( ´_ゝ`)兄者はバルトアンデルスのようです

417: ◆wUOiOOQQF. :10/04(木) 22:34 qYeXZ3Zk0

(*ノωノ)「ち、違います! そうじゃなくてっ!!」

俺の内心が読めたのか、あぷーが必死に弁解しようとする。
そんな取り繕ったような態度が余計に不愉快でならない。

しかも、もう遅い。
傷付いてしまった俺の心は、もう決して元には戻らないのだから。

(´<_`#)「そうじゃなかったらどうなんだよ!?」

(*ノωノ)「確かに兄者さんに用事があったんですけど、弟者さんに用事があって来たんです!」

(´<_`#)「はあ? 意味わかんねーよ!」

(´<_`#)「あぷーのばーかばーか! 何を言ってるか全然わかんないや!」

怒鳴る俺。
それと共に、飛び散る唾。
凄まじく理不尽な切れ方だけど、もう取り返しつかないからいいや。

(*ノωノ)「だから、ちゃんと説明するから聞いてくださいッ!」

(´<_`#)「おうよ! 聞いてやっからとっとと喋れ!」



418: ◆wUOiOOQQF. :10/04(木) 22:35 qYeXZ3Zk0

以下、地の文に代わりまして(*ノωノ)あぷーがお送りします

私は確かに兄者さんに用があって来ました。
それは認めますよ、ええ! 本当の事ですから!

例えばですよ?
目の前に兄者さんと弟者さんがいたとします。
貴方は窮地に立たされていて、このままではとても危険な状態です。

そしたら、貴方はどちらに頼りますか!?

兄者さんでしょう!?
それも即答で! 何の躊躇もなく選ぶはずです!

主人公とオマケですよ?
弟者さんが私だったとしたら、迷わず主人公を頼るでしょう!?

分かりましたか!?

私は兄者さんに用事がありました!
でも兄者さんがすごく辛辣な表情で歩いてるのを先程見かけ、自粛しました!
そこで、弟者さんの存在を思い出したので“仕方なく”弟者さんを頼ってここに来た訳です!

(*ノωノ)「分かりましたか!? つまりそういう事なんです!!」

(´<_` )「うん。例え話のところで死にたくなった」



419: ◆wUOiOOQQF. :10/04(木) 22:35 qYeXZ3Zk0

(´<_` )「で、俺に用事ってのは?」

もういいや。
これ以上言われると俺、死んじゃうかも。

だから、とっとと用事を済ませてさっさと帰ってもらおうかな。

(*ノωノ)「ん、えっ? ああ……そういう話でしたね」

(´<_` )(コイツってこんなキャラだったっけ? なんか腹立つんだけど)

