( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)

  
7: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/13(水) 23:36:51.38 ID:gHAQE0Tk0
  





           ( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)





                 1、ニューゲーム(残数0)
                ⇒2、ロードゲーム(4)

ロードします。
  
11: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/13(水) 23:39:50.31 ID:gHAQE0Tk0
  

メモリーカード1
主人公:川 ゚ -゚)クー
時:昼
場所:模試会場
参考:なんだこの問題?見ただけで答えが分かってしまった。

メモリーカード2
主人公:(*゚ー゚) しぃ
時:夜
場所:ギコの家
参考:Don't worry

メモリーカード3
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:夜
場所:風呂場
参考:今日は疲れた

メモリーカード4
主人公:( ,,゚Д゚) ギコ
時:昼
場所:屋上
参考:はは……はははっは!!!HAHAHAHAHA!!!!

>>12-15
  
12: 妹と初詣 : 2006/12/13(水) 23:40:03.12 ID:W45qF04q0
  
1
  
13: 妹と初詣 : 2006/12/13(水) 23:40:26.04 ID:W45qF04q0
  
4
  
14: 猪(巨乳) : 2006/12/13(水) 23:40:45.52 ID:VJVVoEeG0
  
3
  
15: 白菜 : 2006/12/13(水) 23:41:11.11 ID:4dk0xGbQ0
  
4
  
27: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/13(水) 23:47:08.12 ID:gHAQE0Tk0
  
>>12,13の連投によりノーカウント

もう一度再安価で決めたいと思います。
  
35: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/13(水) 23:50:02.63 ID:gHAQE0Tk0
  
メモリーカード1
主人公:川 ゚ -゚)クー
時:昼
場所:模試会場
参考:なんだこの問題?見ただけで答えが分かってしまった。

メモリーカード2
主人公:(*゚ー゚) しぃ
時:夜
場所:ギコの家
参考:Don't worry

メモリーカード3
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:夜
場所:風呂場
参考:今日は疲れた

メモリーカード4
主人公:( ,,゚Д゚) ギコ
時:昼
場所:屋上
参考:はは……はははっは!!!HAHAHAHAHA!!!!

>>37-40
  
37: 猪(今日もカップラ) : 2006/12/13(水) 23:50:09.47 ID:zRy1OB240
  
1
  
38 : 猪(マヨラー) : 2006/12/13(水) 23:50:11.84 ID:Z+nCCZt60
  
1
  
39: 猪(36才) : 2006/12/13(水) 23:50:20.96 ID:jLtDZTpV0
  
ひとつは終わらせたいな

と言う事でクー
  
40: 妹と初詣 : 2006/12/13(水) 23:50:31.53 ID:W45qF04q0
  
当然4だ 1にしたい奴は諦めろ



  
50: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/13(水) 23:53:21.28 ID:gHAQE0Tk0
  
川 ゚ -゚)「ふぅ……」

帰り道の電車の中、私はひとつため息をついた。
出来は良かった。
恐らく100位以内には入っているだろう。

川 ゚ -゚)「それにしても、あのおまじないは効いたな」

ドクオの言葉を聞いた瞬間、ふと力が抜けた感じに襲われた。
安心……という物だろうか?

川 ゚ -゚)「昨日は遅くまで起きていたから……」

今日は早めに寝よう。
電車に揺られながら、私はスケジュールを組み始めた。

川 ゚ -゚)(帰ってご飯を食べて、お風呂はいって、それと──)



  
55: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/13(水) 23:56:55.87 ID:gHAQE0Tk0
  
家に着くと同時、私はスケジュールに沿って行動を始めた。

川 ゚ -゚)「母さん、ご飯をお願いする」
母「はいはい。それで?今日はどうだったの?」
川 ゚ ー゚)「結果を楽しみにしていてくれ」
母「あらw」

ご飯は30分で終わらせる。
その後40分で風呂に入り、就寝する。
スケジュールの鬼と呼ばれたこの私。寸分の狂いもださせんよ。

川 ゚ -゚)「おお、それではいただきます」

両手を合わせて錬金術、ではなくいただきます。
今日のご飯は私の大好きなオムライスだった。



  
57: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/13(水) 23:59:41.34 ID:gHAQE0Tk0
  
