( ^ω^)ブーンがハンドボールを始めるようです

24: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:12:37
  
第二話 「初心者達の初試合」

おいっ、起きろ!!起きないとギャリック砲をうc・・バキャッ

岩斬両山破!!ったく・・このベジータ目覚ましうるせぇ・・。
ギコ先輩が現れた日からこいつを目覚ましにしてたけど・・

ふ〜またやっちまった。私はベジータが嫌いでね・・

そんな脳内妄想はいいんだ。俺らが部活に入ってから一ヶ月が立った。

苦手な中間を乗り越え(ブーンは相当酷かったみたいだ)今日は土曜日。

休日練習である。さ、早く準備していかなきゃな・・



25: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:12:48
  
家を出る時、カーチャンが

AA略「キーパーなんでしょ??怪我しないようにね??」
と言われた。今日で言われるの10回目なんだけどね・・

それほど心配なんだろうな。ママン、親孝行するお(^ω^)
・・・一瞬だけブーンがのりうつったみたいだ。ブーン、おそろしや・・

学校までの道のり、そこで俺はツンで遭遇した。



26: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:13:01
  
(´―`)「あっ、あはようツン。ブーンはどうしたの??」
ξ゚听)ξ「おはよう、祐。あいつったら、また朝寝坊してんのよ・・」

・・・またか。あいつは俺と同じでいつもギリギリに学校にくる。しかも俺より家が学校に近いのにさ
まあ部活にはやる気があるしいいけどさ。

(´―`)「ツンも毎日大変だね・・。幼馴染とはいえ。」
ξ゚听)ξ「そうね。そろそろ朝寝坊癖治してほしいわ。
(´―`)「心配??」
ξ///)ξ「そそそそ、そんな事ないわよッ!!ただあいつが先輩達に迷惑かけないように早く来てもらいたいだけよッ!!」

どうみてもツンデレです。本当にあ(ry

ふ〜ん、ツンはブーンのこと気になってるみたいだな



27: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:13:19
  
雑談をしていると後ろからもの凄いスピードでやってくる奴がいる。

ブーンだ。お前どんだけチャリこぐの早いんだ・・


(;^ω^)「ヤバイお、遅刻だお!!早くしないと・・二人ともいそぐお!!」

そんなに急ぐなら早めに来ればいいのにさ・・
まあブーンだし仕方ないかw

ξ゚听)ξ「遅いじゃない!!なんでいつもいつm・・」
(;^ω^)「そんなこといってる場合じゃないお!!」

仕方なくブーンについていく俺らだった。



28: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:13:31
  
三人「はぁ、はぁ、はぁ・・・」

二人とも疲れてるお。なんでだお??
二人「お前のせいだよ・・」

どうやらブーンのスピードにはついてこれないみたいだお。

・・・ブーンがなにを考えてるか知らないけどもの凄いスピードだったな・・

ようやく部室に到着したので入ることにした。



29: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:13:54
  
部室に入ると早速ギコ先輩が、

( ゚Д゚) 「お前ら遅いぞゴラァ!!明日練習試合だからな!!しっかり準備しとけゴラァ!!」

ちょwwwいきなりですか。

確かに俺ら初心者はこの一ヶ月で確かに上手くなったとおもう。
特にブーンとショボ、ジョルジュの伸び方は以上だ。

でも練習試合ってまだ早すぎるんj・・

( ゚Д゚) 「大丈夫だ!!一年試合はあるかわからんゴラァ!!」

まるで俺の心情を察したかのようなギコ先輩の言葉だった。

とりあえず皆がやる場所を紹介しておこう。

( ^ω^)・・サイド ('A`)・・サイドor45、 (´・ω・`)・・逆45or逆サイド

(^Д^)・・オールマイティだが、45 ( ゚Д゚)・・センター (゚∀゚)・・逆45or逆サイド

俺・・キーパー である。



30: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:14:12
  
経験の少ない俺らに一年試合なんて出来るのか・・??
そんな俺の不安をよそに、皆は、

( ^ω^)「試合楽しみだお!!おっおっおっ!!ww」
 ('A`)「試合・・ウツダ」
(´・ω・`)「ふん、まず負けないな」
(^Д^)「プギャー!!」
(゚∀゚)「おっぱい!!おっぱい!!」

