( ^ω^)奇人達は二十一グラムの旅をしますようです

116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:36:16.04 ID:dRjj6WK10
―3―

( ^ω^)「クー。起きるのだお。いつまでも寝ている暇はない」

川 - -)「・・・んん。喧しいな。君に指図される覚えはない」

ブーンに肩を揺らされて、クーは瞼を開けた。眩しい白い光が瞳孔を刺激する。
他の三人よりあとから本の中に封印されたので、クーが最後に目を覚ましたのだった。

( ^ω^)「ふん。クーも意外と寝起きが悪いお」

ζ(゚ー゚*ζ「良かったですのー。なかなか起きないので心配しました」

川 ゚ -゚)「私が死ぬ訳が無いだろう。何と言ったって、一度死んでいるのだからな。
     まあ、身体の何処かを打てば痛みは有るがね。神経とは真に邪魔な物だ」

くどくどと長い台詞を、クーが吐いた。いつも通りなので異常はないようだ。
しかし、何かがおかしい。彼女は自分の身体に異変めいたものを感じ取った。
それはすぐに気付いた。自分の身体が、横になりながら宙に浮いているのである。
前を向けばドクオの顔が近くにある。これはつまり、ドクオに抱き上げられているのだ。
巷で猛烈な支持を得ているお姫様抱っこである。一瞬で、クーの顔から血の気が失せた。
常に冷静沈着な彼女だが珍しく激怒し、ドクオの顔を押して矢継ぎ早に命じる。



118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:36:56.97 ID:dRjj6WK10

川 ゚ -゚)「いつ私に触れて良いと言った! 下ろせ! 今すぐ下ろせ!
      さもなくば、永久に続く苦しみを貴様に与えてやる! 地獄その物だ!」

あまりにもクーが滅茶苦茶に暴れるので、ドクオは彼女を地面に下ろした。
地に足を着けたクーは、顔を上げてドクオを睨み付ける。頭から蒸気が出ている。
高貴な彼女は、屈辱的なことをされたのだ。クーと視線が合った彼は、かぷかぷ笑ったよ。

('∀`) ニコッ

ドクオは殺されかけたよ。平常時は存在感のない彼だが、ここぞというときは違う。
誰よりも目立つ。ドクオはクーに勢い余って殴られ、目に青あざを作ってしまった。。

( ^ω^)「おいおい。漫才なら、都会のホールを借りてやってくれたまえお」

川 ゚ -゚)「したくてしたのではない。ドクオが悪いのだよ」

ζ(゚、゚*ζ「それにしても、本当に本の中に閉じ込められてしまったのですね」



119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:38:03.08 ID:dRjj6WK10
デレは鹿爪らしい顔で、四方をねめまわした。見渡す限りの草原である。
ソーダを溢したような青い空に、綿菓子に似た雲。遠くでは鳥の群集が羽ばたいている。
牧歌的、といったところだろうか。暖かい日差しが降り注いで、空気はきれい。
日々の生活に疲れた人間に見せれば、誰もが口を揃えて「住みたい」、と漏らすだろう。

ζ(゚ー゚*ζ「こんな素晴らしい風景を、文章で生み出せるなんて、
       もしかしたら、ヒートさんは悪い人じゃないのかもしれませんの」

( ^ω^)「しかし、彼女は街と僕達を手にかけた。これは紛れもない事実だお」

ζ(゚、゚*ζ「・・・ですの」

デレはしょんぼりとして俯いた。そんな彼女の頭を、ブーンは優しく撫でる。
二人の愛の溢れる行為を横目で見て、クーはどことなく嫌みを含んだ口調で言う。

川 ゚ -゚)「そんな事をしている場合かね。私達は外の世界へ帰らなくてはならない。
      こうなってしまっては仕方が無い。私も君達に手を貸してやろう」

( ^ω^)「お! いいね! 持つべきものは友人だお!」



122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:38:48.64 ID:dRjj6WK10
「友人ねえ」、とクーは目を閉じた。これからどうしたものか。一同は思考する。
デレに訊けば、完全な呪いは存在しないらしく、無駄な綻びが付き物だという。
不完全を完全に見せるのが、影のやり口だそうだ。ヒートはどんな綻びを承知しているのか。


