( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)

  
5: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 23:41:42.71 ID:LBt21MHx0
  




           ( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)





                 1、ニューゲーム(残数0)
                ⇒2、ロードゲーム(4)

ロードします。
  
7: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/02(金) 23:47:21.09 ID:LBt21MHx0
  

メモリーカード1
主人公:('A`) ドクオ
時:昼
場所:食堂
参考:……最悪。最悪=俺=バカ

メモリーカード2
主人公:( ^ω^)   ((=゚Д゚=)
時:夜
場所:街路
参考:にゃ?

メモリーカード3
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:夜
場所:家
参考:

メモリーカード4
主人公:从'ー'从
時:卒業式後
場所:デパート
参考:クーの洋服w


>>9-10
  
9: 愛のVIP戦士 :2007/03/02(金) 23:52:14.44 ID:nFxPTIr+0
  
1
  
10: 愛のVIP戦士 :2007/03/02(金) 23:57:47.47 ID:rGwesnPIO
  
1



  
11: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/03(土) 00:01:45.62 ID:ivql7Uzt0
  
('A`) 「それで──面接は?」

俺は視線をおばちゃんに移して言う。
いつものあの笑顔はなく、『仕事人』の雰囲気を出したおばちゃんが、返事をした。

「今からだよ。今から」
('A`) 「そうですか」

ぃょぅの横の席に座る。
彼の足は小刻みに震えており、額からは大量の汗が流れ落ちている。

(=゚ω゚)「よよよよよっよよろしくお願いしますよぅ」
「ん、それじゃ、なんでバイトをしようと思ったんですか?」

ぃょぅが俺の目を見た。
俺はわざと目をそらし、肩をすぼめる。
しょっぱなから、俺に頼るなと。



  
12: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/03(土) 00:06:46.00 ID:ivql7Uzt0
  
(=゚ω゚)「ここここののの状態をどうにににかしたくくくくて」
「この状態をどうにかしたくて」

おばちゃんがうなずきながら復唱する。

(=゚ω゚)「すこここしずつつつ外に出ようかなななとととと」
「少しずつ、外に出ようかなと」

「……あなた、引きこもりか何か?」
(=゚ω゚)「そそそそんんんんな感じですすすすよぅ」


溜息をしながら、おばちゃんが口を開く。

「ウチね、意外と肉体労働だよ?昼の時間なんか、大変ったらありゃしない」
(=゚ω゚)「だだだ大丈夫ですよぅ」
「……雇ってあげたいのは山々なんだけどねぇ……」



  
14: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/03(土) 00:10:57.39 ID:ivql7Uzt0
  
('A`) 「……」

残念、というかやはり。
ロクに喋れない引きこもりなんかが、バイトなんてできるはずがないんだ。

交渉は決裂かな、と思っていた俺の横。
ぃょぅが強く机をたたいた。

(=゚ω゚)「どどどどんんんんな仕事でもやりますよぅ!!」
(=゚ω゚)「どんな状態でももも、仕事はしますよぅ!」
(=゚ω゚)「俺を……俺を雇ってくださいよぅ!!」

震える声。
大声のつもりだろうが、実際はそこまでの大きさではない。
だが、伝わる『迫力』

「……皿洗いとか、面倒くさいことばかりだよ?」
(=゚ω゚)「よよよろこんで」



  
19: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/03(土) 00:17:34.70 ID:ivql7Uzt0
  
「朝は8時から。ちゃんと起きれる?」
(=゚ω゚)「もももちろんだよぅ」
「……うん、面接終わり」

その一言をつげ、立ち上がるおばちゃん。
俺とぃょぅは、目を丸くしておばちゃんを見つめた。

('A`) 「……それで、結果はどうなんですかね」
「合格だよ。合格。明日からでも、顔出しなさい」
('A`) 「軽いノリですね」
「ドクオ編だしね」

そういえば、初期の頃の俺の話はギャグオンリーだった!
それなのに、なんだこの真面目な雰囲気は!
その事を思い出した俺は、今からでも路線を戻そうとする。

('∀`)「良かったわね、ぃょぅちゃん! ママ感動しちゃった!」
(=゚ω゚)「黙るよぅ」



  
21: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/03(土) 00:22:02.43 ID:ivql7Uzt0
  
