( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)

  
14: クーに決定しました。 :2006/11/19(日) 23:20:31.01 ID:rZGSh0m/0
  

……眩しい。
……もう朝なのか?

重くのしかかる掛け布団をどけ、私は立ち上がった。
今の時間は……7時。
完全に遅刻だな。

軽い朝食を済ませ、私は着替え始めた。
この制服を着るのも、あと半年か

川 ゚ -゚)「それでは、行って来ます」



  
15: 北町奉行 :2006/11/19(日) 23:23:55.86 ID:rZGSh0m/0
  

電車に揺られる事20分。ようやく学校へ付いた。

『県立VIP学園』

誰がこんな名前をつけたのだろうか?
おっと…そんなことはどうでもいい。

始業のチャイムが聞こえた私は、逃げるように教室へ入っていった。


( ^ω^)「お!クーちゃんおはようだお!」
川 ゚ -゚)「内藤か…おはよう」
( ^ω^)「その "か" ってなんだお!」
川 ゚ -゚)「すまないな」

教室へ入るなり、クラスメートの内藤が私に話しかけてきた。
いつもうるさくて、何かと私についてくる。
なんというか・・・子供だ。



  
16: 北町奉行 :2006/11/19(日) 23:26:31.69 ID:rZGSh0m/0
  

( ´∀`)「内藤、早く席につくモナ」

コイツは私のクラスの担任、モナーだ。
穏やかな性格で、担任としてはGJだ。
──ただピザという事を覗いてだが──

('A`) 「お前な、月曜日からハイテンションすぎるんだよ」

内藤の隣の席の男が、内藤に話しかけている。
彼はドクオ。
何かとダルそうで、どことなくクール。
何かと内藤に文句をつけているが、本当はとても仲がいい。

( ´∀`)「それじゃ、授業を始めるモナ」



  
17: 北町奉行 :2006/11/19(日) 23:32:34.21 ID:rZGSh0m/0
  
・・・・・
・・

ようやく授業が終わったか。
バルキスの定理なぞに1時間かけるとは、この学校も終わったな。

川 ゚ -゚)「さて、昼食の時間だ。」

カバンから、弁当を取りだす。
弁当を──

川 ゚ -゚)「弁当が忘れた……」

くそ。金もない。
一体朝の私は何をしてたというのだ!
仕方がない……

1、昼飯は我慢しよう。
2、内藤に金を借りよう
3、ドクオに金を借りよう。

>>18
  
18: 愛のVIP戦士 :2006/11/19(日) 23:33:04.11 ID:9mR9yqkm0
  




  
20: 北町奉行 :2006/11/19(日) 23:37:42.96 ID:rZGSh0m/0
  
川 ゚ -゚)「ドクオに金を借りよう」

あまり話した事はないが、金を借りるぐらいなら。
金を借りるぐらいなら…っていうのか?

川 ゚ -゚)「ドクオ君。いきなりですまないのだが、お金を貸してくれ」

いかん。これはストレートすぎたかもしれない。

('A`) 「(めずらしいな、クーさんが話しかけてくるなんて)  ん?何円?」
川 ゚ -゚)「500円ほどでいいんだ。悪いな」
('A`) 「えっと……財布っと……」

