( ^ω^)さよならアスキーアートのようです
- 112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 12:14:41.93 ID:QL3YwuzdP
- 【204教室】
- ノパ听)「とりあえず適当に机動かして始めるか」
- ( ,,^Д^)「ういっす」
- (#゚;;-゚)「ねぇ…本当に踊るの?」
- ノパ听)「他に何かある?」
- (#゚;;-゚)「いや……そうだけど…でもさぁ……」
- ノパ听)「お前らはどうかしらね―けどさ。私はね、しぃと一緒に入学して一緒に授業受けて」
- ノパ听)「先に進級して、先に卒業されて、先に結婚までしらてるけど友情感じてんだよ」
- (#゚;;-゚)「いや…私もしぃさんにはお世話になったし…」
- ( ,,^Д^)「俺も…」
- ノパ听)「だろ?」
- ノパ听)「踊ろうよ」
- 113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 12:19:43.74 ID:QL3YwuzdP
- (#゚;;-゚)「あ…でも私、踊りとか踊れないし…」
- ( ,,^Д^)「踊れないっす」
- ノパ听)「いいよ。私考えるから」
- (#゚;;-゚)「あ、ヒートさんが考えるんだ」
- ノパ听)「何だよ不満か?」
- (#゚;;-゚)「いや…なんていうか…ヒートさんさ…」
- (#゚;;-゚)「昔さ学生ホールで着物のストリップみたいなの踊ってなかった?」
- ノパ听)「あー……そういうのもあったな」
- (#゚;;-゚)「何かどんどんはだけていくみたいな」
- ノパ听)「あーあれね!あれ難しいんだ!見えるとか見えないとかあるからさ」
- 114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 12:34:55.31 ID:QL3YwuzdP
- ノパ听)「あれをするなら結構稽古しないと厳しいぜ」
- (#゚;;-゚)「だから…ああいうのじゃないよね」
- ( ,,^Д^)「芸術性高すぎちゃうんじゃないですか?」
- ノパ听)「ああ、おうもっとフレンチポップっぽくってことだろ?」
- (#゚;;-゚)「ああうん…そうなのかな?」
- ノパ听)「おっけおっけわかった!じゃあとりあえずやろう!二人ともそこに並んで」
- ( ,,^Д^)「ういっす」
- (#゚;;-゚)「でも…私踊れないよ?」
- ノパ听)「いいよいいよ。私の真似してくれれば」
- 115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 12:46:57.31 ID:QL3YwuzdP
- ノパ听)「じゃあ歌って?」
- (#゚;;-゚)「音楽ないのに歌えないよ…」
- ノパ听)「大丈夫だって」
- (#゚;;-゚)「しかもサビ以外のとこ良く分からないし…」
- ノパ听)「ならサビだけ執拗に歌えばいいよ」
- (#゚;;-゚)「それでいいの?」
- ノパ听)「ほらいいからやるよ!……………いくぞ?さんっはい!」
- (#゚;;-゚)「………?……?」
- ( ,,^Д^)「………?………?」
- 116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 12:55:26.93 ID:QL3YwuzdP
- ノハ#゚听)「おい!ちゃんと歌えよ!」
- (#゚;;-゚)「歌いづらい」
- ( ,,^Д^)「タイミングがちょっと……」
- ノハ#゚听)「じゃあ私が手をあげたらスタートな」
- ノパ听)「さん、はい!………………」
- ( ,,^Д^)「……………?……?」
- (#゚;;-゚)「……………え?え?歌い出しどこ?」
- ( ,,^Д^)「全然わかんねぇ……」
- (#゚;;-゚)「ヒートさんが歌わないから…」
- ノパ听)「何だよ。私のせいかよ」
- (#゚;;-゚)「うん」
- 118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 13:02:18.78 ID:QL3YwuzdP