(*ノωノ)「実は私……最近、誰かにつけられてるみたいなんです」

言うと同時に、表情を曇らせる。

不安や恐怖。
それらの感情が露わになり、先程までのテンションが嘘のように思えるほどだ。

(´<_` )「それって……被害妄想とかオヤシロさまとかじゃないのか?」

(*ノωノ)「いえ、私もはじめはそう思ったのですが……被害妄想ではなかったみたいです」

(´<_` )「――と、言うと?」

(*ノωノ)「はい。あの……実はこの前――」



423: ◆wUOiOOQQF. :10/06(土) 23:39 zwpf99tG0

(*ノωノ)「あれは――コンビニから家に帰る途中の事でした」



424: ◆wUOiOOQQF. :10/07(日) 00:43 jdrhTNYM0

話は……数日前に遡ります。
その日の私は、買い物をする為にコンビニへ行きました。

普段はそんな時間帯には出歩かないのですが、急用だったので仕方なく。

用事を済ませて帰路に着いたのが、だいたい午後9時頃。
店を出た時に携帯の時計で確認したので、おそらく間違いないと思います。

(´<_` )「犯人はヤスだな」

(*ノωノ)「違います。一体何の話ですか?」

……とりあえず、話を戻します。

そして、しばらく歩くと人気のない一本道に着きました。

明かりと言えば、夜道を照らす街灯ぐらいしかありません。
車はおろか人すらもあまり通らない道なので、ちょっと怖い道です。

でも、家に帰るにはその道が順路なんです。
避けて通る事もできたのですが……その時は急いでいたので。時間も時間ですし。

私もあまりその場所が好きではないので、少し早足で歩いていたのですが――

(´<_` )「ああ、つまずいて転んだのか。ドジっ子っぽいもんな」

(*ノωノ)「全然違います! 黙って真面目に聞いてくださいっ!」



425: ◆wUOiOOQQF. :10/07(日) 00:44 jdrhTNYM0

(*ノωノ)「そこで……私は気付いたんです」

その道があまりにも静かだったから。
その道への恐怖心が、周囲を敏感に警戒していたから。

店を出でからその時まで、気付かなかった“ある事”に気付けました。

(*ノωノ)「私の後ろから……何かがついてきていたんです」

(´<_` )「オヤシロさまじゃん」

(*ノωノ)「いい加減にしてくださいッ!!」

(´<_`;)「す、すまぬ」

まったく……もう。
兄者さんのオマケの分際で手間取らせないで下さいよ。

いちいち突っ込まないといけない私の身にもなってくださいよ?