ご飯を食べ初めて29分。
私は時間通りに食べ終えた。

川 ゚ -゚)「ふぅ……ごちそうさまでした」

この後は40分間の風呂だ。
さて、時間がもったいない。

・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・


川 ゚ -゚)「毎度ながら、この髪を洗うのは疲れるな……」

少し長めのこの髪。まぁ、これが錬金術における代価というわけだ。
何かを得るためには、それそれ相当の代価を必要とする。



  
59: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:03:27.93 ID:be+gtfa00
  
ご飯も食べた。風呂も入った。
残すは就寝するだけとなった。

川 ゚ -゚)「明日は日曜日。久しぶりに何もない日だ」

明日ぐらい勉強もしないでおこう。
朝から夜までひと眠りと言うのも楽しいかもしれない。
明日の妄想を繰り広げる中、私の携帯が光った。

「HEY!電話だYO!ハゲはゲイ!ゲイは芸!芸はハゲぃ!HEY!」

鳴り響く電話を手に取り通話ボタンを押した。
この時間に誰だろうな。

「──よぉ、ドクオだ」

ドクオか!
そういえばまだお礼を言っていなかったな!



  
63: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:07:07.11 ID:be+gtfa00
  
川 ゚ -゚)「おお!今日は本当に助かったぞ!」
「ああw それよりもさ……うん……明日さ」

ドクオが歯切れを悪くしながら何かを言おうとしている。
明日?明日は私は暇だぞ。

「明日さ、どこ行く?」
川 ゚ ー゚)「ははw ドクオの頭の中では既に遊ぶという事が決まっているのかw」
「え?」
川 ゚ ー゚)「明日は私も暇なんだ。一緒にどこかへ行こう」
「え、あ、うん……(コイツ約束忘れてやがったな……)」

川 ゚ -゚)「明日は・・・・・・・なんてどうだ?」

>>70
  
70: 初詣って何? : 2006/12/14(木) 00:08:18.97 ID:q3z238rVO
  
ホテルに行く



  
79: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:12:35.33 ID:be+gtfa00
  
川 ゚ -゚)「ホテルなんてどうだ?」
「ぶふぁっ!1111」

電話の向こうでドクオが噴出した。
ふん、可愛い奴め。

川 ゚ ー゚)「そうだなぁ、この前『えっちんぽ』というホテルを見つけたんだ」
「ちょ!!クー!!落ち着け!!」
川 ゚ ー゚)「冗談だ。興奮するな」

はぁ、と溜息が聞こえた。
何を一人で盛り上がってるんだか。

「んで……遊園地でいいか?」
川 ゚ -゚)「もちろんだ」
「おk、それじゃ明日の10時、孫駅な」
川 ゚ -゚)「いくらホテルといえども一泊は無理だからな」
「ちょっっ!クー!!」

私は返事を聞かずに電話を切った。



  
83: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:15:07.28 ID:be+gtfa00
  
川 ゚ -゚)「ドクオもまだまだ子供だよなぁ」

あそこでマジ焦りされたら、こっちだって焦ってしまうだろう。
普通、軽く笑い流して雰囲気を良くするものだろうに。

川 ゚ -゚)「お子様ねぇ……」

さて、私も寝るとするか。
ん?集合は11時だったかな?
いや、10時か?
もしかしたら9時かも知れない……

もう一回聞くべきか──いやっ!それはなんか恥ずかしい!
しょうがない……明日は少し早めに起きるか。

『パチッ』

暗闇の世界、私は光を失った。



  
87: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:19:26.78 ID:be+gtfa00
  
─起きた───

──準備をした────

───家を出た─────

────駅についた──────

─────ドクオを待った──────

──────ドクオが来た────────




('A`) 「悪いクーっ!待ったか?」

現在時刻9時58分。どうやら集合は10時だったようだ。

川 ゚ -゚)「少しだけな。ま、気にするな」
('A`) 「女の子待たすなんて悪いよww何時に来てた?」
川;゚ -゚)「いや、時間が分からなかったから、少し早めに……」
(;'A`) 「少し早めって……」
川;゚ -゚)「……7時……」