- ( ,,^Д^)「あ、ちょっと歌詞カード…」
- ノパ听)「はやくする」
- ( ,,^Д^)「あっはい」
- ノパ听)「じゃあもう『さんはいっ』で歌い出しな!」
- ( ,,^Д^)「ああはい」
- ノパ听)「……じゃあいくぞ?…さん、はいっ!!」
- ( ,,^Д^)(#゚;;-゚)「…しぃとギコお幸せに〜♪」
- ( ,,^Д^)(#゚;;-゚)「…ジャスマリッジ」
- ノパ听)「こっからボックス踏んで!」
- ( ,,^Д^)(#゚;;-゚)「しぃとギコお幸せに〜♪」
- ( ,,^Д^)(#゚;;-゚)「えいえーんにー♪」
- ノパ听)「ここで1回転!」
- 119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 13:12:17.66 ID:QL3YwuzdP
- (#゚;;-゚)「え?今のどうやったの…?」
- ノパ听)「だから…えいえーんにー…で1回転」
- (#゚;;-゚)「え?え?」
- ノパ听)「おい!じゃもう一回やるよ!」
- ( ,,^Д^)「あ、はい」
- ノパ听)「さん、はいっ!」
- ( ,,^Д^)(#゚;;-゚)「しぃとギコお幸せに〜♪」
- ( ,,^Д^)(#゚;;-゚)「ジャスマリー」
- ノパ听)「はい!はい!」
- ( ,,^Д^)(#゚;;-゚)「しぃとギコお幸せに〜♪」
- ( ,,^Д^)(;#゚;;-゚)「えいえーんにー♪」
- 120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 13:14:00.28 ID:QL3YwuzdP
- ノパ听)「でぃ1テンポ遅い。タカラ今のベスト」
- ( ,,^Д^)「これ回転するときに…マイクのコードとか絡まっちゃうんじゃないですか?」
- ノパ听)「…だったら…えいえーんにー…のとこでマイクスタンドに返せばいいよ」
- ( ,,^Д^)「あ、なるほど」
- ノパ听)「でぃやるよ!」
- (#;゚;;-゚)「え?…ああうん」
- ノパ听)「じゃあ行くぞ!さん、はいっ!」
- ( ,,^Д^)(#゚;;-゚)「しぃとギコお幸せに〜♪」
- ( ,,^Д^)(#゚;;-゚)「ジャスマリー」
- ノパ听)「はい!はい!」
- ( ,,^Д^)(#゚;;-゚)「しぃとギコお幸せに〜♪」
- ( ,,^Д^)(;#゚;;-゚)「えいえーんにー♪」
- 121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 13:14:56.17 ID:QL3YwuzdP
- (#; ;;- )「うわ…っ」
- ノパ听)「おいでぃ…わかったからやるぞ」
- ( ,,^Д^)「これ…あの回転した後に…手をあげるってのはどうですかね」
- ノパ听)「どういうことだ?」
- ( ,,^Д^)「だから…えいえーんにーのとこで………こう」
- ノパ听)「あーなるほどな…。でも結婚式だからあんまりカッコ良くするのはなぁ…」
- (#; ;;- )「ハァ……ハァ……」
- ノパ听)「もっとアンニュイな感じにした方が良いんじゃない?」
- ( ,,^Д^)「例えば?」
- ノパ听)「こう……えいえーんにー………とか」
- ( ,,^Д^)「ああ、それだけで結構アンニュイになりましたね」
- (#; ;;- )「うっ……!!」
- 122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 13:16:34.85 ID:QL3YwuzdP
- ノパ听)「ちょっとでぃ大丈夫か?」
- (# ;;- )「ああうん…急に動いたからかな…」
- ( ,,^Д^)「えいえーんにー………っと」
- ノパ听)「タカラ、それだとちょっとフィニッシュ早すぎるんじゃないか?」
- ( ,,^Д^)「ああなるほど」
- (#;;;- )「ハァ………ハァ……!!」
- ノパ听)「……………ちょっとでぃ大丈夫か?」
- (#;;;- )「へいひ……へいひ………」
- ( ,,^Д^)「大丈夫ですか?パンとか食べる?」
