( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)

  
81: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 22:56:47.21 ID:goXMD6Sc0
  




           ( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)





                 1、ニューゲーム(残数0)
                ⇒2、ロードゲーム(4)

ロードします。
  
82: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 22:59:53.95 ID:goXMD6Sc0
  

メモリーカード1
主人公:('A`) ドクオ
時:昼
場所:ぃょぅ宅
参考:あー……これでいいよな?

メモリーカード2
主人公:( ^ω^)   川 ゚ -゚)
時:昼
場所:コンビニ
参考:どーしよ……。

メモリーカード3
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:昼
場所:遊園地
参考:ブ、ブロッコリー?

メモリーカード4
主人公:( ,,゚Д゚) ギコ
時:夜
場所:公園
参考:───


>>83-84
  
83: 愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 23:00:29.14 ID:1tLQk9c70
  

  
84: 愛のVIP戦士 :2007/02/08(木) 23:01:10.59 ID:Oa9w/6Wu0
  




  
85: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:04:02.62 ID:goXMD6Sc0
  
( ,,゚Д゚)「……」

俺はただただ公園の入口を見ていた。
空虚感、孤独感、そして絶望感。
俺が彼女を……殺してしまった。

入口に一つの影が見える。
誰だ?こんな時間に。
ああ、あれか。
阿部さんを目的としたホモさんですか。

「ギコ君〜!」

その黒い影はしっかりと姿を現してやってくる。
……俺の見間違いではなければ……恐らく。

その人影は俺の目の前で止まる。
俺の隣に居る阿部の存在に気づき、その人影は驚きの声を出した。



  
86: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:06:30.60 ID:goXMD6Sc0
  
(*゚ー゚)「あ、あれ!お父さん!」

やはり、声の主はしぃ。
なぜ?なぜ彼女が居る?

阿部「し、しぃ!生きていたのか!」

阿部は涙を流しながらしぃに抱きつく。
彼女はいやいやと親父を払いのけた。

(*゚ー゚)「なんで生きてるって……私いつ死んだのよw」
阿部「お前は俺の攻撃を受けて……世界を元に戻すために……」

(*゚ー゚)「……何のこと?」

俺の頭は混乱する。
しかし、その混乱を上回る喜びがあった。
彼女は、生きている。



  
87: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:09:21.96 ID:goXMD6Sc0
  
( ,,゚Д゚)「しぃ!」

目の前にいる女性の名前を叫ぶ。
ただ、それだけで存在の証明ができるから。

(*゚ー゚)「ギコ君とお父さんって知り合い?」
( ,,゚Д゚)「……いや、全然」
(*゚ー゚)「ふーん」

何故生きているのか。
俺は簡単な仮説を立ててみる。

なんか変な魔法をしぃが使う→時間逆戻り→って事はしぃも生きてるまんまじゃね?