  
94: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:23:20.52 ID:be+gtfa00
  
(;'A`) 「ええええええええええ」
川 ゚ -゚)「気にするな。集合時間に早く来るのは私の癖なんだ」
(;'A`) 「寒くないか?どっかお店で暖まるか?」

ドクオが慌てて私に気を使い始める。
私なら大丈夫と言うのに。

川 ゚ -゚)「大丈夫だよ。時間を忘れていた私が悪い」
(;'A`)「でも……」
川 ゚ ー゚)「さぁ、時間がもったいない!行くぞ!」

私は一人歩き始めた。
その少し後ろ、ドクオがついてきている。


川 ゚ -゚)「……ふぁ……ふぁ……ヘクションッッ……」

ひとつ小さなくしゃみ。
……ドクオは気づいてないみたいだ。良かった。



  
99: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:27:59.70 ID:be+gtfa00
  
電車に乗り、ドクオと向き合う形に立った。
よく見てみると、少しカッコイイかもしれない。
服について説明すると、私の説明のセンスのなさが出るからやめておく。

私の服の方はというと、ほとんど白で固めてきた。
『冬』をイメージした感じ。
ドクオに見てもらいたくて、いつもは絶対にはかないスカートをはいてきた。
寒い……寒いけど、見てもらいたかったから。
一言でいいから、可愛いとか言ってもらいたかった。

昔から私は、「カッコイイ」「男らしい」等の言葉をほめ言葉として受け取ってきた。
私自身、カッコイイ事がいいと思っていたから。

川 ゚ -゚)(あれからもう二年か)

ふと思い出すあの頃。
思えば、あの頃から意識し始めたんだったな。私が女という事。



  
102: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:30:42.23 ID:be+gtfa00
  
おっと……今はドクオと一緒にいるんだ。
昔の話をするのはやめようか。

川 ゚ -゚)「ドクオは絶叫系とか大丈夫か?」
('A`) 「絶叫系は余裕だが、お化け屋敷だけはパスだ」
川 ゚ ー゚)「お化け屋敷が好きだって?」
('A`) 「やめてくれ……本当にそれだけはダメなんだ」

ドクオにも苦手なものがあるのだな。
おばけ屋敷……私は大好きだ。

('A`) 「お、着いた」

開いたドアから外に出る。
冷たい風が、私の足を貫いた。

川;゚ -゚)(やっぱスカートはやめとけばよかった……)



  
105: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:33:57.12 ID:be+gtfa00
  
ここら辺では有名な遊園地、「Vipark」についた。
絶叫系からメリーゴランド。一通りそろっている。
そして何より有名なのが『観覧車』。
何でもアジア2位の大きさだとか。

('A`) 「どれ乗る?」

そうだな……

1、メリーゴーランドでゆっくりと
2、ジェットコースターでワイワイと
3、おばけ屋敷でひやひやと

>>110
  
110: 初詣で痴漢 : 2006/12/14(木) 00:34:57.17 ID:Hso2nw1y0
  
2
( ・∀・)僕達の出番まだかな(^ω^ )



  
116: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:39:45.83 ID:be+gtfa00
  
川 ゚ -゚)「やはりジェットコースターじゃないか?」
('A`) 「ふふふ……ジェコスの鬼と呼ばれた実力見せてやるぜ!」

私達はジェットコースターへと向かう。
時間も時間なので、特に並ぶことなく乗ることが出来た。

川 ゚ -゚)「あんまりジェットコースターは乗ったことがないな……」

シートベルトをしめながら、小さく呟いた。
それを見たドクオがニヤリと笑う。

('∀`)「俺は大好きだけどな」

カラカラとジェットコースターが上り始める。
おお……なんと言う迫力。
ついに頂上にたどり着いたところで、少し時が止まった気がした。

川;゚ -゚)「位置エネルギーが最高点から運動エネルギーへと移りかわ──

科学的説明をしようと思った瞬間、私の体は地面に吸い込まれるように落ちていった。



  
120: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:43:15.54 ID:be+gtfa00
  
川;゚ 0゚)「おおおおおおおおおお」

これは……大変かも分からんね。
なんと言うスピード!
隣から聞こえる笑い声がウザくてしょうがない。

('∀`)「ヒャッホーー!ほら、クーも一緒にさ!」
川;゚ 0゚)「おおおお」

ドクオが何かいっているようだが、聞こえない。
聞こえてはいるのだが、分からない。

『パシャ』

突然前方が光った。
何が起きたのか分からないまま、ようやくゴールへと到着した。

('∀`)「楽しかったなwwww」
川;゚ -゚)「……」

今まで私が乗ってきた『ミツバチブンブン』とは分けが違う。
これが本当のジェットコースターか。



  
128: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:48:56.27 ID:be+gtfa00
  
ドクオは出口へと向かわず、どこかの店へと入っていった。
もうお土産を買うのか?