川 ゚ -゚)「此処でこうしていても時間の無駄だ。取り敢えず、この世界を探索するぞ」

( ^ω^)「うむ。物語ならば、何らかの人物が存在しているお。
      そのもの共に出会って、情報を聞き出してみるのが良いかもしれない」

そう決めて、ブーン達は道なき草原を進むことにした。ブーンを先頭に、一向はひたすら歩く。
この世界は時間が流れないようだ。いつまで経っても、青空がオレンジ色に染まらない。
恐らく、ヒートが時間を経過する表現を書かないことには、時間が流れない仕様だ。
とすると、彼女は自分達を思いのままに操れるのではないか。何とも恐るべき術である。

ζ(゚、゚;ζ「どこまで歩いても、同じ風景が続きますの」

川 ゚ -゚)「物語の創造者は、文字を綾なす能力があまり無いようだ。
     つまらん。こんな話を作るなんて、全くつまらなさ過ぎる」



124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:39:28.65 ID:dRjj6WK10
何時間ほど歩いただろうか。ブーン達は、ドクオが持っていたシートを広げて休憩している。
デレの他は、活動的とは言いづらいもの達ばかりなのだ。疲労が足に来ている。

(;^ω^)「喉が枯れてしまったお。何か飲み物を持っていないのかお?」

川 ゚ -゚)「鞄にティーが入った水筒があるが、問題が一つだけある」

( ^ω^)「なんだお?」

川 ゚ -゚)「私が口を付けた後なのだ」

( ^ω^)「僕は一向に構わん。ドクオ。水筒を出せお」

川 ゚ -゚)「やめろ。君はデリカシーが欠如しているね。少しは考えてから物を云え」

いがみ合う二人。ドクオは様子を窺いながら、鞄から水筒の出し入れを繰り返している。
いつまでも進展がなければ苛立つものである。デレが珍しくたしなめるように言った。

ζ(゚、゚*ζ「あの、こんな時こそ落ち着かないといけませんの。仲良くしてください」



125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:39:57.46 ID:dRjj6WK10
ブーンとクーは黙り込んだ。鶴の一声、とまではいかないが効果があったようだ。
自己主張の強い人間が集まれば大変だ。ドクオは水筒のティーを飲みつつ口を開く。

('A`)「・・・デレさんの言う通りだ。俺達は結束を強めなければならない。
    そうしないと、ここで一生を過ごす事になる。クー様も内藤も手を取り合って。
    微力ではあるが、俺も手伝おうと思っている。ヒートさんを放ってはおけない」

川 ゚ -゚)「ドクオ」

( ^ω^)「君・・・」

コップに入ったティーを飲み干して、ドクオは鞄に水筒を仕舞った。
口数の少ない彼だが、言うべきときは言うようだ。今は凛々しい顔をしている。

('A`) キリッ

川 ゚ -゚)「いやいやいやいや。貴様。今、一体全体何を仕出かしたのだ?」

(;^ω^)「よくもまあ、しれっと。こいつ、とんでもない人間だお・・・」



127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:40:52.83 ID:dRjj6WK10
再び、場がぎゃあぎゃあと荒れ始めた。ドクオが無駄に存在感を放った所為だが。
デレは耳を塞いでやり過ごす。陽気な彼女でも、流石についていけなかった。

ζ(>o<;ζ「もう! ツンさんかショボンさんが居てくれたら良いのにっ!」

強烈な個性を放つ人間達は、誰か絶大な権力を持つ人間が居ないと、収拾がつかない。
デレが天に助けを乞う。すると、願いが届いたのかは知らないが、まともな人物が現れた。

(,,゚Д゚)「おい。お前達が、ヒートさんにこの世界に送られてきた人間だな?」

ζ(゚、゚*ζ「え」

声に気付いたデレが見上げると、そこには筋骨逞しい男性が自分達を見下ろしていた。
デレの驚きが、他のもの達にも伝播して騒ぎは収まった。皆、男性を注目する。

(,,゚Д゚)「俺はギコだゴルア。ヒートさんに、お前達に“挨拶をするよう書かれた”んだ。
     お前達の名前は知ってる。内藤、デレ、クー、ドクオだろう」



128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:41:38.52 ID:dRjj6WK10
川 ゚ -゚)「君はこの世界の住民かね。丁度良い。此処から出る方法を知らないか?」

クーはギコという大男に、直球に脱出方法を訊ねた。ギコはしかし、首を傾げる。

(,,゚Д゚)「さあね。所詮、俺はこっちの人間だから知らん」

ぶっきらぼうに答えて、ギコはまるで丸太のように太い腕を組んだ。
「ガチムチ」。ニュー速を知っていたあたり、インターネットに詳しそうなブーンの脳裏に、
ふとそのような言葉が浮かび上がった。ギコはいい男である。見惚れそうになる。

