( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)
- 433: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/23(土) 23:31:58.66 ID:SWUCUuA70
( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)
1、ニューゲーム(残数0)
⇒2、ロードゲーム(4)
ロードします。
- 440: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/23(土) 23:35:57.55 ID:SWUCUuA70
- メモリーカード1
主人公:川 ゚ -゚)クー
時:昼
場所:運動場
参考:頭の中で何かが切れる音
メモリーカード2
主人公:(*゚ー゚) しぃ
時:放課後
場所:生徒会室
参考:生徒会の仕事……盗撮だっちゃ☆
メモリーカード3
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:夜
場所:ラウンジ駅周辺
参考:ねえ、説明してくれる?
メモリーカード4
主人公:( ,,゚Д゚) ギコ
時:夕刻
場所:家
参考:ウツダシノウ
>>442-446
- 442: 鶏肉: 2006/12/23(土) 23:36:33.83 ID:JeofM+Xe0
- 3
- 443: おみくじ(既知): 2006/12/23(土) 23:36:35.50 ID:T8lL/V4s0
- 3
- 444: おみくじ(既知): 2006/12/23(土) 23:36:36.38 ID:+YLAhMzo0
- 1
- 445 : 凧(ひもなし) [sage] : 2006/12/23(土) 23:36:39.34 ID:ab6aZwaW0
- 1
- 446: 鶏肉: 2006/12/23(土) 23:36:45.97 ID:JeofM+Xe0
- 3
- 452: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/23(土) 23:39:07.69 ID:SWUCUuA70
- >>442,446
二重です(´・ω・`)
最安価
メモリーカード1
主人公:川 ゚ -゚)クー
時:昼
場所:運動場
参考:頭の中で何かが切れる音
メモリーカード3
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:夜
場所:ラウンジ駅周辺
参考:ねえ、説明してくれる?
>>452-454
- 453: おみくじ(既知): 2006/12/23(土) 23:39:23.79 ID:+YLAhMzo0
- 1
- 454: 猪(友達がvipper): 2006/12/23(土) 23:39:30.49 ID:P76T92Gs0
- 1
- 455: おみくじ(既知): 2006/12/23(土) 23:39:31.36 ID:T8lL/V4s0
- 3
- 456 : 凧(ひもなし) [sage] : 2006/12/23(土) 23:39:55.39 ID:ab6aZwaW0
- 1
- 458: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/23(土) 23:40:12.38 ID:SWUCUuA70
- 安価ミスは、ずらして考えるので……
川 ゚ -゚)クー編、ロードします
- 466: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/23(土) 23:44:44.33 ID:SWUCUuA70
- 川#゚ -゚)「もうなぃあなんああ……」
ろれつが上手く回らない。
頭がクラクラする。
きつい。だるい。倒れる。
川;゚ -゚)「わからぁ──
言葉を発している途中、私は自分の足で立つ事すら不可能となる。
くらりとバランスを崩し、倒れかけた。
(;'A`) 「お、おい!」
それを支えたのはドクオ。
いつも、私を助けてくれる。
ああ、目が見えなくなってきた……
どんどん暗く……
どんどん暗…
どんどん…
どんど…
どん…
ど…
…………。
- 471: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/23(土) 23:49:15.78 ID:SWUCUuA70
- 川;゚ -゚)「っ!!」
私は突然目覚めた。
目を開けた途端、頭に少しの痛みが走る。
先生「あ、まだ寝てなさい!」
私の体には重たい布団がかぶせられていた。
そう、保健室。また保健室に運ばれていたのだ。
何度目だろうか?最近、体の調子が悪いのかもしれない。
川;゚ -゚)「……」
起き上がろうとするが、保健室の先生の目が光ったのを感じ、私はそのまま寝そべった。
少しだけ感じる頭の痛み。
脳内出血?死んでしまうのか?
