( ^ω^)ブにも奇妙な物語のようです

29: 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/03/10(木) 11:02:13 ID:PPw1Q34Q0
(´・ω・`)「トイレ行きたいな……」

( ^ω^)「漏らされたら困るお。我慢できないならこの料理店に入ってしてくるしかないお」

(´・ω・`)「悪いけどそうするか……」

(´ーヽ`ξ「あなたはゼロ」

( ^ω^)「お?」

(´ーヽ`ξ「あなたはヒャクゴ」

(´・ω・`)「ん?」

( ^ω^)「まぁ、いいお。さっさとこの店に入るお」

(´・ω・`)「そうだね」



30: 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/03/10(木) 11:03:10 ID:PPw1Q34Q0



( ^ω^)人数のようです



31: 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/03/10(木) 11:05:20 ID:PPw1Q34Q0
カランカラン

lw´‐ _‐ノv「いらっしゃーい。禁煙? 喫煙?」

( ^ω^)「お? すまないけど、トイレを貸してほしいんだお」

lw´‐ _‐ノv「キセルね。米だけでも食べる?」

(;^ω^)「いや、遠慮しておくお」

lw´‐ _‐ノv「君は一」

( ^ω^)「お?」

lw´‐ _‐ノv「君は二百三十九」

(´・ω・`)「……」

( ^ω^)「またかお? なんだお、その数字」

(´・ω・`)「それよりトイレはどこ?」

lw´‐ _‐ノv「あっち」

(´・ω・`)「ありがと。僕の腹が感謝の音を奏でているよ」

(;^ω^)「早く行けお」



32: 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/03/10(木) 11:06:07 ID:PPw1Q34Q0
( ^ω^)「で、前にいるバーチャンといい、君といい何を言っているんだお?」

lw´‐ _‐ノv「私の名はシューだ」

( ^ω^)「そうかお。で、さっきから何を言ってるんだお?」

lw´‐ _‐ノv「前にいるのは、私の曾バアチャンだ」

(#^ω^)「そうかお! それで」

lw´‐ _‐ノv「あそこに座っている女性は六」

(;^ω^)「だから」

lw´‐ _‐ノv「店の前で立っている女は二」

( ^ω^)「……」

lw´‐ _‐ノv「それで、私は一だ」

( ^ω^)「……それは一体何の数なんだお?」



33: 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/03/10(木) 11:07:24 ID:PPw1Q34Q0
lw´‐ _‐ノv「これか? これは、生涯で性交する男性の人数だ」

( ^ω^)「お?」

lw´‐ _‐ノv「なぜかわかってしまうんだ。産まれたばかりの赤ちゃんから、よぼよぼの爺さんまで」

( ^ω^)「そうだったのかお」

lw´‐ _‐ノv「あそこの幼女は九。隣の母親らしきのが二」

(;^ω^)「ビッチに成長するのかお……」

lw´‐ _‐ノv「今店の前を歩いているあの女は三百ちょうどだ」


(;^ω^)「いかにも清純そうなのにおかしいお……」

lw´‐ _‐ノv「あそこで米を食べている男性は零」

( ^ω^)「お? これはいかにもそんな感じだお。童貞臭が染みでてるお」

lw´‐ _‐ノv「そうなのか? そういった臭いはわからないが君はそんな能力を持つのか」

( ^ω^)「そういう意味じゃないお」



34: 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/03/10(木) 11:08:48 ID:PPw1Q34Q0
o川*゚ー゚)o「あら、ごめんなさい。うちのシューが」

( ^ω^)「お?」

o川*゚ー゚)o「ごめんなさいね。迷惑でしょう」

( ^ω^)「そんなことないですお」

o川*゚ー゚)o「今メニューを持ってきますから、どうぞ好きなとこお座りになって」

( ^ω^)「ただトイレ借りに来ただけなんだお。すまんお」

o川*゚ー゚)o「そうでしたの。お気になさらずに。その娘も邪魔だったらそう言ってくださいね。それでは」

( ^ω^)「大丈夫ですお。本当に感謝しますお」

lw´‐ _‐ノv「特に邪魔になるようなことはしてないが……」

( ^ω^)「若くていいお母さんだお……」

lw´‐ _‐ノv「ちなみにあれは八だ」

( ^ω^)「……何故その事を言うんだお……」



35: 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/03/10(木) 11:09:54 ID:PPw1Q34Q0
lw´‐ _‐ノv「しかし、知らない人にこんな事ばかり言ってしまうのもなんだな」

( ^ω^)「いつも言いふらしているわけじゃないのかお」

lw´‐ _‐ノv「話したところでメリットは無いからな。だが君の連れがあまりにも多すぎたから、つい」

( ^ω^)「確かに長年連れ添っていたけど二百三人もいるとは思わなかったお」

lw´‐ _‐ノv「まぁ、遅咲きのかもしれないからな」

(*^ω^)「その点ブーンは一人だけだから純愛だお」

lw´‐ _‐ノv「相手はどうか知らんがな」

(;^ω^)「それは言うなお……」

lw´‐ _‐ノv「君はまだなのか。まぁ私もまだだが」

(*^ω^)「もしかすると、ブーンの一人は君かもしれないお」

lw´‐ _‐ノv「それはない。絶対にありえないからな」

(;^ω^)「そんな、考えもせず……」



36: 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/03/10(木) 11:11:14 ID:PPw1Q34Q0
lw´‐ _‐ノv「君は私の曾バアチャンに何と言われた?」

( ^ω^)「お? そう言えば君と違ってゼロと言われたお」

lw´‐ _‐ノv「……やはり、私はそういった臭いがわからないらしいな……」

( ^ω^)「何を言ってるんだお?」


lw´‐ _‐ノv「だって君は童貞なのだろう? 私の曾バアチャンは女性との性交人数がわかるんだ」


( ^ω^)「お? さっき君は一だって言ったお? それはどうなるんだお? 性交人数……」


lw´‐ _‐ノv「男性とのな」


( ^ω^)「え……」



37: 以下、名無しにかわりましてブーンがお送りします :2011/03/10(木) 11:12:57 ID:PPw1Q34Q0
(´・ω・`)「ふー。スッキリした」


(^ω^ )「……」


(´・ω・`)「どうしたの?」



( ^ω^ )「マジ勘弁」




( ^ω^)人数のようです 終



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