( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)
- 4:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 21:27:46.01 ID:H/5P1YlD0
( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)
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- 5:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 21:32:39.35 ID:H/5P1YlD0
メモリーカード1
主人公:('A`) ドクオ
時:昼
場所:ショボン車
参考:僕らは風に乗った〜♪
メモリーカード2
主人公:( ^ω^) ((=゚Д゚=)
時:夜
場所:街路
参考:にゃ?
メモリーカード3
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:夜
場所:家
参考:
メモリーカード4
主人公:从'ー'从
時:卒業式後
場所:デパート
参考:メイド服で……ジュース!
>>7-8
- 7:漂流者(関東) :2007/04/01(日) 21:39:07.69 ID:UCCbXp5WO
- ('A`)
- 8:カラオケ店勤務(北海道) :2007/04/01(日) 21:39:29.02 ID:0eskd1up0
- ('A`)
- 9:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 21:48:58.36 ID:H/5P1YlD0
- (´・ω・`) 「はい、着いたよ」
車がゆっくりと停車する。
ああ、なんとか俺のお尻は無事だったようだ。
('A`) 「あ、ありがとうございました」
(´・ω・`) 「ううん、それじゃ、頑張って」
俺が車のドアを閉める直前、ショボン先生が笑って見せた。
ショボン先生が笑うことは珍しく、俺も少し驚きを隠せない。
やはり、俺のケツを狙っているのだろうか。
(;'A`) (ホントこえーよあの人)
病院の入り口を潜り、階段を上っていく。
両親の病室は、二人部屋だ。
ショボン先生に貰ったテキーラを手に、俺は病室の前に辿りついた。
- 11:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 21:52:10.35 ID:H/5P1YlD0
- ('A`) 「──ただいま」
がらがらと音を立てながら開くドア。
中には二つのベッド、その上に、一人ずつ人が眠っている。
('A`) 「寝てる……」
俺は二人がそろって寝ている姿を、今まで見たことが無かった。
父ちゃんは基本的に帰りが早いが、寝る時間帯は遅い。
母さんは、その父親に合わせるかのように、おきている。
本当に、仲のいい夫婦だと思っていた。
('A`) (それを……ショボンが……!!)
ショボン先生──いや、ショボンが俺の家庭を崩壊させた。
母さんの心に入り込み、不倫し、父親を狂わせた。
そうだ──そうに違いないのだ。
- 14:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 21:56:31.47 ID:H/5P1YlD0
- J( 'ー`)し ( 'A` )
母さんと、父さんの寝顔が並んでいた。
母親の顔も、父さんの顔も、少し苦しそうに見える。
('A`) 「おいしょ……」
俺は二人の布団を少し浮かせ、もう一度掛けなおす。
それにあわせるように、父親が寝返りを打った。
('A`) 「……」
これからどうなるのだろう。
俺は学校を辞め、バイトか仕事を探すだろう。
今の時代、中退した人間を雇ってくれる企業なんてないか。
となると、バイト生活か。
('A`) 「人のバイトなんて、探してる場合じゃなかったよなぁ……」
- 15:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 21:59:09.43 ID:H/5P1YlD0
- 腕にはめている時計を確認する。
午後2時、本来なら5時限目を受けているところだ。
('A`) 「……」
だが、今の俺は──
1、母さんと父さんの横にいる。
2、ショボン先生に復讐しにいく。
3、最後に……遊ぶか
>>17
- 17:ゴーストライター(大阪府) :2007/04/01(日) 22:00:35.62 ID:PU8YO3BF0
- 2
- 21:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 22:06:53.38 ID:H/5P1YlD0
- ('A`) 「……ショボンに、復讐だ」
全てを壊した、全てを狂わせた、スベテヲオワラセタ。
ショボンに復讐をしてやる。
('A`) 「……方法は──あれしかない」
俺は手に持っていたテキーラを机の上に置き、病室を出る。
大体、生徒にテキーラのビンを持たせる教師なんておかしいだろう。
走って階段を下りる。
この復讐を実行するには、学校が終わる前にやらなければいけないからだ。
