( ´_ゝ`)兄者はバルトアンデルスのようです

596: ◆wUOiOOQQF. :12/08(金) 00:46 YUcoIR08O
  

从 ゚∀从「……妙な縁起はいいからさっさと起きろ!」

倒れている兄者を蹴る高岡。
さらに蹴って、兄者が痛みでうめいたところにもう一発。

(#´_ゝ`)「少しは加減しろよドS女!」

兄者復活。

从;゚∀从「えっ……Sじゃねーぞ俺は!」

(#´_ゝ`)「ならMかっ! この変態マゾヒスト女がっ!」

从;゚∀从「ハァ? なんでそうなるんだよ!?」

二人ともギャーギャーわめきだし、もはや子供のケンカ状態。
頭脳や肉体が発達している事を考えると、それよりはるかににタチが悪い。

川 ゚ -゚)「……楽しそうだな」

(´<_` )「まったくだ。入り込むスキがないから困る」

(=゚ω゚)ノ「みんなでスーファミのボンバーマンでもやっとくょぅ」

川 ゚ -゚)「把握した」

l从・∀・ノ!リ「妹者も混ぜてほしいのじゃ!」

(´<_` )「おkおk。マルチタップ持ってこないとな」

川 ゚ -゚)「ボンバーマンの顔みたいなデザインのアレか」

(=゚ω゚)ノ「ナツカシスwww」



598: >>597 猛者あらわるwww◆wUOiOOQQF. :12/08(金) 01:07 YUcoIR08O
  

川 ゚ -゚)「めんどいからCOMはナシな」

(´<_` )「把握」

从 ゚∀从「ハッ! 真性の変態に変態扱いされたくないね!」

川 ゚ -゚)「どーん」

(´<_` )「ちょwwwイキナリ自殺っすかwwwww」

( ´_ゝ`)「何を言うか。俺のどこが変態なんだ?」

从 ゚∀从「中学の時に女子トイレに入ってたりしたよなぁ?」

川 ゚ -゚)「てやっ! 当たれ当たれィ!」

(´<_`;)「ちょwwwみそボンうぜぇwwwww」

( ´_ゝ`)「あれはちょっとしたアクシデントだ。男子トイレが満員だったからやむを得ず――」

(=゚ω゚)ノ「妹者。デンジャラスボムを知ってるかょぅ?」

l从・∀・ノ!リ「知らないのじゃ。教えてくれたらありがたいのじゃ」

(=゚ω゚)ノ「爆弾を蹴ってぶつけると爆弾が強くなる……ってヤツだょぅ」

从 ゚∀从「あれがアクシデント?」

( ´_ゝ`)「ああ」

从 ゚∀从「違うな。あれは貴様の虚栄心が生んだ必然だ」

(´<_` )「クーにやられるぐらいなら自爆してやるぜっ!」

川;゚ -゚)「くっ……! それでは私が復活できん!」

(;´_ゝ`)「チッ!」

(=゚ω゚)ノ「アッー! デンジャラスボムの爆風に巻き込まれたょぅ!」

l从・∀・ノ!リ「これで妹者の勝ちなのじゃー!」

(´<_` )「まさに漁夫の利www」



603: ◆wUOiOOQQF. :12/08(金) 23:07 YUcoIR08O
  

