( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)
- 486: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 01:34:43.15 ID:EW9KApcj0
( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)
1、ニューゲーム(残数0)
⇒2、ロードゲーム(4)
ロードします。
- 490: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 01:37:18.76 ID:EW9KApcj0
メモリーカード1
主人公:('A`) ドクオ
時:昼
場所:学校
参考:世界はそれを恋と呼ぶんだぜ
メモリーカード2
主人公:(*゚ー゚) しぃ
時:夜
場所:家
参考:
メモリーカード3
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:昼
場所:学校
参考:イケ面?金持ち?スポーツ万能?いいじゃない
メモリーカード4
主人公:( ,,゚Д゚) ギコ
時:夕刻
場所:家
参考:ウツダシノウ
>>492-496
- 492: エシャレット: 2007/01/06(土) 01:37:38.44 ID:hqZ7sW6m0
- 3
- 493 : 鱈 [sage] : 2007/01/06(土) 01:37:49.42 ID:QwlpYfz60
- 2
- 494: しろうり: 2007/01/06(土) 01:37:52.66 ID:sE4kdDN0O
2だな
- 495: すっぱまん: 2007/01/06(土) 01:38:00.36 ID:DXceKB8K0
- 2
- 496: まいたけ: 2007/01/06(土) 01:38:18.82 ID:Z0n+SJf20
- あえての1
- 503: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 01:42:13.64 ID:EW9KApcj0
- (* − )「……」
私はトイレを出て、自分の部屋へと向かった。
ドスリと音を立ててベッドに倒れこむ。
スヲーピーとかのぬいぐるみが、可愛らしく飾ってある。
(* − )「……」
数秒後、何かを思いついたかのように立ち上がった。
そして、財布を手に取り、家を出た。
向かう先は、日用品売り場。
- 505: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 01:45:34.36 ID:EW9KApcj0
- (* − )「……」
私は日用品売り場、一人歩いていた。
ぶらぶらと歩いていると、色々な発見がある。
日用品売り場なのに、意外と衣服類を売っているのだ。
今はそんな事はどうでもいい。
というより、全てがどうでもいい。
私はただ歩いて、目的のものを探す。
置いてあるか分からないけど……
(* − )「……った」
見つけた。
縄
- 512: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 01:51:22.25 ID:EW9KApcj0
- それを手に取り、他に何かいい物はないかと歩き続ける。
縄を持って歩いているのが怪しいのだろう、店員は異質の目で私を見ていた。
……だけど、もう人の目なんて私は気にしない。
今から、死ぬんだから。
結局面白いものは見つからず、私は縄だけを購入した。
店員「……はい、お釣り」
私と同じぐらいの年なのだろう。
タメで話しかけてきたその女は、私を静かに見つめていた。
店員「……制服で歩いていたら、警官に声かけられるよ」
(* − )「別に家近くだし」
最後の会話がこれか、少し味気ないな。
- 517: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 01:54:57.31 ID:EW9KApcj0
- (* − )「……」
家で死ぬのはダメだ。
早く発見されて、ひょっとしたら死ねないかもしれない。
私が思いついたのは、公園。
人通りが少ないし、木とかトイレとかに、縄が掛けられそうだ。
公園への道は、短い。
だけど、そこへいくまでは時間が掛かった。
一歩、一歩、両足を揃えて歩く。
進んだ分だけ、死に近づくから。
(* − )「……」
真っ暗で、誰もいない公園。
電灯だけが、明るく輝いていた。
- 531: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 02:01:35.74 ID:EW9KApcj0
- 適当に辺りを見渡すと、ちょうどいいものがあった。
奥のほうにある木だ。
あそこなら、簡単には人に見つからないし、足場もある。
つまり、死ねる。
(* − )「……」
ベンチに足を乗せ、縄をくくりつける。
相当力を入れ、固く締めた。
縄の先のほうには輪をつくり、それを締めれるようにしておく。
ぶら下がったロープ。
それに首を通して締めれば、あっという間に死ねるだろう。
(* − )「」
私は首に縄を通して、ベンチへと上がった。
- 539: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 02:06:17.14 ID:EW9KApcj0
- (* − )「もういやだ 早く死にたい ああ逝こう」
(* ー )「あ、五七五になった」
最後の言葉がこれになるとは、誰も思ってないだろうな。
というか、私が死ぬなんて思ってないだろうな。
下を見下ろすと、そこにはギリギリの淵のベンチ。
あと一歩でも踏み出せば……
(* − )「怖くなんかない」
自分に言い聞かせた。
怖くなんかない。私は死ぬんだ。
死ぬんだ。
1、……そして一歩、踏み出す
2、……怖い……
>>543
- 543 : エシャレット [sage] : 2007/01/06(土) 02:06:55.71 ID:cuT3oh0vO
1
- 555: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 02:09:15.61 ID:EW9KApcj0
- そして一歩、踏み出す。
・
・
・
・
・
・
首が完全に絞められた。
もう酸素と二酸化酸素の交換運動はできない。
一気に苦しくなったかと思うと、今度は逆に楽になってきた。
死ぬんだ、という感覚。
あ、三途の川。
- 563: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 02:12:24.64 ID:EW9KApcj0
- 今日は戸棚で昼寝!昼寝!