(´<_` )「ふぁい」



426: ◆wUOiOOQQF. :10/07(日) 00:44 jdrhTNYM0

(´<_` )「それで、その“何か”ってのは――何なんだ?」

(*ノωノ)「それが……うまく形容できないんです」

道が暗かったのもあるかも知れないけど。
それでも、その“何か”はあまりにも黒すぎました。

黒一色。
街灯で照らされている部分さえも、黒。

まるで、本当にそういう生き物なのかと思わせるほどでした。

(*ノωノ)「だから……なにか、得体の知れない“影”のようなもの……としか言えません」

そして、私がそれを確認した瞬間。
その“何か”は、音も立てずに消え去ってしまいました。

風も、音も、気配も。
何ひとつ残さずに。まるで元からその場に存在していなかったかのように。

だから。
あまりにも唐突に消え去ったから。

私はよく分からない感情に捉われ、ほんの一瞬……妙な事を考えてしまいました。

(*ノωノ)「闇の中に溶け込んで、そしてその場を立ち去ったのでは……と」



427: ◆wUOiOOQQF. :10/07(日) 00:45 jdrhTNYM0

(*ノωノ)「……一気に喋らせてもらいましたが、これで私の話は終わりです」

あぷーはそう言い、話を終える。
額にはうっすらと汗が滲んでおり、心なしか怯えているようにも見えた。

それほどまでに、その時起こった事が怖かったのか。
それも、口に出し頭に思い浮かべるだけで、恐怖が沸きあがってくるほどに。

(*ノωノ)「似たような事は何度かあったのですが……その時が一番はっきりと感じられました」

(´<_` )「言い方を変えれば、それで確信したって事だな」

ポリポリと頭を掻きながら、弟者は口を挿む。
今度は本当に痒かった。そろそろ布団干しといた方がいいかも知れない。

そういえば、最後に布団干したの何時だっけ――なんて考えてみたり。

(*ノωノ)「……はい、そうです」

弟者の言葉からわずかに間を開け、あぷーは頷いてみせた。

もちろん、弟者が布団の事を気にしていたなんてのは知る由もない。



428: ◆wUOiOOQQF. :10/07(日) 00:45 jdrhTNYM0

(´<_` )「……なんか、よく分からないな。内容的に」

あぷーは、どうやら真剣なようで。
マンガか何かのような話を真面目に話しているので、それは疑いようもない。

そして弟者は、あぷーの話をよく理解出来ずにいるようで。

しかし。
ただの被害妄想では――と疑問もあるようだが、別にそこまで疑ってもいない。

自分達の周辺には、非現実的な現象が起ころうともおかしくない環境があるのだから。

(´<_` )「……なあ、あぷー」

だから。
非現実的なオチかもしれないから。

その可能性をあぷーにも認識させておく為に、弟者は口を開いた。

(*ノωノ)「はい?」

(´<_` )「ひょっとしたら……“新手の能力者”とかかも知れんぞ」



438: ◆wUOiOOQQF. :10/08(月) 23:11 EWebjvOS0

(*ノωノ)「それは……たしかにありえますけど――」

弟者の言葉に、あぷーは歯切れの悪い返事を返す。
想定しうる意見を突きつけらて、それをあまり受け入れたくないようで。

なぜなら。
その結論が、最も解決しにくいものに思えたから。

被害妄想だったなら、何の問題もない。
ストーカーの類だったなら、対処方法はいくつかある。
C120を投与して、しばらく安静にすればいいらしいけどそんなモノは実在しない。

そして、弟者の言う場合なら。
ストーカー以上に危険で、どうしても対処できない可能性もある。

ストーカー兼能力者だった場合は――あまりにもタチが悪いので意識しない。もうどうでもいい。

(´<_` )「まあ、あくまで可能性のひとつだから気にするな」

あぷーの心情を悟り、言葉を付け足す弟者。
空気が読めたような気がして、なんだかちょっぴり優越感。

(´<_` )「警戒はしておいた方がいいかもな。念の為に」

(*ノωノ)「……ですね。できる限り注意するようにしてみます」

あぷーは納得したように小さく頷き、弟者の意見に答えた。



439: ◆wUOiOOQQF. :10/08(月) 23:11 EWebjvOS0

――さて。

これであぷーの用事は済んだ。
話を聞いてやった上に、おまけにアドバイスまでしてやった。

少なくとも、弟者はそう思っていた。

だから、さっさと帰ってもらって昼飯を食おう。
適当に腹を満たした後で、改めて積みゲー処理に取り掛かろう。

そんな感じで、弟者は“あぷーが帰る事を前提とした”計画を立てていたのだが。

;;;;

(*ノωノ)「………………」

(´<_` )「………………」

帰らない。

帰らないどころか、動こうともしない。
ただただ黙って立ち尽くし、弟者の顔をじっと見つめている。むしろ見ている。

見つめる――という表現とは何か違う、そんな視線でした。

だから。
流石の弟者でも何かに気付いたようで。

(´<_` )「……時にあぷーよ。ひとつ聞いていいか?」

(*ノωノ)「はい」

(´<_` )「お前はただ、その話を聞いてもらいたいだけでウチに来たのか?」

コイツはひょっとしたら――俺に自分の護衛をさせるつもりで着たのではないのかという事に。



440: ◆wUOiOOQQF. :10/08(月) 23:12 EWebjvOS0

(*ノωノ)「………………」

あぷーは答えない。
押し黙ったまま視線を落とし、ただ小さくため息をつくのみ。

なんだろう、今のため息。
人を小馬鹿にしたような、なんとなくムカツクため息に思えたのは何故だろう。

そんなあぷーの態度を見て。
弟者はなんとなく、この先の展開が読めた気がした。

展開が読めた気がしたから。
予想できた内容が気に食わなかったので、阻止しようと考えた。

そして、実行。

(´<_` )「そういえば俺、今日は今から予定が――」

(*ノωノ)「お願いします! 私のボディガード代わりになってください!」

あえなく失敗。

なにこれ。
なんか、ものっすごい早口で言われたんだけど。
ひょっとして俺の思考読まれきってるの? あぷーに絡め取られてるの?