- (#;;;- )「ひらない……ひらない!……」
- ノハ;゚听)「おい!でぃ!しっかりしろ!」
- (#;;;- )「ひしゃ…!!ひしゃ…」
- ノハ;゚听)「え?何…?医者?…医者呼ぶか?」
- 124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 13:18:12.18 ID:QL3YwuzdP
- (#;;;- )「ひしゃ!!」
- ノハ;゚听)「呼ぶ!?呼ぶのか!?おい!…タカラ!医者!!」
- ( ,,;^Д^)「え?あ、はい!!」
- (#;;;- )「いや!いや!いやああああああああああああああ!!」
- ノハ;゚听)「ちょっとでぃ!?でぃ!!」
- (#;;;- )「…………あ………………」
- (#;;- )
- ノハ;゚听)「……………………でぃ?」
- ( ,,;^Д^)「……………え」
- (#;;- )
- ノハ;゚听)「うわ……なんだこれ……やべぇ…やべぇよ!!」
- ( ,,;^Д^)「ハァ…ハァ…ヒュー…カッ…うっ!!」
- ノハ;゚听)「……………?た、タカラ?」
- 125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 13:19:11.06 ID:QL3YwuzdP
- ( ,,; Д )「く…くるしぃ!!ガッ…カッ……!!」
- ノハ;゚听)「タカラ…?おい!過呼吸?」
- ( ,,; Д )「ウガッ!!…カ…カ………」
- ( ,, Д )
- ノハ;゚听)「……………タカラ?」
- ( ,, Д )
- ノハ;゚听)「あ………ああ………ああああ…」
- ノハ;゚听)「タカラあああああああああああああああああああ!!」
- ノハ;゚听)「やべぇ…やべぇよ…………」
- ノハ;゚听)「うわああああああああああああああああああああああああああ!!」
- 126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 13:29:47.78 ID:QL3YwuzdP
- 【病院の一室】
- ('、`*;川「ここにいて」
- *( ‘‘)*「何で?」
- ('、`*;川「いいから」
- *( ‘‘)*「何が起きてるの?」
- ('、`*;川「わかんない」
- *( ‘‘)*「きっと医療ミスだよ…みんな適当だもん」
- ('、`#;川「だからわかんないの!!」
- *( ‘‘)*「……………」
- ('、`*;川「……………」
- *( ‘‘)*「……ねぇ」
- ('、`*川「………………」
- 127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 13:31:00.05 ID:QL3YwuzdP
- *( ‘‘)*「ねぇ………」
- ('、`*;川「………………」
- *( ‘‘)*「ねぇってば!!」
- ('、`*;川「うるさい!!」
- *( ‘‘)*「ペニサスちゃんちょっと落ち着きなよ…」
- ('、`*;川「私…事務室に行ってくるからここでおとなしく待ってて」
- *(;‘‘)*「ええ?やだよ!」
- ('、`*川「すぐ戻るから!!」
- *(;‘‘)*「ちょっと!!」
- *( ‘‘)*「………………」
- *( ‘‘)*「私も行きたい……」
- 150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 22:45:00.62 ID:QL3YwuzdP
- 【警察署の一室】
- ( <●><●>;)「ですからね!?あの人が自分から突っ込んできたんです!」
- ( ФωФ)「……それで?」
- ( <●><●>;)「それで…だ、だから私は避けようがなかったんですよ!」
- ( ФωФ)「あんたがもう少し速度落としてればこんなことにはならなかったんじゃないか?」
- ( <●><●>;)「いや…僕は法定速度ないでしたよ!」
- ( ФωФ)「まったく…デルタは何をやっているんだ…」
- ( <●><●>;)「あの…ちゃんと聞いてくれてます…」
- ( #ФωФ)「おい!」