階段を下りたところで、看護婦さんとすれ違った。
(*'A`) (いい匂い……)
看護婦「廊下ははしらないでくださーい」
(*'A`) 「はーい」
看護婦の言うとおり、廊下はゆっくりと匍匐前進をした。
だって、人にぶつかって怪我させたら悪いじゃない。
そして、外に出た時点で俺はひとつの事態に気づいた。
- 22:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 22:07:58.67 ID:H/5P1YlD0
/''⌒\
,,..' -‐==''"フ /
( n'A` ) η 俺、金もってねーよー
( ノ \
(_)_)
~"''"""゛"゛""''・、
"”゛""''""“”゛゛""''' "j'
:::::ヘ :::::....ヽ :::;;;ノ ::(
:: ゝ :::::......ノ:;;..:::::::ヽ
- 23:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 22:12:03.63 ID:H/5P1YlD0
- (;'A`) 「い、いかん!このネタは前一回使っただろう!」
金がないというネタといい、がけの上で叫ぶAAといい。
どうやら今日のドクオは相当焦っているようだ。
全く……バカな奴だ。
(;'A`) 「なんか地の分が舐めてるし!」
………
……
しかし、何度ノリツッコミをした所で、事態が変わるわけではなかった。
金がないこの状況、どうやって数キロはなれた学校へ行くことができるだろう。
('A`) 「……はぁ……」
ついには俺は近くの花壇へ座り込んでしまった。
そして、ポケットから携帯電話を取り出す。
特に携帯で何かをするわけではない。
ただ、人間何もやることが無くなった時、このような行動を起こすのだ。
- 25:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 22:17:46.40 ID:H/5P1YlD0
- ('A`) 「……」
データフォルダ、その中でも、プライベートフォルダを開いた。
「1031」というパスワードを入力し、禁断のフォルダを開く。
もちろん、中には男の神秘が仰山詰まっていた。
──だめだ。
心の中で呟いた。
いつもなら見ただけで射精してしまいそうな画像や動画だが、
今は見ても何も感じない。
むしろ、この作られた人間の様子を見ると、吐き気がしそうだった。
('A`) 「……」
人間は、このように喘いで喜んだり、キスして喜んだりするものではない。
いや、確かに性行為やキスは人間の欲望としては必要なものかもしれない。
行うことで、喜びを得られるかもしれない。
だが、今の俺にはそんな事は必要じゃなかった。喜べなかった。
たったひとつ、好きな人と一緒にすごしたい。
キスや性行為なんていらない。ただ、一緒に過ごすだけでいい。
それだけが、欲しかった。
- 27:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 22:22:23.75 ID:H/5P1YlD0
- 『曲がりくねった〜!道の先に〜!』
(;'A`) 「うわっ!」
突然鳴った携帯電話、驚きの余りに俺は携帯を落としてしまう。
ガチャ、という音を立てて落ちた携帯は、次は『ピッ』という音を出した。
『もしもし──私だ』
電話口から聞こえる声。
どうやら、落ちたときに通話ボタンを押してしまったらしい。
『……今、何をしている?』
俺は携帯電話を拾い上げる。
だが───それを見つめるだけで、どうしても口を近づけることができなかった。
『……今、5時限目が終わって、休み時間なんだ』
休み時間に、彼女が電話か──。
プッ、と噴出しそうになる。
あの彼女が、休み時間に、俺に電話か──。
- 29:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 22:26:45.58 ID:H/5P1YlD0
- 『今、忙しいなら──、いや、忙しくなくてもいい。私と話したくないなら、黙ったままでもいい』
『もし、私と話してもいいというなら……ちょっとだけ、時間をくれ』
『……きりたいなら、切ってもいいぞ』
クーが俺に、みっつの選択肢を与えた。
一つ目は、まるで決められた事柄を話すように。
二つ目は、心の奥で願いを込めるように。
三つ目は、溢れそうな涙を食い止めるように。
右手に握られた携帯電話を見た。
先ほど落としたせいか、画面の端に小さな傷が見える。
('A`) 「───」
1、黙ったまま話を聞く
2、返事をする
3、電話を切る
>>31
- 31:光圀(宮城県) :2007/04/01(日) 22:27:24.47 ID:zfH3t0Xf0
- 1
- 32:留学生(岐阜県) :2007/04/01(日) 22:27:24.27 ID:x7l3Y07+0
- 2
- 35:留学生(岐阜県) :2007/04/01(日) 22:29:35.46 ID:x7l3Y07+0
- >>31>>32
時間\(^o^)/
- 36:光圀(宮城県) :2007/04/01(日) 22:31:05.30 ID:zfH3t0Xf0
- >>35
でも選択した数字がな...