やはりジョルジュは意味がわからない。でも皆気楽そうなのは確かだ。
今日は逆速攻2対1という練習をやった。

これはプレイヤーがハーフラインまで走ってキーパーからボールを貰い、そのまま攻めるという練習なのだ

ディフェンスが一人なので圧倒的にオフェンスが有利だ。
なのでこの練習は能力よりも精神的な面の方が大事な練習と言える。



31: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:15:25
  
連続10本入るまでは終わりに出来ない。
シュートが入る度に緊張感は増していく・・

( ^ω^)「余裕だお!!」
軽くネットを揺らされる。止められないのは当たり前なんだがやはり悔しい。

(´・ω・`)「これはサービスのシュートだ」
これも簡単にネットを揺らされる。

(^Д^)「プギャプギャー!!」
・・入って当然だろうな。それにしてもあの声・・なんとかならんかな??

(゚∀゚)「おっぱいアタック!!」
・・ふざけた名前だが、威力はある。一度ポストに当たり、ゴールに吸い込まれていく。

( ゚Д゚)「入れられなきゃキャプテンやってらんねーぞゴラァ!!」
ああ・・止められるはずが無い。嫌になってきた。

他の先輩も入れて、ラスト一本になったときのシューターはドクオだった。



32: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:15:46
  
(;'A`)「あうあう、ウツダシノウ」

ちょっwwwwおまwwwwなにいってんだ。

その時のドクオのシュートにはあまりにも力が無かった。

バアン!!そのボールはあっさり俺の手にはじかれてしまった。

( ゚Д゚)「ドクオー!!なにやってんの!!外周いってこい!!」

(;^ω^)「忘れてたお、ドクオはかなりプレッシャーに弱いだったお」
(´・ω・`)「アレやればなおるかな・・」

ショボのアレを聞いた瞬間、俺には悪寒が走った。なんでかはわからない。
('A`)「ウツダ・・」

後でブーンに話してもらおうかな・・



33: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:16:05
  
その後の実践練習でもドクオはミスを犯してた。しかも同じような所で。

(゚∀゚)「あんま気にすんな!!ドクオ!!おっぱいおっぱい!!」

ジョルジュ・・おまいは真性の変態なんだな・・。

( ゚Д゚)「ドクオのプレッシャーに弱いの、なんとかならんかゴラァ!!」
(;'A`)「あうあう、ウツダ」

(´―`)「なぁ、どうすりゃいいかな??クー・・」

最近困るとクーに良く相談する。彼女はすぐに的確な指示をだしてくれるから。

川 ゚ -゚)「やはり、仲のいいブーンが話してみるべきじゃないのか??」

俺と同じ意見だった。ブーンに頼んでみよう・・。



34: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:16:34
  
ブーンにことのいきさつを話してみた。

( ^ω^)「ブーンに任せておけお!!やってやるお!!」

こんなにブーンの言葉が頼もしく聞こえたのは初めて・・かな??
ブーンに任せてみることにした。


ブーンの思考回路

ドクオは昔からそうだお。絶対にチャンスでは上がって機会を逃すお。
今までは黙って見てたけど、祐からの相談もあったし、いい機会だから、言ってみるお。

ブーンはその少ない脳味噌を使い考えた。どうやったらドクオのプレッシャーに弱いのを治せるか・・

(;^ω^)「痛いお!!」
ボールがあたったお!!そうだった、今はセットの最中だったんだお。

セットとは、オフェンスとディフェンスに別れ、試合のような攻防をする練習である。

初心者は基本を覚えないとできない練習なのだが人数が少ないのもあって、基本はみんなすぐ覚えたみたい。
運動神経がいいんだろう、おそらく。

( ゚Д゚)「おいブーン!!ボーっとしてんな!!今日はあとゲームで終わりだゴラァ!!