先生「ただの興奮のしすぎ。ちょっと寝てたら直るわよ」
興奮のしすぎで目眩ですか、そうですか。
私の体はどれだけ弱いんでしょう。
先生「それと、多少の睡眠不足もあるわね……寝てなさい」
- 478: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/23(土) 23:54:15.30 ID:SWUCUuA70
- 確かに、保健室に居る以上どうすることも出来ない。
おとなしく寝たほうが、得策のようだ。
私は軽く瞼を閉じる。
少しずつその瞼が重くなってきて、私はついに眠りについた。
・・・・・・・・
・・・・・
・・・
重たい布団をどける。
しかし、先ほどまでの重たい感触はなかった。
体の動きも軽く感じられ、体力も回復しているようだった。
川 ゚ -゚)「先生、もう大丈夫です」
時計を確認すると、4時限目の真っ最中。
私は保健室の先生の許可をもらい、そのまま教室へと向かった。
- 483: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/23(土) 23:59:03.27 ID:SWUCUuA70
- 教室のドアを開けると同時、教室は静粛に包まれた。
全員が私の方を向き、視線を送っている。
( ´∀`)「お、クー。もう大丈夫モナか?」
国語の教師であるモナーが言う。
私は返事を返すなり、自分の席へと向かった。
( ´∀`)「はいはい、それじゃ、授業を続けるモナ」
そのまま授業は上手く続けられた。
特に頭の痛みも感じる事はなく、いたって健康であった。
少し余裕ができた私は授業とは別の事を考える。
川 ゚ -゚)(ドクオ、怒っているだろうなぁ……)
意味不明の言葉を並べ、さらには倒れる。
一般人が見たら、変態でもなんでもないじゃないか。
授業が終わったら、速攻で謝りにいこう。
うん、そうしよう。
- 489: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 00:04:30.32 ID:6NsPUKGr0
- 授業終了のチャイム、それと同時に私は立ち上がった。
目指すはドクオの席!勢いよく一歩を踏み出した。
川;゚ -゚)「ドクオ……」
椅子に座っているドクオに声をかける。
内藤と話していたドクオをこちらを振り向いた。
川;゚ -゚)「その……さっきは……」
('A`) 「ああ、気にするな。罰ゲームだろ?」
川;゚ -゚)「え?あ、そうだが……」
なぜドクオが既に知っている?
なんだか、謝りにくいじゃないか。
('A`) 「保健室に運ぶとき、ツンが教えてくれてな」
川 ゚ -゚)「なるほど……本当にすまなかったな」
('A`) 「だから気にするなってw」
良かった。いつも通りのドクオだ。
さて、次は昼休み───
昼休み!!?!?
- 498: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 00:09:26.98 ID:6NsPUKGr0
- 川;゚ -゚)「その……ドクオ?」
ドクオは相変わらずの顔でコッチを見ていた。
そういえば、ドクオは昼飯を持ってきていないんだったな。
川;゚ -゚)「その……私と、昼飯一緒に食べないか?」
('A`) 「残念ながら、昼飯を持ってきていません女王様」
川///)「だから……私がお前の分も……作ってきているんだ」
自分で考えたことだが、口にすると恥ずかしさがます。
これで断られたらどうする?……むぅ……。
('A`) 「マジか!?」
うん……と一つ頷いた。
ドクオは席から立ち上がり、私の顔を笑顔で覗く。
('∀`)「クーの手料理なんて、本当に楽しみだぜ!」
川;゚ -゚)「ありがとう。」
そこまで上手くできてないかも知れない……。
でも、一生懸命作ったんだ!
女、クー!行きます!
- 514: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 00:15:53.19 ID:6NsPUKGr0
- それじゃ、弁当を取ってくる。
私は早足で自分の席に戻る。
鞄に2つの弁当箱を入れているはずだ。
ああ、緊張してき───た……?
川;゚ -゚)「ない……」
鞄には一つの弁当箱しか入っていなかった。
なぜだ?ちゃんと入れたはずなのに!過去ログ読んでも入れているハズなのに!!
川;゚ -゚)「なんで……」
どれだけ鞄をあさくるも、弁当は一つしかなかった。
そっと後ろを振り向く。
自分の席、笑顔で私を待つドクオの姿がそこにあった。
川;゚ -゚)「……」
1、一つ忘れた、といい二人で一つの弁当を食べる。
2、私ダイエット中だから、とごまかしドクオに食べさせる
3、一つなくなった、と打ち明ける。
>>520
- 520: 禁断の初詣: 2006/12/24(日) 00:16:47.47 ID:s15x3smO0
- 2
- 533: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 00:20:48.79 ID:6NsPUKGr0
- 私は一つだけの弁当箱を手に取り、ドクオの元へ向かう。
ドクオは不思議そうな顔をして私を見た。
('∀`)「あれ?一つ?」
川 ゚ -゚)「今、少しダイエット中でな」
ポーカーフェイスなら自信がある。
なんとか悟られないようにしよう。
('∀`)「そうなんだ……それじゃ、いただきまーす!!」
ドクオが私の作った弁当箱を開く。
今日の自信作、クースペシャル!