――そんな感じのgdgdがしばらくの間続いていた

从 ゚∀从「てめぇがあの時まぜなけりゃ勝ってたんだよ!」

( ´_ゝ`)「あれは俺流のサプライズだっ!」

過去の話題を持ち出して言い争う二人。
あーだこーだの無限ループでしかない。

(´<_` )「なぁ……ハイン。いい加減妥協したらどうだ?」

そんな二人に呆れ果てた弟者が口を挟む。

从 ゚∀从「ハァ? そしたら俺が負けたみてぇじゃねーか!」

(´<_` )「……はいはい。そりゃあよかったね」

弟者はもはやツッコむ気力もないようで。

从 ゚∀从「こーなりゃタイマンで白黒ハッキリさせようじゃねーか!」

( ´_ゝ`)「よかろう! 我がディムロスの錆にしてくれるわ!」

从 ゚∀从「ハッ! ソーディアンを手に入れたからって図に乗ってんじゃねーよ!」

@# _、_@
( ,_ノ`)「うるさいよアンタ達! テレビの音が聞こえないじゃない!」

从;゚∀从「はいっ!」

(;´_ゝ`)「サーセンwww」

とりあえず終焉。



604: ◆wUOiOOQQF. :12/08(金) 23:21 YUcoIR08O
  

@# _、_@
( ,_ノ`)「まったく……近頃の若いモンは……」

ブツブツと文句を言いながら、母者は部屋を出ようとした。
言ってる事が年寄りっぽいのは仕様なのだろうか。

从 ゚∀从「ちょっ……母者! ちょっと待ってくれ!」

――が、高岡がそれを呼び止めた。

@# _、_@
( ,_ノ`)「……お前は……ハインリッヒ高岡!?」

いまさら高岡の存在に気付いた母者。
なにやら驚いたような表情を浮かべている。

@# _、_@
( ,_ノ`)「死んだと聞いていたが……生きていたのか」

从 ゚∀从「ちょwwwそれ言ったヤツ誰だよwwwww」

@# _、_@
( ,_ノ`)「兄者」

从 ゚∀从「よっしゃwww後で殺すwwwww」



605: ◆wUOiOOQQF. :12/09(土) 00:02 cnN9FtwqO
  

@# _、_@
( ,_ノ`)「……で、私になんか用かい?」

从 ゚∀从「んー。マジメな話だから……ここじゃちょっと……」

@# _、_@
( ,_ノ`)「なら向こうで聞くからついてきな」

从 ゚∀从「把握」

母者と高岡が部屋から出た。

(´<_` )「なんなんだこの展開は」

( ´_ゝ`)「時に弟者よ。なんか……すげぇイヤな予感がするんだが」

(´<_` )「奇遇だな。俺も感じるぞイヤな予感」

川 ゚ -゚)「たまには床に倒れてるミルナの事も思い出してあげてください」

( ´_ゝ`)「無視しとけって。どーせほっといたら生き返るんだから」

( ゚д゚)「ひでぇwww」

( ´_ゝ`)「ほらな」

( ゚д゚ )

(=゚ω゚)ノ「あっち見とけ」

(゚д゚ )