たぶん、これだ。

(*゚ー゚)「トイレに行くって言ったきり、帰ってこないから心配したんだよ!」

多少、時間軸にずれはでているらしい。
しかし、そんな事はどうでもいい。



  
88: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:13:53.79 ID:goXMD6Sc0
  
(*゚ー゚)「ね、帰ろ」

彼女は俺の腕に腕を絡ませる。
俺は恥ずかしくなって、それをどかせようとする。

(*゚ー゚)「いいじゃん〜。お父さんも、こういうの気にしないタイプだよ?」

いや、先ほど俺はそのせいでとんでもない目にあった。
また無限ループを繰り返してしまうかもしれない。

阿部「……しぃの、お前に対する愛情はもう確認した……行け、少年よ」

阿部が小さく俺に言う。
ちょっとだけ泣きそうになった。

(*゚ー゚)「ほらほら!」

彼女の腕に引っ張られ、俺は脚を進めた。

嬉しさのせいか、ここから先はほとんど覚えていない。
ただ、気づけば家の前についていた。



  
89: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:16:34.24 ID:goXMD6Sc0
  
( ,,゚Д゚)「ふぅ……」

高い高い羽根布団の上、俺は寝転んでいる。
今日は色々なことがあったせいか、疲れた。

ふと、鳴り響く携帯電話。
俺はそれを手に取り、メールを確認した。

『明日暇ぁ?(* ^ー゚) 』

しぃからのメール。
そういえば、明日は土曜日。
部活は午前中で終わるから、午後は暇という事になる。

( ,,゚Д゚)『午後からなら暇だぜ』

メールを送信する。
明日、ひょっとしたら一緒に遊べるかもしれないな。



  
90: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:20:20.97 ID:goXMD6Sc0
  
数秒後、もう一度携帯が光る。
なんという返信の早さ。これは間違いなく指がつる。

『それじゃぁ、明日の午後から遊ぼうよ』

(*,,゚Д゚)「ゴルァ!」

俺は嬉しくなり声を挙げた。
彼女と遊ぶ。つまり、デートということだ。

( ,,゚Д゚)『もちろんいいぜ!どこで遊ぶ?』

『んー。明日は大雪らしいからぁ……。ウチんち来る?』

( ,,゚Д゚)『ん?お前の家あいてるの?』

『あいてるよー。DVDとか用意しとくね』

その後も何度からメールでやり取りをする。
明日の午後2時から、しぃの家に集合。
それに決定した。



  
91: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:22:55.25 ID:goXMD6Sc0
  
…………
………
……



( ,,゚Д゚)「お疲れさまーっした!」

正午12時、部活が終了する。
俺は急いで家に帰り、まずはシャワーを浴びた。
汗の臭いを、必死に消す。

12時30分、昼飯を食べる。
2分でカップ麺を作り、5分で食べ終わる。

12時50分、着替える。
今までの中でも、特にお洒落に気をつける。
準備は、万全だ。



  
92: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:26:00.90 ID:goXMD6Sc0
  
現在の時刻は、1時10分。
約束の時間までは大分時間がある。

( ,,゚Д゚)「……しぃ、今日はずっと暇って言ってたしな」

少し早いが、俺は家を出た。
しぃの家は結構近くにある。
といっても、やはり多少の時間はかかるが。


しぃの家。
俺の家に比べて小さいが、まぁ一般的な家だろう。
目の前にある小さなインターホン。だが、それが大きく見える。

震える指、俺はそれをインターホンに押し付けた。

(;,,゚Д゚)「………」

沈黙。あぁ、早く誰か出てくれ出てくれ出てくれ。

『はいー?』
(;,,゚Д゚)「ゴゴッゴルァ!!来たぞゴルァ!」



  
93: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:29:20.40 ID:goXMD6Sc0
  
『……あ、ギコ君?ちょっと待ってねー』

ガチャ、ときられる音がした。
良かった、ちゃんと家にいたみたいだ。

そして、もう一度『ガチャ』
今度は家の鍵が空けられた音。

俺は一、二歩と進んでいき、その扉の前にたった。

(*゚ー゚)「おまたせー」

ドアの中から現れた女性。
短いスカート、露出の多い上着、しぃだ。
……どこか、違和感を感じるのは気のせいだろう。

(*゚ー゚)「入って入って」

俺は彼女に進められるまま、家の中に入っていく。
……ここで、気づくべきだったんだ。



  
95: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:31:29.64 ID:goXMD6Sc0
  
(*゚ー゚)「コッチコッチー」

招かれたのは、しぃの部屋。
いつもいつも綺麗にしてあると思った。

(*゚ー゚)「ここに座って」

しぃがベッドに座った後に、俺もベッドに座る。
少しだけ、距離が近い。
女の子の匂いがした。

(*゚ー゚)「……手、繋ごう?」

しぃはベッドの上に小さく手を出す。
俺はその上に手を載せた。

(*゚ー゚)「……」



  
96: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:33:18.34 ID:goXMD6Sc0
  