('∀`)「……」
(;'A`) 「………クー」
川 ゚ -゚)「なんだ?私の事は本当に気にするな」
(;'A`) 「弁当に………味噌汁はなくないか?」
- 546: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 00:24:02.89 ID:6NsPUKGr0
- 川 ゚ -゚)「ドクオ、日本人なら味噌汁は絶対だぞ」
私が作った弁当の中身はこんな感じだ。
・とりあえずご飯(真ん中には梅干付き!!)
・とりあえず玉子焼き
・とりあえずウィンナー
・頑張って味噌汁
川 ゚ ー゚)「これぞ和風」
ニヤリ、と口元を上げて見せた。
最近の若い者は洋風好きだから困る。
(;'A`) 「お……おう……」
味噌汁はプラスチックの容器に入れていた。
こぼれたら大変だしな。
(;'A`) 「いただきます……」
ドクオがこちらをチラリと見る。
遠慮しているのか?
川 ゚ ー゚)「私の事は気にするな。それよりも、食べてくれ」
- 556: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 00:28:41.81 ID:6NsPUKGr0
- (;'A`) 「……」
('A`) ドクオの箸は進まないようです。
川 ゚ -゚)「どうした?」
(;'∀`)「い、いやさ。余りにおいしそうで食べるのが勿体無くてw」
なんだ、そういう事か。
私は笑いを一つ入れた。
川 ゚ ー゚)「そんなにおいしそうなら、毎日作ってやろうか?」
(;'∀`)「いいいやwww大変だろ?wなっ?w」
川 ゚ ー゚)「気にするな」
それよりも、ドクオの箸が一向に進んでいない。
もしかして……
1、私の弁当……食べたくないのか?
2、もしかして、『あーん』をやって欲しいのか?
>>561
- 561: 禁断の初詣: 2006/12/24(日) 00:29:27.19 ID:s15x3smO0
- 1
- 575: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 00:33:29.59 ID:6NsPUKGr0
- 川 ゚ -゚)「私の弁当……食べたくないのか? 」
ふと口にしてしまった。
だって、食べてくれないのだから……
(;'∀`)「そ、そんなハズあるわわわけけけないだろう!!」
本当なのだろうか?
ドクオの額に汗が流れている。
(;'∀`)「もう美味しそうすぎて、見ただけで満腹だぜ!」
私はドクオを黙って見つめる。
こうすれば、嘘はつけないだろう。
(;'∀`)「あ、そうだ!ブーン!!なぁ、お前もこれ美味しそうに見えるよな!!」
ドクオが、少し離れた内藤を呼ぶ。
内藤はその呼びかけに応じ、こちらへ来た。
- 585: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 00:37:31.02 ID:6NsPUKGr0
- 内藤がドクオの持つ弁当を覗く。
ドクオはそれを見て内藤に問いかけた。
(;'∀`)「な、なぁ!この弁当上手そうだよな!」
そして、内藤が返す。
(;^ω^)「ドクオ……さすがの僕でもこれは引くお……」
(;'A`) 「バッ……!上手そうだろ!?」
(;^ω^)「ドクオ、この黒い物体はなんだお……」
私が腕を振るって作った玉子焼き。
内藤はそれを指していった。
(;^ω^)「このグロイ怪物はなんだお……」
可愛いタコウィンナーを指して言う。
ドクオの顔はみるみる内に青ざめていった。
(;^ω^)「この青汁みたいなのは……」
渾身の味噌汁を指して言う。
そして、とどめの一言。
(;^ω^)「これは……弁当なのかお?」
- 595: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 00:40:34.25 ID:6NsPUKGr0
- 川 ゚ -゚)「…………」
(;'A`) 「………」
私は黙って席を立つ。
ドクオが手に持つ弁当をパシリと取った。
川 ゚ -゚)「学食でも食って来い」
私は財布から1000円札を取り出し、机の上に置く。
そのまま自分の席に戻り、弁当を直した後、屋上へと走っていった。
川 ゚ -゚)「…………」
川 ゚ -゚)「……」
川 ; -;)「……」
屋上に着くなり、私は涙を流す。
素直クール、2006年の冬でした。
- 604: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 00:47:02.86 ID:6NsPUKGr0
- 誰もいない屋上、私は孤独だった。
孤独はいい。何をしたっていいのだから。
川 ; -;)「……」
なぜ私は涙を流している?