618: ◆wUOiOOQQF. :12/10(日) 08:58 R9aP9PKyO
  

――数分後

なにやら嬉しそうな顔をした高岡が戻ってきた。

从 ゚∀从「流石は母者だな。話が分かるぜっ!」

( ゚д゚ )「アッー!」

高岡を見るなり叫ぶミルナ。

(´<_` )「ちょwwwこっち見るなwwwww」

( ´_ゝ`)「どうしたミルナ。今度は高岡に目移りしたのか?」

(;゚д゚)「ちっ……チンコがめがっさかゆいんだが……」

( ´_ゝ`)「そうか。さっさと死ねよ」

(=゚ω゚)ノ「ところで……ハインは母者と何を話してたんだょぅ?」

从 ゚∀从「んー。後で分かるから……今は秘密ってコトで」

川 ゚ -゚)「それは残念」

从 ゚∀从「後で分かるから気にすんなって!」

やたら嬉しそうな高岡。

从 ゚∀从「……んじゃ、ちょっと用事があるから俺帰るわ!」

( ´_ゝ`)「早く帰れよバカ」

从 ゚∀从「うっせーよバカ」



619: ◆wUOiOOQQF. :12/10(日) 23:12 R9aP9PKyO
  

その後高岡は、兄者に一撃食らわしてから去っていった。
余談だが、双撞掌底破と言っていたが、ぶっちゃけただのパンチだったから困る。

(´<_` )「……ハイン帰ったな」

(#)_ゝ`)「アイツは結局何の為にきたんだろうか?」

( ゚д゚)「さあ? 近道してたら足がミゾにはまっちゃったとかじゃねーのか?」

(´<_` )「それは大変だ。すぐにレスキューを呼ばなければ」

川 ゚ -゚)「なあ兄者。足がミゾに……ってのは何のネタなんだ?」

( ´_ゝ`)「知らないほうがいいから気にするな」

(=゚ω゚)ノ「そうだょぅ。兄者の言う通りだょぅ」

川 ゚ -゚)「そうか。だが……気になるから後でググってみるわ」

(;´_ゝ`)「ちょwwwヤメレwwwww」

なにやら盛り上がってきた各人。
だが――盛り下がっている男もいた。
その人物は頭をポリポリと掻きながら、なにやら呟いていた。

( ゚д゚)「いやはや……困った事になっちまったな……」



621: ◆wUOiOOQQF. :12/11(月) 07:12 ngvaKdjLO
  

――突然高岡が現れた日から3日後

兄者の部屋にて。
兄者とクーはテレビを食いいるように見つめていた。
そして、その両人の手には――PS2のコントローラーが握られている。

川 ゚ -゚)「虎牙破斬! 虎牙破斬!」

( ´_ゝ`)「うおっ! 虎牙斬が双牙斬に変化しただとっ!?」

川 ゚ -゚)「マジだwwwなんだこれwwwww」

どうやら、2人がプレイしているのは某運命という名のRPGのようだ。

「クー! 買い物に行くからついてきな!」

部屋の外――居間のほうから、母者の声が聞こえてきた。

川 ゚ -゚)「把握した……リオンを頼むぞ兄者」

( ´_ゝ`)「了解」

兄者が答えると、クーはコントローラーを床に置いて、部屋から出ていった。

( ´_ゝ`)「では……レベル上げでもするか」



622: ◆wUOiOOQQF. :12/11(月) 07:28 ngvaKdjLO
  

兄者はそう呟くと、セロハンテープを取り出して、コントローラーのアナログスティックに貼り付けた。

( ´_ゝ`)「んで、全員オートにすれば……自動レベル上げの出来上がりだ」

自動レベル上げ。
アナログスティックや十字キー――正確にはそのゲームに応じた移動ボタンだが――を、テープ等で固定する。
それにより、かくかくしかじかでレベル上げが自動でできる必殺技だ。

