( ^ω^)ブーンは秋葉原に生きるようです

131: ◆zD.tvziESg :2006/12/11(月) 23:01:42.19 ID:V/iXHQsy0
  

第4章  初めての交流



(´<_` )「時に兄者よ、」

( ´_ゝ`)「ん? どうした? 弟者よ」

(´<_` )「なぜ思い立ったように店を出たんだ?」

( ´_ゝ`)「実は、昨日な・・・」

( ´_ゝ`)「カクカクジカジカブラクラブラクラ・・・」


(´<_` )「なるほど、そうか。 大変だな 」

聞けば、兄者は昨日、彼の母にものすごく怒られたらしい。
大学もロクに行かないで、稼いでも来ないで、愛想を尽かされつつある。
ちなみに、弟者はまじめに大学を出ている。



132: ◆zD.tvziESg :2006/12/11(月) 23:03:54.13 ID:V/iXHQsy0
  
( ´_ゝ`)「だから、ここで何かバイトをしようと思ってるんだ。 マンガ喫茶とか、面白そうだろう?」

(´<_` )「そうか。 流石だな兄者」

こうして、2人は一軒一軒、店を外から見ている。
その足は喫茶店で止まった。 何かを発見したようだ。

(;´_ゝ`)「弟者・・・ あそこにいるのは・・・ ブーンたちか・・・・?」

(´<_` )「む、本当だ。 何をしていr・・・ な、なに!?」

喫茶店にブーン達がいる。 
それはいいのだが、向かいに座っているのは・・・ どうみても女性だ。
しかも3次元の!

(;´_ゝ`)「どうゆうことだかkwsk」

(´<_`;)「F5、F5、F5、F5・・・・・」

2人は状況を把握するため、喫茶店とビルの間に入り込み、ブーン達を監視した。



134: ◆zD.tvziESg :2006/12/11(月) 23:06:47.32 ID:V/iXHQsy0
  
喫茶店内───

ブーン達御一行は、4人掛けの席に座り、飲み物を頼んだ。

(;^ω^)「(落ち着くお・・・ エロゲをやり尽くしたブーンだお・・ パターンなんてたかが知れt

ξ゚听)ξ「ブーン達は何をしてたの?」

(;^ω^)「え・・・ そ、それは・・・」

早速ゴモった。 この男、大丈夫だろうか?

ξ゚听)ξ「ま、どーせ変なゲーム買ってたんでしょう?」

(;^ω^)「ま、まーそんなトコだお。 そっちは何をするんだお?」



135: ◆zD.tvziESg :2006/12/11(月) 23:09:07.71 ID:V/iXHQsy0
  
ツンはしぃの方をチラッと見た。
しぃも話をしてくれれば、と思ったが、

(*////)「・・・・・・・」

どうにもならない。
ここまで来ると、しぃは相当な恥ずかしがり屋だって事が分かる。
一方、ドクオは、

('A`)「・・・・・・・・」

ブーンが買ったゲームの説明書をまだ見ている。
コイツはこのピザみたいに話しかける事をしないのか・・? と、ツンは思う。



136: ◆zD.tvziESg :2006/12/11(月) 23:11:31.05 ID:V/iXHQsy0
  
ξ゚听)ξ「(ラチが開かないわね・・・。 って、このピザ食い方キメェwwww)」

ξ゚听)ξ「私たち109に行こうと思ってるの。 もうそろそろ行かなきゃ、」

(;^ω^)「(109ってなんだお・・? 犬の数かお・・・?) そうかお。 分かったお 」

ツンがココアを一気に飲み干し、まさに出ようと思ったその時、彼らの背後から

川 ゚ -゚)「ん? ブーンとドクオではないか 」



137: ◆zD.tvziESg :2006/12/11(月) 23:14:03.61 ID:V/iXHQsy0
  
( ^ω^)「あ! クーさんだお!」

('A`)「今日はサークルの日じゃなかったんですか?」

川 ゚ -゚)「うむ。 場所が急にここに変更になってしまってな。 ところで、そちらのお二方は・・・?」

ツンには理解ができなかった。
突如現れたのは、綺麗な黒髪をした、大学生風の女性
そんな人が、なぜこんな奴らと・・・?