- 37:新聞配達(大阪府) :2007/04/01(日) 22:33:08.07 ID:rRpymsyg0
- >>31-32
これは・・・神様が1を選ばせたくて歪めたな
- 38:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 22:33:43.78 ID:H/5P1YlD0
- ('A`) 「……」
俺は返事をしなかった。
いや、返事が出来なかった。
声を出すことが怖い。今彼女と話すことが怖い。
もうこれが最後になるかもしれないと考えると、足が震える。
携帯を解約して、もう話すこともメールすることもできなくなると考えると、心から鬱になる。
『……把握した。悪いが、私は喋らせてもらうぞ』
ふぅ、と彼女がひとつ息をついた。
『どうにか──学校を辞めない方法はないかと、考えたんだ』
『いや、本当は他人の家庭のことに口を出すべきではないのかもしれないが──』
『悪い。ひとつの考えとして、聞いてくれ』
- 40:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 22:38:27.28 ID:H/5P1YlD0
- 『私が働いているコンビニで、一緒にバイトしよう』
ドクン、と心臓が高鳴った。
『学校が終わってから……つまり、5時からなんだが』
『それから、夜まで働いて……』
『……夕飯ぐらいは、私が奢ってやるから』
さらに心臓が高鳴った。
言っていることは、確かにむちゃくちゃでもある。
だが……だけど。
『そうすれば食費も少しは浮くだろうし……学校にも、これないかな』
- 43:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 22:42:52.87 ID:H/5P1YlD0
- 『きーんこーんかーチんこャイムが鳴ったようだな』
チャイムと彼女の声が重なって聞こえる。
ガラガラとイスが揺れる音がした。
『それじゃ、また後で電話する──』
('A`) 「ぁ──」
プツッ
切れた。
彼女と俺をつないでいた、電話が。
彼女は「後で電話する」と言った。言ってくれたl。
だが……なぜだろう。
心の中で、まるで寒冷前線が通過したかのように冷たい風が吹いていた。
- 45:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 22:50:28.06 ID:H/5P1YlD0
- ショボンに復讐学校を辞めるバイト探す仕事探す母さんの介
護父さんの介護クーと一緒にバイト二人の治療費これからの住
居これからの食事部活を辞めるもう会えない友達もう話せない人
々両親の不倫問題大好きなバスケット受けることの無い授業
嫌だ。嫌だ、なんで俺がこんな目に合わなければいけないんだ。
今まで普通に生きていて、普通にすごして……。
これがいけなかったのか?俺が悪かったのか?