( ´_ゝ`)「説明うぜぇ」



624: ◆wUOiOOQQF. :12/11(月) 20:07 ngvaKdjLO
  

――しばらくして

( ´_ゝ`)「こんなイケメンだらけのテニス部なんてねーよwwwww」

マンガを読んで時間を浪費する兄者。
ゲームは相変わらずエンカウント→勝利を繰り返しており、自動レベル上げを続けていた。

すると――

( ´_ゝ`)「むっ……?」

突然、テレビの置いてある方向から嫌な予感を感じた兄者。
その予感の正体を確認しようと、体を起こしてテレビに顔を向けた。

まさにその瞬間。

从 ゚∀从「ぶるああああああ!」

大きめのバッグを持った高岡が、兄者に向かって飛来した。

(;´_ゝ`)「ぐへぁっ!」

そのまま高岡の放ったドロップキックが、兄者の腹部に見事命中。

(;´_ゝ`)「たっ……高岡がなぜここにッ!?」

从 ゚∀从「なぜって……ちゃんと玄関から入ってきたが何か?」

微妙に会話が成り立ってない二人。
高岡はその場にドスンと座り込み、持っていた荷物を下ろした。

( ´_ゝ`)「……おい。その大荷物の中身はなんだ?」

とりあえず聞いてみる兄者。

从 ゚∀从「ん? ああ。俺の服とかその他諸々が詰まってるぜ」

( ´_ゝ`)「フーン」



625: ◆wUOiOOQQF. :12/11(月) 20:16 ngvaKdjLO
  

( ´_ゝ`)「服……って事は、どこか旅行にでも行くのか?」

从 ゚∀从「……ありゃ? 母者から聞かなかったのか?」

( ´_ゝ`)「何を?」

从 ゚∀从「へっへーん。聞いてオドロキ見てビックリな――」

( ´_ゝ`)「分かったから早く話せ」

从 ゚∀从「チッ……せっかちなヤツだな。別にどうでもいいけどさ……」

从 ゚∀从「実はだな――」





















( ´_ゝ`)「改行多用うぜぇ」



















从 ゚∀从「今日から俺は――この家に住む事になりましたっ!」



















从 ゚∀从「……ありゃ? なにゆえノーリアクションなんだ兄者?」

( ´_ゝ`)「……へっ?」

( ´_ゝ`)「………………」

(;´_ゝ`)「な、なんだってー!?」

从 ゚∀从「反応おせーよwwwww」



626: ◆wUOiOOQQF. :12/11(月) 20:41 ngvaKdjLO
  

(;´_ゝ`)「えっおまちょまてよwwwうぇwwwwwうぇwwwww」

从 ゚∀从「草多すぎだろ」

どうやらかなり錯乱してるっぽい。
高岡のビックリ発言がかなりのサプライズだったようで。

从 ゚∀从「とりあえず落ち着け」

(;´_ゝ`)「すまん。もっかいやり直させてくれ」

从 ゚∀从「おk」



627: ◆wUOiOOQQF. :12/11(月) 22:35 ngvaKdjLO
  

――TAKE2

(;´_ゝ`)「えっ……おまっ……ちょっと待てよ!」

从 ゚∀从「なんだ?」

(;´_ゝ`)「なんでそうなったのかkwsk」

从 ゚∀从「母者に“ここに住ませてくれ”って頼んだら、あっさりOKしてくれてさー」

(;´_ゝ`)「……それだけっすか?」

从 ゚∀从「ああ」

(;´_ゝ`)「それはまずいだろ……話の流れからして」

从 ゚∀从「なんで?」

( ´_ゝ`)「なんか最近“新キャラ登場→仲間入り”の流れがパターン化してるから」

从 ゚∀从「……んな事知るかっ!」

(;´_ゝ`)「知らなくていいから今理解しろ」

从 ゚∀从「別にいーじゃん」

( ´_ゝ`)「よくねーよ」

断固拒否を決めこんでいる兄者。

从 ゚∀从「……それにさ」

( ´_ゝ`)「それに?」

从 ゚∀从「なんとなく……ここのが居心地がよくてさ……」

( ´_ゝ`)「……えっ?」

从 ゚∀从「……なーんてなっ!」

兄者をバシバシ叩きながら、楽しそうに笑う高岡。
なんでイキナリテンションが上がるんでしょうか。

( ´_ゝ`)「高岡さん。いい病院を紹介してあげましょうか?」

从 ゚∀从「けっこうです」

( ´_ゝ`)「さようでございますか」



638: ◆wUOiOOQQF. :12/15(金) 23:08 4id2WOUFO
  

――それからしばらくして

時刻は夕飯時。
流石家全員が帰宅し、いざ夕飯を食べんとしている時。

(#´_ゝ`)「だからぁ〜! なんで高岡がウチに住む事になったんですかぁ〜?」

兄者は叫んでいた。

@# _、_@
( ,_ノ`)「ノリ」

( ´_ゝ`)「ちょwwwそれはねーだろwwwww」

やたらとつっかかる兄者。
それに対して残りの方々は――

(=゚ω゚)ノ「ハイン。醤油を取ってくれだょぅ」

l从・∀・ノ!リ「ついでにコショウも頼むのじゃ!」

