( ^ω^)ブーン系にも奇妙な物語のようです
- 3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/08/09(日) 17:19:15.49 ID:LfHZrTcY0
- ある日、天から箱が落ちてきた。それは約一メートル四方の真っ赤な立方体で、地球にはない物質で出来ているように見えた。
これは何かと色々なところから群がってくる。
しかし、わかる人は一人もいないのだ。
もちろん、触れることすらできないでいる。
次の日の事である。その箱から、一つの生物か機械か分からない得体のしれないものが出てきた。
まだ、その箱に対する策が練られる前だったので、その情報は簡単に流れ、
すぐにテレビはそれ一食に染まることとなる。
宇宙人か、生物兵器か。以前にして謎は深まるばかりだった。
- 6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/08/09(日) 17:20:16.58 ID:LfHZrTcY0
|::━◎┥赤い箱のようです
- 10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/08/09(日) 17:23:53.77 ID:LfHZrTcY0
- ソレが箱から出てきて、一度その箱の中は皆に見える状態となった。
中も真っ赤ではあったが中はからであった。
|::━◎┥「この箱は、我が星の技術によって作られた箱だ」
出てきて数分後の事である。ソレは、いきなりこの国の言葉を話したのである。
周りにいる人間が驚いている最中、その箱をおもむろに開けると中からひとかたまりの白金が出てきた。
|::━◎┥「この箱から作れないものは何もない」
一度その白金を手に取り上げたあと、ソレはまた箱を閉めた。
再度その箱を開けたときにはもう中には白金のあった痕跡などなかった。
|::━◎┥「さらには中にあったものを一瞬で消すことだってできる」
周りがどよめき始めた。
一体、これを使って何をしようとするのか。
|::━◎┥「これに入るだけの金を入れてさえしてくれれば、この箱をあげよう」
この言葉を聞いて、世界中が動いた。どこからでも金を集めようと奮闘した。
この箱が落ちた国がいち早く金を集めて、国際問題に発展する前に、
一日と経たずしてその国が集めた金でその赤い箱を満タンにした。
|::━◎┥「では、この箱はこの国に譲渡する」
そう言って一度箱を閉じ、中に入れた神々しい金は消えていた。
またその箱にソレも入り、箱が閉ざされた。
- 12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2009/08/09(日) 17:26:51.18 ID:LfHZrTcY0
- しかし、一時間たっても半日経っても音沙汰がない。
一週間待っても何も出てこない箱を開けてみると、もぬけの殻だった。
その国はアレがこの箱をくれたのだと大喜びした。
しかし使い方もわからないし、何をしても何も出てこない。
困り果ててその箱は一体何でできているのか調べてみるとただの銅と鉛などの合金に色を塗っただけだった。
一体何だったのかと考えていると一人の女性があることに気づいた。
lw´‐ _‐ノv「もしかして、アレは手品師で私たちは詐欺にあったのでは?」
|::━◎┥赤い箱のようです 終
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