(;A;) 「なんで……なんでなんだよ……」
言葉を発したとき、自分が涙を流していることに気づいた。
みっともない、早く泣いたりするのを辞めなければ。
(;A;) 「ちくしょ……ちくしょう……」
涙は止まらない。
頬を伝って、握られた携帯電話に涙が落ちた。
- 47:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 22:55:35.44 ID:H/5P1YlD0
- ………
……
何分かたった頃、ようやく涙を止めることが出来た。
通り行く人々の視線が、俺に冷たく突き刺さる。
もう、どうだっていいや。
俺が道端で泣いたところで、明日学校でうわさになる訳ではない。
なったところで、俺の耳に入らなければそれまでだ。
『教えて〜おじい〜さん〜!教えて〜るるるるるる〜』
もう一度携帯電話が光った。
「着信:クー」
1、出る
2、そのまま
3、切る
>>51
- 51:ゴーストライター(大阪府) :2007/04/01(日) 22:57:39.02 ID:KoUmuf2E0
- 1
- 53:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 23:02:03.95 ID:H/5P1YlD0
- ('A`) 「もしもし……」
通話ボタンを押して、口を当てた。
少しも驚いた様子も見せず、彼女は淡々と言葉を出した。
『出ないかと思った』
('A`) 「俺も出ないつもりだった」
『……大丈夫か?』
たったこの一言だけで、全てが見透かされた気がした。
俺がクーの言葉に悩んだことも、俺が一人泣いていたことも。
('A`) 「たぶん」
『そうか……。なぁ、お前今どこにいるんだ?』
('A`) 「病院だよ」
『病院で電話は禁止だぞ』
正確には、病院の前の花壇だよ。
そういおうと思って開けた口に、クーの別の言葉が入ってくる。
『どこの病院だ?』
- 54:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 23:04:21.39 ID:H/5P1YlD0
- ('A`) 「……言ったら、お前来るだろ?」
『当然だ』
('A`) 「なら言わねーよ」
今、彼女に会ったら、全てが狂いそうな気がした。
俺の中の何かが……止まらなくなる気がした。
『……教えてくれ』
('A`) 「くるなら言わねーよ」
『……来ない』
('A`) 「……本当か?」
『…………』
('A`) 「本当に、来ないんだな?」
『来る』
- 55:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 23:08:26.88 ID:H/5P1YlD0
- ('A`) 「お前、やっぱ嘘つかないんだなwww」
『むぅ。最近、一回だけ嘘をついたがな』
('A`) 「へぇ〜。どんな嘘だよ」
『それは秘密だ』
('A`) 「ちょww 教えてくれよww」
『お前が病院を教えるなら、教えてもいいぞ』
('A`) 「小悪魔めwww」
『どうする?』
('A`) 「……うーん。じゃ、いいや」
『臆病だな、君は』
- 56:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 23:12:39.78 ID:H/5P1YlD0
- ('A`) 「……臆病だよ」
『自覚症状ありか……どうやらまだ救いようがある』
('A`) 「うるせ」
『ところで、面白い話を耳にしたぞ』
『シャキール・オニールが、なんと……』
『気になるか?教えて欲しければ、病院の場所を教えろ』
('A`) 「シャキール・オニールが2万5千点を突破。史上14人目」
『……むぅ。』
('A`) 「俺にバスケの話で勝とうなど、100万年早いわ!」
『あ、ちょっと待ってろ』
突然、彼女の声が電話から消えた。
……誰かと、話している?
- 58:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 23:16:49.74 ID:H/5P1YlD0
- 『はい……ドク……そう……院……え……がとう……では』
誰かとの会話が、電話越しにかすかに聞こえた。
必死に聞き取ろうと耳を澄ましていたところ、また突然クーの声が現れた。
『もしもし』
('A`) 「誰と話してたんだよ」
『VIPVIP病院、303号室』
('A`) 「──!」
『今から10分だ。10分で着く。覚悟しておけ』
プツリ、と電話が切れた。
彼女が口にした病院、病室は……。
間違いなく、俺の両親の病室だ。
- 59:留学生(鹿児島県) :2007/04/01(日) 23:17:57.97 ID:H/5P1YlD0
- メモリーカード1
主人公:('A`) ドクオ
時:昼
場所:病院前の花壇
参考:目ぇ、腫れてないかな……
セーブしました。
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