ドクオに食べてもらえなかったから?
美味しい、と言ってもらえなかったから?
いや、私は自分自身に泣いているのだ。
もっと美味しく作れなかったのか?もっと、ドクオ好みの洋風にできなかったのか?
自分の意思を貫き、和風にしたのが間違いだった。
添う考えると、私の涙は止まらなくなってきた。
自分の無力さ、未熟さ。
それが嫌になった。
『ガチャ』
屋上の扉が開く。
誰かは分からないが、とにかく涙は見せたくない。
私は制服の裾で涙を拭いた。
- 615: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 00:51:42.15 ID:6NsPUKGr0
- そっと、扉の方向を向く。
入ってきたのはドクオだった。
川 ; -;)「……ドクオ?」
彼は私の方を一切見ようとせず、そのまま私の横に座り込む。
私が声をかけるも、全く反応を示さなかった。
('∀`)「いっただきまーーす!!」
突然大声を上げた。
と思ったときには、彼は割り箸を手にもち、さきほど鞄に入れたはずの弁当を掴んでいた。
('∀`)「お、このタコウィンナー可愛いwww」
彼はまるで子供のような反応を示す。
そして、箸で掴んだウィンナーをそのまま口に放り込んだ。
('∀`)「うめぇwwww 玉子焼きもいただくぜ!」
次は黒焦げになった玉子焼きを掴む。
ひょいと口に入れるなり、彼は叫んだ。
('∀`)「まじでうめぇwww クーにも食べさせてやりたいぜwwww」
- 625: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 00:55:17.90 ID:6NsPUKGr0
- 川 ; -;)「……ドクオ?」
('∀`)「お!これは新感覚!」
彼はプラスチックの容器を開ける。
そして、軽くかき混ぜそれを口に入れた。
('∀`)「これは上手い!絶対に流行る!!」
彼は残っている味噌汁をすべて飲み込み、さらに箸を進めた。
私はただ、その光景を見るしかなかった。
('∀`)「くっはー!残りあと1個ずつかぁ」
弁当箱に残るおかずは、それぞれ1つずつ。
ウィンナー、玉子焼き。
彼は急に私のほうを向いた。
('∀`)「わぉ!こんな所にクー!」
彼は弁当を持ったまま立ち上がる。
私と彼の目線が同じになった。
('∀`)「おい!この弁当マジで上手いぜwwwクーも食べてみろよwwww」
彼はウィンナーを箸で掴む。
そして、その箸を私の口元へと向けてきた。
- 635: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 00:58:43.64 ID:6NsPUKGr0
- 川 ; -;)「……ドクオ……」
私は言葉を出すことが出来ない。
彼は私の代わりか、言葉を続けた。
('∀`)「ほら、あーんって」
川 ; o;)「……あ、あーん……」
彼の箸が私の口に入る。
次の瞬間には、私は口を閉じ、口内にはウィンナーの感触があった。
('∀`)「どうだwww上手いだろ?」
川 ; -;)「……うん」
('∀`)「ほらw次は玉子焼きだぜ!」
箸で掴み、それを口元へ。
私はもう一度口を、おの字に開いた。
川 ; o;)「あーん……」
('∀`)「おっしゃ!!ごちそうさまーーー!!」
空が綺麗な青色を見せている屋上。
彼の声だけが響いていた。
- 636: ◆sHNGWXTAUA :2006/12/24(日) 00:59:14.45 ID:6NsPUKGr0
- メモリーカード1
主人公:川 ゚ -゚)クー
時:昼
場所:屋上
参考:いただきます、ごちそうさま
セーブしました。
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