('∀`)「ほら、見ろよクーwwww」
川;゚ -゚)「ん?」

テレビらしき物体に映し出される写真のようなもの。右上には1999と番号が打ってある。
そこには楽しそうに笑うドクオと、今にも死にそうな私が映っていた。

川;゚ -゚)「うわああ!なんだこの写真!」
('∀`)「こういうサービスもあるんだぜ。1000円だし買うかwww」
川;゚ -゚)「ダメだ!断じて許さん!」

笑いながら買おうとするドクオを必死に説得し、なんとかとめることが出来た。
あんなのを買われたら、私は死ぬかもしれない。

川;゚ -゚)「次行くぞ!次」
('∀`)「わーったわーったwwww」

店を出て、次はどこに行くかと話し合う。
ああ、なんて楽しいんだ。



「お客様ー、ご自分のお写真は見つかりましたか?」
「はい……1999の写真一つ」
「かしこまりましたー」



  
141: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:53:06.25 ID:be+gtfa00
  
川 ゚ -゚)「次、私行きたい所あるんだが」
('∀`)「なんだwwwどこでも良いぞwww」

川 ゚ -゚)「おばけ屋敷」
('∀`)「……」
(;'A`) 「落ち着け!!あそこはダメだ!!!」
川 ゚ ー゚)「どこでもいいんだろう?」

必死に逃げようとするドクオの服を掴む。
そのまま引きずるような形で、お化け屋敷へと連れ込んだ。

(;'A`) 「ウツダシノウ……」

おばけ屋敷に入ったのはいいものの、全く動こうとしないドクオ。
全く、いつまでわがままを聞かせるつもりだ。

(;'A`) 「本当に俺死んじゃうよ?クー」
川 ゚ -゚)「ほら、行くぞ!」

私は動こうとしないドクオの手を掴み、ツカツカと歩き始めた。



  
148: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:56:43.16 ID:be+gtfa00
  
暖かいドクオの手。
冷えた私の手を温めてくれるようだった。

(;'A`) 「……」

お化けに驚いているのか、手に驚いているのか。
どちらにせよ、ドクオは硬直状態のまま進んでいった。

川 ゚ -゚)(これぐらいしないと、ついてこないだろうしな)

着いてこないだろうな。といっても、私はイヤイヤやっているわけではない。
手を繋ぎたいから、繋いでいるんだ。
それに理由なんてないだろう。

(((((( ペд゚)ヘ「おばけだぞー」

('A`) 「うわあああああああああ」

おいおい……こんな低レベルに驚いているのか?
私はおばけと名乗るものを蹴飛ばし、奥へと進んでいく。



  
152: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 00:59:11.36 ID:be+gtfa00
  
('A`) 「おい……お前絶対呪われるわ……」

川 ゚ -゚)「バカか……呪いなんてある分けないだろう?」

ドクオの手が微かに震えているのが分かる。
なんだ?本当に怖がっているのか?

川 ゚ -゚)「……うわああああ」

私はすっとしゃがみこんだ。
ドクオも続いてうわああと叫び声を揚げる。

(;'A`) 「お、おい!?クー!?」

手を離し、暗い場所に隠れこんだ。
くくく……とっておきの技を見せてやる。



  
159: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 01:02:59.13 ID:be+gtfa00
  
「……ってやる……」

('A`) 「え?」

ドクオはどこからか聞こえる声に耳を傾けた。

「の……ってやる……」

(((;'A`))) 「……」

川д川 「呪ってやる!!」

(;'A`) 「あああああああああああああああああああああああAHあああああああ」


川 д )「はははwwwwドクオwwww」
( A ) 「……」
川 ゚ ー゚)「私だよwwww」

ばさりと髪を下ろす。貞子風クーはどうだったかな?