(;^ω^)「はっ!? いかん、危ない危ない危ない危ない・・・。
      僕は何を考えているんだお。彼はただの筋肉だるまじゃないかお」

ζ(゚ー゚*ζ「? ギコさんは挨拶をしに来ただけですの?」

(,,゚Д゚)「いや。どうやらお前達に、この世界を案内せねばならないらしい。
     ヒートさんが書く文章は絶対なんだ。俺には逆らうことは出来ん」



130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:42:17.06 ID:dRjj6WK10
川 ゚ -゚)「怪しいな。ヒートが私達を案内して何の得があるというのだね。
      まさか、この世で生きる為に案内するのではあるまいな」

さもありなん。何故、ヒートがギコに案内を命じたのか。罠の可能性がある。
クーは、彼女の手のひらの上で踊らされている感じが、とても気に喰わなかった。

(,,゚Д゚)「それも分からんゴルア。とにかく、俺の話が進まないからついて来い」

ブーン達一行は、ギコのいうことを本当に信じても良いか、それぞれ顔を見合せた。
・・・ここでこうして座っているよりも動いた方が良い。クーの意向に賛同した。
四人はゆっくりと腰を上げた。ドクオがシートを折り畳んで小脇に抱える。

(,,゚Д゚)「おっ? やっとその気になったか。あんまり手間取らせるなよな。
     じゃあ、行こう。場面を変えるのには、ちょっとしたコツがいるんだ。
     ページを捲る要領でな。目を瞑って、あっという間に俺の街に到着とくらあ」

ギコが言った通り、ブーン達はあっという間に街の喧騒の中に降り立った。
それは魔術みたいで驚いたが、ギコからすれば単にページを捲っただけなのだろう。



131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:43:17.24 ID:dRjj6WK10
川 ゚ -゚)「ふん。此処がギコの住む街か。何という名称の土地だ?」

(,,゚Д゚)「アスキイアートだゴルア。この世界にはここにしか街がない。
     俺達は、ヒートさんが作り出したこの街で、ずっと暮らしているんだ。
     ・・・良い街だよ。諍いがない、食い物はうまい、皆のんびりとしている」

「良い街」と称する割には、ギコは嬉しそうではなく、憂いを秘めた表情である。
ブーンはそんな彼に目を遣ってから、アスキイアートという街の様子を眺めた。
この街はブーン達が住むビップと大して変わらない。石畳の道。石造りの建築物。
鑑みるに、ヒートはもしかしたら、ブーン達の住む街を気に入ったかもしれない。
ただ、家々が密集していて人通りが非常に多い。喧騒なことおびただしい。
それでも怒声はなく、通行人達は一様に陽気で、笑顔の絶えない人間ばかりである。
汚点が一つもない街なのだ。ヒートの幻想は穢れを知らず、たおやかなのだった。

( ^ω^)(だが、クーの言う通り、つまらんね。欠伸が出るくらいに)

(,,゚Д゚)「まあ、腹ごしらえすると良い。見たところお疲れのようだしな。
     俺の家は商店街の中にあって、食事処をやってるんだ。和食のね」



132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:44:05.57 ID:dRjj6WK10
川 ゚ -゚)「和食の? へえ、ヒートはリアリティを大事にしないらしいな。
     それが悪だとは一概には言えないがね。しかし、この街並で和食は無い」

クーは、ヒートの考えた設定をこき下ろす。彼女は事件に巻き込まれて機嫌が斜めなのだ。
ひねもす釣りをしている予定だったのに、ブーン達と関わった結果がごらんの有様だよ。
本当に最悪。あの時、ブーンの尾行を断れば良かったのだ。クーはブーンを一瞥する。
彼は微笑みをくれており、緊張している感じはしない。本当に肝っ玉の太い人間である。

( ^ω^)「いいね! 僕達は腹がすいていたところだお! 案内したまえ」

ζ(゚ー゚*ζ「あたし、和食は好物ですの。ざるそばが食べたいですー」

川 ゚ -゚)(・・・・・・)

ブーンとデレは肩を並べてはしゃぐ。実にお似合いのカップルだ。
もう、そこに入り込む余地はない。・・・クーは複雑な想いの中で、諦めた。

川 ゚ -゚)「うむ。馬鹿が、手持ちのティーを飲み干した所為で、私は喉が枯れている。
     早々に連れて行ってくれ。だけど、お金を持っていないが大丈夫かね?
     まさか、こちらと現実世界との通貨が同じ訳ではあるまい」



