( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)

  
7:◆sHNGWXTAUA : 2007/01/08(月) 00:28:22.32 ID:mSVipG4I0
  





           ( ^ω^)('A`)( ,,゚Д゚)ξ゚听)ξ(*゚ー゚)川 ゚ -゚)





                 1、ニューゲーム(残数0)
                ⇒2、ロードゲーム(4)

ロードします。
  
9:◆sHNGWXTAUA : 2007/01/08(月) 00:32:09.97 ID:mSVipG4I0
  

メモリーカード1
主人公:('A`) ドクオ
時:昼
場所:屋上
参考:ドラえもん〜。

メモリーカード2
主人公:(*゚ー゚) しぃ
時:
場所:病院
参考:

メモリーカード3
主人公:ξ゚听)ξ ツン
時:昼
場所:学校
参考:イケ面?金持ち?スポーツ万能?いいじゃない

メモリーカード4
主人公:( ,,゚Д゚) ギコ
時:夕刻
場所:家
参考:ウツダシノウ


>>10-14
  
10:ブロッコリー: 2007/01/08(月) 00:32:22.21 ID:WFZ0VEo90
  
2
  
11:蛙インフルエンザ: 2007/01/08(月) 00:32:41.74 ID:vMcOKDC00
  

  
12 :とうがん [sage] : 2007/01/08(月) 00:32:45.02 ID:gsUw2HsqO
  
4
  
13:えのきだけ: 2007/01/08(月) 00:33:18.17 ID:Q9EIabR80
  
1
  
14:くり: 2007/01/08(月) 00:34:02.46 ID:NJQbAEL+0
  




  
22:◆sHNGWXTAUA : 2007/01/08(月) 00:39:35.02 ID:mSVipG4I0
  
(*゚−゚)「……」

私は一人、病室にいた。
……よく見ると、隣で母がうろうろしている。
目をつぶっていたら、もう何も私に刺激を与えるものはない。

とんとん、と母が私の肩を叩いた。
振り向くと、手にボードを持った母。

『の ど か わ い て な い ?』

私は首を横に振り、飲み物を拒否した。
母親は心配そうに私を見つめ、またせわしく動き始める。

(*゚−゚)「……」

突然、音が聞こえるときがある。
本当にたまにだが、逆にビックリしてしまう。
耳が聞こえないというのは……不便だが便利だ。



  
25:◆sHNGWXTAUA : 2007/01/08(月) 00:43:10.79 ID:mSVipG4I0
  
その日の午後、ギコ君がお見舞いに来てくれた。
やっぱり、私を見つけてくれたのはギコ君らしい。
この前は、夜遅かったから帰ったそうだ。

( ,,゚Д゚)「          ?」

何かを喋っているが、全く聞こえない。
母親が彼になにやら話し、彼は少し驚きながらも理解したようだった。
ボードを使い、私に問いかける。

『だいじょうぶか?』

全てひらがな。さすがギコ君。
私は顔を固めたまま頷く。

ギコ君と母親が何か話しているが、その声が私に届く事はなかった。



  
28:◆sHNGWXTAUA : 2007/01/08(月) 00:47:17.20 ID:mSVipG4I0
  
入院して……学校を休んで3日がたった。
恐らく私が入院している事は伝えられてるだろうに、誰一人としてお見舞いに来ない。
いや、一人だけ例外はいるけれど。

私が自殺未遂したこと、学校には知れ渡っているのだろうか?
もし知られているのなら、もう私は学校へは行けないだろう。

(*゚−゚)「……」

毎日が暇だった。
テレビは音ないから面白くないし、本も読むきにならない。
「ただ生きている」
そんな感じだった。



  
29:◆sHNGWXTAUA : 2007/01/08(月) 00:52:14.69 ID:mSVipG4I0
  
入院して5日目、いつものようにギコ君がお見舞いに来てくれた。
音もなく現れるので、いつも驚く。
肉親を外すと、彼だけが毎日お見舞いに来てくれていた。
部活も大変だろうに。っていうか来ても何も話さないし。

( ,,゚Д゚)『まだ耳聞こえないのか?』
(*゚−゚)「……」

黙って頷く。彼はボリボリと頭を掻いた。
話す内容がないのだ。
彼は「学校の話はダメ」「自殺に関する話もダメ」等と思っているのだろう。
当然、話す内容は限られてくる。