441: ◆wUOiOOQQF. :10/08(月) 23:12 EWebjvOS0

弟者は頑張った。
「それはイヤだ」と主張して拒否しようとした。

あぷーも頑張った。
色んな理屈を並べ立てて自分の正当性を主張しようとした。

もちろん、そこには弟者の意思なんかは微塵ほども考慮されていない。

弟者は頑張った。
露伴風に「だが断る」とか言ってみたが、ネタが理解されなくてなんだか悲しくなった。
自分の都合をなんとか取り繕ってみようとはしたが、すぐにボロが出てどうしようもなくなった。

どうしようもなくなってたら、なんだか口論するのも馬鹿らしくなってきて押され気味になってきた。

押され気味になってきたら、あぷーがここぞとばかりに畳み掛けてきて抗う気持ちが薄れてもうどうでもいい。

弟者は頑張った。

喋り尽くして喉がカラカラになるまで頑張った。
この頑張りは世界中の何者にも貶せない。むしろ弟者を褒めてほしいぐらい。

でも、でもでも。
あぷーに「男ならここで黙って首を縦に振ってさっさと行動するべき」と言われ、割とあっさり折れた。

それによって、今日付けで生まれようとしていた「あぷー>弟者」という強弱関係か確立してしまったけど気にしない。



452: ◆wUOiOOQQF. :10/13(土) 23:09 C6R8EGBD0

どうも、弟者です。
このクソ暑い夏の日々を、皆様はいかがお過ごしでしょうか?

私は元気です。
本日、久しぶりに外出というモノをしてみました。

青い空、白い雲。
久しぶりの空の下は、とても気持ちがいいものです。

(´<_` )「――という訳で、護衛する事になりました」

まあ、色々ありました。

頑張ったけど惨劇は回避できませんでした。
こんな調子じゃ夏休み中に積みゲー完全消化できるか微妙です。

しかも、久しぶりの外出なのですが。
自由気ままにブラブラと歩き回ることも出来そうにありません。

(*ノωノ)「弟者さん、どうしました?」

(´<_` )「ん? なんでもないさ。ただの独り言だ」

何故なら、今回の外出には目的があるから。
その目的こそが、彼女――あぷーの護衛です。正直しんどいです。

家を出て数分歩いただけですが、もう日光を浴びすぎて消滅してしまいそうです。



453: ◆wUOiOOQQF. :10/13(土) 23:10 C6R8EGBD0

道を歩き、ひたすら進む。
あぷーと歩調を合わせ、距離を開かないように気を配りながら。

……しかし、何故だろう。

けっこう可愛い女の子と並んで歩いてるのに、何のときめきも感じないのは。
そこいらを歩くカップルと自分達を比べてみてしまう俺は、果たしておかしいのでしょうか?

……まあ、俺にはよく分からん。分からんからどうでもいいや。

つーか、おかしいだろ。
俺じゃなくて、あぷーの方だって変だろ。

こんな時間帯から「護衛しろ」だなんて、頭おかしいだろ。
どこぞのお嬢様とかならまだしも、ごく普通の女子高生がそんな事言うなんてさ。

(´<_` )(疑心暗鬼の被害妄想も大概にしろっつー話だよな)