- ( <●><●>;)「は、はい?何ですか?」
- ( #ФωФ)「なんでさっきから電話が繋がらないんだ!」
- ( <●><●>;)「し、知りませんよ!朝の地下鉄の事故の影響じゃないですか?」
- 151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 22:57:06.54 ID:QL3YwuzdP
- ( ФωФ)「何故電車の事故が携帯に影響するんだ!」
- ( <●><●>;)「だから知りませんよ!ただみんな電話して…回線全体が込み合ってるんじゃないんですか?」
- ( #ФωФ)「ふん……」
- ( <●><●>;)「……………」
- ( ФωФ)「…………………」
- ( <●><●>;)「…………あ、あの」
- ( ФωФ)「なんだ」
- ( <●><●>;)「ちょっとトイレに行きたいんですけど…」
- ( ФωФ)「…………我慢しろ」
- ( <●><●>;)「いえ…もうそろそろ限界が……」
- ( #ФωФ)「チッ………行くぞ」
- 152: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 23:04:38.83 ID:QL3YwuzdP
- 【喫茶店】
- (,,゚Д゚)「……ん?」
- (,,゚Д゚)「なんだ…………?」
- (,,゚Д゚)「どうした渡辺さ………」
- 从 ー 从
- (,,;゚Д゚)「え………?なっ…え?」
- (,,;゚Д゚)「渡辺さん…?おい…しっかりしろ!おい!!」
- 从 ー 从
- (,,;゚Д゚)「…死んでる……なんで……」
- (,,;゚Д゚)「う、うう嘘だろ………?」
- (,,;゚Д゚)「どうしよう…どうすればいいんだ?…?」
- (,,;゚Д゚)「……そ、そうだ!し、しぃに連絡しないと……」
- 153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 23:13:14.99 ID:QL3YwuzdP
- 【住宅街の公園】
- ( ;><)「ふぅふぅ…ようやく完成ですね!」
- (*‘ω‘ *)「最後に旗を掛けるっぽ!」
- (*∵)
- ( ゚д゚ )「よし。行くか」
- ( ゚д゚ )「一人につき…そうだな3000万は固いな」
- ( ゚д゚ )「一体親は何をやってるんだか…」
- ( ゚д゚ )「…………まぁいい。恨むなら親を恨めよ」
- ( ><)「じゃあ山のてっぺんに旗をさしま……………」
- ( ;><)「あ…ああああああああああれ?」
- (*‘ω‘ *)「早く刺すっぽ!!」
- ( ;><)「手が…動かないです!!たいへんなんです!!」
- ( ゚д゚ )「…………………………?」
- 154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 23:23:44.44 ID:QL3YwuzdP
- (*‘ω‘ *)「びろーどどうしたっぽ?」
- ( ;><)「手が!手が!!ううわあああああああああああ!!」
- (;∵)
- ( ゚д゚ )「なんだ…?喧嘩か?」
- ( ;><)「うわあああ…あ、足も曲がっ…て…うごかな…!」
- (*‘ω‘ *)「びろーどなんかカッコ悪いっぽw」
- ( ;><)「グカッ!!………く…くひ…も……」
- ( ;∵)
- ( ; )「カ……カカ…………モフッ」
- ( )
- 155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 23:34:12.59 ID:QL3YwuzdP
- (*‘ω‘ *)「何っやってんだっぽwさっさと旗を指すっぽ!」
- ( )
- (;∵)
- (*‘ω‘ *)「あんまり面白くないっぽ!!早く刺すっぽ!!」
- ( ゚д゚ )「何だ?…様子がおかしいな…」
- ( )
- ( ゚д゚ )「…なぁ君達」
- (*‘ω‘ *)「なんだっぽ?」
- ( ゚д゚ )「そこの……砂山に顔を突っ込んでいる子は…どうしたんだい?」
- (*‘ω‘ *)「さっきからずっとこんな感じっぽ!」