133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:44:39.58 ID:dRjj6WK10
(,,゚Д゚)「金なんていらねえよ。アスキイアートには争いになりかねない要素はないんだ」

川 ゚ -゚)「それはそれは。素晴らしい事だね。うん。本当に素晴らしい」

なんと清い世界なのだ。クーが含みのある言い方をして、二三度ほど軽く手を叩く。
それから、ブーン達はギコに連れられてこの場を後にした。どの道でも人通りが多い。
しばらく歩いて、ギコの家へとたどり着く。食事処の外観は、ショボンの書店と似ていた。

(,,゚Д゚)「おおい。しぃ。別世界の人間達を連れて来たぞ」

(*゚ー゚)「お帰りなさい。ギコ君」

ガラガラと音を立てて、ギコが引き戸を開けると、若い女性が声をかけて来た。
しぃという女性は、古臭い木目調のテーブルを、布巾で拭いていたところだった。
布巾をテーブルの上に置いて、しぃはブーン達の前に来て、深々と頭を下げた。



135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:45:07.28 ID:dRjj6WK10
(*゚ー゚)「どうも、ようこそいらっしゃいました。どうぞ椅子に座ってください」

促されて、四人は席についた。ブーンとデレ、クーとドクオの組み合わせでテーブルを挟む。
食事処と言っても、席はこれ一つしかない。商売の必要がないので当然のことか。
しぃは奥の部屋へと消えて行った。ブーンは隅のスツールに座るギコに話しかける。

( ^ω^)「今のは、ギコの細君かお? なかなかに美人じゃないかお」

(,,゚Д゚)「そうだよ。俺としぃが、ヒートさんの物語の主人公なんだぜ」

ζ(゚ー゚*ζ「そうだったんですの。ヒートさんが描く話はどんなのですの?」

デレが訊ねると、ギコは足を組んでふんぞり返った。

(,,゚Д゚)「特別な事件が起こらん話だ。毎日が平凡。楽しい毎日だよ」



136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:45:55.39 ID:dRjj6WK10
( ^ω^)「・・・それは楽しいというのではなくて、退屈なのではないかお」

(,,゚Д゚)「・・・・・・」

ギコは言葉を失った。その通りだと思う自分が、心の隅に居たからである。
ふと訪れた沈黙。天使が通る。ギコは目を瞑って、静かに口を開いた。

(,,-Д-)「・・・魂を持っているのは人間だけじゃないんだよ。ありとあらゆる物に宿る。
     お前達は、物をぞんざいに扱っていやしないか? 今に罰が当たるぞ。
     小説の登場人物だって、そうだ。描かれたときに生命が吹き込まれるんだ。
     俺達はここで、こうして生きている。文章上のキャラクターに過ぎないが、
     生き生きと書いてくれ。一切の妥協を許さんでくれ。たとえ、中途で頓挫してもな」

ブーンは、自分の部屋の片隅に置かれてある、飾りと化したギターを思い出した。
あれにも、魂が宿っていて自分を見ているのだろうか。ならば、どのような風に?
それは分からない。自分はギターではないのだ。しかし、良くは思われていないはずだ。

( ^ω^)「ふん。それは作者であるヒートに言ってくれお。僕が作者ではない」

(,,゚Д゚)「そうだな。取り敢えず、心理描写とキャラクター立てをしっかりしてくれないかな。
     俺達はみんな、なんだか薄っぺらいんだよなあ。ヒートさんに伝わって欲しいね」



137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/06/19(金) 02:46:55.29 ID:dRjj6WK10
そうしていると、しぃが料理を載せたお盆を持ってやって来た。味噌汁とご飯だ。
非常に簡易な料理だが、文句は言えない。テーブルの上にそれらが配膳される。

(;^ω^)「また箸かお。これは使いにくくてありゃしないのだお」

川 ゚ -゚)「私も使えんな。すまないが、スプーンを持って来てくれ」

しぃがまた奥へと戻っていって、スプーンを三本持ってきてくれた。
ブーンとデレとクーの分だ。ドクオは、存在を気付かれなかったようだ。
スプーンをデレは渡されたがしかし、彼女は箸を器用に使って食べ始めた。

ζ(゚ー゚*ζ「やむやむやむやむやむやむ♪ (おいしいですの♪)
       日本の料理は、一度日本を旅していたときにハマりましたの」

川 ゚ -゚)「ふうん。私は邸に幽閉されていたから、日本に行った事がない」

( ^ω^)「和食は時々ツンが作ってくれるお。朝にてんぷらとかね・・・」

('A`)「・・・・・・俺の分はなしか。別に良いけど」



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