从 ゚∀从高岡は科学者のようです

  
89: ◆itxLAKN81Y :2006/11/18(土) 00:06:08.55 ID:MwpEZ1Qc0
  
エピローグ「新たな道」



高岡が組織を抜け、ブーンと共に飛び立ったあの日から1年後



某国。
ここは人気のない、とあるどこかの街の地下。
そこには元気に新たな組織をまとめるブーンの姿が。

( ^ω^)「ヌヌネネ ヌヌネノ ヌヌネネ ヌヌネノ ヌヌネネ ヌヌネノ ヌヌネネ ヌヌネノ ヌヌネネ ヌヌネノ ヌヌネネ ヌヌネノ ヌヌネネ ヌヌネノ ヌヌネネ ヌヌネノ
      ウ〜ン ウ〜ン ンンンン ン〜 ウ〜ン ウ〜ン ン・ン・ン テ〜ケ テ〜ケ テケテケ テン〜 テ〜ケ テ〜ケ テッテッテ (゚∀゚)ラヴィ!」

(;-_-)(長い…………ブーン総帥閣下の話はいつもこれだ……………)

(;・∀・)(トイレ………トイレといれtoireeeeee!!)

( ^Д^)「……………Zzz…………………Zzz…………」

毎朝恒例といっていいほどクソ長いブタの挨拶。
まだ3人しかいないってのに1時間近く続くってんだから、なかには寝てるやつもいる。
まぁ1時間ってのは私が覚えてる限りの最長記録であり、大抵はいつも10分そこらで終わらせる。



  
91: ◆itxLAKN81Y :2006/11/18(土) 00:08:46.08 ID:MwpEZ1Qc0
  
从 ゚∀从「ライチュウの 100万ボルト」

(;^ω^)「ちょwwwwwピカチュウ進化乙wwwつか100万も出せないおwwwwww」

そう、この新しいスタンガンでな。
ターゲットロックオン、豚雑炊の腹めがけて

从 ゚∀从「そぉい!」

ズバンドォン!!

( ゚ω゚)「アッーーーーーーーーーーーー!」

ピカチュウをより改良したスタンガンの雷光が、薄暗い部屋を明るく照らす。

从 ゚∀从「ったく、てめえの挨拶はいつも長いんだよこの豚雑炊
     前頭葉掻き回されたいか?」

( ゚ω゚)「……………………………」

返事はない……ただの屍のようだ……

从 ゚∀从「全く、軟弱な総帥閣下だなほんと」

100万ボルト喰らって普通にたってられるやつなんていねーよwwwみたいな目で戦闘員共が見つめてくる。



  
92: ◆itxLAKN81Y :2006/11/18(土) 00:11:32.24 ID:MwpEZ1Qc0
  
从 ゚∀从「しょうがねえなー、いつものやつやるぞ」

倒れこんだ内藤の上にまたがり、戦闘員がうらやましがってるのを横目に
椅子の脇に置いてあった装置から引っ張り出した電極をブーンの胸に当てる。
と、次の瞬間!!

从 ゚∀从「ピチュウの かみなり」

心臓マッサージ用に低く抑えた電流放射器。通称ピチュウだ。
こいつを使えば、心臓は一発で動くはずさ。

ズゥシャアアアアアアアアアアアアアン!

( ゚ω゚)「ぶるぁあああああああああああああああああ!!!!1111」

从 ゚∀从「よう、ブタ雑炊閣下。心地よい夢見れたか?」

( ゚ω゚)「おはようだお………『ラ○ウ』っていうじいさんから雷の極意を教わってた夢を見てたお」

从 ゚∀从「そいつはよかったな、ヒャハハハ!」

( ゚ω゚)「ハハハハ………………」

(;-_-)「この組織大丈夫なんだろうか………」

从 ゚∀从「なんか言ったか根暗マン?」

(;-_-)「いいいいいえいえいえいえ何も言ってません!はひぃ!」



  
94: ◆itxLAKN81Y :2006/11/18(土) 00:15:54.59 ID:MwpEZ1Qc0
  
从 ゚∀从「なら問題はねーな。てめえら、さっさとあの強欲じじいのとこから軍資金を頂きに行くぞ。
     さっさと付いて来やがれ!」

(-_-)( ・∀・)( ^Д^)「おー!」

( ゚ω゚)「………僕は総帥閣下をする意味あんのかお………」

从 ゚∀从「言っただろ?まとめ役苦手なんだってな。
      じゃてめーも遅れずに来いよ」

( ゚ω゚)「把握したお……」


今は戦闘員部隊もない小さな組織。それでも私は研究と豚雑炊、戦闘員共の世話で忙しくも、楽しい毎日を送っている。
ヴィップレンジャーにオカルト団。敵対総力にはまだまだ及ばないだろう。
だが、いつか私は信じている。
豚、いやブーンと私が創立した組織『ビーパーズ』
最後に勝ち残るのは私達だとな。
さぁ、組織創立してから半年と長いこと経った。そろそろ本格的に活動開始と行こうじゃねーか!



( ゚ω゚)「まだちょっと続くお……というか置いていかないでお……」

その言葉を最後に、焼き豚は気絶してしまった。



  
95: ◆itxLAKN81Y :2006/11/18(土) 00:18:01.60 ID:MwpEZ1Qc0
  
夜になっても明かりがわずかしか灯されていない寂れた町。その町に似つかわしくない豪邸が建てられている。
この町を支配する町長「シナー」の豪邸である。
俗に言う893の部類に入るほど乱暴で、1ヶ月に1回は町民から
多額の税金を奪い取っているなんとも悪どい連中だ。
まぁ、今日の獲物はこいつらの金庫ってところだな………。
壁に耳を当て、中の様子を伺うと豚雑炊並の下品な声が聞こえてくる。

( `八´)「ファファファファファ!!」

<ヽ`∀´>「ウェーハッハー!!」

( `八´)「アイヤー、下民から巻き上げた金で食う馳走というのは、なんともうまいアル!」

<ヽ`∀´>「それもこれも、シナー様のお力があるからニダ!」

( `八´)「フフフ、おぬしも悪よのう越後屋………」

<ヽ`∀´>「お代官様ほどではありませんニダー…………」

( *`八´)「ファーファファファファファファ!」

<*ヽ`∀´>「ホールホルホルホルホルホル!」

「いつ時代の芝居してんだこの猿共が」

(;`八´)「な、何奴アル!」

<;ヽ`∀´>「姿を見せるニダ!」

そして戦闘員のプギャーから突撃の合図を出したと同時に壁をぶち壊し進入する。



  
96: ◆itxLAKN81Y :2006/11/18(土) 00:20:04.70 ID:MwpEZ1Qc0
  
               从゚∀从「覚悟は出来てるか、クソ野郎共」
              ¶ノ ¶ノ |
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           < <   .< <
            ヽ ヽ   ヽ ヽ

私はコッチミルナ博士の娘。
私は元『オカルト団』の一員。
私はマッドサイエンティスト。
私は悪に染まったくそったれ野郎。
私は「ビーパーズ」の科学者。

そう、私は『ハインリッヒ高岡』
いつか世界を支配する科学者。私の名をよーく脳みそに刻んでおけ。


从 ゚∀从高岡は科学者のようです 完



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