しぃの顔が近づいてくる。
どんどん、どんどん。

(*゚ー゚)「……」
(*,,゚Д゚)「ご、ご、ごるぁ……」

もうスグ、唇が触れる。
そんなときだった。

(*゚ー゚)「ふふ……」

彼女の突然の笑み。
その笑い方、どこかで見覚えがある笑い方。

(*゚∀゚)「あははwwwwww」

口を大きく開けて笑い出す。
やはり、というかなんというか。
俺の横に座っていたのは、つーだった。



  
99: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:35:41.44 ID:goXMD6Sc0
  
(*゚∀゚)「君も本当にこりないねぇ」

つーは俺の手を指差す。
そこに目を移した途端、俺は顔が青ざめる気がした。

(;,,゚Д゚)「……!」

繋がれている。
ロープのようなもので、両腕が。

(;,,゚Д゚)「い、言っとくけど俺はアナルになんて興味ねぇぞゴルァ!!」
(*゚∀゚)「んー。知ってるよー」

彼女は何やらポケットから取り出す。
どんな恐ろしいものが───

………取り出されたものは、ハンカチ。



  
102: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:38:11.66 ID:goXMD6Sc0
  
(*゚∀゚)「ちょーっと苦しいけど。」

彼女はそのハンカチを丸める。
驚いて口が開いている俺に、それを詰め込んだ。

(;,,゚Д゚)「ごごごごgggg!!!」

口にハンカチが完全に入る。
俺は声を出す事ができなくなった。

(*゚∀゚)「大丈夫だって!今日は君には何もしないよ?」

君には何もしない?もう既にしているじゃないか。
縄、ハンカチ。まるで拷問……?

(*゚∀゚)「せまくて悪いけど、ここで我慢してね」

つーはそういうと、俺の体を押す。
小さく開いたクローゼット。
俺はそこにスッポリと収まった。



  
104: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:41:52.96 ID:goXMD6Sc0
  
(#,,゚Д゚)「glkfdさjうぃfあgggrt!」

こんな狭いところにいれてどうするつもりだ!
と叫んだつもり。
通じたのか通じていないのか、彼女は笑いながら答える。

(*゚∀゚)「別にー。そこにいてもらうだけだよー」

ここにいてもらうだけ?
冗談じゃない、俺はしぃと遊びに着たんだ!

(*゚∀゚)「……たぶん、君の足の力なら、ここから出ることはたやすいよね」

いつもと違う雰囲気の彼女。
何かが……何かがおかしい。

(*゚∀゚)「……だけど、君は出たくなくなると思う」

何だ?
この女は何を言いたい?


その会話を切るかのように、玄関のインターホンがなった。



  
105: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:45:38.68 ID:goXMD6Sc0
  
(*゚∀゚)「……叫んだりしないでね」

彼女はクローゼットを閉める。
小さな隙間から、この部屋を見渡す事ができた。
……まるで、仕組まれたかのように。

(*゚∀゚)「はいはーい!ちょっと待ってねー!」

つーはドタバタと玄関に向かう。
扉の開く音、そして増える足音。

(*゚ー゚)「んー。DVD、『森のプーさん大火事大決戦』借りてきたけど、ギコ君みるかなぁ……」

DVD?彼女は、DVDを借りに行っていたらしい。

(*゚∀゚)「あー、そのことだけど。ギコってヤツから連絡あったよ」
(*゚ー゚)「え?なんて?」
(*゚∀゚)「今日は試合が入ったから、遊びにこれないんだってさ」



  
106: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:48:46.16 ID:goXMD6Sc0
  
俺はそんなことを言っていない!
調子に乗んじゃねぇぞこの尼!

(*゚ー゚)「えー……。。」

残念そうな顔をするしぃ。
俺はここにいます。

(*゚∀゚)「……あたしでよかったら、一緒に見るけど?」
(*゚ー゚)「別におねえちゃんと見てもなぁ……」
(*゚∀゚)「む!可愛くない妹めー!」

つーはしぃをベッドに押し倒す。
しぃの手にあったDVDは、既に机の上におかれていた。

(*゚ー゚)「痛いって。何するのよー」
(*゚∀゚)「……いつもやってあげてる事」
(;*゚ー゚)「こ、こんな昼間から!?」


……いつもやってあげてる事?



  
109: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:52:05.47 ID:goXMD6Sc0
  
俺の予想は、いい意味か、悪い意味でか、当たってしまう。
つーの唇が、しぃの唇の上に重なった。

(*゚∀゚)「ん……」
(*゚ー゚)「……んん……」

何やら唇を重ねたまま動いている。
恐らく……舌を絡ませていた。


(*゚∀゚)「んふ……」

つーの唇が離れていく。
細い細い糸を引きながら、彼女は満面の笑みを浮かべていた。

(;*゚ー゚)「お姉ちゃん……昼間からはやめよーよ……」
(*゚∀゚)「んーん。今じゃないと嫌」



  
110: ◆sHNGWXTAUA :2007/02/08(木) 23:52:53.17 ID:goXMD6Sc0
  

メモリーカード4
主人公:( ,,゚Д゚) ギコ
時:昼
場所:しぃの部屋
参考:ちょっ!お前等!何を……

セーブしました。



戻る第十八話