ξ;゚听)ξ「あ・・・あの・・・」

( ^ω^)「こちらは大学生のクーさんだお。」

('A`)「この2人はクラスメイトです。 さっき偶然会いましてね。」

川 ゚ -゚)「そうなのか、よろしく。」

ツンはまだ理解ができない。
ふと、しぃをみると、

(*゚ -゚)「・・・・・・・」

──放心状態だった。



138: ◆zD.tvziESg :2006/12/11(月) 23:16:16.12 ID:V/iXHQsy0
  
ξ;゚听)ξ「あ・・・! そ、そろそろ行かないと! お金は払っとくから、じゃあね!」

ツンは慌てて、しぃの腕をつかみ、店を後にした。

( ^ω^)「あれ? 急に行っちゃったお・・・」

('A`)「なんだったんだ・・・?」

同時に、ドクオの口から大きなため息が出た。
するとクーが、

川 ゚ -゚)「? 邪魔をしてしまったか?」

( ^ω^)「大丈夫なんだお。 それじゃ、僕たちは先にバーボンに行くお!」

川 ゚ -゚)「うむ。 わかった」



140: ◆zD.tvziESg :2006/12/11(月) 23:18:33.04 ID:V/iXHQsy0
  
店のドアをあわただしく開け、ツンとしぃが出て行く。
その様子を、兄者・弟者は物陰から見ていた。

(;´_ゝ`)「・・・・・・・・」

(´<_`;)「さっぱり理解できんな・・・」

(;´_ゝ`)「とりあえず、バーボンでブーン達から尋問だ。 戻るぞ」

(´<_`;)「把握した」


先ほどから、不穏な空気が流れている。
そんな中、しぃは口を開いた。

(*゚ -゚)「さっきの女の人・・・ ドクオ君たちとどうゆう関係なのかな・・・?」



141名前: おせち(30,000ウォン)投稿日: 2006/12/11(月) 23:18:48.76 ID:FxvSCSb3O 今北。普通に面白い。今年の処女作部門の結構いいとこまで行くんじゃね?
むしろ優勝も夢ではない。とか思いながらワキテカ
142: ◆zD.tvziESg :2006/12/11(月) 23:20:42.42 ID:V/iXHQsy0
  
それはツンも思っていた。
だが、あいつらにそんな関係の女性などいるわけがない。 そう思うと、

ξ゚听)ξ「そんなことないわよ! 多分先輩か何かよ!」

(*゚ -゚)「そう、かな・・・・?」

しぃは残念そうな顔をしている。
ツンにもその気持ちが、痛いほど良く分かる。

ξ゚听)ξ「はいはい! せっかくの日曜なんだし、楽しみましょうよ! ほら!」

しぃの背中を叩く。
彼女もやっと平常心を取り戻したようで、

(*゚ー゚)「そ、そうよね、じゃあ行こっか!」

2人は再び歩き出した。



143: ◆zD.tvziESg :2006/12/11(月) 23:22:56.78 ID:V/iXHQsy0
  
午後3時、バーボンハウス───

(;^ω^)「だーかーら! それは誤解だお!」

(;´_ゝ`)「あれは彼女以外考えられんぞ!」

(;'A`)「あれはうちのクラスメイトですって、」

(´<_`;)「にわかに信じられん。 高校生のする範囲を超えているぞ!」

(;´_ゝ`)「全く・・・ 最近の高校生は・・・プンプン!」

( ^ω^)「ってゆうか2人とも、どこから見てたんですかお!??」

(´<_`;)「それは・・・ 恥ずかしくて言えない・・・」

こっちでは午前のことについて激しい議論が行われている。
それをあざ笑うかのように、

川 ゚ -゚)「全く・・・ 元気ですね・・・」

/ ,' 3「若いのはいいのう・・・」



144: ◆zD.tvziESg :2006/12/11(月) 23:27:09.07 ID:V/iXHQsy0
  
(*^ω^)「あ! そういえばみんな、聞いてほしいお! 今日僕は『アキバ王』さんに会っちゃったんだお!!」

(;;´_ゝ`)「な!?? なんだってーーー!!??」

(´<_`;)「何か話をしたのか?」

(*^ω^)「実はお金を借りちゃったお!」

(;;´_ゝ`)「な!?? なんd(ry

今日も平和なバーボンハウスであった。



帰り道のこと・・・

電車内───

( ^ω^)「今日は色々あり過ぎた一日だったお・・・」

('A`)「さすがに疲れたぜ・・・ 明日の学校が鬱だ・・・」

既に7時を回ってる。 窓には光が創る東京の夜景が映っている。



145: ◆zD.tvziESg :2006/12/11(月) 23:28:41.92 ID:V/iXHQsy0
  
( ^ω^)「そういえば、ドクオは今日喫茶店では何も話してなかったお 何かあったのかお?」

('A`)「ん・・・ まあな・・・ ああいうのは苦手だな。」

('A`)「それに、実は俺としぃって小学校からの幼馴染なんだよ」

(;^ω^)「え? そうだったのかお!? その割にはドクオもしぃさんも何も話さないお・・・」

('A`)「一緒だったのは幼稚園と小学校だけだ。 いまさら話すなんて考えられないな・・・」

話が終わると、ドクオは下を向いた。
ブーンは、そうかお・・。 といって自分も壁に寄りかかった。
今日は長い一日だった・・・ 明日からは学校・・・
せめて明日は元気を出せるように、ブーンは夜更かしをしないで寝る、と心に決めた。



146: ◆zD.tvziESg :2006/12/11(月) 23:29:18.30 ID:V/iXHQsy0
  

(;´_ゝ`)「あ! 結局バイト決まってないぞ!」

(´<_` )「流石だな兄者」



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