('∀`)「いやいや、ギャグらしくパーッというこうぜ!」
(=゚ω゚)「おおおお俺はすすす少なくとも、真面目なふふふふんいきを貫くよぅ」
('∀`)「無理。つーかすんな」
(=゚ω゚)「いいいい嫌だよぅ」

二人の男──いや、二匹の野獣。
片方は骨のような細い体を持ったゴボウ。
片方は温室で育てられた季節外れのトマト。

二匹の野獣は互いを見つめあい、そして呼吸を止める。
呼吸という行為が戦闘において邪魔なのだと、昔ばっちゃんが言っていた。

('A`) 「……ぃょぅ」
(=゚ω゚)「ドドドドドドドッドドドドドドドドドッドドドドド」

どもりすぎ。

('A`) 「あの日の決着……いま、着けようじゃないか」
(=゚ω゚)「わわわわわわわわわわわわわわわかかかかかかっかかか」

だから、どもりすぎ。



  
22: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/03(土) 00:25:19.00 ID:ivql7Uzt0
  
「はいはい、そこまでだよ。ケンカは家でやりな」

にらみ合う二匹の野獣を、カビゴンが止めに入る。
ようやく正気を取り戻した二人。

(;'A`) 「そういえば、俺はボケ担当じゃなくてツッコミ担当だった!」

いかん、ついつい体を張ってボケてしまっていた。
俺は深呼吸をいれ、落ち着きを取り戻す。

「はいはい、面接は終わったんだし、早く教室に戻りな」

おばちゃんは俺たちの背中を押し、食堂から追い出す。

('A`) 「……」
(=゚ω゚)「おおおおお俺は、いいい家に帰るよぅぅ」
('A`) 「ん、把握」



  
23: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/03(土) 00:27:32.73 ID:ivql7Uzt0
  
ぽつぽつと歩き始めるぃょぅ。
恐らく校門の所に、車が待っているのだろう。

('A`) 「……」

問題は、俺だ。
今から最後の授業でも受けに行くか?
……それとも、やはり親のことが気になるのか?


1、親が気になる。病院へ戻る
2、最後の授業くらい……。教室へ向かう
3、もう学校来ないんだし、学校ジャックでもしちゃうか

>>25
  
25 名前: 愛のVIP戦士 [sage] 投稿日: 2007/03/03(土) 00:28:41.61 ID:Qiqw+xk80
  




  
28: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/03(土) 00:34:13.96 ID:ivql7Uzt0
  
('A`) (やっぱ、親がな……)

大体、親が自殺未遂で入院しているというのに、
学校に来ている事自体がおかしい。
俺は病院に向かうため、駅への道を歩き始めた。

───二三歩進んで、気づく。

(;'A`) 「俺もう金ねーよ」

こっちにくる途中、金は全て使い果たした。
もう、病院に行く事さえかなわないのだ。

(;'A`) 「俺むっちゃgdgdじゃん」

校門を出た瞬間、後ろからクラクションの音が聞こえた。
その大きな音に慌てて振り向く。

そして、俺の後ろにある車。その中にいる人物を見た。



  
29: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/03(土) 00:37:58.87 ID:ivql7Uzt0
  
(´・ω・`) 「ドクオ君、病院まで送るよ」
(;'A`) 「……えと……ショボン先生」

3年を担当している、社会か何かの先生だ。
なんていうか、印象に残らないタイプなので、詳しくは覚えていない。

(;'A`) 「っっ!!」

前言撤回、俺は全てを思い出した。
この教師は女子に大人気な奴、そして、全く女子に気が無い男!
──そう、男子の間では、GEIとして恐れられている教師だ。

(;'A`) 「だだだ大丈夫っすよ!」

この車に乗ったら、何が起こるかわからない。
俺は恐怖と期待から、背中に冷や汗が流れるのを感じた。

(´・ω・`) 「遠慮しなくていいのに」



  
32: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/03(土) 00:43:20.95 ID:ivql7Uzt0
  