ポケットから財布を取り出し、あさ来るドクオ。
しかし、財布の中には一枚の野口しかいなかった。

('A`) 「あー……貸せそうにない……一緒に買うか」



  
22: 北町奉行 :2006/11/19(日) 23:40:55.38 ID:rZGSh0m/0
  
川 ゚ -゚)「一緒に……」
(;'A`) 「あ、悪い。やっぱダメか?」
川 ゚ ー゚)「いや、こちらからお願いしたいくらいだ」

私たちは、学食へ向かうことにした。
この時間帯の学食……一体何人人がいるのやら。
いつも弁当派の私は、この時間帯の学食の恐ろしさを知らない。

「「「がやがやがや」」」

川;゚ -゚)「おお……なんという人の群れ」
('A`) 「あー。クーはここで待っててな」

そういうとドクオは、するすると人ごみの中へ消えていく。
おいおい…さすがにこの人ごみじゃ、見失うだろう。



  
23: 北町奉行 :2006/11/19(日) 23:43:08.81 ID:rZGSh0m/0
  
5分後、2つのカレーを手にしたドクオが人ごみから現れた。

('A`) 「おう、待たせたな」
川 ゚ -゚)「いや…意外と早いんだな」
('A`) 「ちょっと裏道を使ったんでね」

裏道?
学食も奥が深いのだな。

('A`) 「それじゃーなー」

カレーを一つ私に渡すと彼は、どこかへ行ってしまった。
一緒に食べるのかと思ったのに……



  
24: 北町奉行 :2006/11/19(日) 23:47:07.63 ID:rZGSh0m/0
  
結局、教室で一人私はカレーを食べた。
この学校では始めての学食。
うむ。なかなかおいしい。
私がカレーを食べ終わる頃、既に昼休みが終わろうとしていた。

川 ゚ -゚)「少し食べ過ぎたか……」

だんだんと、教室にも人が戻ってくる。
その中に、ドクオも入っていた。

川 ゚ -゚)「ん…?」

ドクオが口パクで、私に何か話しかけている。
なんだ? 何がいいたい?