- 156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 23:42:50.91 ID:QL3YwuzdP
- (;゚д゚ )「…………?おい、君?」
- (;∵)
- ( )
- (;゚д゚ )「まさか……………」
- ( )
- (;゚д゚ )「し…死んでる…のか?」
- (*‘ω‘ *)「びろーどは寝てるっぽ?」
- (;゚д゚ )「あ、ああ…どうやらそうらしいな」
- (;゚д゚ )「(この子たちに過失があったようには見えなかった…)」
- (;゚д゚ )「どうなってるんだ………」
- 158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/13(木) 23:53:29.44 ID:QL3YwuzdP
- (*‘ω‘ *)「なんか砂場飽きちゃったっぽ。ビコーズ、びろーどなんかほっといて帰るっぽ」
- (;∵)
- (;゚д゚ )「や…ちょっと待ってくれ!」
- (*‘ω‘ *)「…?」
- (;゚д゚ )「(このままこいつらを帰したら…間違いなく俺が殺したと疑われる…)」
- (;゚д゚ )「ケーキでも食べないか…?おじさんが御馳走するよ」
- (*‘ω‘ *)「えー…でもママに知らない人についてっちゃだめって言われてるっぽ」
- (;゚д゚ )「いや…大丈夫だよ…おじさんは…ビロード君の伯父なんだ」
- (*‘ω‘ *)「そうなのかっぽ!?知らなかったっぽ」
- (;゚д゚ )「だからさ…一緒に来ない?美味しいケーキを売ってる喫茶店に行こう」
- (*‘ω‘ *)「んん……じゃあ行くっぽ!!」
- 160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 00:00:18.33 ID:ShGOEw+YP
- (;゚д゚ )「そっちの君も来なさい」
- ( ∵)
- (*‘ω‘ *)「こらビコーズ!一緒に行くっぽ!」
- ( ゚д゚ )「(とりあえずは…一安心か)」
- (*‘ω‘ *)「びろーどの伯父さん!」
- ( ゚д゚ )「な…なんだい?」
- (*‘ω‘ *)「びろーどはどうするっぽ?」
- ( ゚д゚ )「!!…ああ、ビロードは眠いそうだから…後で家に連れていくよ…」
- (*‘ω‘ *)「こんなときに寝るなんて…馬鹿だっぽ!」
- ( ゚д゚ )「(まさかこんな形で誘拐が成功してしまうとは……)」
- 163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 00:09:26.35 ID:ShGOEw+YP
- 【警察署のトイレ】
- ( ФωФ)「さっさとしろ」
- ( <●><●>;)「そ、そんなに見ないでくださいよ…」
- ( ФωФ)「お前を見る以外に何故吾輩がトイレに入らなければならないんだ」
- ( <●><●>;)「そりゃそうですけど………」
- ( <●><●>;)「……………」
- ( ФωФ)「……………………」
- ( <●><●>;)「………………痛っ!!」
- ( <●><●>;)「え?……な、なんだこれ?」
- ( ФωФ)「どうした」
- ( <●><●>;)「ちょ…お、おしっこから…血が……」
- 164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 00:13:50.60 ID:ShGOEw+YP
- ( ФωФ)「お前…その歳で血尿か…」
- ( <●><●>;)「ち、違う!………なんで?なんでだ?」
- ( ФωФ)「溜め過ぎただけだ。じきに治る」
- ( <●><●>;)「と………止まりませんよ!!血が…血が止まりませんよ!!」
- ( ФωФ)「何を言ってるんだ…どうした?」
- ( <●><●>;)「え?ちょ…ちょっとちょっとちょっと!嘘!嘘!血が!血が!!」
- ( ;ФωФ)「おい、どうした!?ちょっと見せてみろ!!」
- ( <●><●>;)「や…みな…見ないで!!止めて下さい!!」
- ( ;ФωФ)「見ないと分からないだろう」