( ,,゚Д゚)『それじゃ、もうそろそろ行くな』

彼は立ち上がる。手には何か紙袋が握られていた。
彼はそのまま出口へと進んでいき、ドアを開ける。

( ,,゚Д゚)「っと!忘れてた、この紙袋──」



  
30:◆sHNGWXTAUA : 2007/01/08(月) 00:55:47.20 ID:mSVipG4I0
  
(*゚−゚)「!」

声が聞こえた。
彼は聞こえてないと思っているのだろう、その紙袋を近くの椅子に置き、出て行こうとする。
久しぶりに声帯を震わせて見た。

(*゚ー゚)「ぎこ……くん」

喉が渇いたときのような感覚。
かすれながらも、小さな声が出た。

( ,,゚Д゚)「んあ?どうした──って!」

私の元に走ってきて、顔を近づけた。

( ,,゚Д゚)「あれだ!聞こえんのか?」
(*゚ー゚)「少し……」

っしゃー!とガッツポーツをするギコ君。
入院していらい、私が話すところを初めて見たギコ君は大喜び。
私は、別になんともなかったけど。



  
33:◆sHNGWXTAUA : 2007/01/08(月) 01:01:35.73 ID:mSVipG4I0
  
その日から、全ての音が聞こえるようになった。
医者によると、「緊張が解けた」とかなんとか。
よく意味が分からない。

これで退院できると思っていた。
だけど、自殺の理由を言わない私を心配しているのか起こっているのか、
退院する事はできなかった。

( ,,゚Д゚)「早く退院できるといいなー」
(*゚−゚)「……そだね」
( ,,゚Д゚)「あれじゃね?部活やりたい症候群に掛かってるだろ」
(*゚−゚)「……あのさ」

何だ?とギコ君は返す。
私は一番聞きたい事を聞いてみた。

(*゚−゚)「私が学校に戻れると思ってる?」



  
37:◆sHNGWXTAUA : 2007/01/08(月) 01:06:15.92 ID:mSVipG4I0
  
(;,,゚Д゚)「は?」

(*゚−゚)「だってさ、どうせ私が自殺未遂した事みんな知ってるんでしょ?」
(*゚−゚)「そうだったら、私は学校なんかもう行けないよ」

冷たく言い放つ。
だけど、それが現実だと思うんだ。
学校側がいわなくても、当然噂でこの事は流れている。
噂が流れる事がどれだけ恐ろしいか、私は知っているつもりだ。

(*゚−゚)「もう、学校行きたくないし」

自殺の原因が、まだ悠々とすごしているのだ。
私が証言しない限り、アイツは別に処分を受けないだろう。
……証言するつもりもないけど。

(;,,゚Д゚)「別に、全員が知ってるって訳じゃないし……」
(*゚−゚)「一人でも二人でも全員でも変わらないよ。すぐにみんな知る」



  
39:◆sHNGWXTAUA : 2007/01/08(月) 01:11:16.46 ID:mSVipG4I0
  
私とギコ君は向き合っている。
お互い目をそらさす、じっと見詰め合っていた。
1,2週間前に付き合い始めた人間とは思えない。

( ,,゚Д゚)「……」
(*゚−゚)「あ、だから私が退院したら、もうたぶん会えないから」

ギコ君は目こそ逸らさないが、どうも私を嫌がっているように見える。
今までの私と違う事が、不安にさせるのだろう。

(*゚−゚)「何をそんなに黙ってるのよ」

何か反応をして欲しかった。
自分で言っておいてなんだが、否定してもらいたかった。
そんな事言うなとか、止めて欲しかった。



  
44:◆sHNGWXTAUA : 2007/01/08(月) 01:16:59.97 ID:mSVipG4I0
  
(*゚−゚)「あ、分かった。付き合ってたのにヤれなかったから悔しいんだ」
(*゚−゚)「いいよ、やろうセックス」

私はボフリと布団を跳ね除ける。
彼は未だに動かなかった。

(*゚−゚)「別に短小でもなんでもいいよ。ほら、早くやろうよ」
(*゚−゚)「男なんだし、何ウジウジしてんの?私なんか──」

『強姦されたんだよ?』
言葉が出てくる前に、彼の拳が飛んできていた。
拳は私の目の前を通り過ぎ、壁に当たった。

(*゚−゚)「……」
( ,,゚Д゚)「……それ以上言ったら、今度は顔に飛ばすぞ」

彼は荷物をまとめ、ドスドスと病室を出て行った。
それと入れ替わりに母親が病室に入ってくる。
トイレか何かだったのだろう。

「あれ……しぃどうした?」
(*う−)「……ほっといて」

私は蹴り飛ばした布団を掴み、その中へと潜っていった。



  
47:◆sHNGWXTAUA : 2007/01/08(月) 01:18:43.05 ID:mSVipG4I0
  
メモリーカード2
主人公:(*゚ー゚) しぃ
時:昼
場所:病院
参考:……なんで……。

セーブしました。



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