(´・ω・`)かま掘りたちの夜

36: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/25(土) 23:15:00
  
精霊編


俺の名前はショボン、このペンションには毎年この時期には必ずやってくる常連だ。
今年も何時ものメンバーが集まり、和気藹々としたふいんきの良い感じになる訳ですよ

俺は今、自慢の四駆走らせ吹雪の中を進んでいた助手席にはツンが座っている

ξ゚听)ξ「イヤンなるくらい凄い吹雪ねぇ、天気予報では晴れのはずだったのニ」

まったくだ、視界が兎に角悪い、激しく左右に動くワイパーに目を取られない様慎重に俺はアクセルを踏む
もしこんな天候で道路を歩いてる人が居たら、轢き殺してもおかしくは無いしね

ξ゚听)ξ「オワィッ!ちょっとチョットチョットあれ見てよショボソ」



37: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/25(土) 23:15:56
  
(´・ω・`)「落ち着きたまえ、分かってるよ・・・・」

雪が降り積もる道路の真ん中に何かが点々と落ちていた
俺はそれが何なのか確かめるためにブレーキを踏み車を止める。

ガチャリ スタッ


(´・ω・`)「おやおや、何かなこのナマモノ達は」

鹿、兎、鼠等獣の死体がそこら中に転がっていた、どいつもこいつも腹が裂け息絶えてる

ξ゚听)ξ「ヤダ、何でこんな所でこの子達死んでるの・・・・・」

(´・ω・`)「うふふ、異種同士の乱交パーティを開いたのはいいけどヤリすぎで絶命してしまったんだね」

ξ゚听)ξ「チョwww何言ってるよショボソったらモウっ!」



38: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/25(土) 23:18:20
  
そういえば獣姦には手を出してないな、瞬時に様々な妄想が僕の頭を過ぎった

牛、羊、馬、犬、猫、・・・・・・・・ジュルリ


ξ゚听)ξ「・・いてるの〜ショボソ!ねぇ!ねぇったラ」

(´・ω・`)「おやすまない、少し考え事をね・・・・・ん、あれは」

死骸の集団をふとみるとその中でひとつ茶色の塊がヒクヒクと動いていた

(´・ω・`)「生き残りが居たのか、どれ愛護精神で助けてやるか」

俺は血と糞尿の臭いが吹き荒れる死骸の群れに手を突っ込み茶色を引っ張り上げた



39: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/25(土) 23:19:02
  
ξ゚听)ξ「その子大丈夫・・・・?ってヒィイィィイ」

引っ張り上げたのイタチだった、それは別に良いのだがこいつには首から先が存在して無かった

どうやら少し前に息絶えたらしく体はまだ温もりがある、狼にでも頭を齧られたのか
頭が無い以外は他の糞と血まみれの動物とは違い綺麗な状態だ
俺は首の辺りが冷えていたのでこれをマフラー代わりに首に巻いた

ξ゚听)ξ「・・・・・・・・・・」

ツンは軽蔑の眼差しで俺を見つめているが、趣味には理解が必要なのだよ我慢しておくれ
それにこいつは首にを暖めるだけではなく、アレを扱いたりコレに巻きつけたり様々な使い(ry



