( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)

  
11: 愛のVIP戦士 :2007/02/28(水) 00:39:06.81 ID:+tPtJ9k40
  

メモリーカード1
主人公:('A`) ドクオ
時:昼
場所:屋上
参考:……信じても、いいのかな

メモリーカード2
主人公:( ^ω^)   ((=゚Д゚=)
時:夜
場所:街路
参考:にゃ?

メモリーカード3
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:夜
場所:家
参考:

メモリーカード4
主人公:
時:
場所:
参考:

>>13-15
  
13: 愛のVIP戦士 :2007/02/28(水) 00:40:34.99 ID:1HrwJijP0
  
1
  
14: 愛のVIP戦士 :2007/02/28(水) 00:40:37.55 ID:v7sqQQHMO
  
1
  
15: 愛のVIP戦士 :2007/02/28(水) 00:43:11.97 ID:zRNA4yFD0
  
4



  
16: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/28(水) 00:45:58.91 ID:+tPtJ9k40
  
お互い、無言になった。

俺は黙って彼女を見ていて。
彼女は黙って下を見ていた。

(;'A`) 「……」

俺には、どうすることもできない。
明日から、俺は学校に来ることは出来ない。
俺はクーは好きだ。抱きしめたい。

脳の中での矛盾。全てがつながらない。
おかしくなる思考に、自分自身を見失いかけていた。

(;'A`) 「……」
川///)「……」

そして、意を決して、口を開いた。


──瞬間だった。



  
17: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/28(水) 00:50:18.68 ID:+tPtJ9k40
  
『きーんこーんかーんこーん』

(;'A`) 「っ!」

間の悪いチャイムだ、ととっさに感じた。
口をあけたまま、俺は呆然と立ち尽くしている。
もちろん、彼女とてそれは同じだが。

ただ、俺と彼女の決定的な違いは、彼女がいつもの彼女に戻っていたということ。

(;'A`) 「え……とさ。俺……今から用事が……」

言った後、すぐに後悔した。
今、この場で用事なんていっていられる状況じゃないだろうに。

……俺は恐る恐るクーを見る。
彼女は、キスをした直後とは違い、もう顔の高揚も収まってきていた。
そして、あの美しいすました顔で、声を出す。

川 ゚ -゚)「……ダメだ」



  
18: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/28(水) 00:52:42.05 ID:+tPtJ9k40
  
(;'A`) 「だ、だめぇ?」

語尾が崩れる。
それほど、クーの言葉に重みを感じたから。

川 ゚ -゚)「私は……もっと、お前と過ごしたい」

彼女が俺に近づく。
俺は動けない、動けない。

そして、彼女の顔が目の前に来たところで、足は止まった。

川 ゚ -゚)「せめて、だ。今日ぐらいは一緒にいられないのか」

『せめて』という言葉。
もう、これ以上は望まない。望めない。



  
19: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/28(水) 00:53:54.92 ID:+tPtJ9k40
  


(;'A`) 「……」


1、……俺は、約束だけは守らなくちゃいけないんだ
2、お前、授業サボってもいいのかよ
3、……少し、だけな


>>22
  
22: 愛のVIP戦士 :2007/02/28(水) 00:55:22.51 ID:T5P6cwhPO
  
1



  
25: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/28(水) 01:01:09.11 ID:+tPtJ9k40
  
(;'A`) 「俺は……約束だけは守らなくちゃいけないんだ」

必死で言葉をつなぐ。
彼女に喋る隙間を与えないように。聞きたくないから。

(;'A`) 「ごめん……」

川 ゚ -゚)「……ドクオ」

ああ、やっぱり隙間を与えたら、話しかけられた。
これ以上彼女に何か言われると……もう、ダメかもしれない。

川 ゚ -゚)「好きだ」


最初から、ほとんど無いに等しかった二人の距離。
クーが一歩を踏み出して、距離はゼロになった。

彼女の長い腕が、俺の背中にかかる。
彼女の大きい胸が、俺の腹にあたる。



  
26: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/28(水) 01:05:12.16 ID:+tPtJ9k40
  
(;'A`) 「く、くーsdじゃしだしd」

背中にかけられた手に力が入るのがわかる。
それはつまり、俺と彼女の距離がさらに近づくわけで。

川 ゚ -゚)「やはり、ダメなのか」

甘い香り、彼女の声。
細く長い腕、彼女の豊満な胸。

全てが、俺を誘惑する。



  
28: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/28(水) 01:09:16.46 ID:+tPtJ9k40
  

(;'A`) 「やっ……やめ!」

俺は彼女の肩に手を出して、彼女との距離を作った。
慌てて一二歩下がる彼女。

(;'A`) 「ごめん……俺──

川 ゚ -゚)「分かっていた」

俺の言葉を、彼女の言葉が押しつぶす。

川 ゚ -゚)「私が好きになったドクオは、こうでなきゃ」

川 ゚ -゚)「用事、なんだろ?行かないと遅れるぞ」

彼女は俺の目を見つめる。
見つめられているはずなのに、俺のほうが辛い。

川 ゚ -゚)「ほら。早く」

彼女が俺の背中をポンと押した。
驚いて、二三歩前に進んでしまう。



  
29: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/28(水) 01:13:40.34 ID:+tPtJ9k40
  
(;'A`) 「クー……」

川 ゚ -゚)「何だ」

(;'A`) 「……ごめん」

川 ゚ -゚)「むぅ。何度も言わせるな。早く行け」


('A`) 「ごめん!」

もう一度だけ謝って、俺は走り出す。
屋上の扉、開いて、閉じて。
目指すは食堂。

走って、走って。



  
30: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/28(水) 01:18:46.05 ID:+tPtJ9k40
  
──食堂。

昼休みのときの人だかりは消え、食器を洗う音が変わりに響いている。

いつもは生徒が飯を食べるために使うテーブル。
そこに、二つの人影。

「……お、来たよ。アンタの相棒」

ひとつの人影、食堂のおばちゃんが俺を指差した。
それに反応し、こちらを向くもうひとつの影。

(=゚ω゚)「ドドドクオオオオ!!」

('A`) 「悪い、遅れた」

目はおばちゃんとぃょぅに向けて。
心は、まだ彼女に向いたままで。

収まらない興奮。出してはいけない。
自分自身を抑制して、俺はぃよぅの隣に座り込んだ。



  
31: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/28(水) 01:21:06.68 ID:+tPtJ9k40
  
メモリーカード1
主人公:('A`) ドクオ
時:昼
場所:食堂
参考:……最悪。最悪=俺=バカ

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