( A ) 「……」



  
168: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 01:05:05.34 ID:be+gtfa00
  
川 ゚ -゚)「……ドクオ?」

私はそっとドクオに近づいた。
気絶……してるのか?

('A`) 「うぼぼぁぁぁぁぁぁぁぁあ」

急に顔を上げ、私を驚かすドクオ。

('A`) 「へっ……おかえしだぜ」

川 ゚ -゚)「それで?早く進むぞ」

('A`) 「……ぉぅ……」

何度かドクオの絶叫を聞いた後、私達は出口に出てきた。



  
176: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 01:09:51.41 ID:be+gtfa00
  
川 ゚ -゚)「ははww楽しかったな」
('A`) 「俺明日から学校こねぇ」
川 ゚ -゚)「何?そんなのは許さんぞ」

軽い冗談を交わしながら、私達は色々なアトラクションを楽しんだ。
コーヒージョッキ、ゴーカート、メリーゴーランド。
本当に色々やった。

川 ゚ ー゚)「あーww楽しかったwwwww」
('∀`)「ああwwww」
川 ゚ ー゚)「さて……まだ乗ってないのは何がある?」
('∀`)「……」
川 ゚ -゚)「ん?」
('∀`)「……観覧車」
川 ゚ -゚)「おw、それが残っていたな。行くぞ」

私達は観覧車へと乗り込む。
アジア2位の実力、見せてもらおうか。



  
179: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 01:13:16.48 ID:be+gtfa00
  
川 ゚ -゚)「ふぁー!高いなぁ!!」

ゆっくりだが、確かにあがっていく観覧車。
ドクオはずっと真正面を向いたままだ。

川 ゚ ー゚)「どうした?青い顔して」

真っ青だ。
元々血の気がいい顔とは言わないが、あまりにもひどい。

('A`) 「気にしないで下さい」

機械的な声。まさか…・・・・?

川 ゚ -゚)「高所恐怖症?」

('A`) 「いいともー」



  
182: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 01:15:42.28 ID:be+gtfa00
  
川 ゚ -゚)「……」
('A`) 「……」

黙り込む私とドクオ。
高所恐怖所にとって、観覧車は地獄である。
意外と苦手が多いんだな、ドクオ。

川;゚ -゚)「ジェットコースターは余裕じゃなかったか?」
('A`) 「こんなゆっくりしたのが嫌なんだ」

相当機械的な声だ。本当にヤバイらしい。

('A`) 「ヴァー……」

ドクオが目をつぶる。
下を見ないようにしているらしい。

川;゚ -゚)(一人で景色見てもなぁ……)



  
187: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 01:19:31.94 ID:be+gtfa00
  
(-A-) 「……」

黙っているから、寝てるのかと勘違いしてしまう。
はぁ……暇だ。

川 ゚ -゚)「お外綺麗だなー」
(-A-) 「……」
川 ゚ -゚)「もうすぐ頂上だよー」
(-A-) 「……やめてくれ……」
川;゚ -゚)「……」

言葉どおり、もうすぐ頂上に着く。
アジア2位の観覧車の高さなのに……

川 ゚ -゚)「頂上までー、5、4、3、2……」

その時、外から大きな音が聞こえた。

『ビュウッ!!』

まるで風が吹いたような。

川;゚ -゚)「うわっ!」

観覧車のゴンドラが大きく揺れた。



  
194: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 01:23:28.06 ID:be+gtfa00
  
川;゚ -(A゜) 「…………」

私の唇に、もう一つの唇が重なっている。
上唇、下唇、それぞれ2つずつ。

川;゚ -゚)「……」(゜A゜)

はっとしたように、二人は離れた。
ゴンドラの揺れは、もう収まっている。

川///)「……えと……ごめん……」

(;'A`)「ご、ごめん……」

柔らかかった。
男の人って、もっと固いと思ってたのに。
もっと、緊張すると思ってたのに。



  
199: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/14(木) 01:24:41.28 ID:be+gtfa00
  
メモリーカード1
主人公:川 ゚ -゚)クー
時:昼
場所:観覧車
参考:初めての〜ちゅう♪  ……なんてことだ……

セーブしました。



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