- ( <●><●>;)「いやそうですけ…あっうわあああああああああああああああ!」
- 165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 00:21:29.97 ID:ShGOEw+YP
- ( ;ФωФ)「おい!良いから早く見せろ!」
- ( < >< >;)「駄目です!見ないでください!!」
- ( ;ФωФ)「恥ずかしがってる場合か!!」
- ( < >< >;)「だめ…です!!…見ないで!!」
- ( ;ФωФ)「おい!ふざけるな!!」
- ( < >< >;)「見な…………いで………」
- ( < >< >)
- ( ;ФωФ)「……?おい……」
- ( < >< >)
- ( ;ФωФ)「どうした…?」
- 167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 00:28:14.13 ID:ShGOEw+YP
- ( < >< >)
- ( ;ФωФ)「な…」
- ( ;ФωФ)「死んでる…」
- ( ;ФωФ)「血が……流れ続けて………」
- ( < >< >)
- ( ;ФωФ)「…………うっ」
- ( ;ФωФ)「ぐっ…………おぇ…げぇえええええええええええええええええ!!」
- ( ;ФωФ)「はぁ…はぁ……」
- ( ;ФωФ)「久しぶりに…吐き気が湧いた……」
- ( ;ФωФ)「何が…どうなっているというのだ……」
- 168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 00:39:07.59 ID:ShGOEw+YP
- 【大学の駐車場に停めている車】
- 从 ゚∀从「おい、買って来たぜ」
- (=゚ω゚)「サンキューだょぅ」
- 从 ゚∀从「コーヒーで良いんだよな」
- (=゚ω゚)「微糖?」
- 从 ゚∀从「うん」
- (=゚ω゚)「そういえば…ここの大学病院…この前うちの雑誌で特集してたょぅ」
- 从 ゚∀从「マジで?なんの?」
- (=゚ω゚)「たしか…都市伝説みたいなやつ」
- 从 ゚∀从「あっ、そっちか」
- 169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 00:45:05.54 ID:ShGOEw+YP
- 从 ゚∀从「この大学はやたらうるさかったイメージしかないな」
- (=゚ω゚)「何がだょぅ?」
- 从 ゚∀从「俺んちの道路挟んだ先に敷地があって、そこが吹奏楽部の部室だったんだよ」
- (=゚ω゚)「へぇー」
- 从 ゚∀从「興味ないだろ」
- (=゚ω゚)「無いょぅ」
- 从 ゚∀从「………それにしても姉貴は何なんだよ」
- (=゚ω゚)「お前が介護を放棄するからだょぅ」
- 从 ゚∀从「何言ってんだよ。お前がいっつも仕事で忙しいから帰れなかったんだろ?」
- (=゚ω゚)「どうせ帰るつもりもなかったんだょぅ」
- 171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 00:52:24.37 ID:ShGOEw+YP
- 从 ゚∀从「うるせーよ。とっと車出せ」
- (=゚ω゚)「………………?ちょと待てょぅ」
- 从 ゚∀从「どうした?」
- (;ノω゚)「ちょっと目が痒くて……」
- 从 ゚∀从「何だよ」
- (=゚ω゚)「ん…………おし、もう大丈夫だょぅ」
- 从 ゚∀从「お前めっちゃ充血してるぞ」
- (=゚ω゚)「ほっとけょぅ。ほらシートベルト、シートベルト」
- 从 ゚∀从「あいあい…っと」
- (=゚ω゚)「帰りも同じルートでいい?」
- 从 ゚∀从「おう」
- 173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 00:58:13.71 ID:ShGOEw+YP
- (;=゚ω゚)「……………?……」
- 从 ゚∀从「とりあえず帰ったら建設会社に電話するか」
- (;=゚ω゚)「あれ?…………あれ?」
- 从 ゚∀从「だから何だよさっきから」
- (;= ω )「目が…目が見えないょぅ!!」