( ´∀`)「それじゃ午後の授業を……クー。お前はそんなにカレーが好きモナか?」

教室に入ってきたモナーが口の周りをぬぐうしぐさをした。



  
27: 北町奉行 :2006/11/19(日) 23:48:51.82 ID:rZGSh0m/0
  
川 ゚ -゚)「!」

急いで私は口の周りをぬぐう。
ティッシュには、少し茶色いカレーが付いていた。

( ´∀`)「あんまり食べ過ぎると、先生みたいになるモナよ」

笑えねーよ。

さっき、ドクオが伝えようとしていたのはこの事か?
よく一瞬で気づいたものだな。



  
29: 北町奉行 :2006/11/19(日) 23:50:32.77 ID:rZGSh0m/0
  
きーんこーんかーんこーん

今日も一日、学校が終わった。
ふん……ALTなんて者もたいしたことないんだな。

それじゃ、今からあそこに行きますか。

1、私はバスケ部、体育館。
2、私は吹奏楽部、音楽室
3、私は帰宅部、バイトでコンビニへ。
  
34: 北町奉行 :2006/11/19(日) 23:51:55.79 ID:rZGSh0m/0
  
安価忘れていたな。
>>36
  
36: 荒巻スカルチノフ :2006/11/19(日) 23:53:10.67 ID:/LPHEkRq0
  
3



  
40: 北町奉行 :2006/11/19(日) 23:56:40.18 ID:rZGSh0m/0
  
私は帰宅部。
コンビニのレジのバイトをしている。
ふぅ…行くか。

コンビニは、学校から歩いて10分。
学校から少し離れているので、知り合いはあまりこない。
ただ、一人を除いてだが。

ξ゚听)ξ 「いらっしゃ……あ、クー!遅いよ!」

このコンビニの店員の証であるエプロンをつけた少女。
カノジョの名前はツン。
私と同じ学校の、同じ学年。
彼女もまた、このコンビニでバイトしている。

ξ゚听)ξ 「早く着替えて〜!もうそろそろ悪魔の時間がきちゃうよ!」



  
41: 北町奉行 :2006/11/19(日) 23:58:19.76 ID:rZGSh0m/0
  
悪魔の時間

それは、仕事を終えたOLが一気に流れ込む時間帯の事だ。
OLという者は、実に醜い。
男の前では色目使って、本性を出さない。

本当は、獣みたいな顔をしているくせに。

川 ゚ -゚)「ああ、着替えてくる」

私はきがえるため、おくの控え室へと入っていった。



  
42: VIP番長 :2006/11/20(月) 00:00:32.86 ID:+ssESP3v0
  
自分のロッカーを空ける。
中には、コンビニのエプロン。

さすがに制服の上から着るのはダメとの事。
私は、全然構わないのだがな。

上を脱ぐと、少し寒気がした。
それもそうだ。もう11月。外は風がゴーゴーで……
コンビニには暖房が付いているよな?
なんだ?この寒気は……

ξ゚听)ξ 「急いでー!」
川;゚ -゚)「あ、ああ」

私は急いで着替え、レジへと向かった。



  
45: VIP番長 :2006/11/20(月) 00:06:02.67 ID:+ssESP3v0
  
OL1「いい加減ムカツクよねー!あのハゲ課長!」
OL2「臭いんだよ!ってねwwwww」

ああ、全く五月蝿いものだ。
お前らのそのこゆい化粧の法がよっぽど臭い。

川 ゚ -゚)「840円になります」

何も言わずに5000円札を渡すOL
しかしコチラは仕事、しっかりとあいさつはしないといけない。

川 ゚ -゚)「4160円のお釣りです」
OL1「あれ?……あ!私間違ってだしちゃってた!ありえなーいwww」
OL2「きゃははwww何やってんの〜wwww」

笑いながらOLは、1000円札を私に突き出した。



  
46: VIP番長 :2006/11/20(月) 00:07:52.14 ID:+ssESP3v0
  
川 ゚ -゚)「……?」

OL「取り替えろって言ってるの!早くしてよね!」

どうやらこの女、1000円札で清算しなおせとのこと。
殴ってもいいですか?殴ってもいいですか?


1、殴るしかない
2、落ち着け私!相手は客だ!ちゃんと応じろ!
3、シカトしてお釣り返してしまえ

>>47-50
で一番多いの



  
47: 北町奉行 :2006/11/20(月) 00:08:59.77 ID:mVL7BBz40
  

  
48: VIP村人P :2006/11/20(月) 00:09:03.73 ID:UkDwW8YV0
  

  
49: 北町奉行 :2006/11/20(月) 00:09:11.46 ID:mVL7BBz40
  

  
50: ただの戦士 :2006/11/20(月) 00:09:38.64 ID:1LrzJZDa0
  
2



  
54: VIP番長 :2006/11/20(月) 00:12:49.87 ID:+ssESP3v0
  
殴るしかない──
私の頭にその言葉が現れた。

4160円のお釣りを握り締め、私はOLの顔に鉄拳を──

ξ゚听)ξ 「はいはい清算の仕切りなおしですね〜。少々お待ちを〜!」
川 ゚ -゚)「!!」

いきなりひょいと現れたツンは、OLから1000円札を取ると、160円のおつりと、先ほどの5000円札をOLに渡した。

ξ゚听)ξ 「ありがとうございました〜」

さわやかな笑顔でOLを見送るツン。
しかし、私の怒りは収まらない。

川 ゚ -゚)「ツン、なぜ邪魔をした」



  
55: VIP番長 :2006/11/20(月) 00:16:56.44 ID:+ssESP3v0
  
ξ゚听)ξ 「殴ったところで、悪いのはアナタだけ。相手は何も損しないわ」
川 ゚ -゚)「だからと言って笑顔で見送るのか?」
ξ゚听)ξ 「そうよ」
川 ゚ -゚)「ツン、君とは少し意見が違うようだな」