――なんて事を考えながらも、何も言わずに歩き続ける自分が何だか虚しいです。



454: ◆wUOiOOQQF. :10/13(土) 23:10 C6R8EGBD0

道を行き、歩道を通り。
曲がり角を曲がってみたり、公園を通過してみたり。
途中ですれ違った小学生らしき生物に「ヒューヒュー」とか言われてムカついたり。

どこに向かうわけでもなく、ひたすら歩く。

つーか、この女は一体どこに向かってるのだろうか。
行く場所も適当だし、いつまでも定着する感じがないし。

そう言えば、何も聞いてないな俺。
どこに行くとか、いつまで護衛すればいいかとか。そういう類の話は。

(´<_` )「なあ、あぷー。一体どこに向かってるんだ?」

だから。
思い切って聞いてみる事にしました。

(*ノωノ)「目的地、ですか?」

(´<_` )「ああ。そういう話は聞かされてないからな」

変わった表情は示さず、普通の調子で答えるあぷー。
この反応を見た限りでは、話しかけたらいけないとかいう事はないっぽいな、流石に。

これまでの扱いがあまりにもアレだったから、そういう事もあるのかなーとか思っちゃったよ。

(*ノωノ)「ないですよ。日が暮れるまで適当に歩き回るだけですから」

――でも、流石にこの答えはあんまりだと思う。マジいい加減にしろよコイツ。



459: ◆wUOiOOQQF. :10/17(水) 23:30 kvidK3QK0

切れました。
今回ばかりは流石に。

(´<_`#)「ふざけるな! 俺はお前の専属ボディガードじゃないんだぞ!?」

この世には「限度」というモノがあります。
それをわきまえているからこそ、通用する事柄というモノも存在します。

でも、今回はそうではありません。
限度も何もあったもんじゃありません。これではまるで奴隷です。

(´<_`#)「俺はもう帰る! こんなの時間の無駄でしかないねッ!」

だから帰ります。
怒ったからおうちに帰ります。

小学生みたいだと?
そんな言葉は聞き飽きたし、俺には関係ありません。

反論させる間も与えずに踵を返し、あぷーに背を向けました。

ええ、俺は「帰る」と言ったら帰りますよ。 by 流石弟者



460: ◆wUOiOOQQF. :10/17(水) 23:30 kvidK3QK0

そして。
家に帰ろうと、歩を数歩進める。

「お、弟者さん、待ってください! 困ります!」

それを止めようとする背後からの声。
そんなモノはもはや耳に入らないし、入っていても受け入れはしない。

さらに数歩。
出来るだけ早く、出来るだけ遠くへ。
そんな事を考えながら、半ば小走り気味に進んでゆく。

あぷーの声が再び聞こえたような気がしたが、関係ない。

もう気にしない、気にしたくもない。

時間を無駄にした上にフラグも何もナシ、とんだ骨折り損だった。
自分をそんな目に合わせた人物に対し、好意的に振舞う必要がどこにあるのだろうか。

無論、ある訳がない。
自分が礼を言われる事はあっても、こっちが相手に尽くす義理はないだろうから。

(´<_` )(……まあ、そこまで懸命に付き合った訳でもないけどさ)

まあどうでもいいや。疲れたし。



461: ◆wUOiOOQQF. :10/17(水) 23:31 kvidK3QK0

「……! 弟者さん、影が! 影が出ました!!」

気にしない。
あぷーの声が聞こえても気にしない。

何か言ってるけど、どうせアレも演技だろうと思い込んでおいた。

だから。
あぷーに関心がなかったから。
彼女に背を向けていて、そこで起こっている事に目が向いていなかったから。

「お、弟者さん! 変な女の人が出てきました! なんか怖いです!」

“それ”が近づいて来ようとも、気付ける筈がなかった。
気付くつもりもないのに、気付ける訳などある筈がなかった。

o川*゚ー゚)o「あれれ? なんだか取り込み中っぽいな。出るタイミング間違ったかな?」

そう。
地面から変な女が出てこようとも。
まるで這い出るかのように、ぬぅっと出てきたとしても。

あぷーに背を向けて、無視を決め込んでいる弟者が気付く訳がなかった。



465: ◆wUOiOOQQF. :10/22(月) 21:50 09CbxFst0

気付いてなかった。
だから、対処できる訳もない。

突然現れた女が何をしようと、知る訳もないのだから。

o川*゚ー゚)o「まあいいや。目標目標……っと」

女は呟き、1歩前へ出る。
あぷーとの距離が縮まり、手を伸ばせば充分届く距離となった。
手や足を使った物理的な攻撃なら、充分に届く距離――攻撃の射程内に。

(*ノωノ)「ち……近寄らないで下さいっ!」

それに合わせ、あぷーは後退。
突然現れた女に警戒して距離を取り、安全な間合いを保とうとする。

o川*゚ー゚)o「やっぱり警戒されてるねー。ひょっとして気付いてた?」

(*ノωノ)「……私の後をつけていたのはあなただったんですね」

o川*゚ー゚)o「あちゃー。やっぱり気付かれてたんだ、それ」



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