そうだったったお。集中するお〜



35: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:16:49
  
一方、ドクオの思考回路・・

なんで俺はいつもチャンスで失敗すんのかな・・今でも昔のことを思い出しちゃうよ・・

昔のこと??昔のことがトラウマになってんのかな・・。
チャンスになると、心臓が高ぶって、思考回路が飛んじまう。

それで今日の逆速攻みたいになっちゃうんだよな・・

・・・−い、おーい!!ドクオ!!

ギコ先輩の声だ、やべえ皆集合してる・いかなくちゃ・・



36: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:17:03
  
ゲームの時間になったお。今日はこれが最終メニューだお。

よし、ドクオに話し掛けてみるお!!理由は大体判わかるんだけど・・。

( ^ω^)「ドクオ〜今日の逆速攻n・・」
( ゚Д゚)「よし!!ゲームすんぞ!!集まれ!!」

ギコ先輩の声でかき消されてしまったお。仕方ないお・・

今日はOBの人達もきていたお!!だからゲームが出来るんだお!!

ゲームはそのなの通り、公式戦と同じよう試合をやる練習のことだ。
ちなみにドクオは45で試合にかりだされている。(プギャーは相手のセンター)

よし!!いくお!!

僕らのチームはディフェンスからのスタートだお。相手がパスを回して、僕らのディフェンスを崩す機会をうかがってるお。

相手のサイドが少し沈んできた。そのときにきたパスをブーンは見逃さなかった。

パスカットしたお!!一人で走るブーン。ブーンは50mを6秒切るかきらないかの速さである

さすがに追いつけるのは居なかった。
キーパーとタイマンになる。



37: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:17:24
  
さすがは俊足・・よくあのピザ体型で走れるなあぁ・・

俺はブーンに結構関心していた。やるねぇ・・

俺はブーンチームのキーパーだから今は暇だ。でも相手のキーパーにボールが渡った瞬間からが勝負みたいだ。
キーパーはただ止めてればおkって訳じゃないんだ。

相手キーパーからの速攻パスをカットする役目もあるし、逆にすばやくパスを出さないといけない時もある。

さて、ブーンがシュートを打つみたいだな、キーパーは随分前に出てるけど・・普通にしかうてないよな。

( ^ω^)「ブーンをなめるなお!!!!!」

え・・ループシュート!!あいついつの間に・・
そのシュートは簡単に相手のゴールを揺らしたのだった。



38: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:17:37
  
( ^ω^)「やったお!!」

ピーッ!!審判はラインの判定を出した。

ラインというのは、キーパーと一番近いライン(6メーターライン)
を踏んでシュートすると、ラインになり相手のキーパーボールになってしまうのだ。

(;^ω^)「マジかお。つらいお・・」

ブーンはあまり体力がない。だから相手の素早い攻撃にはついていけなかったのだ。

相手は勢いに任せかなりの速度で接近してくる。

(´―`)「ちょwww先輩、頼みましたよ!!」

だがさすがに勢いのついた敵を止める事はギコ先輩でも難しい。
ディフェンスにつかまれながら、相手の45は6メーターライン近くでシュートを打ってきた。

動揺した俺は上手な対応ができず、簡単にゴールを割られてしまったのだった。



39: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:17:50
  
(´―`)「ちっ・・やられちゃったよ。ギコ先輩すいません!!」

といって中央にボールを返す。心なしかブーンは申し訳なさそうな顔してる。

一年生がこの試合、意外に能力を見せ、勝負は均衡を保っていた。

ラスト一分のところで勝負は動いた。相手に少しのミスを許し、この日六点目の失点をした俺。
( ゚Д゚)「落ち着け!!まだ同点だ!!祐、気にするなゴラァ!!お前だけのせいじゃないぞ!!