从 ゚∀从「ほいさ。醤油とコショウ……っと」

醤油とコショウを取ると、それぞれを投げて渡す高岡。
醤油は投げちゃいけない気がしないでもない。

(=゚ω゚)ノ「どうもだょぅ」

l从・∀・ノ!リ「ありがとうなのじゃ〜」

(´<_` )「この炊き込みご飯……具が入ってないぞ」

川 ゚ -゚)「3日前までは白かったのよ」

(´<_`;)「うわーお……」

――完全に溶け込んでいた。

こうして新たに高岡を加えた流石家は、本来なら4人家族(姉者は除いて)の筈が――今や総勢7名になってしまった。

( ´_ゝ`)「俺の意見は無視ッスかwwwww」



676: ◆wUOiOOQQF. :12/19(火) 00:32 WvOTwLvg0
  

――とある日の朝

平日。
時刻はすで学校に行く時間――なのだが。

( ´_ゝ`)「……だから……そうじゃなくて……なぁ?」

( ´_ゝ`)「俺は……焼酎を作りたいんだよっ……!」

兄者がなかなか起きてくれない。
訳の分からない寝言を言いながら眠り続けていた。

川 ゚ -゚)「……一体、どんな夢を見てるんだろか?」

起こせばいいものを、クーは面白そうにそれを眺めている。
何を思ったのか――そっと、起こさないように兄者の頬に手を触れてみた。

( ´_ゝ`)「ひゃっ……らめぇ……」

なんか――すさまじくキモいリアクションが返ってきた。

川 ゚ ー゚)「ぷっ……なかなか面白いな」

そのリアクションが気に入ったのか、今度はツンツン突いてみる。

(;´_ゝ`)「あっ……うぅん……」

川 ゚ ー゚)「wwwww」



677: ◆wUOiOOQQF. :12/19(火) 00:32 WvOTwLvg0
  

『あっ……あぁっ……』

『んっ……くふぅっ……』

『くやしい……ビクッビクッ』

音声のみだと――何をしているのか分からない。



















(´<_`;)「……なにしてるんですか、あんたらは?」

中をうかがうように、そっとドアを開けて弟者登場。
拍子抜け、といったような感じの表情をしているように思えるのは――おそらく気のせいではないだろう。

川 ゚ -゚)「弟者か。お前もやってみるか? なかなか面白いぞ」

(´<_` )「けっこうです。それより……朝飯食べないのか?」

川 ゚ -゚)「食べゆー」

(´<_` )「そうか。ならそのスカタンも起こしてきてくれ」

川 ゚ -゚)「うむ。把握した」



678: ◆wUOiOOQQF. :12/19(火) 00:33 WvOTwLvg0
  

――流石家食卓

流石家の朝は朝食から始まる。

l从・∀・ノ!リ「ぃょぅ。醤油を取ってほしのじゃ」

(=゚ω゚)ノ「はいだょぅ」

( ´_ゝ`)「そば飯ふりかけソバババーンwwwww」

(´<_` )「これまた古いネタを……」

茶碗に盛られたほかほかご飯。
白く輝くそれに、そば飯ふりかけを豪快にふりかける兄者。

从 ゚∀从「おっ、俺にも分けろよな。そば飯ふりかけ」

( ´_ゝ`)「残念だったな。もう全部使ったぜwww」

从 ゚∀从「そっか。なら――ころしてでも うばいとる」

朝っぱらから食べ物の取り合い。
この2人――仲がいいのやら悪いのやら。

川 ゚ -゚)「そういえば……兄者。今日は終業式というものらしいな」

从 ゚∀从「コショウ目潰しを くらえっ!」

(#´_ゝ`)「くっ……! アイテムなぞつかってんじゃねぇ!」

そば飯ふりかけ(のかかった兄者のご飯)の取り合いで、兄者にクーの言葉を聞く余裕などなかった。

川#゚ -゚)「……少し黙らせたほうがよさそうだな。ならば……深淵なる極限の闇――」

(´<_`;)「待て待て待て! それは危ないから駄目だ!」



679: ◆wUOiOOQQF. :12/19(火) 00:34 WvOTwLvg0
  

――朝食を済ませ、いざ学校。

教室に入ると、中の雰囲気はいつもより若干盛り上がっていた。

( ´_ゝ`)「……ギコよ。なんでみんなのテンションが高いんだ?」

(,,゚Д゚)「ハァ? 明日から夏休みだからに決まってるだろーが」

( ´_ゝ`)「あれ……そうだっけ? すっかり忘れてたわwww」

(,,゚Д゚)「かったるい終業式さえ終われば……あとはパラダイスだぜwwww」

( ´_ゝ`)「部活もバイトもしてない俺からすれば、ニート体験版でしかないがなwww」

(,,゚Д゚)「笑えねーよwwwww」

川 ゚ -゚)「笑ってるじゃないか」

(,,゚Д゚)「うっせーよwwwww」

本日におけるギコのテンションの高さは異常。

( ・∀・)「――おいお前ら。そろそろ時間だから体育館に行け」



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