ξ゚听)ξ 「ふぅ……」

大きく息を着くツン。
そして、口を開いた。

ξ゚听)ξ 「私は、この職場での仲間を減らしたくないだけなの!」

強い口調で言った。
元々強気な子ではあるが、ここまで強く言われると驚いてしまう。

川 ゚ -゚)「……そうだな……悪かった……」

確かに、あのOLを殴ったところで意味がないじゃないか。
全く、ツンにはかなわない。



  
56: VIP番長 :2006/11/20(月) 00:21:42.97 ID:+ssESP3v0
  
その後、8時までの業務を終えた私たちはようやく帰ることが出来た。

ξ゚听)ξ 「足が痛い……」
川 ゚ -゚)「立ちっぱなしだからな……」
ξ゚听)ξ 「そーね……あ、電車来たわ」

上方面行きへの電車が来た。
これに乗って、20分で家に帰ることが出来る。

『プシュー』

そこは人一人はいるかどうかのスペースだけ開いた満員の車両だった。

ξ゚听)ξ 「あっちゃー……私、あっちの車両乗るね。ば〜い」

ツンは一つとなりの車両へ。
私は、この車両へと乗り込んだ。



  
57: VIP番長 :2006/11/20(月) 00:24:26.62 ID:+ssESP3v0
  
川;゚ -゚)「思ったより……せまいな」

いつもより混雑している電車。
なんだか、人とぶつかって、手が当たったりしている。

川;゚ -゚)(ん……?)

おかしい。
さっきから、お尻の辺りによく手が当たる。
何度も、何度も。
まるで摩るかのように。

川;゚ -゚)(痴漢……)



  
59: VIP番長 :2006/11/20(月) 00:26:49.05 ID:+ssESP3v0
  
くそっ……この変態が。
次の駅で降りてやる!
それまで…………我慢だ。

手は、私のお尻を揉むように掴んできた。
上からしたへ、なぞるように……
下からうえへ、なぞるように……

アナウンス「◎◎駅〜到着〜……」

よかった。これで逃げれる──

『プシュー』

開いたドアは、私の反対側。
この満員電車の中、動けるはずも無かった。



  
62: VIP番長 :2006/11/20(月) 00:28:35.47 ID:+ssESP3v0
  
抵抗しない事が分かったのか、手はさらに動き始めた。

川;゚ -゚)「っっ…!」

スカートの中に、手が潜り込む。
やめろ───やめろ──

川;゚ -゚)「ッ!」

その手は、私の秘部に軽く触れてきた。



  
64: VIP番長 :2006/11/20(月) 00:32:18.22 ID:+ssESP3v0
  
('A`) 「おいおっさん。いい加減にしとけ」

後ろから声がした。
それと同時に、私のスカートから手が逃げ出す。

('A`) 「次の駅で、駅員さんとご一緒しようか」

私の真後ろにいたおやじの手を、ドクオが掴む。

おやじ「な、何をする…!」
('A`) 「現行犯に限り、逮捕状はいらない──という事で、捕まえた」
おやじ「は、離したまえ!」

ドクオの手に、力が入ったのが分かった。

(#'A`) 「……」

おやじは、抵抗することなく、下にうつむいた。



  
69: VIP番長 :2006/11/20(月) 00:35:59.67 ID:+ssESP3v0
  
『プシュー』

次の駅で、私は逃げるように降りた。
おやじの手を掴んだドクオも、一緒に下りてきた。

('A`) 「あー……クーさん、大丈夫?」

いかにもやる気なさそうな声で、私に声をかける。

川;゚ -゚)「あ……ああ……」

言葉に力が入らない。まだ怖いのだ。
もう安全と分かっているのに、怖いのだ。

どっからか、駅員が現れて、おやじを連れて行く。
どうやら私も、付いていかなければいかないようだ。

川 ゚ -゚)「あ……ありが……とう」

ようやく口に出来た、感謝の言葉。
それが聞こえたのかは分からないが、ドクオは少し口元を緩めると、先ほどの電車にまた乗った。



  
71: VIP番長 :2006/11/20(月) 00:37:41.30 ID:+ssESP3v0
  

メモリーカード1

主人公:川 ゚ -゚)クー
時:1日目夜
場所:駅のホーム
参考:痴漢にあった所をドクオに助けてもらう。

セーブしました。

第一話 完



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