そのものだった――英雄世界の純正ルイルの核である。

┗(^o^ )┓(願わくば……この力も一つの礎になるよう)

念じる思いが通じたのか。
核は意志を持ったかのように手の中から離れ
光を発しつつ、どこかの方角へ向かって飛び去って行った。

\(^o^)「ジュカイ、行きますよ!!」

┗(^o^ )┓「……把握!!」

終わりが見えない戦いの中、残った兄弟は最後の力を籠めて疾駆した。



677: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:38:36.29 ID:TNojT3sl0
風が吹いている。
空虚で、空っぽな心に吹き込むように。

「生きていますか、ダディ……?」

「――――」

「…………」

「――――」

「ありがとうございました。
 私などのために、一緒に戦ってくれて……」

「――――」

「貴方ほどの大魔術師が手を貸してくれたことに感謝します。
 ダイオードも貴方も、立派に戦い抜いてのを私は知っていますから
 安心して……えぇ、元の永遠な幻想に思いを馳せてください」

「――――」



689: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:39:35.88 ID:TNojT3sl0
そこにある音は三つだけだった。


風の音。
誰かが話す声。
ざ、というノイズのような音。


獣の声は無い。
戦いの音も無い。
誰かが苦痛に呻く声もない。


「……これで――役目を果たせました。
 私も世界を救う礎と――wwヘ√レvv――なれたのでしょうか……?」

ノイズが酷くなる。
風が大きく吹く度、男の声が乱され小さくなっていく。

「秩序は護れ――なかった。
 ですが、――wwヘ√レvv――た」

はは、という小さな笑い声。
悲しみとは逆の、満足げな音色だ。



706: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:41:28.42 ID:TNojT3sl0
布が擦れる音。
そして、槍が地面に落ちる音が重なる。



「私にも……――wwヘ√レvv――でしょう――?」



音が、二つ消えた。


男の声。
響いていたノイズ。


二つが消え、後には一つの音――か細い風音が残るのみ。


獣も、人も、守護者も、何もかもがその場からいなくなった。



724: ◆BYUt189CYA :2008/02/20(水) 22:42:51.47 ID:TNojT3sl0
剣撃の音が響く。
槌撃の音も響く。

重なり合う音は、二人以外誰もいない大地に突き刺さっていく。

(#^Д^)「おぉぉぉぉ!!」

( ・∀・)「…………」

不拮抗な流れだ。
ひたすら防御に徹するモララーを、プギャーが怒涛の攻めで追い詰めようとする。
その度に火花が散り、乱された風が行き場を求めて地を削った。

( ・∀・)「ふむ」

警戒損か、と思う。
FC襲撃時にも同じ剣撃を受けたが、
あの時、確かに妙な違和感を得たはずなのだが――

(#^Д^)「そこだ!」

両刃の剣と、黄色の槌が激突した。

本来、高位な『粉砕力』を持つハンマーが
プギャーの持つ剣を文字通り粉砕しようと魔力を走らせるが、

( ・∀・)「……やはり、砕けない」



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