三人揃って昼寝!昼寝!
うっかり寝過ごし朝がきてー♪
固くなりました♪団子♪
- 571: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 02:17:03.87 ID:EW9KApcj0
- 「 」
「 」
「 」
「 」
(;,,゚Д゚)「 」
(;,,゚Д゚)「 !!」
?
(;,,゚Д゚)「 !!」
- 580: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 02:20:27.99 ID:EW9KApcj0
- (* − )「ゲホッッ……!ゲハッ」
喉の奥から息を吸い込んだ。
新しい酸素が私に入り込んでいる。
(;,,゚Д゚)「 」
ギコ君が口パクで何かを伝えようとしている。
目がぼやけて、よく見えない。
(;,,゚Д゚)「 」
(* − )「 」
(;,,゚Д゚)「 !?」
(* − )「 ?」
- 582: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 02:22:42.75 ID:EW9KApcj0
- 目のぼやけが少しずつ取れてくる。
もちろん、ほとんど見えないことに変わりはないのだけれど。
( ,,゚Д゚)「 」
なんていっているの?聞こえないよ。
私はその言葉を彼に伝えた。
(* − )「 」
(;,,゚Д゚)「! !?」
(* − )「 ??」
(;,,゚Д゚)「 」
聞こえない。彼の言葉が。
いや、それだけじゃない。
私の声も、聞こえない。
- 593: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 02:26:45.08 ID:EW9KApcj0
- ( ,,゚Д゚)「 !」
(* − )「 !!」
風の音も、水の音も、鳥の声も。
全てが聞こえない。
いや、違う。
耳が悪くなっているだけなんだ。
私は大声で叫ぶ。
(* − )「 ゛ ゛ ゛ ゛ ゛ ゛ ゛ ゛ ゛ ゛ ゛ ゛ ゛ ゛ ゛ ゛ ゛ ! ! 」
──なんで?
──なんで聞こえないの?
- 602: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 02:31:41.90 ID:EW9KApcj0
- 今度は急にきつくなってきた。
目がカチカチなる。
白黒赤青黄緑
様々な色が光り始めた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
・
次に目を開けたとき、今度は多色ではなかった。
私は横になっていて、見つめる先は天井。
地面は柔らかい。土じゃないのかな?
顔を少し横に向けた瞬間、場所が分かった。
病院だ。
- 611: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 02:34:40.80 ID:EW9KApcj0
- 白いシャツに、白い布団。
あたりは一面白だらけ。
こんな所、病院以外になにがある?
(* − )「ふぅ……」
一つ溜息。
あ、今度は聞こえたみたいだ。
やっぱり、耳が悪くなっていただけなんだろうね。
突然、何の予告もなしに視界に入ってきたのは母親。
涙を流し、口をパクパクさせている。
……まだ少し、聞こえが悪いようだ。
- 617: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 02:38:10.54 ID:EW9KApcj0
- しばらくの間は、母親と父親とにらめっこしていた。
何を言っているのかはわからないが、何を言いたいかは分かる。
なんで自殺とか、そんなのでしょ?
次にはいってきたのは、恐らく医者と思う人物。
なにやら深刻な表情で、私に話しかけている。
って言っても、全く何を言っているかは分からない訳だが。
それから、なにやら検査。
耳になんか入れられたり、点滴とか。
ギコ君は、いなかった。
- 622: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 02:40:27.41 ID:EW9KApcj0
- 医者が持ってきたのは、何やら白いボードだった。
それにマジックで、文字を連ねていく。
「君は、今僕の声が聞こえないね?」
……。
私は黙って頷いた。
医者はその文字を濡れタオルで消すと、続いて別の文字を連ねていく。
「とりあえず、このボードで会話しよう」
これにも黙って頷く。
看護婦の人が、私の右手にペンを挟ませた。
- 631: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 02:43:40.12 ID:EW9KApcj0
- とりあえず、この耳が聞こえないのは一時的なものらしい。
っていうか、精神的何とかかんとか。だという事。
すぐに聞こえるようにはなるそうだ。
だけど、退院はさせてもらえない。
私が最後まで、自殺の理由を言わなかったから。
再発防止のためとか、そんな事だろう。
……確かに、死にたいのだけれど。
親は泣き怒っていた。
私が自殺しようとした事が、相当ショックだったらしい。
- 634: ◆sHNGWXTAUA :2007/01/06(土) 02:44:31.25 ID:EW9KApcj0
- メモリーカード2
主人公:(*゚ー゚) しぃ
時:
場所:病院
参考:
セーブしました。
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