- 从;゚∀从「ああ?大丈夫かよお前……」
- (;ノω )「な…なんでだょぅ!!なんで!!」
- 从;゚∀从「お、おい!!前見ろよ!」
- (;ノω )「だから見えないんだょぅ!!」
- 从;゚∀从「前の車にぶつかる!!おい!ぶつかる!」
- (;ノω )「なんで!?目が…目が!!え?ええ!え」
- 从;゚∀从「おい!ブレーキを踏めよ!お……おおおおおおおおおおおおおお」
- 174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 01:01:24.17 ID:ShGOEw+YP
- 从; ∀从「う……………」
- 从;゚∀从「おい!何やってんだよぃょぅ!!」
- 从; ゚∀从「道路だったら死ぬとこ…………」
- (= ω )
- 从;゚∀从「………ぃょぅ?」
- 从;゚∀从「どうしたんだよ………おいぃょ…」
- (=iωi)
- 从;゚∀从「ひっ!!……め、めめめめから…!!血ぃ!!」
- 从; ∀从「いや…いやああああああああああああ!!」
- 从; ∀从「だ、…誰か…助けて!!いやあああああああああ!!」
- 175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 01:08:06.01 ID:ShGOEw+YP
- 【高校の職員室】
- ( ;´ー`)「なんだ…?連絡がつながらない…」
- ( ´ー`)「シュール!いるか!?」
- lw´‐ _‐ノv「いるよー」
- ( ;´ー`)「すまない!遅くなっ…」
- ( ´ー`)「……………」
- lw´‐ _‐ノv「いや、御方の言いたいことは分かる」
- lw´‐ _‐ノv「5分で終わらせる予定のヨガがまだ終わっていないことを突っ込みたいんだろう?」
- ( ;´ー`)「そんなことよりも!…シュール!お前は早く帰れ!」
- lw´‐ _‐ノv「どうしなさった」
- ( ;´ー`)「学校にいる生徒や先生がバタバタと倒れていってるんだ」
- 176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 01:15:03.61 ID:ShGOEw+YP
- lw´‐ _‐ノv「おやおや物騒なことだこと」
- ( ;´ー`)「だからお前も早く帰れ!」
- lw´‐ _‐ノv「それは無理な注文で」
- ( ;´ー`)「悪いがお前のギャグに付き合ってる場合じゃ…」
- lw´‐ _‐ノv「体が動かないのさ」
- ( ;´ー`)「………は?」
- lw´‐ _‐ノv「数分前から筋肉が硬直し始めてしまって。足に回した手が抜けなくなってしまった」
- ( ;´ー`)「何を言ってるんだお前は…」
- lw´‐ _‐ノv「それと、さっきから頭痛が痛い。頭痛が痛いよ」
- 179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 01:20:03.39 ID:ShGOEw+YP
- lw´‐ _‐ノv「おそらく他の生徒と同じ症状が現れたんだろう」
- ( ;´ー`)「そんなのまだ分からないだろう?」
- lw´‐ _‐ノv「わかるさ。とりあえず先生…手を握ってくれないか?」
- ( ;´ー`)「え…」
- lw´ _ ノv「一人は…さびしいよ」
- ( ;´ー`)「…………………」
- lw´ _ ノv「ありがとう」
- lw´ _ ノv「私…将来は……先生のお嫁にでも……なろう…かな」
- ( ;´ー`)「……………………」
- ( ;´ー`)「(なんで…俺は…こんなヨガをしている生徒に…プロポーズされているんだろう…)」
- 180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/01/14(金) 01:22:41.36 ID:ShGOEw+YP
- lw´ _ ノv「もういいよ…先生……手を離しても」
- ( ;´ー`)「あ、ああ………」
- lw´ _ ノv
- ( ;´ー`)「しゅ…シュール………」
- lw´ _ ノv
- ( ;´ー`)「な………なんなんだよ……」
- lw´ _ ノv
戻る/次