(´・ω・`)ショボンの住む街はくるってしまっているようです

63: ◆ozOtJW9BFA [4話] :2006/12/10(日) 23:34:17.69 ID:pem/oKKkO
  
家に帰るとすでにパパは帰ってきていて、夕飯もテーブルに並んでいた。

(´・ω・`)「ただいま」
(`・ω・´)「おかえり。遅かったじゃないか。道草はよくないぞ」
(´・ω・`)「ごめんなさい」
それだけ言って夕飯を食べ始めた。
今日あったことは何も言わないことにした。
言ったら雰囲気が悪くなる。それくらいボクにだってわかっていたから。



64: ◆ozOtJW9BFA [4話] :2006/12/10(日) 23:34:37.34 ID:pem/oKKkO
  
夕飯を終えて自分の部屋にもどると、机の中から双眼鏡をとりだした。
ずいぶん前にパパに買ってもらったものだ。

そしてボクは窓から湖の方を見た。



65: ◆ozOtJW9BFA [4話] :2006/12/10(日) 23:36:05.29 ID:pem/oKKkO
  
テントはすぐに見つかった。
それと同時にテントから桶を持った老人が出てきた。
老人はおもむろに服を脱ぎだし、湖の水を桶ですくって身体にかけた。
おそらく身体を洗っているのだろう。だが泡立っていないところを見ると洗剤らしきものはないのだろう。

そしてあるものに気付いた。



66: ◆ozOtJW9BFA [4話] :2006/12/10(日) 23:36:56.69 ID:pem/oKKkO
  
しっぽだ。

老人の尻からダランとたれるしっぽ。
ボクはそれに目を奪われた。



67: ◆ozOtJW9BFA [4話] :2006/12/10(日) 23:37:44.40 ID:pem/oKKkO
  
次の日、教室につくなりボクはギコにお腹を殴られた。
おもわず朝食をもどしそうになったけどなんとか耐えた。

休み時間に職員室まで行き、先生に相談した。
(´・ω・`)「先生…ギコくんに殴られました」
するとボクは教室に帰され、ギコくんは職員室に呼び出された。



68: ◆ozOtJW9BFA [4話] :2006/12/10(日) 23:38:17.28 ID:pem/oKKkO
  
職員室から戻ってきたギコくんはボクを見るなり罵った。
(,,゚Д゚)「なにチクってんだゴルァ!!放課後あけとけよゴルァ」
憂鬱だ。

そして放課後、ボクはギコくんのサンドバッグにされた。
友達のブーンやドクオはボク達に気付かれないように見ていた。
ボクは気付いていたけどね。

その帰り、ふらつく身体を引きずってボクは湖のテントにむかった。



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