40: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/25(土) 23:20:19
  
(´・ω・`)「戦利品も手に入れたし、戻ろうか」

何時までもこんな場所に居たら凍死してしまう、俺達は車に戻った。


ブロロッ

数分も走ると今はもう見慣れたあの七色に発光する看板が見えた。

ξ゚听)ξ「お疲レーショボソ」

扉の前で律儀にフサギコが待っていた。

ミ,,゚Д゚彡「いらっしゃ〜〜〜ンッイっ!ショボンちゅわん!寒かったでしょ?」

(´・ω・`)「いやぁ途中で手に入れたこいつのおかげでそれほどでも」

ミ,,゚Д゚彡「んまぁっ!、可愛らしいマフラーねぇ、その飛び出てる骨いかすわぁ」



41: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/25(土) 23:22:24
  
フサと会話していると懐かしい声が聞こえてきた

( ´_ゝ`)「一昨日から始まった新世紀巻きヒゲアンコウ見たぁん弟者っん?」

(´<_` )「もう最高の出来よねん、背骨ントリープラグっ!新しいわぁん斬新で素敵!」

( ^ω^)ボロズベェットロロオオオオ−ン

ξ゚听)ξ「オヒサシぶりでぇすね兄者さん弟者さん内藤さん!」

(´・ω・`)「・・・・・君達か1年ぶりだね、元気そうでなによりだよ」

その後適当に再会を喜び談笑しあい時間は過ぎ、ディナータイムになった

( ^ω^)「ギガウマスwwwwwwwwwwww」

( ´_ゝ`)「相変わらず料理じょうずねぇフサさんは」



42: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/25(土) 23:23:48
  
ミ,,゚Д゚彡「うっふふん、そう言って貰えると嬉しいわでも最近ちょっとねぇ」

ξ゚听)ξ「最近・・・・どうカシたノ?」

ミ,,゚Д゚彡「ここの食材は現地調達でね兎とかを私とジョルジュ君で取りに行ってるんだけど
      最近獲物を見かけなくなっちゃってねぇ困ったわん」

道路の途中で見つけたあの死骸から肉を拾ってくれば良かったかなぁと俺は思った

( ゚∀゚)「美味かったろ!ショボン!」

急に話しかけてきたこのなれなれしい男の名はジョルジュ、一年前も彼はここのウェイターだった。

(´・ω・`)「やぁジョルジュ君、まだここで働いてたんだね」

( ゚∀゚)「俺はここが気に入ってるんだ!所で頼みがあるんだがいいか!?」



43: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/25(土) 23:26:40
  

(´・ω・`)「報酬が君の体ならね・・・・」

( ゚∀゚)「おまwwwwwwwwそれはまじ勘弁wwwwwwwwwwww」

ジョルジュの話によると兎狩りを手伝って欲しいとの事だった
客に食料の調達をさせるとはふざけたペンションだ、ぶちこわすぞ

しかしここの常連としては食料危機に陥いり潰れる店は見たくなかったので手伝う事にした

狩りには俺とジョルジュと内藤が行く事になった
豚は自主的に着いて来た、やはりここの飯が食えなくなるのは惜しいのだろう

俺たちは用意された防寒用の服を着込み外に出た

( ^ω^)「ウッヘホwwwwwwテラサムスwwwwwwwwwwww」



44: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/25(土) 23:27:20
  
(´・ω・`)「・・・・・なぁに、こうすれば暖かいよ」

( ^ω^)「おまwwwwwwテラキモスwwwやめwwwwwちょwwww」

この辺りに土地勘があるジョルジュを先頭に俺たちは1時間ほど歩き回ったが
兎どころか生き物全般に遭遇しなかった。

(;゚∀゚)「おっかしーなー、今日はまったく見つけられないぜ」

( ^ω^)「雪玉うめぇwwwww」

腹が減ったのか内藤はその辺の雪をすくい丸めて食べていた、何しに来たんだお前は

奴の食い散らかした雪跡を見ていたとき、何かが10メートル程先で動いているのを俺は見つけた

(´・ω・`)「おい、あそこに何か居るぞ」

( ゚∀゚)「おおぉう!よく見つけたなショボン!」

( ^ω^)「うはwwwww肉ktkrwwwwwwww」



45: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/25(土) 23:29:28
  
豚は見かけによらず俊敏な動きを見せあっと言う間に獲物を抱きかかえた

        /⌒ヽ
       ( ^ω^)、
       ,ノ_つ,' 3とノヽーっ
      と__,|   ⊃ ⌒_つ
         `'ー---‐'''''"

(;^ω^)「!!!!!ぉひゃほぉぉぉぉぉぉっぉ!」


内藤が獲物に飛びついたかと思ったら、すぐに両手を上げその場から飛びのいた
何が起きたのかと思い近づいてみるとそこに倒れていたのは荒巻だった。

(;゚∀゚)「おいっどうしたんだよしっかりしろ!」

/ ,' 3「フガッ・・・・君達は・・・あのペンションの・・・・・」

(;゚∀゚)「すぐ暖かい場所に連れて行ってやる!ほら俺のジャケットを着ろ!」

やはり荒巻はブリーフ一丁だった、こいつは雪山に存在してはいけない人だと思った。



46: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/25(土) 23:29:53
  
この中では一応一番力のありそうな内藤が荒巻を背負い俺たちはしゅぷーるに戻る事に

(´・ω・`)「荒巻さんよ、何であんたはあんな場所で寝てたんだい」

/ ,' 3「うぅぅそれはだね・・・・・ぶぅぇっくしょいっ!!」

荒巻の顔は青ざめ体は全身鳥肌で覆われている、当然の事だが彼にしては珍しい
俺は無理にこの場で聞く必要も無いと思いしゅぷーるへ戻ってから聞くことにした

ガランッ

ミ;゚Д゚彡「あらんおっかえりーー・・・・・・ちょ、ちょっと大丈夫?」

荒巻を担いでいた内藤はそのまま倒れこんだ

(;^ω^)「フヒッヒハッハ・・・・疲れたお、限界だお・・・・」

(´・ω・`)「君はよくやったよ、これは労いの浣腸だ」

(:^ω^)「ちょ、おm・・・・・・・アッーーーーー!」



47: ◆dG2ZFSg0s6 :2006/11/25(土) 23:31:39
  

(´<_`;)「いやぁっぁぁぁぁああ荒巻すぁっあぁんしっかりしてええぇ」

(;´_ゝ`)「誰かぁん男の人、男の人呼んでー!」

そのまま気絶した内藤を放置して、流石兄弟が荒巻を抱え暖炉の前に連れていった

( ゚∀゚)「それで荒巻さん、なんであんな所で倒れてたんですか?」

/ ,' 3「・・・・かま掘りいたちを知っているか?」

(´・ω・`)「あぁこの地方の神様だっけ、それがどうかしたのかい」

/ ,' 3「俺は夢で神に啓示を受けてね、それによると神への貢物が必要らしい
    それで俺はここの辺りの森の動物を捕まえて貢物にしていたんだが」

あのえらい数の動物の死骸はこいつの仕業だったか

/ ,' 3「少し手違いがあってね貢物を頂きにきた神の一人が僕のケツに突進してきてねHAHA・・」



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