(;'A`) 「大丈夫です!(うわっ!コイツ俺めっちゃ狙ってるのかよ!)」

俺の言葉に、ショボンが返す。

(´・ω・`) 「大丈夫って……大体、君はもうお金すら持ってないんじゃないか」

(;'A`) (だから僕が、君をお金で買ってあげる!という風につなげるのか!恐ろしい!)
(;'A`) 「あ、本当はお金たくさん持っていますよ! もうジャラジャラ!」

(´・ω・`) 「君はお母さんと一緒で、嘘を付くのが下手だね」

……母さん?
コイツとウチの母親が、一体何の関係があるんだ?
家庭訪問なんか来たことも無いだろうし、授業参観で、性格を完全に判断できるはずもない。

(;'A`) (まさか───不倫!?)

そうかもしれない!
このショボンという教師の魔性の力で、俺のお袋を落としたのか!
そして、それを知った親父がギャンブルにはまり……失敗。
夫婦喧嘩をし、その結果、二人ともあんな大怪我をおったのか!!

(#'A`) (こいつが、俺の家の家庭崩壊の原因──!!)



  
34: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/03(土) 00:50:24.42 ID:ivql7Uzt0
  
(;´・ω・`) 「ど、どうしたんだい?怖い顔して……」
('A`) 「……いえ、それじゃ、遠慮なく乗らせていただきます」

俺はショボンの小さな車の後ろ座席に乗り込む。
ショボンは小さく頷き、ドアを閉めた。

('A`) (隙をついて──殺す!)

家庭崩壊の原因。
悪の元凶。
こいつさえいなければ、俺の家は幸せだった。

('A`) (覚悟しろ……ショボン!)

俺は心の中で、小さく雄たけびをあげる。

拝啓、父上様。
俺が父上の仇をとります。だから、父上は母上のハートをagain get してください。

そして出発する車。
その直後、ショボンが振り向いて、俺に何かを差し出した。

(´・ω・`) 「あ、これテキーラ。これはサービスだから受け取って欲しい」



  
35: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/03(土) 00:53:40.84 ID:ivql7Uzt0
  
        メ\,_        ,メ゙\、
       .メ′ .゙゙アhr    _,zl||y,_ .゙∨
       .″       .y!^⌒ ¨\ .,,,,,,__
         .,yr=¬z  .l|  ◎  《 . ゙゙̄^へu,
     ,メ″,z厂◎  l|  ¥     il!      ゙ミ
     il「  ミy   ..,ilト  ゙ミy_ ア ,メ       .∨
    .ll′   干=冖″       ,,,yyyyy.   l|  ←ドクオ
    .l|     ,,,yvr=冖''''|リ|||》巛》ミ冖'li厂.l|   .,l!
    .l!     《vvvr=冖¨ ̄      .゙干l!  .,メ
    .l|     .l|   .,,yrrvy_   ,,,,,,_   .《yrl″
     \_   ,l|.,yzl^^゙゙^冖《《||7厂`゙リu_ .l|
      .゙\、 .r《l厂      .¨゙冖=vu,フhrト


(;'A`) (こいつ……俺に酒を飲ませて……9
(;'A`) (酔った勢いで……)


拝啓、父上様。
やっぱり、父上の仇より、自分のお尻の方が大事です。
本当にすいません。敵討ちはあきらめます。



  
36: ◆sHNGWXTAUA :2007/03/03(土) 00:54:17.84 ID:ivql7Uzt0
  
メモリーカード1
主人公:('A`) ドクオ
時:昼
場所:ショボン車
参考:僕らは風に乗った〜♪

セーブしました。



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