申し訳ない気持ちでいっぱいだ。頑張ってくれ、みんな・・

こっちの攻撃になってあと三十秒を切った。そこでドクオにパスがわたった。

(;'A`)「あうあう」

ドクオは迷った、一対一を仕掛けるには時間がない。ロングか・・ここでさっきみたいなミスを犯すわけには行かない。自分に勝たなきゃ・・

ドクオは自分で判断し、ロングシュートを打った。彼の球は遅いわけじゃない。むしろ速い。入ってもおかしくはない。

キーパーの反応は遅れてる!!だが・・ボールは手に当たる。

(;'A`)「!!ちくしょー・・」

ドクオは思わず目を逸らした。またやっちまっちたよ・・



40: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:18:06
  
いや、ドクオのシュートは無駄ではなかったみたいだ。

ピッピッ!!二回笛がなる。この笛の表す事。それは得点が入ったことを意味する。
点がはいるとこういう風に審判は笛を鳴らすのだ。

はじいたボールは後ろにそれて、ゴールをわっていたのだった。
( ^ω^)「・・どうやら僕が話さなくても平気そうだおww」

(´―`)「よかったな、ドクオ・・」
その前に俺は自分の心配しなくちゃいけないけど・・

ゲームセット!!俺らのチームの勝ちだ。ドクオはその後、しぃ先生と何か話していたけど気にしない事にする。



41: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:18:23
  
(゜Д゜)「おまいら、一年ながらよくやったぞゴラァ!!でも祐、最後のミス、これから気をつけろゴラァ!!」
やっぱ覚えてたか・・言われると思ってたんだ。
これは仕方ない。

それよりもドクオが一皮むけたのが俺は嬉しかった。
(´・ω・`)「一皮??レッツくそm・・」

ショボンがそういった瞬間、すぐにショボンはツンによって気絶させられた。

ショボン、自業自得だよ・・



42: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:18:36
  
反省も一通り終わり、かたずけに入る。

(^ω^)「じゃあ今日は最後にミスした祐が鍵当番だおっおwwww」

(´―`)「マジか・・」

仕方ない。早く鍵返して帰ろう。今日はブーンとツンは早く帰んなきゃいけないみたいだ。
行くとこがあるらしい。

俺は鍵を返してとっと家路についた。

着替えて風呂に入って、ベットに倒れ込んだ。今日は午前練だったので、まだ2時過ぎだった。

俺はそのまま眠りについた。



43: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:18:47
  
起きたのは五時過ぎだった。特に夢は見なかった。

とりあえず携帯を確認してみると二件メールを受信していた。

一件はジョルジュからだ。中を開いて見ると

「おっぱいおっぱい!!!!!」
はあ、いつもより!マークが多いってか。とりあえず返信しておいた。

「ジョルジュ・・おっぱい好きなんだな」と。



44: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:19:03
  

「うん」

(#´―`)ビキビキ・・まあいいか、気にしないでおいてやる。

もう一件はこれはまあ意外な人物だった。


45: (´‐`) :2006/11/22(水) 19:19:17   
「今日、ドクオのこと、心配してたみたいだが解決したのか??」

クーからだった。思わず嬉しさがこみ上げた。とりあえず早く返信しないとな。

「うん、俺らが手を出さなくても、自己解決したみたいだったよ」

・・よし、送信っと。
少しして返事がきた。

「ならよかった。祐、あの時、凄く心配そうな顔してたからな」

「・・そんな顔してたんだ。自分でもビックリだわ」

また少しして、メール受信。

「うん、していたぞ。私まで心配になってな。明日の試合、頑張ってくれ
私もサポートできるよう、頑張るぞ」

・・なんていい子なんだろうか。

「ありがとう。頑張るよ!!まあ俺が出るか分からないけどw」

とりあえず、飯を食いにしたに降りてった。もう風呂も入ったしいつでも寝れる。
クーと数回メールした後、寝る事にした。

次の日の朝、もっとおきておけばよかった・・・と後悔する事になるとは思わなかったけど。

第二話 完



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